韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』全話ネタバレあらすじ感想・相関図キャスト,番人の正体/二花院(イファウォン)の秘密解説

  • 2023年11月28日

アマプラ配信の韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』(コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密)幽霊が出るとウワサの民宿を経営するヒロインのところにイケメン三人衆がやってくるキラッキラの時代劇。全18話です。

ちなみにコッソンビは「イケメンの士」という意味。

CineMag
ひとつ屋根の下で暮らすイケメンと美女。その裏でうごめくドロドロの権力闘争の対比が魅力!

作品情報・キャスト

あらすじ

ネタバレなしの感想

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

各話のネタバレあらすじ解説・考察

これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

感想を語る犬
果たして廃世孫イ・ソルや番人の正体はだれなのか!?

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』おもしろい!?(投票どうぞ)

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目次

韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』作品情報・予告映像

公開:2023/03/20〜2023/05/16
話数:全18話
原題:『꽃선비 열애사』英題『Romantic Guest House』
ジャンル:歴史・時代劇・恋愛・ヒューマンドラマ
監督:キム・ジョンミン
脚本:クォン・ウンミ/キム・ジャヒョン
放送:SBS
制作:スタジオS/アポロ・ピクチャーズ
配給:Amazon Prime Video

『コッソンビ熱愛史』あらすじ

ユン・ダノ(シン・イェウン)は亡き父の意思を継ぎ、宿屋の二花院を経営している。科挙を受ける青年たちを泊める宿だが、二花院には女の幽霊が出るとウワサが立ち、客は少ない。

ある日、ダノは武科試験を受けに街にきたイケメンのカン・サン(リョウン)が食事処に忘れた荷物を勝手に二花院へ持ち帰り、無理やり二花院に泊めさせた。

宿には心優しい青年・ユハや、賭博好きのお調子者・シヨルが泊まっている。ダノとイケメン3人の共同生活がはじまった。

いっぽう、街では王の命令を受けたチャン・テファらが廃世孫(王の後継の地位を追われた孫)イ・ソルを探していた…。

『コッソンビ熱愛史』相関図・キャスト

韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』相関図

©︎https://programs.sbs.co.kr/

ユン・ダノ役|cast シン・イェウン

ユン・ダノを演じる俳優シン・イェウン

ダノは女の幽霊が出るとウワサされる二花院の若き経営者。かなり気が強い性格。

シン・イェウンさんはNetflix『ザ・グローリー』では超いじめっ子の役でしたが、全然雰囲気が変わりますね。本作ではバツグンの透明度です。

シン・イェウン出演作:『A-TEEN』『デコピン一発が別れに及ぼす影響』『ユミの細胞たち2』『代理リベンジ』『ザ・グローリー』

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Netflix韓国ドラマ『ザ・グローリー』

カン・サン役|cast リョウン

カン・サン役の俳優リョウン

リョウンは科挙(武科)を受けにやってきた青年。武術の腕は一流だが、寡黙で女性に冷たい。

リョウン出演作:『18アゲイン』『リセット』『悪の心を読む者たち』

チョン・ユハ役|cast チョン・ゴンジュ

ユハは二花院で暮らす心優しい青年。羅州・チョン氏の一族の出で、父は元大監(テガム)のチョン・ユン。庶子(正妻以外の女性の子供)。

出演作:『オー!マイベイビー』『偶然見つけたハル』『キス・シックス・センス』

キム・シヨル役|cast カン・フン)

チョン・ユハ役の俳優チョン・ゴンジュ

シヨルは名家の庶子。科挙の勉強をしなければならないが、賭博など遊んでばかりいるお調子者。

出演作:『君は私の春』『二十五、二十一」』『シスターズ

その他のキャスト

ナ・ジュテク(ダノに使える女性)|cast イ・ミド(『18アゲイン』『ザ・ファビュラス』)

ユクホ(ユク・ユッコ/科挙に何年も落ち続けて二花院に居座り続ける男性)|cast イン・ギョジン(『椿の花咲く頃』『海街チャチャチャ』)

チャン・テファ(イ・ソルに恨みを持つ漢城府判官)|cast オ・マンソク(『ジャスティス』『愛の不時着』)

シン・ウォノ左議政|cast アン・ネサン(『ロースクール』『愛だと言って』『パンドラ 偽りの楽園』)

ファリョン(妓房・賭博場の富営閣(プヨンガク)経営者)|cast ハン・チェア(『ゴールデンスプーン』『恋慕』)

イ・チャン(朝鮮の王)|cast ヒョヌ

ユン・グナム(サンの同僚)|cast チェ・テファン(『キング・ザ・ランド』)

チェ・ジョンソ(チャン・テファの部下)|cast ソン・ジヒョク(SUPERNOVA)

ネタバレなし感想・海外評価

パク・ウンビン主演の『恋慕』(2021)とキム・ヘス主演の『シュルプ』(2022)をかけ合わせた感じです。

基本的にはシン・イェウン演じるヒロインとリョウンらイケメン三人衆がトラブルに巻き込まれる話ですが、権力争いによる積年の怨みなど伏線がしっかり描かれています。

特に、同じ宿で暮らすイケメン3人のうち誰が廃世子イ・ソルで誰が殺し屋の番人なのか判明していく過程はサスペンス・ミステリーとしても最高です。

恋愛だけのドラマは苦手という人でも楽しめるでしょう。

感想を語る犬
剣で戦うアクションシーンもアクロバティックでなかなかの見応え。
おすすめ度 80%
王朝時代の世界観 84%
ストーリー 75%
IMDb(海外レビューサイト) 9.1(10点中)

※以下、Amazon Prime Video 韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』のストーリーネタバレありなので注意してください!

韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』ネタバレ感想・評価

アマプラ配信の韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』の評価は86点。
シネマグ
ほのぼの恋愛劇かと思いきや、裏では廃世孫の暗殺で血しぶきが上がるバトルが勃発している対比が面白いです。

宿の離れにいる幽霊の謎や、過去の権力争いの真実が徐々に明らかになっていく過程もサスペンス的に楽しめます。

何より、同じ屋根の下で暮らすリョウン、カン・フン、チョン・ゴンジュの関係が後半になるにつれて判明していく過程がスリリングでおもしろい。

誰が廃世孫イ・ソルで、誰が廃世孫を守る番人なのか!?

ミスリードがすごくうまくて物語に引き込まれました。特に第10話で番人の正体がわかったときはびっくり仰天。サスペンスとしておもしろいです。

さらに剣による殺陣アクションは派手で見応えがあります。

ヒロインの恋愛自体は純情なものですが、妓房(芸事や性接待をする)なども出てきてわりと大人向けの雰囲気です。

まとめると恋愛以外の要素もしっかり掘り下げられていて見ごたえのある良作です。

1話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

13年前

父を亡くした幼いダノは、逃げ出した廃世孫(ペ・セソン)のイ・ソルをかくまっていた。イ・ソルも両親を殺されたらしい。2人は再会を約束する

現在

ダノが経営する宿・二花院(イファウォン)には幽霊が出るというウワサがあり客があまりこない。

ダノは、金持ちだがブサイクの男性・オンに迫られていたところをシヨルに助けられる。しかしシヨルは妓房(キバン/娼館のような場所)で無銭飲食をしていたために役人に捕まってしまった。

ダノは科挙を受けるために町に来た青年カン・サンが食堂に忘れていった荷物を、勝手に二花院に持ち帰る。ダノはやってきたカン・サンを言いくるめ、いつもより高い料金で泊めた。

いくあてのないシヨルが二花院にやってきて、「泊めて欲しい」という。

二花院のルールは1つだけだ。決して離れには行かないこと。シヨルは幽霊の話は本当だったと考えてビビる。

サンとユハは、ユハの家の下女が妓房・富営閣(プヨンガク)から追い出されたのを見る。彼女は「赤ちゃんが借金のカタに連れ去られ妓房にいるから助けてほしい」と話した。

サン、ダノ、ユハ、シヨルは富営閣に侵入して男たちを倒し、無事赤子を救出して女性のもとに返した。

エピソード1の感想

サンの正体がイ・ソルなのでしょうか?気になりすぎますが第1話では何もわかりませんでした。

感想を語る犬
サンがハシゴから落ちたダノを助けたと思ったら地面に捨てたシーンが爆笑でした。

2話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

8年前

逃げ延びていた廃世子イ・ソルは役人のヒョンたちに見つかる。そこへ黒づくめの剣士が現れてヒョンたちを殺し、イ・ソルを助けた。

やってきたチャン・テファは息子・ヒョンが死んでいるのを見て怒り狂い、剣士に向かっていくが敗れた。それ以来、テファはイ・ソルを見つけて復讐することに執念を燃やす。

現在

二花院に富営閣の男たちがやってきて「借金を返せという」。しかしダノには覚えがない。

チャン・テファと元尚膳のノ・ソンギルたちも二花院にやってきて怪しい人間がいないかたずねた。ダノはいないと答える。

ダノは富営閣のチャン・テファに会いに行く。

テファは「お前の父が苦学生のためにした借金で、お前の姉と俺の息子が結婚したらチャラにしてやろうと思った。しかし姉は病気だと言って約束を断った」と話した。

シヨルがボクシルという犬を拾ってくる。ダノは昔飼っていた犬もボクシルだったと言う。

朝鮮王イ・チャンの息子が誕生した。しかしシン・ウォノ左議政は、王の妻・パク貴人が出産で男の子を産んでおらず、代わりを用意したのではないかと考える。

ダノは金に困っていることを聞きつけて求婚をしてきたオンを公衆の面前で拒絶した。

オンは部下を連れてダノの家にやってこようとするが、待ち構えていたサンがオンを殴り「二度と来るな」とおどす。

ついに科挙の武科試験がスタートした。サンは凄腕の武術を見せ、順調に課題をクリアしていく。

ダノはチャン・テファに会いに行き「イ・ソル(玉塵)を見つけたら借金を帳消しにしてくれ」と交渉する。あとをつけていたサンはそれを見て驚いた。

エピソード2の感想・考察

シネマグ
ダノの病気の姉が離れにいる幽霊の正体でしょうか?

ダノがイ・ソルを探す流れにサンたちがどう対抗するのかが今後の見どころです!

3話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

ダノはノ・ソンギルからイ・ソル(玉塵)の母で死んだ廃嬪(ぺビン)のかつての部下・モクセが果川にいると聞いて1人で探しに出かける。心配したサン、シヨル、ユハたちもついてきた。

ダノはモクセと会い、廃世孫イ・ソルの足首には赤い斑点があると聞き出す。

バンヤという、もともと両班の女が富営閣(プヨンガク)の妓生(キーセン)になるためにやってきた。

左相シン・ウォノは部下にパク貴人の尚宮(サングン/付き人)を探すよう命じる。王の子の秘密を探るためだ。

ウォノはチャン・テファに「イ・ソルの番人(凄腕の剣士)を殺すのはいいがソルは殺すな」と言った。

ダノは街で足首に赤い斑点がある士人を探す。借金を返せず二花院を取られるとチャン・テファの息子・ヒョンの許嫁だった姉の秘密が明らかになってしまうからだ。

二花院で昼寝をしているサンの足袋を脱がそうとするが、おきたサンに不審に思われる。

サンやユハ、シヨルの3人は富営閣のファリョンに会い、ダノがイ・ソルを探していることを聞き出した。

サンはダノに命が惜しければ探すなと忠告する。

ダノは街の子供から手紙を渡される。「イ・ソルを探したいなら南山の廃墟に来い」と書いてあった。夜に1人でその場所へ行くと首に刀を向けられる

エピソード3の感想・考察

確定はできませんが流れから察するに、サン、ユハ、シヨルのうちの誰かがイ・ソルで、もう1人がソルを守る番人という図式です。

サン、ユハ、シヨルの3人はもしかしたらグルなのかもしれませんね。初めて会ったフリをしているとか。

感想を語る犬
ダノの姉の秘密も気になります。ミステリー要素強めで面白いですね!

4話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

南山の廃墟でダノに刀を向けたのはサンで、シヨルとユハもいた。3人はダノに廃世孫イ・ソル探しは危険だからやめろと忠告する。しかしダノは聞かない。

サンたちは仕方なくダノのイ・ソル探しに協力すると言った。4人は廃世孫を探す訪雪団(パンソル)を結成。

夜、シヨルは離れで白い服の女を見つける。ユクホから「離れには死んだダノの姉ホンジュと父親の位牌しかない」と聞かされて驚いた。

ユハは母の危篤を聞いて駆けつけるが、母は庶子であるユハではなく賭博ばかりしている兄・ギルジュンの名を呼ぶ。

ユハはモクイン会の密会所へ行き、庶民でも書が読めるように漢文をハングルになおしていた。

朝鮮王イ・チャンはパク貴人が抱いている赤子が自分の子ではないと知っていた。

ダノはイ・ソルと仲の良かった錦零大君のかつての家来・オクブンをたずね、ファリョンが錦零大君に仕えていたと聞き出した。ファリョンは本物のイ・ソルは竜の家宝を持っていると言う。

サンは夜にソンギルをたずね、この街から出ていけと脅す。チャン・テファたちがやってきた。サンは逃げる途中でテファの弓で肩に傷を受ける。

サンは街まで逃げ、ダノの前で倒れた。ダノは御輿(みこし)を引きとめて、その中にサンと一緒に隠れた。しかしテファとその部下に囲まれる。

シヨルはある男から荷物を預かった。ある男はシヨルを殿下と呼んだ

エピソード4の感想・考察

流れ的には、サンが番人シヨルが廃世孫イ・ソルなのでしょう。それにしてはサンがシヨルに冷たすぎるので、2人は離れ離れになって再会したけど顔がわからない…みたいな感じなのかな?と勘ぐっちゃいます。まあ単に芝居なのでしょうけど。

面白い展開になってきました。

5話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

チャン・テファがダノとサンが隠れている御輿(みこし)の中を見る寸前に矢が放たれてきた。チャンたちは矢を放った人物を追う。ダノはほっと胸を撫でおろした。

ダノは二花院に気絶したサンを運び込む。毒矢だったがシヨルが解毒した。

翌日、なんとかサンは目を覚まし、少しずつ回復していく。

ユクホはお手伝いのジュテクが好きで、家事を手伝ってアプローチしていた。

チャン・テファはパク貴人から「番人を探したいなら左相シン・ウォノを裏切れ」と言われる。

ダノは離れにいる姉(幽霊の正体)にご飯を運ぶ。姉は二花院が取られないようダノが頑張っていると知り「守ってくれとは言ってない」と強がった。姉は死んだ婚約者を思い泣いた。

ユハはモクイン会のピルやヒソンを連れて、資金を出してくれる後援者に会いに寺へ行く。御輿の中で姿を見せない女性から活動資金として大金をもらった。

ユハに金を渡したのは左相シン・ウォノの命を受けたファリョンだった。

そんな中、賭博をしていたシヨルがチャン・テファに捕まる。テファは番人を誘き出そうとしていた

エピソード5の感想

シヨルの顔が急に引き締まってカッコよくなりましたね。彼が廃世子イ・ソルで決定かな?

でもサンを助けるために矢を放った人物の正体もわかりませんし、どんでん返しもありそうですね。

6話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

チャン・テファはシヨルの足に焼けた鉄を押し付ける。しかしシヨルは「私はイ・ソルではない」としか答えなかった。

ダノはチャン・テファにサンが番人だと教えようか迷う。いったん二花院に帰ったダノはサンに動揺を見抜かれ、「池に母の形見の指輪を落としてしまった」とウソをついた。

サンは仲間からシヨルの危機を聞いてチャン・テファのもとへ。遠くから弓を引こうとするが傷のせいで力が入らない。

二花院を手放すことを決意したダノがやってきた。サンとダノは一緒に弓を構えてチャンの近くに矢を放った。

そこへシン・ウォノ左相がやってきてシヨルを連れて行く。表向きの父キム・ホンイク大監がシヨルを引き取りに来たので釈放された。

サンたちはチャンの部下に追われて逃げ、祠(ほこら)で一晩を過ごした。

サンは池でひろった魚の水差しをダノに渡す。それはダノと父の思い出の品だった。

イ・チャン王は女官がイ・ソルを信奉する木人(もくじん)会の冊子を持っていたのを見て、大妃のまえでその女官を斬殺した。

ユハは橋にダノを呼び出して靴をプレゼントしようとするが、ダノから母の危篤を知らされて急いで向かう。ユハの前で母は「血がつながっていないからこの家と縁を切ってくれ」と言って死亡。

ダノ、サン、シヨルはユハをかわいそうに思い、一緒に酒を飲む。ユハは家から財産として渡された箱に、二つの印のついた牙の装飾があるのを見る。

ダノと姉のホンジュ、ジュテクは朝早く二花院を去ってしばらく寺で過ごすことに。ユクホがサンやシヨルたちにそのことを伝える。

二花院をゆずるという手紙を受け取ったチャン・テファは、ダノが番人の正体を知っていると確信し、彼女をとらえに寺へ行く。黒い頭巾をかぶったサンが助けに来た。

エピソード6の感想

ユハが義兄に「葬式までいさせてくれ」と言って土下座するシーンが泣けましたね。

廃世子イ・ソルを王位につけようとする勢力が木人会(もくじん/もくいん)だと判明しました。サンもシヨルも正体がほぼバレているのに明言をひっぱるということは、もしかしてサンがイ・ソル説もワンちゃんあるのか?

7話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

サンがチャン・テファと部下を足止めしている間に、ダノたちは抜け道から逃げた。チャンたちにつかまらないよう果川へ向かう。

サンはチャンたちに追い詰められるが、黒づくめでそでに赤い帯を巻いた剣士がやってきてチャンたちを圧倒する。サンと共闘してチャンの部下たちを全員たおして逃げていった。サンもその場を去る。

次の日、ユハは「ダノを助けにきたのはお前だな」とサンに話す。

二花院にバンヤがやってきて、「父は今の王に反対して首を切られたイム・ジグクだ」と話す。サンはその名を聞いて動揺した。

サンはチャン・テファに呼び出されて「凄腕の剣士が所属する六人会に入らないか?」と誘われるが、断った。

チャンはパク貴人に「大妃が番人の資金源になっている」と知らせ、スパイを送り込ませる。

シン・ウォノ左相はソンギルに金を渡し、現王に対抗する勢力にくわえた。

半月後、シヨルとユハはダノが逃げている果川へ。ダノとホンジュとジュテクは質素な暮らしをしていた。

シヨルが歌を口ずさむと、ホンジュが動揺してどこで聞いたのかとたずねた。シヨルは「むかし旅人から教えられた」と言う。

シヨルはホンジュを好きになり花を渡す。しかしホンジュは婚約者を失った過去の苦い思い出から花を床に落とした。

ユハとシヨルは三韓秘記という本(今の王への謀反の書)を読んだ人々がみんな処刑されるために連れて行かれたのを見て動揺する。

ダノは子供の頃に受け取った竜の輪図の片割れが縁側に置かれているのを発見。ダノが持っているもうひとつの輪図は、幼い頃に廃世子をかくまった際にゆずり受けたものだ。サンが1人でやってきて、「君がいたからあのときに寺に助けに来た」と話す。

ファリョンはユハを呼び出してユハの本当の父からの遺志(生前の目的や志を記した書物)を渡した。

ユハは木人会を裏で支援しているシン・ウォノ左相に会う。ウォノはユハに深々と頭をさげ、「王座を望んでおりますか?」とたずねた。

エピソード7の感想・考察:だれが番人なの?

サンがチャン・テファたちに負けそうなときにきた手に赤い帯を巻いている剣士は誰でしょう。一時的にダノのもとを離れていたユハが怪しいです。

ただ、サンとユハの会話から察するに2人はお互いの正体を知らないよう。

しかもダノが住む家に竜の輪図を置いたのがサンなら、彼が廃世子イ・ソルの可能性もまだあります。

ウォノがユハに頭を下げているのを見ると、アレっ?彼が廃世子?

感想を語る犬
こうなってくるともう誰が番人で誰が廃世子なのかわかりません(笑)。

8話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

シン・ウォノ左相はユハに「あなたは高貴な方だ。私を利用して王座についてくれ」と頼む。ウォノは現王のパク貴人の子供が王の実子でないことも話した。

ダノはチャン・テファに捕まって首を絞められ、十数年前に逃げた廃世子から輪図をもらったことを話してしまう。輪図はテファに取られた。

ユハが木人会の資金をチャン・テファに渡し、ダノを解放させた。二花院も返してもらうことになり、ダノとナ・ジュテクが帰ってきた。

姉・ホンジュはダノに迷惑をかけないために寺に入ることにする。

シヨルは寺へ行き、ホンジュに「二花院へ帰ってきてくれ」と言った。

ユハは、木人会のキム士人が禁書(王への反逆の書)を持っていたため処刑されるのを見て言葉をつまらせる。

ダノはサンに、「イ・ソルの番人としてでなく、自分を守ってほしい」と約束させた。十数年前の父の葬儀でイ・ソルが犬小屋に隠れていたことを話す。

ダノはサンがバンヤの水揚げ(妓生と初夜を共にする)をしたと聞いて嫉妬した。サンがダノの誤解を解く。サンは賭博場で男にいちゃもんをつけられ、サンに助けられる。サンはダノをかばって殴られて右肩をケガした。

科挙の殿試(本試験)が始まり、サンはケガをしていながらも合格。王イ・チャンから望みをかなえると言われ、「内禁衛(ネグミ/王の護衛軍)になりたいです」と言う。

シヨルとユハ、そしてユクホも筆記試験を頑張っている。

ダノはサンの部屋で禁書・三韓秘記を見つけた。ページのはしに、犬小屋で小さな少女と子供が歩み寄っている絵が書いてある。十数年前の自分とイ・ソルだ。

試験から帰ってきたサンはダノに「俺がイ・ソルだ」と告白。ダノはおどろいた。

エピソード8 考察:イ・ソルの正体判明!

シヨルがイ・ソルで、サンは番人と思わせておいて、やっぱりサンがイ・ソルだった!と判明。

また、ユハがファリョンからもらった実父の遺志(生前の思想を記した書物)は世子のものだと判明したので、ユハはイ・ソルではないものの、王位継承権を持つ廃世子の1人だということになりますね。

ユハとサンは兄弟もしくは異母兄弟なのかも

おもしろい展開になってきました!

ちなみに富営閣(プヨンガク)でサンに殴りかかる士人役で『離婚弁護士・シンソンハン』のジュン弁護士役のハン・ウンソンが特別出演してましたね。ハン・ウンソンは『サムダルリへようこそ(2023)』にも出演!

9話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

先日ダノが暮らしていた家に竜の模様の輪図(りんず)を置いたのもサン(イ・ソル)だった。

ダノはサンの正体がイ・ソルだという事実に驚きながらも、みんなの前では平静を装っていた。ユクホたちがサンが科挙に合格したことを喜ぶ。

ダノはサンがイ・ソルであることを隠して辛い人生を歩んできたと思い、彼の右腕の治療をしながら涙を流した。サンはダノを抱きしめる。

サンは「内禁衛(ネグミ/王の護衛軍)になって父を殺した現王を断罪する」と言う。ダノは危険だからやめてと言うが、サンの決心は固い。

ホンジュが寺から戻ってきた。ダノやシヨルは喜ぶ。シヨルは「私も君と同じように自由に生きてこれなかった」とつぶやく。

チャン・テファはユクホを呼び、「イ・ソルを見つけたら官職を用意してやる」と言った。

ダノはサンを逃すために清(しん/中国)への船を手配した。スパイであるバンヤがチャンに報告する。

ユハはファリョンに「錦零大君(クムリョンテグン)の奴婢だと思っていたら元大監チョン・ユンの庶子として生きることになり、かと思えば世子の隠し子だった」と話す。ユハはファリョンに母を知らないかとたずねた。ファリョンは動揺しながら知らないと言った。

大妃はソンギルに番人養成所に資金を運ぶよう指示。

左相シン・ウォノはユハに「イ・ソルのふりをして王座についてくれ」と言う。

ウォノはイ・ソルの顔を唯一知るソンギルに金を渡し、「ユハがイ・ソルだと宣言してくれたら王座が変わったあともおまえの命を守ってやる」と言った。

サンは同僚のユン・グナムと共に、内禁衛の上司に富営閣(プヨンガク)で酒を飲まされ酔い潰れる。シヨルが様子を見にくるが、バンヤがサンを寝かせたのを見て去っていった。

バンヤはサンの足に赤い斑点があるのを見て不審に思う。

チャン・テファから情報を聞いた王がダノを王宮に呼び出して輪図(りんず)を見せる。ダノはあからさまに動揺した。

王はダノがイ・ソルの正体を知っていて隠していると確信し、ダノの首を絞める。そばで見ていたサンは怒りに震えた。

エピソード9 感想・解説

ユハは死んだ世子イ・ピョン(イ・ソルの父)の隠し子ということですが、流れ的にファリョンが母親なのでしょう。切ない親子関係がここにも!

サンとユハは異母兄弟の関係です。

そしてイ・ソルであるサンも番人の正体を知らないという衝撃の事実が判明。知らないんかい!

シネマグ
これは実はシヨルがイ・ソルの番人だというどんでん返しがありそうですね。

シヨルは「辛い人生を歩んできた」っぽいこと言ってましたし、富営閣(プヨンガク)でサンが酔い潰れたときに突然そばにやってきたのも怪しいです。

もしくはユクホか?

あと、ソンギルはサンがイ・ソルだと初めから知ってたけど、サンに向かってイ・ソルだと言ったら番人に殺されるから知らんぷりしてたんですね。

そしてユハがサンのフリをして王座を狙うおもしろい展開に!続きが楽しみです。

10話ネタバレ『番人の正体が判明!』

ダノは王に「小さい頃に子供の廃世子を助けただけだ」と言う。

王は「きみの父ユン・ウォンから学問を教わった。これからときどき顔を見せてくれ」と言う。ダノでイ・ソルを誘き出すことができると考えたのだ。

宿に帰ったサンはダノに心配そうな表情を見せる。ダノは「胸が高鳴る」と本心を口にした

サンは王と真剣で稽古して相手の剣を落とし、「真剣なら死んでましたよ」と言う。

シヨルはホンジュと一緒に酒を飲み、二花院の良い評判を流す。チャン・テファはホンジュの姿を見て、息子の許嫁に似ていると思った。

科挙の結果が発表され、ユハだけでなくなんとユクホも合格。ダノたちは喜んだ。

ダノは王に呼び出され、一緒に囲碁をする。

ダノは深酒をしてサンにキスをした。

チャンの部下たちはサンの同郷の友人を脅した。そしてサンが養子だと知る。

サンはその友人に呼び出されたと思ったら、チャンの部下に囲まれた。サンが廃世子イ・ソルだと確信しているようだった。

番人が現れてチャンの部下を皆殺しにする

サンは顔を見せろと番人に命令。なんとシヨルだった

10話の感想・解説

シヨルが番人っぽい予感はしたのですが、実際に布を取ってシヨルだったときは驚きとカタルシスがありました。まさに最高のシーン!

感想を語る犬
まさかコメディ担当で体が弱いシヨルが本当に番人だったとは…サスペンスとしてもすごいおもしろいですね。

正体を明かしたシヨルは無表情でした。これまでサンに影ながらつきまとって人を殺しまくり、心を無くしているのでしょう。でもみんなの前では明るいキャラを演じてます。切ないヤツですね。

11話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

サンは番人の正体がシヨルだったことにおどろきながらも、これまでと同じように接するようにと言う。

サンは「俺に何かあったら二花院のみんなを守ってくれ」とシヨルに頼んだ。

ダノは酔ってサンにキスををしたことについて「なかったことにはしない」と言った。

サンはバンヤの父がイム・ジグクという元官人で、自分を守るために尽力して死んだと聞いて申し訳ない気持ちになった。

バンヤはチャン・テファとファリョンの会話から足に赤い斑点のあったサンがイ・ソルだと勘づく

ユクホはユハが持っていた本の犬小屋の落書きからダノが昔に廃世子を救った話を思い出し、サンがイ・ソルだと気づいた。そして「二花院のために出ていってくれ」と頼んだ。

王はダノを内禁衛(ネグミ/王の護衛軍)に襲わせればイ・ソルが現れると考え、街を歩くダノに内禁衛を仕向ける。

内禁衛のサンはあらかじめその作戦を知っていたので、番人であるシヨルにダノを襲わせるフリをして、シヨルと内禁衛を戦わせた。

サンはそのすきにダノと一緒に逃げた。サンはダノをぎゅっと抱きしめ、熱いキスをする

11話の感想・解説

サンのまえでマスクを取ったシヨルの目の焦点があってない感じが狂気的で最高でした。目が死んでます。この演技でカン・フンさん好きになりました。

そしてシヨルはみんなの前では相変わらずおどけてます。変わり身がすごい。切ないキャラですね。ホンジュと結ばれて幸せになってほしい。

ハラハラとふる雪をバックにしたサンとダノのディープキスも素敵でしたね。

12話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

サンはダノに「王には番人におそわれたと言え」と指示する。

ダノは王に会い、サンの言う通り廃世子の護衛武士キム・チウン(サンによく会いにくる人物)の情報をしゃべった。

王はキム・チウンを探させる。

ユクホはダノに「イ・ソルであるサンがいるとみんなの命が危ない」と忠告。サンはユクホに「ダノがあぶなかったら俺のことを密告しろ」と言った。

バンヤは足首に赤い斑点のある人物を見つけたとダノに相談する。

二花院に内禁衛のユン・グナムがやってくる。ダノを守るよう命令を受けたらしい。

チウンはイ・ギョム(ユハの本名)に会い、彼がイ・ソルと嘘をついて木人会を蜂起しようとしていると知る。

チウンはギョムの反乱について二花院に手紙を投げ入れるが、手違いでユハが読んでしまう。ユハはイ・ソルの正体がサンだと知って驚いた

サンはユハを尾行して顔の布を取り、彼が木人会の長で、イ・ソルを名乗って革命を起こそうとしていると知った

エピソード12の感想・解説

シヨルはホンジュに連れられて彼女の元婚約者チャン・ヒョン(チャン・テファの息子)の墓に行きましたが、考えてみたら番人のシヨルが彼を殺したんですよね。シヨルとホンジュは最悪な出会いなのです(ドラマとしては最高ですが)。

この先、シヨルとホンジュはそのことを知って苦しむのでしょう。サンよりシヨルに感情移入してしまいます。

サンがダノに会いたいときは猫の鳴き声を出して呼び出すのが笑えました。ふたりともすっかりバカップルですね。

13話・14話ネタバレ『コッソンビ熱愛史』

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最後のまとめ

Amazon Prime Video独占の韓国ドラマ『コッソンビ熱愛史』は悲劇的な人生と運命の恋愛が交錯するラブロマンス時代劇の良作。

恋愛だけでなく、廃世孫イ・ソルは誰なのか?のサスペンスパートや戦いのシーンにもかなり力が入っているのが素晴らしいです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。レビュー終わり!

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