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映画『ブレット・トレイン』ネタバレ感想/日本かぶれブラピが新幹線で大暴れ!あらすじ解説

映画『ブレット・トレイン』(Bullet Train)。東京から京都まで超スピードの新幹線で殺し屋たちの歯車が狂っていくアクションエンターテインメント大作!

CineMag
禅にハマったお茶目なブラピが、新幹線で礼儀正しく殺し屋とバトルします

作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・評価幸運と不運の禅的メッセージ考察ストーリーネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに徹底レビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

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映画『ブレット・トレイン』作品情報・キャストと演技の印象

公開・制作国・上映時間:2022/09/01(アメリカ・スペイン・日本)126分
原題:『Bullet Train』
ジャンル:アクション・コメディ
監督:デヴィッド・リーチ
脚本:ザック・オルケヴィッチ
原作伊坂幸太郎 著「マリアビートル」
撮影:エリザベート・ロナルズドッティア
音楽:ドミニク・ルイス

ちなみに伊坂幸太郎の原作小説『マリア・ビートル』と設定や大まかな展開は同じもののほぼ別物。映画版はラストが大きく異なります。

感想を語る犬
原作をすでに読んでいる人も楽しめること間違いなしです!

デヴィッド・リーチ監督

元スタントマンで、アクション演出の第一人者。『ジョン・ウィック』の共同監督で、 『ワイルド・スピード スーパーコンボ』、シャーリーズ・セロンの『アトミック・ブロンド』、『デッド・プール2』の監督を務めました。

オヤジアクション傑作『Mr.ノーバディ』や、Netflixオリジナル映画『KATE/ケイト』(本作と同じく日本が舞台のヤクザ映画)のプロデュースにも参加しています。

近年のアクション映画になくてはならない最重要人物です!

登場人物・キャスト紹介

登場人物キャスト・出演作
レディバグブラッド・ピット

(『セブン/SE7EN』『スナッチ』『ワンスアポンアタイムインハリウッド』『アド・アストラ』『ザ・ロストシティ』)

プリンスジョーイ・キング

(『ザ・プリンセス』『ホワイトハウス・ダウン』『キスから始まるものがたり』Netflix『イン・ビトウィーン』)

タンジェリンアーロン・テイラー=ジョンソン

(『キック・アス』『TENET』)

レモンブライアン・タイリー・ヘンリー

(ドラマ『アトランタ』『ゴジラvsコング』)

エルダー(木村の父)

元ヤクザの幹部。

真田広之

(『たそがれ清兵衛』『ラストサムライ』『アーミー・オブ・ザ・デッド』『モータルコンバット』『ジョン・ウィック: チャプター4 』)

木村雄一

プリンスに息子をビルから突き落とされた暗殺者。

アンドリュー・小路

(『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』)

ホワイト・デスマイケル・シャノン

(『シェイプ・オブ・ウォーター』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』)

マリア・ビートルサンドラ・ブロック

(『オーシャンズ8』)

ホーネットザジー・ビーツ

(『デッドプール2』『JOKER』,Netflix『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』)

新幹線の車掌マシ・オカ
新幹線の乗務員福原かれん

(『スーサイド・スクワッド』カタナ役)

ネタバレなし感想・あらすじ・海外評価

映画『ブレット・トレイン』のブラッド・ピットと主要キャスト

©︎ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

あらすじ:マリア・ビートル(サンドラ・ブロック)から指令を受けた不運な殺し屋・レディバグ(ブラッド・ピット)。東京から京都駅の新幹線に乗り込み、汽車のシールが貼られたブリーフケースを盗むだけの簡単な仕事のはずだった。荷物置き場であっさりブリーフケースを見つけたレディバグだったが、次の駅で降りようとすると偶然にもレディバグに恨みを持つ殺し屋・ウルフが乗ってきて乱闘になる…。

デヴィッド・リーチが監督なだけあってアクションエンタメとして完成度が高い!

偶然が折り重なりそれぞれの計画が狂っていく流れも見どころ。

登場人物同士のシュールな会話劇も魅力です!

現実味のあるアクション映画が好きな人には向いてないかもしれませんが、一見の価値はあります!

海外では一般の視聴者からは支持され、批評家の評価は微妙な感じ。

確かに脚本や展開が絶妙というほどではなく、ところどころツギハギ感もありますが、アクションコメディなので個人的にはそこまで気にならなかったです。

おすすめ度80%
シュールな世界観85%
ストーリー82%
Filmarks3.8(5点中)
IMDb(海外レビューサイト)7.5(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)批評家 54%

一般の視聴者 76%

メタスコア(Metacritic)49点(100点中)

※以下、『ブレット・トレイン』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『ブレット・トレイン』ネタバレ感想・評価

シュールとアクションの融合

映画『ブレット・トレイン』の登場人物たち

©︎ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

『ブレット・トレイン』の評価は75点。
シネマグ
ブラピが過激なアクションに身を委ねながら、禅の教えを説いていくシュールな雰囲気が素敵。

日本が誇るスマートトイレではしゃぐブラピはもう金輪際みられないでしょう(笑)

個性的な殺し屋たちが新幹線上で予想外バトルを繰り広げるアクション大作でありながら、シュールなコメディ要素もあり、さらにストーリーの根底には禅的なメッセージがある唯一無二の作品でした。

感想を語る犬
特に終盤から新幹線が京都の街に突っ込む怒涛のラストは文句なしに最高。

ただ、序盤から中盤にかけては「降りたいけど降りられない。と思ったらコイツ死んでる…」みたいな茶番劇が続くので、やや中だるみ感があったように思います。

また、新幹線もそんなに長くないはずなのに動き回っている殺し屋同士がそこまで鉢合わせしないのも実写だとちょっと不自然です。プリンスとか終盤とこにいたのでしょうか…。

全体的には、伊坂幸太郎の原作小説『マリア・ビートル』の軽妙な雰囲気と、ガイ・リッチー監督の『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』など時系列シャッフル偶然エンタメを掛け算したような映画でした。

(ブラピは『スナッチ』にも出てますし。)

まさかのあの大スター登場!

ブラピ演じるレディバグはなんと、ライアン・レイノルズ演じる暗殺者カーバーが腹痛欠席した代理で仕事をしていた!

ライアン・レイノルズの顔が回想シーンで一瞬だけ写ります。

感想を語る犬
レイノルズの表情(笑)。一瞬見ただけで「コイツは絶対悪くて面白いやつだ」とわかりますw。

これほど効果的なカメオ出演は珍しいと思いました(笑)。

実はデヴィッド・リーチ監督/ライアン・レイノルズ主演の『デッド・プール2』にブラピが一瞬だけカメオ出演しているんですよね。

シネマグ
今回はその反対にライアン・レイノルズがカメオ。カメオ返しですね(笑)

ブレット・トレイン考察(ネタバレ)

禅が説く幸運と不運

本作は最強の不運を持つ『ダイ・ハード』のブルース・ウィルスみたいなレディバグ(ブラピ)と、幸運に守られたプリンスの対決がひとつのテーマになっていました。

禅にハマっているレディバグはしょっちゅう禅の教えを口にしています。

殺し合いの最中に禅を持ち出して非常にシュールな雰囲気になっていますが、ラストのセリフの悟り具合で、この弾丸列車での修行があながち無駄ではなかったとわかるのが面白いです。

ラストで「運が良い悪いは見方によって違ってくる」と悟ったレディバグ。

禅問答の非風非幡(ひふうひばん/旗を眺め、動いているのは風なのか旗なのか?揺れているのはあんたたちの心だ)に通底するものがあります。

不運か幸運か?揺れ動く禅問答的な問いに全身全霊のアクションで応えたのが本作なのでしょう。

感想を語る犬
おちゃらけつつ、ちゃんと禅的なメッセージが伝わってくるのが素晴らしいですね。

殺し屋たちの銀河鉄道の夜

死にゆく人たちが乗り込む列車…。

『ブレット・トレイン』を見ながら宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』が心に浮かびました。

殺し屋たちがバトルしながら大切な何かに気づいて悟っていく…。これは『銀河鉄道の夜』のブラピ版ですね(笑)。

もちろん原作者の伊坂幸太郎やアメリカ人のデヴィッド・リーチ監督が『銀河鉄道の夜』をモチーフにしていたかは不明ですが、死の列車に乗り込んで人生を悟るメッセージが似ていると思いました。

映画『ブレット・トレイン』ネタバレあらすじ解説

ブリーフケースとプリンス

タンジェリンとレモンの暗殺者チームは、ホワイト・デスという日本ヤクザ組織のボスからの依頼で、敵対組織に拘束された彼の息子を救出し新幹線に乗り込んでいました。回収した身代金をブリーフケースに入れて荷物置き場に置いています。

しかし気づくと、ブリーフケースはなくなり、窓際に座っていたホワイト・デスの息子は目から血を流して死んでいました。

タンジェリンとレモンは焦って犯人とブリーフケースを見つけるため、新幹線中を探します。

一方レディバグは乱闘の末、ウルフを殺害。バーの横でくつろいで寝ている姿勢にして放置します。金の入ったブリーフケースはバーのゴミ箱に隠しました。

日本の殺し屋の木村雄一は、息子をビルから突き落として意識不明の重態にしたプリンスに呼び出されて新幹線に乗り込みました。しかしプリンスが若い女性だとは知らずに騙され、スタンガンを受けて拘束されてしまいます。

プリンスは木村に「息子の病院に手下がいる。殺されたくなかったら私の指示に従え」と言います。彼女は木村を使ってホワイト・デスを殺害したいようです。

タンジェリンにホワイト・デスから電話が入ります。「次の駅で一旦降りて、部下にブリーフケースと息子の生存を確認させる」と言われます。両方ないので焦りました。

タンジェリンはレディバグを見つけて戦います。次の駅になり、一旦休戦してホワイト・デスの部下の前でブリーフケースがあるふりをしようとします。

しかしレディバグが偽ケースの中身をぶちまけてしまい、嘘がバレてしまいました。2人はドアが閉まる寸前に列車内に逃げ込みます。

タンジェリンの死・エルダー登場

レディバグは次の駅でタンジェリンを新幹線から締め出します。

しかしタンジェリンは新幹線に飛び乗り、フロントガラスを割って入ってきました。

一方、レモンはプリンスと木村を見つけ、機関車トーマスで学んだ教訓を生かして木村を撃ちます。

レモンはプリンスも怪しいと思いますが、薬入りのペットボトルの水(レディバグが薬を混入)していたを飲んでしまい倒れてしまいました。

プリンスがレモンを撃ち殺します。

一方、レディバグは着ぐるみを着ていた殺し屋・ホーネットに注射器で毒を打たれます。しかし彼女にも注射器を打ち返し、血清を奪って助かりました。

ホーネットは目から血を流して死亡。ホワイト・デスの息子を殺したのは彼女だったのです。

タンジェリンはトイレに放置されていたレモンを見つけ、瞳を潤ませます。

タンジェリンはプリンスを見つけ、彼女がレモンを撃ったと気づきました。しかしそこにレディバグが現れます。

揉みあいになり、レディバグがタンジェリンを撃ち殺す結果に。

レディバグはプリンスが悪事を働いていることに気づきません。

次の駅で、木村の父・エルダー(真田広之)が乗り込んできました。電話で息子・雄一の危険を察知したのです。エルダーは若い女性・プリンスが雄一を使ってホワイト・デスを殺そうとしていることにも気づきました。

エルダーは「病院で孫(雄一の息子)の命を狙っている暗殺者(プリンスの手下)を部下に殺させた」と言います。

プリンスは逃げました。

実はエルダーには、ホワイト・デスに妻と組長と殺された過去がありました。

エルダーはレディバグやレモンに、共に京都駅で待ち受けるホワイト・デスとその部下を倒そうと呼びかけます。

雄一も立ち上がります。

ラスト結末:京都での大乱闘

京都駅につきました。外に部下を配置したホワイト・デスが乗り込んできます。

ホワイト・デスはプリンスに銃を向けられます。

実はホワイト・デスはプリンスの父で、プリンスは父に無視され続けたことがコンプレックスになり、殺害を決意したようです。

ホワイト・デスはその銃を奪い取ります(実はプリンスが暴発を仕込んでいる)。しかしプリンスに向けて撃たず、去っていきました。

ホワイト・デスの部下がレディバグから受け取ったブリーフケースを開けようとすると大爆発。プリンスが爆弾を仕込んでいたのです。

ホワイト・デスはエルダーと刀で対決します。一進一退の攻防が続きました。

レモンが新幹線を発車させます。しかしホワイト・デスの部下と揉みあいになり、レモンは窓から川に落下

レディバグはどうにか列車を止めようとしますが止まらず、新幹線は京都の街に突っ込みました

なんとかみんな生きています。

エルダーに斬られたホワイト・デスが、レディバグに銃を向けました。

実は、レディバグの仲介者マリア・ビートルへの依頼も、タンジェリンとレモンの依頼主も実はホワイト・デスでした。おまけに彼はホーネットに自分の出来の悪い息子の殺害まで依頼していたのです。

乗っていた殺し屋たちはみな過去にホワイト・デスに恨みを買っていた人物で、ホワイト・デスは全員に殺し合いをさせる算段だったのです。

しかしレディバグは腹痛でこの任務を断ったカーバー(ライアン・レイノルズ)の代理でした。実は少し前にカーバーがホワイト・デスの妻を殺害したのです。

ホワイト・デスレディバグに向かって引き金を引きます。しかし自分の顔が吹っ飛んで死亡。プリンスが暴発を仕込んでいた銃を使ったのです。

銃を持ったプリンスが現れますが、彼女はみかんを運んでいる軽トラに轢かれて死亡。運転していたのはレモンでした。

木村とエルダーは復讐を終え、あっさり帰ります。

レディバグの前に、仕事の仲介者マリア・ビートル(サンドラ・ブロック)が現れました。

レディバグは「不運も見方によっては幸運に思える」と言います。マリア・ビートルの高級車が瓦礫に潰されました。

映画『ブレット・トレイン』END

最後のまとめ

大スターが勢揃いした映画『ブレット・トレイン』!デヴィッド・リーチ監督が仕掛ける本格アクションはもちろん、シュールなやりとりも最高でした。

シネマグ
個人的にはもう少し内容がスリムになると尚良かったと思います。途中若干退屈だったので。

ここまで読んでいただきありがとうございます。レビュー終わり!