Netflix史上最高の大ヒット韓国ドラマ『イカゲーム』(英題:Squid Game)は、人生に絶望したクズ人間456人が孤島に集められ賞金を賭けて壮絶な殺し合いデスゲームを繰り広げるトリッキーな物語!
韓国版『カイジ』と呼べる作品で(パクリというかモチーフ)で、456億ウォンのために参加者たちがゲームでバタバタと死んでいくシーンはグロくてスタイリッシュ!
追い詰められた人間がどんな行動を取るかの心理戦や、根底にある社会的なテーマも見ごたえがあります!
ファン・ドンヒョク監督が『イカゲームシーズン2』の制作も発表しました。
記事ではイカゲーム黒幕の正体と目的解説、ネタバレ感想・評価壁の絵・暗行御史(アメンオサ)の伏線の考察、韓国社会へのメッセージ・メタファー、1話〜最終回9全話のネタバレあらすじキャスト・各キャラの結末・相関図のトピックをまとめてます。
好きなところから読んでください(前半はネタバレなし、後半はネタバレあり)!
すでに視聴した人は、ストーリーの意味を一緒に考えてスルメのような奥深さを味わいましょう!
ちなみに“イカゲーム”とは韓国の子供がやる相手と押し合う陣取り遊びのこと。
ネタバレなし感想・見どころ・予告
『イカゲーム』は、韓国版『カイジ』といえる生死を賭した壮大なデスゲームや、人の突拍子もない行動や裏切りにハラハラドキドキさせられるドラマ。
エンタメ度はかなり高めです。
社会性もあり漫画を原作にした実写映画版『カイジ』よりも大人向け。
同じデスゲーム系ジャンルで比較すると山﨑賢人や土屋太鳳出演のNetflix『今際の国のアリス』とも似たテイストですね。
それらの作品が好きなら『イカ・ゲーム』は絶対にオススメ。
2021年同時期公開の韓ドラでいうとハン・ソヒ主演のNetflix『マイネーム偽りの復讐者』と同じく非常にハイクオリティです。
50分全9話と韓国ドラマとしては短めで、休日の一気見にも最適ですよ!
ただし年齢制限・R15指定でグロかったり濡れ場もあるので、家族での視聴には向いていないでしょう。
ちなみに2023年11月22日からドラマを模したリアリティ番組『イカゲーム ザ チャレンジ』が配信されています。
2024年にはイカゲームに似たコンセプトの『The 8 Show 極限のマネーショー』が配信されました!
Netflix韓国ドラマ『The 8 Show 極限のマネーショー』(ザエイトショー)!建物に集められた男女8人が莫大な賞金をかけて目的もわからないゲームに参加させられる! CineMag あらすじを見る限り!イカゲームのパ[…]
イカゲームのおすすめ度 | 85点(満点100) |
グロ度 | 90点 |
ストーリーの面白さ | 87点 |
全体のクオリティ | 89点 |
IMDb海外レビューサイト | 8.1(満点10) |
Rottentomatoes視聴者評価(海外レビューサイト) | 94% |
※以下、韓ドラ『イカゲーム』のストーリーネタバレありなので注意してください。
イカゲーム 登場人物の相関図
Netflix『イカゲーム』シーズン1の最終回第9話時点での登場キャラとラスト結末の相関図です。
黒幕の正体と目的を考察:ストーリー結末が深い
ドラマ『イカゲーム』は表面上はエンタメデスゲームですが、ストーリーには抽象的で深いメッセージがあり、考察する価値のある作品です。
特に心を打たれたのは黒幕と主人公の関係性。
デスゲーム黒幕はどんでん返しの演出で、ヨボヨボおじいさんのオ・イルナムだったわけですが、彼はなぜこのようなゲームを主催して自ら参加までしたのでしょうか。
表向きの理由は、最終回9話でイルナム自身が言っていたように「子供の頃の何をしても楽しかった気分を味わいたかった」というものです。
子供がやるようなゲームばかりだったのも、イルナムが童心に帰りたいピュアな願いからでしょう。
ただ、最後のギフンとの会話で「君はまだ人を信じているのか?」と尋ねるセリフが引っかかります。
貧困出身で金持ちにのし上がったオ・イルナムは、その過程でたくさんの裏切りにあったでしょう。
こんなことなら貧乏なままでよかった。彼がそう考えたことも少なくなかったかもしれません。
そんな後悔を払拭するために必要なものは何でしょうか?!
それは貧乏な底辺の人間もすぐに裏切る、底辺の生活もやっぱり最悪だと身をもって知ることです。
イルナムは単にワクワクしたかっただけでなく、深層心理では人生の選択は間違いでなかったと実感したくてゲームを開催してホストとなり、自らも参加したのでしょう。
一方、ゲームで最後までオ・イルナムを心配し続けたのが、主人公・ギフンです。
イルナムは「ギフンと一緒にゲームするのが楽しかったと」言っていました。
イルナムが、ギフンと過ごして金持ちになってからでは得られない幸せな瞬間を感じたことが、自分の生き方の負けを認めることに繋がるのです。
だからこそ、その敗北感を払拭するために死ぬ直前にギフンを呼び出し、最後の賭けをしました。
ただしイルナムは勝ちたかったのではなく、本当は最後の賭けに負けて人を信じる心を取り戻したかったのではないでしょうか。
ビー玉ゲームではギフンが騙していると知りながら彼の葛藤を見て最後の1個を渡したのも、ギフンのような人を信じる心を持ち、資本主義の対局にいるような人間が勝つところを見たかったからのような気がします。
オ・イルナムはゲームが1度中断した後もギフンの前に偶然を装って現れますし、ストーリー全体を通してイルナムの願望の2面性と、主人公ギフンとの対比が巧みに描かれているといえるでしょう。
そこまで考えてみると、ドラマ『イカゲーム』は単なるデスゲームでなくヒューマンドラマとしても素晴らしい終わり方ですね。
ストーリーの伏線としても意味的にも、001のオ・イルナムがゲームを始めた資本主義者、456番のギフンはゲームを終わらせた貧乏人として、社会的弱者が強者の思想・目的を否定するカタルシスのある結末を迎えるのです。
ネットフリックスの韓国ドラマ『イカゲーム』の最終第9話の深掘り考察をしてみました。 少女ロボットの髪飾り、主人公ギフンと黒幕オ・イルナムの賭けの意味などをまとめています。 (完全ネタバレなのでご注意ください。) 少女ロボの○△[…]
ストーリーの疑問
なぜ黒幕の老人オ・イルナムは第2話で参加中断のボタンを押したのでしょうか?
彼は主催者(ホスト)で死ぬ前に自らもゲームを楽しみたかったはずですよね。そこがちょっと疑問でした。
もしかすると黒幕オ・イルナムは、参加者たちが愚かにもまた戻ってくる過程を見たかったのかもしれません。まあみんな戻ってこなくても、彼は次のゲームに参加すればいいだけですからね。
『イカゲーム』全9話視聴した感想・評価ネタバレ
ただ、アンケート結果をもう少し詳しく考えてみると絶賛が1番多いわけではないので、イカゲームはメチャクチャ面白いわけではないが、大多数の人がある程度満足できるドラマだと結論づけられるでしょう。
さて、ここからは私個人の感想・評価(ネタバレ含む)になります。
『イカゲーム』で特に良かった点は登場キャラ全員がとても悲惨な人生を歩んでおり、デスゲームに参加する理由のリアリティが丁寧に描かれていたところだと思います。
- 主人公ギフンは多額の借金を抱え、重度の糖尿病で死にそうな母を治療できない
- サンウはエリート街道から外れ、莫大な借金を背負って犯罪者に
- セビョクは親と生き別れた脱北者(母が北朝鮮公安に囚われている)
- ジヨンは父親から性暴力を受け、母を殺したその父親を刺殺して刑務所暮らし
- ヤクザのドクスは親分の金に手を出し、賞金がないと殺される
さらに、ドラマ『イカゲーム』がデスゲーム系の他の作品と1番異なっていたのが、過半数の同意があれば途中で離脱できるルール。
同じゲームでの途中離脱・再開は斬新で意外性があり、登場キャラがあくまで自由意志でゲームに参加したと強調して視聴者への共感アップに成功しています。
みんなが一旦日常生活に戻ってから、やっぱり日常も地獄だと思い出し戻ってくる流れによって、人間の愚かさをヴィヴィッドに表現していました(この辺はカイジっぽいですね)。
そして最終回9話では、ギフンがゲームで優勝した後に見知らぬ人が助けてくれたり、サンウの母が彼に魚をくれたりと何気ない親切を丁寧に描き、日常のありがたみが殺人ゲームとの対比で浮き彫りになっていたのも印象深かったです。
話は変わってビジュアル面についてですが、カラフルな建物・コスチューム・派手な殺害シーンにより、視覚的に楽しめたのも高ポイント。
赤い服を着て○△□のマスクを被った運営側など(ペーパーハウスに似てますが)、シンプルで派手な見た目も、イカゲームが世界の視聴者を魅了する大きな要素でしょう。
ストーリーについては、他の作品と比べてイカゲームが飛び抜けて面白いかと言われるとそうでもないです。
ただ、次々にゲームが進むテンポの良さ、サスペンス的な意外性、社会的なテーマ、などバランスが良く脚本に粗が少ないです。ツッコミどころが多くなく、最後まで楽しく視聴できます。
大まかな流れがシーズン1でキレイに完結しているのも良かったです。
警官ファン・ジュノがイ・ビョンホン演じる兄・イノに撃たれてどうなったかも不明ですし、主人公ギフンが最終回9話のラストシーンで2回目のゲーム参加を表明したので、『イカゲーム』のシーズン2でその辺りの伏線が回収されるのでしょう。
シンプルさがゲーム性の高さを演出
『イカゲーム』に出てくる6種類のゲームのほとんどが、誰が見てもすぐに理解できる子供の遊びでルールが非常にシンプル。
それがゲーム性の高さに貢献していました。
例えば似たジャンルのNetflixドラマ『今際の国のアリス』は、ゲーム内容自体がオリジナルかつトリッキーで、見てる側がルール把握に時間がかかったり、ゲーム自体や展開の論理性も若干低かったりという欠点があります。
ゲームそのものよりカオスな暴力にスポットが当たっているのです。
対して『イカゲーム』の場合は、
- だるまさんがころんだで、前の人を盾にする
- 型抜きで舐めて溶かす
- 綱引きの重心のかけ方、一旦引っ張られて相手を倒す
などなど、
解決方法も現実的かつスマートでゲーム性に富み、見ているこちら側も参加しているような臨場感が味わえました。視聴者参加型として成功しています。
大虐殺の迫力がすごい
第1話の「だるまさんがころんだ」で、パニックになった参加者が出入り口に殺到し、銃殺されまくった場面の迫力がすごかったです。
登場キャラも視聴者側も「どんなゲームだろう?」と、まだ緊張感のない状態からのイキナリの大虐殺は圧巻のひと言。
第1話から視聴者を惹きつけ、最終回9話まで一気見させるエネルギーを与えてくれました。
「だるまさんがころんだ」の巨大校庭や少女ロボットのセットなどは俳優たちが興奮するほどが豪華だったようで、それも迫力や臨場感をアップさせている一因だと思います。
イカゲームの伏線ネタバレ考察
ゲーム内容はホールの壁の絵に描かれている!
©︎Netflix
上の写真に型抜きと綱引きの絵が描かれているのがわかる通り、6つのデスゲームの内容は、実は参加者たちのベッドがあるホールの壁に絵として描かれています。
ホールの入り口右側から、だるまさんが転んだ、型抜きと順番に描かれています。
©︎Netflix
ただし第1話時点では絵は見えず、特別ゲーム(殺し合い)などで参加者が減り、積み重なったベッドが崩れた後で第7話や8話で見えやすくなります。
暗行御史(アメンオサ)
暗行御史(アメンオサ/日本語であんこうぎょし)はストーリーの伏線的な意味を持っています。
まず、イカゲームの途中でプレイヤーが唱える「暗行御史(アメンオサ)」の意味は何でしょうか?!
暗行御史は、朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代の役人の監査役のこと。
平たくいえば国王の命令で不正を犯した役人の取り締まりをする特殊任務にあたった人です(政治闘争の裏工作などもしていたようですが)。
変装して地域に忍び込んで不正の証拠を探して検挙するなどの任務をしていました。
イカゲームという子供の遊びで考えると、「暗行御史!」と唱えるのは暗行御史のような権力と正義感を持つぞ!という意味合いでしょう。だから片足から両足になれるのです。
ドラマに当てはめてみると、主人公ギフンは最終回9話のサンウとのイカゲームで目に力を宿しながら「暗行御史」と言っていました。
これには、サンウの裏切りを正すと共に、イカゲームの権力の裏側(不正)を暴こうとする意志が込められているように思えます。
母の死によって1年空きますが、ギフンは暗行御史としての使命感から次のゲームへの参加を決意したのでしょう。
あと、ギフンの他に潜入捜査をしている警官ファン・ジュノも暗行御史だといえますね。
黒幕の叫びでゲーム中止
第4話のホールでの特別ゲーム(参加者同士の殺し合い)で黒幕のおじいさんオ・イルナムが「もうやめてくれ!みんな死んでしまう」と叫ぶと、それを運営側のフロントマンが聞いておりゲームが終了します。
これはオ・イルナムがゲーム主催者(ホスト)である伏線です。
オ・イルナム的には自分に危害が及ぶ、参加者が減りすぎて次のゲームができなくなるという2つの理由で、あのタイミングで中止を宣言したのだと思います。
もっと深掘りしてみると、この特別ゲームは最初から決まっていたのではなく、おそらくオ・イルナムがアドリブで思いついたのでしょう。
最初から参加者同士の殺し合いが計画されているなら、正規のゲームに組み入れた方が運営的に管理もしやすいでしょうし。
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『イカゲーム』キャスト・キャラ結末の詳細
監督・原作・制作:ファン・ドンヒョク
監督のファン・ドンヒョクは、映画『トガニ 幼き瞳の告発』や『怪しい彼女』で有名な人物です。
ソン・ギフン|イ・ジョンジェ
©︎Netflix
456番 競馬などギャンブルが大好きな47歳。
糖尿病の母親と2人暮らし。妻とは3年前に別れ、10歳になる娘・ガヨンは妻に引き取られている。
以前は自動車企業に勤めてクビになり、飲食店経営で失敗して多額の借金を背負い、現在は運転代行の仕事をしている。
ダメ男だが、人を信じる気持ちと優しさだけは忘れていない。
デスゲームで優勝して唯一の生存者っとなったが、ゲーム期間中に母親が死に、絶望してホームレス生活へ。1年後に黒幕だったおじいさんオ・イルナムと会い、裏側を知るために次のゲームへの参加を決意。
俳優イ・ジョンジェは映画『太陽はない』(1998)映画『暗殺』(2015)『神と共に』(2017)『サバハ』(2019)などで有名。
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チョ・サンウ|パク・ヘス
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218番サンウはギフンの同郷の友人(年齢は1個下?)。
ソウル大学経営学科卒業は金融業に入ったエリートだが、先物取引などで失敗して多額の借金を背負い、会社の金を横領。さらに詐欺も働いて指名手配中。
魚屋を切り盛りする母親には、アメリカに出張中と嘘をついている。
サンウは、最終回第9話でギフンにイカゲームで敗れ、自責の念にかられてナイフで自殺。
俳優パク・ヘスはNetflix『ペーパーハウス・コリア 統一通貨を奪え』のベルリン役。Netflix『ナルコの神』サンマン役。ドラマ『六龍が飛ぶ』などの出演で有名。
オ・イルナム|オ・ヨンス
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001番オ・イルナムは、ゲームに1番最初に参加したおじいさんでナンバーは001。
脳に腫瘍があり医者から先は長くないと聞かされ、人生の最後の冒険を求めてこのサバイバルレースに参加を決めた。
頭もボケ始めていますがゲームを楽しんでいます。
実はデスゲームを主催する黒幕であり、ギフンが優勝してから1年後に彼と会い、最後に賭けをして死亡。
カン・セビョク|ジョン・ホヨン
©︎Netflix
067番セビョクは弟・チョルと韓国へやってきた脱北者。
脱北業者に騙されて父は北朝鮮兵に射殺され、母は中国の公安によって北に連れ戻されました。
韓国ではドクスのもとでスリを働いてましたがグループを抜け、1人で行動するように。
賞金で母を連れ戻し、弟と幸せに暮らしたいと思っています。
生き残るかとも思われたセビョクは、第8話でサンウにナイフで刺されて死亡。
女優のジョン・ホヨンはTV番組で発掘されたモデルで、世界各国のファッションショーに参加した経歴を持ちます。
警官ファン・ジュノ|ウィ・ハジュン
©︎Netflix
ファン・ジュノは、数年前に失踪した兄を探す警官。
兄の部屋にあったものと同じカードをギフンが持っていたのを見つけ、事件の全貌を改名しようとゲーム施設に潜入。
ジュノは第8話で兄フロントマン(イ・ビョンホン)に撃たれて海に落ち、消息不明。
俳優ウィ・ハジュンはドラマ『最高の離婚』(2018)、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』(2018)、ホラー映画『コンジアム』への出演で知られています。
韓国ホラー映画『コンジアム』。1970年代に閉鎖された精神病棟の廃墟にYoutuberがやってくる。そこで巻き起こる惨劇! シネマグ 臨場感がすごい。「出演者やスタッフが呪われた!?」と曰く付きの映画なのでその辺もくわしく解[…]
チャン・ドクス|ホ・ソンテ
©︎Netflix
101番チャン・ドクスは地元のヤクザ。
ボスの売上に手を出して追われている。
腕っぷしが強く、人を殺すことを何とも思わない。
ドクスは、利用したミニョにガラスの橋渡りゲームで抱きつかれて落下して死亡。
俳優ホ・ソンテは、ドラマ『サイコパスダイヤリー』(2019)や『怪物』(2021)、Netflixドラマ『静かなる海』への出演で知られています。
2022年にはディズニープラスのオリジナル韓国ドラマ『カジノ』にも出演!
ハン・ミニョ|キム・ジュリョン
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212番ハン・ミニョは下品な女詐欺師。
アソコにライターとタバコを隠し持ちゲームに参加。
利用できるものはなんでも利用しようとし、ドクスとトイレでの濡れ場に至ったが、すぐ裏切られガラス橋渡りゲームで復讐をする。
生まれたばかりの子供がいるらしいが、真偽は不明。
ミニョは、ガラス橋渡りゲーム自分を裏切ったドクスにわざと抱きついて、一緒に落下して死亡。
キム・ジュリョンは、ドラマ『スカイキャッスル』(2018)や映画『真夏の誘惑』(2020)に出演しています。
ジヨン|イ・ユミ
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240番ジヨンは、生死に興味がないような、どこか達観したところがある少女。
自分に性的虐待をして母を殺した父を刺し殺し、刑務所に入っていました。
サバイバルゲームに参加した理由は、刑務所から出て行くところがなかったから。
ジヨンは第6話で弟を助けたいと願うセビョクにビー玉ゲームで勝ちを譲り、銃殺されます。
女優のイ・ユミは、『ボイス2』(2018)や『リセット運命をさかのぼる1年』(2020)、ゾンビドラマ『今私たちの学校は』(2022)に出演。2023年には『力の強い女 カン・ナムスン』で主演を務めました!
Netflix韓国ドラマ『力の強い女カンナムスン』(2023)。モンゴルで迷子になったスーパーパワー女子が韓国に帰ってきた! 『力の強い女 ト・ボンスン』(2017)の続編です。 CineMag スパーパワー女子は江南[…]
アリ・アブドゥル|アヌパム・トリパティ
©︎Netflix
199番アリはパキスタン出身で韓国に家族で移住してきた33歳の男性。ビザが切れてるっぽく恐らく不法移民。
妻と子供がいますが、工場での給料が未払いのため生活が困窮しています。
アリは第6話「カンブ」でサンウに騙されてビー玉の代わりに石を渡され、銃殺されます。
俳優アヌパム・トリパティはインド出身で、韓国で活動する人物。
メンコ男|コン・ユ
©︎Netflix
メンコ男(仮称)は、メンコでギフンら参加者をゲームに誘った人物。
第1話と最終話にしか出てきません(ちょい役)。シーズン2ではメインキャラになるかもしれませんね。
最終話でもデスゲームへの勧誘を続ける姿が目撃されました。
俳優コン・ユはドラマ『トッケビ 君がくれた愛しい日々』『コーヒープリンス1号店』、映画『新感染ファイナル・エクスプレス』などで知られています。
フロントマン|イ・ビョンホン
©︎Netflix
フロントマンはイカゲームを運営する側のNo.2。本名はファン・イノで、警官のジュノの兄。
2015年大会で優勝し、なぜか運営側に回っている謎の人物。
まさかのイ・ビョンホンがゲームを運営するフロントマンとして登場!
フロントマンは最終回9話でギフンを船で街に送り届けたあと、今もゲーム運営側にいるものと思われる。
イ・ビョンホンは日本で2023年に公開された飛行機テロ映画『非常宣言』の演技も印象深かったです。
韓国人は競走馬?イカゲームメタファー考察
○△□の意味
○△□はイカゲームで地面に描かれる陣地を表しているのですが、他の意味もありそうです。
まずソニーのプレイステーションのコントローラー(○△□×ボタン)です。
赤い服を着て○△□のマスクをかぶった運営側がゲームをコントロールするボタンを表現しているようでもあり、視覚的にとてもキャッチーですね。
庶民は競争馬でしかない
ギフンは第1話の冒頭で競馬をしています。そして最終回第9話ではフロントマンに「このゲームは競馬と一緒だ」と言われてショックを受けました。
競馬はストーリーの伏線的な意味を持ち、参加者が競走馬に例えられています。
韓国社会に視点を広げてみると、権力者にとってギフンたち一般庶民は競走馬に過ぎないのかもしれません。
頑張れば幸せがつかめると思いこまされて、実際はその中でどんなに頑張っても競走馬という身分から抜け出すことはできないのです。
デスゲームをする登場人物たちも、決して越えられない壁の中でいいように操られているだけです。
『イカゲーム』のストーリーは、庶民がどんなに努力しても利権を抱える財閥の人間には勝てないと暗に表現しているようですね。
デスゲーム賭け=現実の投資
『イカゲーム』は、貧乏人同士のデスレースが金持ちVIPの最高の道楽になっているわかりやすいメッセージも印象的でした。
しかしこの構造も意外に現実を反映しており、実社会に当てはめてみると、韓国や日本、世界中で起こっている格差や紛争などさまざまな問題は、金持ちからすると投資の対象でしかないとも取れます。
また、本作もそうでしたがやっぱり韓国ドラマは社会格差をテーマに入れ込んだ作品が多いですね。
ポン・ジュノ監督の『パラサイト半地下の家族』や最近だと韓国の徴兵制や軍隊の闇を描いたNetflix『DP脱走兵追跡官』や財閥の悲劇を描いた『Mine』もそうでした(というか数えるとキリがないかも…)。
国民の不満が日本以上に相当溜まっていて、格差や権力をくつがえすカタルシスを求めているのでしょう。
ギフンが髪を赤く染めた意味
©︎Netflix
ギフンはなぜ髪を赤く染めたのでしょうか。主に3つの意味があるように思えます。
1つ目はオ・イルナムに勝利したことで人を信じる希望を見いだし、死んでしまった参加者・セビョクやジヨンらを弔う意味です。
ギフンは床屋で赤髪の女性モデルの写真を見て決めたので、「少女たちにが生きていたらこんな髪型などで青春を謳歌できたのに」という彼なりに弔う想いがあったのかもしれません(セビョク役のモデルジョン・ホヨンは赤髪の時期がありましたし)。
2つ目は、ギフンがデスゲームに染まってしまったという意味です。
ゲームの進行役たちは、みんな赤い服を着ていましたからね。
最終9話のラストシーンで、ギフンは「不条理なゲームをさせた運営の正体を暴く」といった正義感から2回目の参加を決意したように見えましたが、ひょっとすると深層心理では殺し合いのスリルが忘れられないのかも。
ゲームを運営する権力者側に完全に洗脳されて、自分ではそうと気づかずに歯車になってしまったとも取れます。
イカゲームにはそんな狂気というか、人間の闇が潜んでいるのかもしれません…。
3つ目は、俺が権力者になって馬鹿げたゲームを止めるという意志です。
朝鮮王朝の上級役人は赤い服を着ていました。
よってギフンの、庶民から権力のある役人になってデスゲームを止めたいという深層心理の願いを表現しているのではないでしょうか。
暗行御史への成長とリンクしますね。
フロントマンやジュノの今後・ゲームの目的・シーズン2ストーリーなどの細かい考察補足記事はこちら
『イカゲーム』シーズン1全話ストーリーネタバレあらすじ解説
Netflix韓国ドラマ『イカゲーム』の全9エピソードを結末のあらすじネタバレありで紹介。
1話「だるまさんがころんだ日」ネタバレ
主人公ギフンがデスゲームに参加。
1ゲーム目「だるまさんが転んだ」の大虐殺。
借金まみれのダメ男ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)、離婚した妻と暮らしている娘・ガヨンの誕生日を祝うための金がなく、母親のカードから金を抜いて競馬をします。競馬では勝ちますが、運悪くスリの少女・セビョクに金を盗られたうえに、借金取りにボコボコに殴られました。
ガヨンの誕生日を屋台でわびしく過ごしたあと、ギフンは帰りの電話でスーツの男(コン・ユ)から「メンコで勝負しよう」とゲームを持ちかけられます。
負けると殴られ、勝てば金をもらえました。
男は○△□と電話番号が書かれたカードを渡し、「ゲームに参加すれば稼げる」と言います。
翌日ギフンが電話して参加の意思を伝えると指定の場所に車で迎えが来て、乗り込むとガスで眠らされました。
起きるとそこはたくさんの寝台が並べられた巨大なホールでした。
©︎Netflix
緑ジャージを着せられた456人の人間が集まっています。それぞれのジャージに番号がつけられ、ギフンは456番です。
No.001のおじいちゃんオ・イルナムがニッコリ笑って話しかけてきました。
旧友で韓国大卒の秀才チョ・サンウ(パク・ヘス)もいます。ギフンの金を盗んだスリ少女カン・セビョク(ジョン・ホヨン)もいました。
セビョクはギャングのチャン・ドクス(ホ・ソンテ)と険悪で、彼に殴られています。
6日間で6つのゲームが開催されるようで、1人1億ウォン持ち金という計算での勝ち抜き戦だと発表されます。
3つのルールがありその内容は、
- 勝手に中断できない
- ゲーム拒否で脱落
- 参加者過半数の同意があれば中断可能
というもの。
赤井服を着た○、△、□などのマスクを被った進行役たちが、参加者全員を校庭のような広い空間へ連れ出します。
©︎Netflix
奥の木のそばの巨大な少女ロボの指揮で、第1ゲーム「だるまさんがころんだ」がスタート。
最初に動いた青年が容赦無く射殺され、パニックになった参加者たちは入り口めがけて逃げ惑い、次々に射殺されていきます。
ギフンはサンウのアドバイス通り、前の人を盾にして進んでいきました。ゴールラインまであと少しのところで転びそうになりますが、パキスタン人のアリに支えらえて助かり、なんとかクリア。
第1話終わり。
韓国ドラマ『イカゲーム』の第1話をシーンごとに分解して感想や考察、小ネタを述べています! (全話のネタバレありなので注意してください。) イカゲームの第1話の各シーン考察 イカゲームのルール 第1話のオープニングではまず[…]
2話「地獄」ネタバレ
投票でゲーム続行を拒否し、みんな日常に戻る。
日常も地獄過ぎてギフンたちはゲーム再開を決意。
©︎Netflix
第1ゲーム「だるまさんがころんだ」をクリアしたのは201名。
残った参加者もパニックになり、ルール③の「参加者の過半数同意で中断できる」の投票を決定します。
ホールの天井に吊るされたガラスケースの中には、死んだ255名分の255億ウォンの札束がドサドサと入れられました。
参加者のほとんどが借金まみれなので、大金を見て心が揺らぎます。
票は続行100と中断100に割れ、最後の老人イルナムが参加拒否ボタンを押したので、ゲームは中断となりました。
赤い服の進行役は「また戻ってこられる」と言います。参加者たちはガスで眠らされ、再び自分たちの家の近くに返されました。
ギフンは、娘ガヨンが元妻と新しいパパとアメリカに渡ると知って悲しみます。殺し合いゲームの件を警察に伝えますが、誰も取り合ってくれません。
若い警官のファン・ジュノは、ギフンが持っていたカードが2015年に失踪した兄が持っていたものと一緒だと気づき、ギフンを尾行します。
ギフンは、母が重度の糖尿病ですぐに治療しなければ足を切断しなくてはならない状態だと知り、元妻の家に金を借りに行きます。旦那から金を渡され、「もうガヨンに会いにくるな」と言われました。
ブチ切れたギフンは彼を殴り、それガヨンに見られてしまいます。
パキスタン人で不法滞在者のアリは、妻と息子を食わせるため工場社長に未払いの給料を求めます。勢いで社長を押し、彼の手が機械に挟まって潰れてしまいました。アリは金を持って逃げます。
詐欺や横領の罪を犯して警察に追われているサンウは「アメリカに出張に出てる」と電話越しに母に伝えました。近くにいるのに会いに行けません。
結局ギフンたちはまた届けられたカードの番号に連絡し、ゲームに戻る決断をしました。
第2話終わり。
3話「傘をさした男」ネタバレ
警官ジュノが兄を探すためゲーム会場へ潜入。
ギフンたちは第2ゲーム「型抜き」を舐めてクリア!
©︎Netflix
ギフンを尾行していた警官ファン・ジュノは、彼らが乗せられた車の下にしがみつきます。車が船に乗ると赤い服とマスクの進行役1人を船から落とし、なりすましました。
ゲームに戻ってきたのは187名。ギフンはゲームを有利に進めるため、サンウやアリ、イルナムとチームを組むことにします。
第2ゲームは制限時間付きの型抜き(カルメ焼菓子を針で絵の通りにくり抜く)です。事前にマークを選ばされ、ギフンは1番難易度の高い傘の形をしたものを選んでしまっていました。
ハン・ミニョ(キム・ジュリョン)という女性は、アソコに隠していたライターで、針を熱してクリア。チンピラのドクスもライターを借りてクリアしました。
1番簡単な△型を選んでいたサンウはクリア、○型を選んだアリもなんとかクリアしました。
“型”は砂糖菓子で出来ているからと、ギフンは舐めて溶かすことを思いつきます。イルナムもギフンを見て舐めまくり、2人もどうにかクリアしました。
第3話終わり。
4話「チーム分け」ネタバレ
就寝時間に特別ゲームが始まり、参加者同士で殺し合い。
第3ゲーム「綱引き」でギフンチーム女子ばかりで絶望。
チンピラのドクスは、トイレで中年女性ハン・ミニョとセックスをします。
ホールでドクスが参加者の1人を殴り殺しました。しかし、何も罰はありません。
参加者たちは、寝ている間に殺し合いをすれば数が減ると考えます。
消灯後に急遽特別ゲーム(参加者同士殺し合い)がスタート。
光が点滅するなか、ギフンたちはチームで固まってなんとか他の人たちの攻撃をしのぎき、オ・イルナムがベッド台の上で「みんな死んでしまう」と叫ぶとやっとゲームが終了します。
参加者は次の第3ゲームの前に「10人グループになれ」と指示されます。ギフンのグループにはジヨン(イ・ユミ)という少女や神父、ドクスに裏切られたミニョが入ってきました。
第3ゲームは綱引きです。ギフンたちは女性が3人と老人イルナムが1人いることに絶望します。高所での綱引きがスタートし、負けたチームは落下して死亡しました。
ギフンチームの番になり、イルナムがメンバーに綱引きのコツを伝授します。
綱引きがスタートしてギフンたちは予想以上に奮闘しますが、徐々に相手の方へ引かれます。その刹那サンウがひらめいて、みんなで一瞬前へ踏み出すことに…。
第4話終わり。
5話「平等な世の中」ネタバレ
サンウの機転でなんとか綱引き勝利。
ジュノは臓器売買や、兄が過去大会で優勝していたことを知る。
ギフンたちが前へ出てきたので相手チームは転びます。その隙をついてギフンたちは綱を引き、勝利。相手チームは眼前で落下して死亡しました。
全チームの対決が終わり、綱引きゲーム終了。
赤い服を着た進行役の中で、死体を参加者の医者に解剖させてこっそり臓器売買のために運んでいるグループがいました。
隣の部屋から咳によるモールス信号で情報を受け取ったファン・ジュノはそのグループに紛れ、ゲームを運営する人物・フロントマンの存在を聞き出します。
フロントマンの部屋に侵入したジュノは、倉庫のファイルを見て2015年大会の優勝者こそが行方不明の兄・イノたと知りました。
そんな中、死体解剖中の医者が暴れたため臓器売買の件がフロントマンにバレ、関係者は医者もろとも殺されます。
第5話終わり。
6話「カンブ」ネタバレ
第4ゲーム「ビー玉」でアリがサンウに騙されて死亡。ジヨンとおじいちゃんオ・イルナムも死亡。
- 翌日第4ゲームになり、参加者は2人組みになれと言われます。誰も組んでくれなかったミニョは進行役に連れて行かれました。
第4ゲームの内容はビー玉遊びで、制限時間30分以内に暴力を使わず相手のビー玉を全て奪った人の勝ちです。つまりペアのどちらかは必ず死にます。
サンウは奇数・偶数ゲームでペアを組んだアリに負けかけ、「恐らくこれからチーム戦になると」アリを騙し、隙をついて小石を袋の中に入れて渡します。ビー玉を奪われたアリは射殺されました。
ジヨンと組んだセビョクは、自分が脱北者だと語ります。
ジヨンは神父だった父から性的虐待を受け、母を殺されたので自分が父を殺して刑務所に入り最近出てきたと話しました。ゲームで勝って外へ出ても生きる希望を見出せないと感じたジヨンはビー玉でわざと負け、射殺されます。
老人イルナムはストレスで一気にボケ始め、ギフンは彼を騙してビー玉を奪おうとします。ボケていたのは演技でしたが、イルナムは親切にしてくれたギフンに最後のビー玉を渡し、銃声が響きます。
第6話終わり。
7話「VIPたち」ネタバレ
第5ゲーム「ガラスの橋渡り」でドクスやミニョが落ちて死亡。生き残りはギフン、セビョク、サンウだけ。
ビー玉ゲームに参加できなかったミニョは、殺されずにホールに戻されていました。
第5ゲーム前に、生き残った16名が、1〜16の中から番号を選ばされます。
第5ゲームはガラスの橋渡りでした。
高所にある橋は、もろいガラスと強化ガラスが2枚ずつ対になって18列で作られており、もろい方に飛び乗れば割れて落ちて死亡です。つまり2択の連続。
当然不利である1番が落ちて死んでいきます。後続の人間はすでに割れたガラスをチョイスしなくてよくなるのです。
前の人が落ちて死に、先頭になってしまったドクス。後ろには彼に恨みを持つミニョがいます。ドクスは彼女を先に行かせようとしますが、ミニョは彼の腰に手を回し、一緒に落ちて心中しました。
サンウの前にいるガラス工場に勤めていた人物が先頭になりました。彼は強化ガラスを見た目で見分けられます。残りあと1枚正解でクリアです。
モニターでそれを見ていた運営管理トップのフロントマンは、会場の光を暗くして見分けられなくします。
タイムリミットが迫っていたのでサンウはガラス工場に勤めていた男を押し、不正解のガラスにぶつかった男は落ちていきます。
後ろにいたセビョクとギフンもクリアして、もう生き残ったのは3人だけです。
一方、警官ジュノは海外から訪れたVIPたちのウェイターになりすまします。彼らはデスゲームを鑑賞して楽しみ、多額の金を賭けていたのです。
ジュノはVIPの1人を脅して携帯に彼の証言を録音したあと、脱出経路から酸素ボンベを背負って泳いで海底洞窟を抜け、反対側の島へと向います。
第7話終わり。
8話「フロントマン」ネタバレ
ジュノが島から脱出するも、フロントマンである兄・イノに撃たれて海に落下。
サンウが隙をついてセビョクを刺殺。
©︎Netflix
ジュノは近くの孤島へ泳ぎ着きますが、フロントマンたちが銃を持って追ってきました。警察の先輩に電話しますが電波が途切れ途切れ。証拠データを送信しますが届いたかわかりません。
ジュノは崖の上に追い詰められ、フロントマンに銃を放ちます。致命傷にはならず、フロントマンは覆面を取りました。正体はなんと兄のファン・イノ(イ・ビョンホン)でした。
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イノは悲しい表情を浮かべ弟の左胸を撃ちます。ジュノは海へ落ちていきました。
ギフンたちは服を着替えさせられ、豪華なステーキでもてなされます。食事の後にはナイフが1本置かれていました。
3人は大部屋へ戻されます。ギフンは「もうサンウを信用できない」と言い、彼が寝ている時にナイフで殺そうとしますが、セビョクが止めました。
セビョクは「どちらかが残ったら、残された家族の面倒を見よう」と提案しました。
セビョクは第5ゲームでの割れたガラスの破片が腹部に突き刺さっており重症でした。ギフンが医者をよこせと出入り口の前で叫びます。
振り返るとサンウがナイフでセビョクを刺し殺しています。ギフンは怒り狂いますが、進行役たちに止められました。
第8話終わり。
最終回9話「運のいい日」ネタバレ
ギフンがサンウとイカゲームで対決して勝利。サンウは自殺。
ギフンは賞金を得て家に戻るが母親が死亡していて絶望。
1年後、ギフンはオ・イルナムと会い彼がゲームの黒幕だと知る。イルナムは死亡。
ギフンはセビョクの弟に会って金を渡し、次のゲームの参加を決意。
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最終第6ゲームは校庭での“イカゲーム”(陣取り)が開始されます。
攻撃になったギフンが砂を投げ、両足を使う権利を得ました。サンウの陣地に入り、2人はナイフで戦います。
ギフンは足と腹を刺されますが、サウンの足にかじりつき、隙をついて形勢逆転。サンウをタコ殴りにします。
サンウは動けなくなり、ギフンは陣地のゴールへ向かいます。しかし途中で足を止め、「過半数同意でのゲーム停止」を求めました。賭けをしていたVIPたちは驚きます。
それを聞いたサンウは残した母や自分がしてきたことを悔やみ、ナイフで首を刺して自殺。ギフンは泣き叫びました。
優勝したギフンは456億ウォンの入った金のカードを持って家に戻りますが、病気の母は部屋で倒れて死んでいます。ギフンは絶望して崩れ落ちました。
1年後、ギフンは賞金にほとんど手をつけず、ホームレス当然の生活をしています。
ある日河原で売り子から花を買わされました。花の中にはあのカードが入っており、12/24 11:30にスカイビル7階に来るように書いてありました。
ビルの一室には、死んだはずの老人オ・イルナムが呼吸器をつけてベットに横たわっています。彼こそがデスゲームの主催者(ホスト)だったのです。
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イルナムは「死ぬ前にゲームでスリルを味わいたかった。人間は金があり過ぎてもなさすぎても同じように退屈だ」と語ります。
ギフンは、イルナムが大勢の命をもてあそんだことに怒ります。
イルナムは話を遮り「窓から見える倒れたホームレスに12時までに助けが来なければワシの勝ち。助けが来ればお前の勝ちだ」と最後のゲームをふっかけました。
12直前ギリギリでホームレスを助けてくれる人が現れます。ゲームはギフンの勝ちです。
イルナムは静かに息を引き取っていました。
翌日ギフンは髪の毛を赤色に染め、施設にいるセビョクの弟チョルに会いに行き、サウンの母に彼を育てるよう頼みます。ギフンが行った後、サンウの母はスーツケースにいっぱいの札束が入っているのを見てびっくりしました。
ギフンは地下鉄の駅で、こちらを見て笑っているメンコ男を見つけて追いかけますが逃げられました。デスゲームの招待カードを持っていた男に説教し、カードを奪います。
ギフンは久しぶりにガヨンに電話し、彼女がいるアメリカへ向かう飛行機に乗ろうとします。しかしカード眺め、電話をかけました。
電話に出たフロントマンが「飛行機に乗れ」と忠告しますが、ギフンは搭乗口を出て「お前らの正体を知りたい」と次の大会の参加を表明します。
©︎Netflix
韓国ドラマ『イカゲーム』シーズン1 第9話END!
最後のまとめ
Netflixオリジナルの韓国ドラマ『イカゲーム』は、エンタメ的にスリル満点の殺人ゲームと、登場キャラの悲哀ストーリーのバランスが素晴らしい作品でした。
黒幕が老人オ・イルナムだったのにもびっくり!イ・ビョンホンがフロントマン役で登場しているのも驚きでしたね。
シーズン2はイ・ビョンホンが優勝したときの2015年大会の設定になるかもしれません!
制作が決定したシーズン2もとっても楽しみです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。『イカゲーム』レビュー終わり!
おまけ:世界中でヒットの理由を動画で解説
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