Netflix『ナルコの神』全6話ネタバレ感想・考察/野球ボールや元ネタ,最終回解説!,あらすじ

  • 2024年2月8日

Netflix韓国ドラマ『ナルコの神』(スリナム) シーズン1は全6話です。南米のスリナムで麻薬王である謎の牧師と出会い、組織争いに巻き込まれるビジネスマンの物語

CineMag
本格的な麻薬密売クライムエンターテインメント!完成度が高くて超おもしろかったです!

キャスト・作品情報・見どころ、ぶっちゃけ感想・評価元ネタとなった実話解説ラストのメッセージ・野球ボールの意味を考察!全6話ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

Netflix韓国ドラマ『ナルコの神』は楽しかった?(投票どうぞ)

View Results

Loading ... Loading ...

ネタバレなし感想・予告・あらすじ・海外評価

あらすじ:家族を養うためにいくつもの事業に手を出していたカン・イングは友人に誘われて、南米スリナムという小国家へ行き、エイの輸出ビジネスを始める。しかしスリナムは麻薬国家で治安が非常に悪く、中国ギャングに脅されてしまった。そんなときイングは教会でチョン・ヨハンという優しそうな牧師と知り合うのだが…。

『ブレイキング・バッド』や『NARCOSナルコス』『パブロ・エスコバル 悪魔に守られた男』など、麻薬密売とマフィア抗争が絡む刺激タップリなドラマを求めている人には最高でしょう。

2022年公開のNetflixオリジナル作品でテイストが似ているのは『模範家族』でしょうけど、その作品より全然『ナルコの神』のほうが面白いです。

模範家族の解説記事

Netflixオリジナル韓国ドラマ『模範家族』。息子の治療費のために金が必要な大学講師が、麻薬組織の金を盗んで犯罪に手を染めていくクライムサスペンス! シーズン1は全部で10話です。 CineMag すべての要素がイマ[…]

Netflix韓国ドラマ『模範家族』

日本や海外レビューサイトでも評価はかなり高め!全部で6話しかないので一気見にもおすすめです。

おすすめ度 86%
麻薬組織の怖さ 90%
ストーリー 90%
Firmarks 4.5(5点中)
IMDb(海外レビューサイト) 7.7(10点中)

※以下、Netflix韓国ドラマ『ナルコの神』のストーリーネタバレありなので注意してください!

驚愕の実話が元ネタ(少しネタバレ)

本作は、実際に南米のスリナム共和国で麻薬王になった韓国人チョ・ボンヘンという人物についての実話を基にした作品です。こんな人ホントにいたんですね…。

チョ・ボンヘンの話は『ナルコの神』にも多く反映されています。

モデルとなったチョは、1994年に韓国で詐欺罪となり、スリナム共和国へ逃げました。

数年間はスリナムで魚介加工工場を運営していたようですが、現地の韓国人を利用して麻薬を売り捌くように。スリナムの大統領と親交があったのも事実らしい。

シネマグ
『ナルコの神』では主人公イングが魚介工場を営みますが、これはチョの出来事を元にしているんですね。

実際に、イングのようにチョの悪事を知った民間人が潜入し、国家情報院と米国DEAの協力でチョはブラジルで逮捕されたようです。

『ナルコの神』の大筋は事実に基づいているんですね。

チョは韓国に引き渡されて10年間服役し、現在はスリナムにいるらしいです。

ただ、スリナム政府は麻薬国というイメージを払拭したいらしく、本作を作ったNetflixに怒りの声明を出しているようです。

Netflix『ナルコの神』全6話ネタバレあらすじ解説

第1話

幼い頃から苦労してきたカン・イングは親友のウンスに誘われ、人口50万人の小さな麻薬国家・スリナムで韓国にエイを輸出するビジネスを始める。

スリナム陸軍に賄賂を渡してビジネスは上手くいきそうだった。

しかしチャイナタウンのギャングのボス、チェン・ジェンたちにボコボコにされ、多額の賄賂を毎月払えと言われて困る。

教会に行ったカン・イングは人の良さそうなチョン・ヨハン牧師と知り合う。ヨハン牧師はイングが中国ギャングとトラブルになっていると聞き、チャンのもとに出向いて賄賂を払わなくてもいいよう説得してくれた。

ヨンスに輸出船の経由先から電話があり「エイにコカインが仕込まれていた」という。ヨンスは加工場から逃げるが警察に逮捕された。

第1話 END

第2話

麻薬密輸容疑で捕まったヨンスはシント・マールテン刑務所に収監される。

そこへ国家情報院のチェ・チャンホが現れ「ウンスが殺されており、エイにコカインを仕込んだ黒幕はヨハン牧師だ」と話す。

ヨハン牧師は韓国で覚醒剤を扱って逮捕された極悪人で、スリナムへ渡って大統領を取り込み、コカインビジネスを拡大させたという。

チャンホは、「金を払うからヨハン牧師の逮捕に協力してほしい」と言った。ウンスを殺された恨みを持つイングは了承する。

ヨハン牧師がアメリカへコカインを輸出すれば、米国のDEA(麻薬取締局)の部隊をスリナムに派遣できるという作戦だ。

イングはヨハンの目を誤魔化し信頼を得るため、刑務所で服役中のヨハンの部下が見えるところで麻薬を売り捌く。

第2話 END

第3話

カン・イングはスリナムのヨハン牧師のもとへ。「ク・サンマン(国家情報院のチャンホが扮する架空の密売人)という人物が韓国へコカインを輸出するルートを持っているから、仲介役になりたい」と提案する。

ヨハンはサンマンを連れて来いという。サンマン(チャンホの偽名、以降はサンマンで記載)は仕方なくスリナムへ。

サンマンが過去にスリナムに来たことがあると知り疑問を持つヨハン。しかしサンマンの話に信憑性があると分かると、ビジネスを進めることに決まる。

イングは中国マフィアのチェン・ジェンと密会し、「ヨハンを陥れよう」と持ちかけた。

ヨハンはサンマンの言う通り2トンのコカインを仕入れ、スリナムの国境付近へ運ぶ。イングも同行した。

第3話 END

↓『ナルコの神』の4〜6話ラスト結末解説は2ページ目へ↓