Netflix×TBS新ドラマ『離婚しようよ』は、松坂桃李×仲里依紗主演で有名人の離婚をテーマにしたラブコメ!
宮藤官九郎(クドカン)が脚本を務め、爆笑のシーン盛りだくさんです!
作品情報・ロケ地
相関図・キャスト紹介
ネタバレなしの感想・作品のアンケート
視聴したぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
全9話ネタバレあらすじ・最終回ラスト結末解説
これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)
Netflix『離婚しようよ』作品情報・予告・ロケ地
制作国:日本
話数:9話
英題:『Let’s Get Divorced』
ジャンル:コメディ
年齢制限:13+(13歳以上推奨)
監督・演出: 金子文紀 福田亮介 坂上卓哉
脚本:宮藤官九郎
大石静(『セカンドバージン』『家売るオンナ』)
原作:なし、ドラマオリジナル
主題歌:Rin音「Good Bye feat. asmi」「Fruits feat. asmi」
プロデューサー:磯山晶/佐藤奈穂美
制作:TBS
配信:Netflix
『日本沈没―希望のひと―』『未来日記』に続くTBS×Netflix作品の第3弾!地上波での放送はなく、Netflix独占配信です。
『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』などで有名な、クドカンこと宮藤官九郎が脚本を務めます。クドカンは最近だと映画『1秒先の彼』でも脚本を務めていました!
映画『1秒先の彼』。台湾映画『1秒先の彼女』の日本版リメイク作品。岡田将生・清原果耶のW主演です! 果たして1秒早い男と1秒遅い女の恋は実るのか!? シネマグ 台湾の原作が京都を舞台とした設定に置き換えられています。演[…]
『離婚しようよ』のロケ地は愛媛県の松山市、今治市、四国中央市、宇和島市などです。撮影期間は2022年の5月頃でした。
ドラマ『離婚しようよ』あらすじ
好感度No.1女優・黒澤ゆい(仲里依紗)は、夫で若手議員の東海林大志(しょうじたいし/松坂桃李)の不倫がスクープされたことに激怒していた。
2人の中は完全に冷え切っており、ゆいは離婚を考えていた。
大志もフリーアナウンサーとの浮気願望を捨て切れていない。
ゆいは道で魅力的な男性・恭二(錦戸亮)とぶつかる。自由人であり、芸能人の自分を知らない恭二にゆいは惹かれていった。
ゆいと大志はお互いに「離婚しよう」と切り出すが…。
『離婚しようよ』相関図・キャスト紹介
黒澤ゆい|仲里依紗
仲里依紗さんのクールな感じと毒舌なキャラが最高でした。Youtubeをやっている設定など、現実とも共通する部分がありますね。
Netflix作品だと『今際の国のアリス』のミラ役も印象的でしたね。
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仲里依紗 出演作:『ハチワンダイバー』『最高のオヤコ』,映画『時をかける少女』『純喫茶磯辺』『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』『ハラがコレなんで』『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~』
東海林大志役|松坂桃李
松坂桃李さんはけっこうシリアスな役柄が多い印象ですが、今作のアホ丸出しの世襲政治家役も超笑えました。小泉進次郎構文をパロって抜けた感じを演出!演技うますぎです。
松坂桃李 出演作:『この世界の片隅に』『パーフェクトワールド』,映画『不能犯』 『娼年』『孤狼の血』『新聞記者』『流浪の月』 『ラーゲリより愛を込めて』『シン・仮面ライダー』 実写『耳をすませば』『空白』『VIVANT ヴィヴァン』
キャストその他
役名 | キャスト(出演作) |
加納恭二(かのうきょうじ/ゆいと出会ったパチプロ、アーティスト) | 錦戸亮(関ジャニ∞『トレース〜科捜研の男〜』『羊の木』『ごめんね青春!』『コットンテール』)
とにかく男の私から見てもイケメンすぎ。イケメンだけどシュール役を演じています。 |
想田豪(そうだごう/東海林と敵対する議員。元ネタは山本太郎議員?) | 山本耕史(『シン・ウルトラマン』『新選組!! 土方歳三 最期の一日』『鳴門秘帖』)
山本耕史さんは、カッコいいけどなんか見てると笑えてくる絶妙な感じが最高でした。 |
堀米削也(ほりごめさくや/人気の俳優) | 神尾楓珠(『カラダ探し』『樹海村』『ギルティ~この恋は罪ですか?』)
あれ?出番少なくない?2022年年末から2023までの休養が影響しているのかもしれませんね。 |
佐藤富恵(ゆいの母親) | 高島礼子(『極道の妻たち』『熟年離婚』『犬鳴村』)
品がない女性の役もできるなんてさすが! |
夏子(ゆいの妹) | 守屋麗奈(櫻坂46,情報番組『ラヴィット』) |
石原ヘンリーK(ゆいの担当弁護士。モデルはショーンK?) | 古田新太(『ヴィレッジ』『半沢直樹』『KAPPEI カッペイ』)
今作で古田さんが出てるシーンは全部笑えました。最高です。 |
印田薫(いんでん/大志の弁護士) | 板谷由夏(『ハケンの品格』『ホタルノヒカリ』『欲望』) |
三俣桜子(フリーのアナウンサー。大志の不倫相手) | 織田梨沙(『よだかの片想い』『コンフィデンスマンJP 』) |
早乙女(大志の秘書・運転手) | 尾美としのり(『マイ・ブロークン・マリコ』『土を喰らう十二ヵ月』『七人の恋人』) |
東海林峰子(大志の母) | 竹下景子(『ゲゲゲの女房』『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』) |
想田由衣(想田豪の妻) | 矢沢心(『すくらんぶる・ハーツ』『池袋ウエストゲートパーク』) |
シンゴ(大志の高校の同級生) | 高岸宏行(芸人ティモンディ,『いちげき』) |
赤シャツ(愛媛の議員候補) | 前原滉(『あなたの番です』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』) |
阿久根透(ゆいの事務所の社長。ヤクザ気質) | 池田成志(『池袋ウエストゲートパーク』『渇水』) |
東海林喜一郎(大志の父。元大臣。数年前に死亡) |
宇梶剛士 |
笹井(ゆいのマネージャー) |
少路勇介 |
ネタバレなし感想・アンケート評価
(これから視聴する方の参考になるよう、視聴した方は口コミ・アンケートも投票お願いします↓)
記事のアンケートでは「超おもしろい!」が64%・まあまあが「27%」と好意的な評価が90%以上です。
宮藤官九郎が脚本を手がけているだけあってセリフのひとつひとつが練られていて笑えます。クドカン節は健在です!
そしてもう1人の脚本家・大石静さんのテイストだと思うのですが、善悪で割り切れない大人の恋愛事情も鋭さと切なさを兼ね備えた視点で提示されています。
離婚に揺れる夫婦というありがちなストーリーかと思いきや、展開は変化球の連続で見ていて飽きません。
おすすめ度 | 85% |
世界観・設定 | 84% |
ストーリー | 82% |
IMDb(海外レビューサイト) | 8.4(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)※随時更新 | 批評家 % 一般の視聴者 % |
メタスコア(Metacritic)※随時更新 | (100点中) |
※以下、NetflixTBSドラマ『離婚しようよ』のストーリーネタバレありなので注意してください!
Netflix『離婚しようよ』ネタバレ感想・評価
松坂桃李さん演じる大志が演説で「10年後の私は何歳でしょう!44歳です」と進次郎構文で乗り切っていた場面に爆笑でした。「多様性」を連呼するバカ丸出しな感じがすばらしすぎます。
仲里依紗さんと錦戸亮さんの恋もすごいドキドキするんですけど、よく考えてみると女優とパチプロのイタイ恋愛で爆笑!
古田新太さんと板谷由夏さんの“学生の頃付き合ってた弁護士対決”も笑えました。
有名人の不倫騒動やサレ妻(不倫された妻)の裏側を見ているようなカタルシスもあります。
コメディの要素だけでなく、仲里依紗と松坂桃李の「お互いを好きな面もあるけど不倫騒動などでプライベートが上手くいかず離婚せざるを得ない状況」が他の登場人物も絡めた複雑な相関関係で表現されていて見応えがありました。
恋愛感情はなくても尊敬している気持ちはあり、人間の価値が浮かび上がる過程はけっこう泣けます。
最初は不倫問題だったのに解散総選挙が重なり、事態が大きくなっていく過程は痛快です。
8話では、松坂桃李が選挙に負けて、仲里依紗と離婚もしてしまう散々な結果ですが、お互いに人間的な成長を果たし、最終回9話では離婚してうまくいった新しい関係を提示できていました。
あとはドラマ内のCMやドラマで時代遅れの民放ドラマっぽい雰囲気のカットを入れまくり、TBSの自虐ネタみたいになっている構造もおもしろかったです。
劇中劇を稚拙に見せることで、「今のドラマ製作技術はもっと進んでるぜ!」と決意表明しているかのようでした。
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『離婚しようよ』のシーズン2はあるのかまだ発表されていません。シーズン1が最後スッキリ終わったので続編はなさそうな気がします。
1話ネタバレ『離婚しようよ』
大志(松坂桃李)は3年前の議員秘書時代に女子アナとちょい不倫をして妻のゆい(仲里依紗)から大目玉をくらった。
週刊誌は大志が議員になったあとに不倫の記事を出した(1年前)。それからというもの大志の支持率は急落。逆にゆいの好感度はどんどん上がっていった。
ゆいは夫に晩酌をするお酒のCMを撮影したあと、マネージャーの笹井に「離婚をどう思う?」とたずねた。笹井は「違約金が7〜8億になるから絶対離婚しないでくれ」と返す。
最近は大志が家に帰ってもゆいは出迎えない。2人はYoutubeのYUIチャンネルの配信のときだけ仲の良いフリをした。
ゆいは「撮影で年下のイケメン俳優・堀米削也(神尾楓珠)と何度もキスをした」と言うが、大志は「お疲れ」としか言わない。
大志とゆいは、毎週末に地元・愛媛に帰って大志の後援者や地域の人と交流する生活をしていた。
ゆいは別で飛行機に乗る予定だったが、前日に偶然ぶつかった恭二(錦戸亮)に声をかけられ、パチンコに付き合わされたあと、一緒に食事をして雨の中を散歩する。
先に愛媛に行った大志はフリーアナウンサーになっていた元不倫相手・桜子に呼び出されノコノコホテルへ。運転手の早乙女に止められる。
翌日は2月3日の節分。大志とゆいは愛媛の神社で豆まきをする。
ゆいは過去に大志が雨の街頭演説中に傘をさしてくれたことを思い出し、「雨が降ったらやり直そう」と考える。
逆に大志は「雨が降ったら離婚しよう」と考えていた。
大雨になり豆まきは中止。濡れたゆいを見た大志は控室で襲いかかった。そのあとはまた晴れ間がさす。
大志は「離婚しよう」と言う。ゆいは「私もそう思っていた」と返す。
第1話 終わり
エピソード1の感想
松坂桃李さん演じる大志のダメっぷりが最高でしたね。漢字は読めない。時代にそぐわない失言連発。反省しない。女にはだらしない…。頭が悪そうな感じがリアルでした。それでも愛媛を愛しているという美点もあるのが、大志というキャラの深いところです。
突発的な性行為のあとで離婚の話になるのも、どんな展開だよ!って感じで見応え抜群。
そして錦戸亮さんはイケメンすぎ。「すっごい出た(パチンコの玉が)」発言に仲里依紗が勘違いする場面も笑えました。
2話ネタバレ『離婚しようよ』
ゆいは胡散臭い弁護士・ヘンリーK(古田新太)に離婚を相談していた。大志とは子役の時に知り合い、大人になってから出会ったと馴れ初めを話す。
大志の不倫がスクープされそうだったときに、義母・峰子から「不貞をしても記事が出てないなら不倫じゃない」と言われて衝撃を受けた経験も話した。ヘンリーは「あなたが浮気してないなら離婚してもCMの違約金を払う義務はない」と言った。
母・富恵(高島礼子)は「ゆいの腹違いの妹・夏子(守屋麗奈)が妊娠した。東海林家から毎月援助してもらっているから離婚は勘弁して」と言う。
大志は弁護士の印田薫(板谷由夏)に離婚を相談。しかし、印田の大人の色香に惑わされそうだった。大志は「結婚を反対した議員の父・喜一郎がゆいの涙で結婚を承諾したが、その後、ゆいが演技ですぐ泣けることを知って気持ちが冷めた」と話した。
大志は家を出ることにする。
ゆいはパチンコ店で恭二にキスされる。恭二から「俺は不能なんだ」と告げられるが、それでも彼のことが好きなゆいは「私が不能を治してあげる」と言った。
いっぽう、大志は桜子を知り合いの歯医者の一室に呼び出し、熱い夜を過ごしていた。
桜子は自宅の上のフロアに住む義母・峰子に「離婚する」と言った。峰子は「男ができたの?」とたずねる。
隣の部屋で寝ていた大志が出てきた。ホテルではなく母の実家にいたのだった。
第2話 終わり
エピソード2の感想
家でめっちゃ喧嘩してもYoutubeは笑顔で撮影!この切り替えがたまりません(笑)。昨今の芸能人Youtuber家族を揶揄(やゆ)しているようでもあります。
大志が家を出たと思ったら普通に上階のママのとこにいたのも爆笑。とにかく爆笑だらけのドラマです。
3話ネタバレ『離婚しようよ』
大志は女性記者に女子アナについて聞かれて怒り、「女子アナは脱ぐか政治家になるかしかない」と桜子から受け売りの言葉を発して炎上してしまう。
ヘンリーは「離婚するなら夫が叩かれている今がチャンスだ」とゆいにアドバイス。大志と弁護士・印田も入れて4人で話し合った。印田には大学時代に上から目線のヘンリーと付き合ってフラれた過去があった。弁護士の2人は目に炎を燃やす。
ゆいの事務所の社長・阿久根は「夫婦が回転寿司へ行くCMも入れたし巫女ちゃんのスペシャル企画もあるから離婚しないでくれ!」と言う。
ゆいはドラマのクランクアップ後に堀米削也からIDのメモを渡されるが、控室でくしゃくしゃにした。
ゆいは恭二のアトリエへ行き、変な形のオブジェを気に入る。ゆいは恭二と体を重ねる。恭二は不能だったが、いろいろ尽くしてくれて大満足だった。
翌日、ゆいは上階の義母に呼び出された。自分のマネージャー・笹井と、大志の付き人・早乙女もいた。
早乙女が自分で撮影したゆいと恭二の密会写真を見せ、「離婚をやめてくれたら公表しない」と言う。
総理が2万円のスイーツの件を追求されて国会答弁中に泣いてしまい、「泣いちゃった解散」に…。解散総選挙が決行されることになった。
大志は野党の想田豪(山本耕史)とばったり会い、彼に「おもしろくなってきたね」と不敵な笑みを向けられる。
第3話 終わり
エピソード3の感想
離婚協議でゆい、印田、ヘンリーのノースリーブ選手権にはホント笑いました!学生の頃に付き合ってたヘンリーと印田の絡みが最高です。
ゆいと恭二の密会写真を見せられたマネージャーの笹井がパニクって逆ギレしていたのも吹き出しました。
4話ネタバレ『離婚しようよ』
ゆいは恭二のアトリエへ行くが、「作業があるから帰って」と冷たくされて落ち込んだ。その後、恭二から呼び出されて冷たくした謝罪を受けた後「俺らの心は自由だ」とはげまされる。
選挙を1カ月後に控えた大志は、ゆいに協力してもらうしかないと考える。
ゆいは不倫で社長やヘンリーから説教され、「選挙サポートと巫女ちゃんスペシャルの撮影を愛媛で同時並行しろ」と言われる。今は大志に協力するしかないと思った。
大志とゆいは愛媛へ飛んだ。
改革の党の想田は、大志と同じ愛媛5区から出馬することにした。新人の頃に大志の父・喜一郎議員に国会で散々いじられた恨みを晴らしたい気持ちもあった。
想田は、大志と不倫していたフリーアナ・三俣桜子に「議員にならないか?」とスカウト。
想田と妻・由衣はアウェイの愛媛へ。最初は見向きもされなかったが、抜群の話術とカリスマ性で支持者を増やしていった。
大志はゆいから「好きな人がいる」と不倫を聞いてショックを受ける。
第4話 終わり
エピソード4の感想
山本耕史さんがギターを弾きながらアウェイの会場を笑いに変えていくトークと歌声で魅了してくれました。
恭二(錦戸亮)は、自分でもなぜかわからないけど冷たくしちゃうようですが、めっちゃ面倒臭いヤツですね(笑)。
5話ネタバレ『離婚しようよ』
三俣桜子からホテルお誘いメールを受けた大志は我慢ができず、胡蝶蘭の大箱の中に入り込み、同級生で選挙を手伝ってくれるシンゴにホテルの部屋まで運ばせた。
三俣の誘いはウソで、部屋には想田もいた。想田は明日の公開討論の質問書を渡してきた。
大志は公開討論で想田から「あなたの父が作ったBSL-4(ウィルスのレベル4実験施設)が稼働しておらず、血税数十億が無駄になった」と言われる。大志は頑張って回答しようとするが、言いくるめられてボロ負けした。
恭二は松山城にゆいを呼び出し、「会いたいから愛媛の古民家に引っ越してきた」と言う。
ゆいと恭二は古民家で体を重ね合うが、“合体”だけはできずにお互いいら立つ。
ゆいの姉から「母が刺された」と連絡が入る。ゆいは飛んで帰ったが、母・富子はかすり傷だと笑った。痴情のもつれによるちょっとしたこぜりあいだったらしい。
ゆいは妊娠検査薬で自分が妊娠していることを知っておどろく。節分で大志に神社で抱かれた日だ…。
第5話終わり
エピソード5の感想
松坂桃李さんの理性を保とうとしながらも欲望に負けちゃう演技が最高です。
ゆいの不倫相手である恭二が大志の公開討論にくるなど関係性がますます複雑になってきましたね。しかも恭二は大志を応援しているようです。
そしてまさかのゆいの妊娠!どんどん話がややこしくなってきました!
6話ネタバレ『離婚しようよ』
ゆいは妊娠したことを大志に告げる。
恭二にも妊娠を話した。恭二は「男が誰でも、ゆいの子なら俺の子」と言ってくれたが、ゆいの感情が追いつかない。
ゆいは妊娠のことを義母・峰子や早乙女、マネージャーの笹井に話し、「相手の男性は不能だから大志の子だ!でも私は不倫した!合体以外のことは全部した」とさけぶ。
恭二は大志をアトリエに呼び出して話し合った。大志は「恭二は俺にないものを全部持っている」と彼の根拠のない自信に感動してしまう。
峰子は選挙の公示日(出馬者の正式発表)に「大志の妻・ゆいが妊娠しました」とフライング発表。世論の指示を得るためだった。ゆいの事務所やヘンリーは慌てる。
三俣桜子は節分の前日に大志がホテルに来た時の写真を週刊誌にリーク。
自分を抱いた前日に三俣に会っていたと知ったゆいは怒り狂い、自分が不倫していることを同じ週刊誌に暴露した。週刊誌には大志とゆいのW不倫が報じられる
第6話 終わり
エピソード6の感想
大志が恭二に人間的な魅力を見つける展開はなかなか深いですね。妻の不倫相手が自分にないものを持っているというのはある意味正しい気もします。
ストーリーは妊娠発覚の上にW不倫報道…。
7話ネタバレ『離婚しようよ』
大志の母・峰子は「合体していなければ不倫じゃない!」と言い張る。
ゆいの母・富子の家にも記者たちがやってきた。富子は記者たちに暴言を吐いてホースで水をまき、ネットでバズる。
不能だと勝手に暴露された恭二は「これが今の俺の気持ち」と言って変な形のオブジェを見せる。ゆいは「いらない」と言った。
ゆいと大志はW不倫の謝罪会見を開く。しかしゆいへの感情が自分でもよくわからなくなってしまった大志は「なんで離婚しなきゃいけないんだよ」と泣いてしまった。
ゆいは「選挙に勝ったらやり直そう」と言う。2人は報道陣の前で土下座した。
W不倫騒動で大志の支持率はさらに下がる。
心を入れ替えた大志は街の人たちのグチや意見を真摯に聞くようになり、少しずつ心をつかんでいった。
大志のことを気に入った恭二は、選挙演説のそばの海で溺れているフリをして大志に助けられる。大志を英雄にするためだ。しかし選挙中は新聞に実名が載らず、恭二はがっかりする。
大志は三俣桜子にこれまでの言動を謝罪し、市民の声を聞いて回った。
第7話 終わり
エピソード7の感想
恭二が作ったオブジェはウ○コ?チ○コ?みたいな形をしていて笑いました。もしチ○コだとしたら不能への葛藤が表現されているのか!?
大志の母・峰子の「合体していなければ不倫じゃない!」発言も秀逸すぎる!
8話ネタバレ『離婚しようよ』
投票日が迫り、公開討論が開かれる。
想田は「ウィルス研究所は稼働しておらず税金の無駄遣いだ」と言うが、大志は「これからの時代はウィルス研究が必要だ」としっかり返答。さらに想田の根拠のないジェンダー平等を「街の人の声を聞いたのか?女性の議員率など数字だけがすべてなのか?」と批判してみせた。
選挙活動をすべてやり切った大志とゆいの絆は深まり、「なんで別れるんだっけ?」と笑い合った。
ついに開票日。想田が幹事長を務める改革の党は議席を過半数取得して政権をひっくり返した。三俣も比例で当選を果たす。
しかし愛媛5区の大志と想田は大接戦で夜になってもまだ結果が出ない。
深夜になり、大志は敗れたと連絡を受けて涙を流しながら「人間、東海林大志は今からスタートです」と敗戦の弁をふるった。たったの100票差だった。
大志とゆいは葛藤はありつつも離婚届を出しに行く。明け方4時に届けは役所で受理された。
第8話 終わり
エピソード8の感想
大志とゆいの「世間じゃなく自分の意思で離婚したい」という言葉が刺さりました。確かに芸能人の不倫報道とか騒がれますけど、厳密には違法ではないですし、どういう経緯かもわからないですし、世間に流されず当人たちが決めるべきことですよね。
『離婚しようよ』最終回第9話ネタバレ
大志が選挙で敗れてから4カ月が経過。
ゆいは男児を出産。自由に生きるという意味を込めて陽自(ようじ)と名付けた。
大志は久しぶりにゆいに会って息子を見つめる。しかし離婚への後悔もあり、感動よりも複雑な思いが先にきてしまう。
それから3年後。
すっかり選挙にハマった恭二は、パチプロ兼選挙ブロガーになり、日本各地を飛び回っていた。
ゆいは主演作でベルリンで賞を獲得し、レッドカーペットを歩く。息子の陽自は大志の母・峰子に預けることが多かった。富子に預けると育ちが悪くなってしまいそうだからだ。大志もよく陽自に会っている。
富子はゆいに「峰子さんの考えに似てきた」と言う。ハッとしたゆいは、富子にも息子を預けるようになった。
ヘンリーと印田は高級レストランで昔を思い出し、恋の予感をのぞかせる。
大志とゆいは陽自を連れて遊びに出かける。
夜に陽自が寝たあと、大志は復縁をにおわせた。
ゆいは「結婚がダメ。再婚しないほうがうまくいく」と言う。
ゆいは共演者と付き合っていた。
ほどなくして想田幹事長が愛媛のウィルス研究施設を売った製薬会社から賄賂をもらっていることが判明。想田は責任を取り、議員辞職した。
選挙の時期になり、大志は愛媛5区で必死に選挙活動を続ける。最終日はゆいが巫女ちゃんの格好で応援に駆けつけてくれた。
大志は無事に当選を果たす。峰子も早乙女も歓喜した。
大志は週に4日は陽自の面倒を見るようになる。キッチンカーでパンを売っている想田夫妻にはげまされた。
大志は国会で現政権の子育て支援について追求し「失敗や間違いを恐れないで行動しろ」と所信表明をする。
『離婚しようよ』最終話おわり
最終回の感想・考察
W不倫に選挙まであっていろいろ複雑でしたが、最後には「失敗を恐れるな」という普遍的なテーマがしっかり浮かび上がってきました。
ゆいは大志と離婚をしても義母・峰子に息子の面倒を見てもらう、というかなり斬新な家族の形態でしたが、これも既成概念にとらわれてはいけないという教訓のようです。
大志が不倫と離婚を後悔しつつ、人として、国会議員として成長できたラストにも胸を打たれました。
過去への後悔は避けられないけど、それでも前に進めるという前向きなメッセージがあります。
山本耕史さん演じる想田がやらかしてもパン屋さんとして復活するオチもよかった。矢沢心さん演じる妻・由衣も夫を見捨てておらず、信頼関係は本物だったと伺えます。
最終話はやや駆け足な感じもありましたが、シチュエーションに笑えつつも日本の現状に対する鋭いメッセージが盛り込まれていて深く考えさせられました。
「何かやらかしたら1発アウト!もうやり直しはきかない!」というのが日本の現状だと思いますけど、そういう社会だと改革もできず、足の引っ張り合いになって誰のプラスにもならないですよね。
大志から復縁について相談された印田が「復縁に弁護士はいらない」と言ってましたが、名言多すぎですよねこのドラマ。クドカンと大石静の手腕が光ます。
また、ゆいが息子を陽自と名付けたのは、恭二の自由なマインドを反映させたかったからでしょう。
ゆいと恭二の恋の終わりは少し煮え切らない感じもありましたが、息子の名前に彼への感謝がしっかり込められていると気づいて感動しました。
最後のまとめ
Netflix×TBSの『日本沈没―希望のひと―』は賛否両論でしたが、本作でその汚名を挽回できたのではないでしょうか?
宮藤官九郎さんには今後も民法では流せないような攻めたネタを入れたドラマをNetflixで作ってほしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『離婚しようよ』レビュー終わり!
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