Netflix『御手洗家、炎上する』全話ネタバレ最終回,キャスト相関図!真犯人は?ラストあらすじ感想評価

  • 2023年11月15日

Netflix実写ドラマ『御手洗家、炎上する』(みたらいけ炎上する)。13年前の火事は、母の親友のシングルマザーの放火だった!?母の人生を奪った火事の真相を知るため、家政婦のフリをして豪邸に侵入する復讐サスペンス!

CineMag
永野芽郁と鈴木京香のバチバチバトルが開幕です!

作品情報・相関図・キャスト紹介

あらすじ

ネタバレなしの感想

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

全8話ネタバレあらすじ・最終回ラスト結末解説

これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

Netflixドラマ『御手洗家、炎上する』おもしろかった?(投票どうぞ)

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↓原作漫画の全巻ストーリー・最終回ラスト結末は下記記事へ↓

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『御手洗家、炎上する』1巻

Netflix『御手洗家、炎上する』作品情報・予告

公開2023年7月13日(木)
制作国:日本
話数:全8話
英題:『Burn the House Down』
ジャンル:復讐サスペンス
年齢制限:13+(13歳以上推奨)
監督:平川雄一朗
脚本:金子ありさ(『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』)
原作藤沢もやし著『御手洗家、炎上する』(2017〜2021)講談社-Kiss KC
主題歌:Vaundy「カーニバル」
制作:Netflix|オフィスクレッシェンド
配給:Netflix

監督の平川雄一朗さんは『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、『白夜行』(2006)、『JIN-仁-』(2009)、『義母と娘のブルース』(2018)、『天国と地獄〜サイコな2人〜』(2021)などを担当。綾瀬はるかさん主演の作品で演出を務めることが多いですね。

映画では実写『約束のネバーランド』(2020)、実写『耳をすませば』(2022)などを担当していますが、どちらも賛否両論です。

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実写映画『耳をすませば』

『御手洗家、炎上する』あらすじ

Netflix『御手洗家、炎上する』13年前の火事

13年前。大病院を経営する御手洗家は火事で全焼。杏子の母・皐月は「私の不注意だった」と泣いて土下座した。

御手洗家の長女・杏子は、ヤジ馬のなかで笑っている真希子(母と仲が良かったシングルマザー)を見つける。

母・皐月は責任を取るように父・治と離婚。小学生の杏子と柚子(妹)を連れて家を出た。

現在。母・皐月はストレスで倒れ、記憶喪失になっていた。

真希子(鈴木京香)が父・治と再婚していたと知った杏子(永野芽郁)は、「火事は彼女の放火で、最初からすべて計画されていた」と確信し、復讐を誓う。

杏子は「山内しずか」の偽名で家事代行スタッフとして御手洗家に上がり込み、証拠を探す。しかし御手洗家にはおどろくべき秘密が隠されていた…。

『御手洗家、炎上する』相関図とキャスト

『御手洗家、炎上する』相関図
『御手洗家、炎上する』相関図

杏子|永野芽郁

永野芽郁

村田杏子、旧名は御手洗杏子。真希子に復讐するために、山内しずかの偽名で家事代行サービスとして御手洗家にやってきた。
透明感だけでなくミステリアスさも兼ね備えた永野芽郁さんは、杏子役にぴったりでした。まだお若いですけど、どんな役もこなせてすごいと思います。

永野芽郁 代表作:『連続テレビ小説 半分、青い。』映画『俺物語!!』『地獄の花園』『キネマの神様』『そして、バトンは渡された』『マイ・ブロークン・マリコ』『母性』

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御手洗 真希子|鈴木京香

鈴木京香

みたらい まきこ。シングルマザー時代は杏子の母・皐月の親友だった。火事のあとで御手洗治と再婚。現在は主婦モデルとしてSNSやメディアで大活躍!
漫画の真希子に比べると年齢がちょっと上かなとも思いましたが、中盤以降の狂気の表情はさすが鈴木京香さん。ストーリーに説得力を持たせていました。

鈴木京香 代表作:『君の名は』『きらきらひかる』『セカンドバージン』映画『ラヂオの時間』『血と骨』『清須会議』

村田 柚子|恒松祐里

むらた ゆず。杏子の妹。

原作の柚子とだいぶイメージが違いましたが全然アリだと思いました。でも永野芽郁さんと姉妹役だと、どちらが妹かよくわからないですね。(恒松祐里さんが1歳上です。)

恒松祐里さんは『全裸監督シーズン2』や『今際の国のアリスシーズン2』などNetflix作品によく出ているイメージ。

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御手洗 希一|工藤阿須加

みたらい きいち。真希子の長男。一流商社に勤めていることになっているが…。
工藤阿須加さんもイメージピッタリでした。陰気な雰囲気がすばらしい。

工藤阿須加 出演作:『華麗なる一族』『連続殺人鬼カエル男』『星から来たあなた 』映画『ちょっと今から仕事やめてくる』

御手洗 真二|中川大志

みたらい しんじ。帝明大学の学生。義父・治の跡を継ぐために医学部に三浪して入った。

中川大志 出演作:『ボクの殺意が恋をした』映画『虹色デイズ』『FUNNY BUNNY』『スクロール』

キャストその他

役名 キャスト
村田皐月(さつき。杏子と柚子の母。父・治の前妻。) 吉瀬美智子
御手洗 治(おさむ。杏子と柚子の父。皐月の元夫。真希子の旦那) 及川光博
クレア(杏子の親友。コスプレデザイナー) 北乃きい(ぽっちゃりの原作クレアとは違います。)
市原美津子(御手洗病院の看護師長。十数年前から御手洗家に関わっている) 濱田マリ
葛木七海(真二に気がある帝明大学生) 小西桜子

ネタバレなし感想・海外評価

シネマグ
実写化としてのクオリティはなかなかです!永野芽郁さん演じるヒロインの魅力も抜群!鈴木京香さんの圧力もすごいです!

ただドス黒い復讐サスペンスというより、昼ドラを薄めた感じの内容なので見る人を選ぶでしょう。

韓ドラみたいな超ドロドロを求めていると肩透かしを喰らうかもしれません。

真犯人をめぐって二転三転する展開はおもしろいですが「サスペンスとしてすごく緻密か?」というと、割とツッコミどころもある感じ。

感想を語る犬
逆に言うとあまり頭でっかちにならずに裏切り合戦を楽しめる作品です。
おすすめ度 70%
世界観 85%
ストーリー 78%
IMDb(海外レビューサイト) 7.5(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家 ?%
一般の視聴者 80%
メタスコア(Metacritic)※随時更新 (100点中)

※以下、Netflix『御手洗家、炎上する』のストーリーネタバレありなので注意してください!

1話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

鈴木京香と永野芽郁

杏子は「山内しずか」という偽名を使い、家事代行サービスで御手洗家に入り込む。

母・皐月が大切にしていたバレッタや靴を見つけて病院にいる彼女に渡し、記憶が戻るよう祈った。

真希子は「絶対に2階に上がるな」と言った。杏子は真希子の不在時に2階を散策。ある部屋に入ると、ひきこもりの青年がいることに気づく。青年は部屋に入ってきた杏子を追い出した。

13年前にうちに遊びにきてゲームばかりしていた次男・真二かと思ったが、ペテルギウスなど会話した内容から、ひきこもり男は13年前高校生だった長男・希一のほうだと判明。

杏子は希一にご飯を作り、餌付けしようと試みる。しかし希一に服を引っ張られた際にボタンを落としてしまった。

真希子は落ちていたボタンを見つけて杏子が2階に上がったことを知り、容赦なく解雇する。

第1話 おわり

エピソード1の感想

永野芽郁さんは透明感と可憐さを兼ね備えていて杏子役にピッタリですね。鈴木京香さんも流石の迫力。

希一が杏子のボタンをわざと引きちぎった感じでしたが、この演出は原作にはなかった気がします。細かいですね。

2話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

妹の柚子は一緒に住む杏子から復讐計画を聞いてはいたが、「危険だから一切関わるな」と言われていた。

柚子は合コンで御手洗家の次男・真二と偶然再会し、家の秘密を聞き出そうとする。

柚子から真希子の情報を聞いた杏子は、偶然をよそおってコンテナに大量のゴミを運んでいる真希子に会い、「秘密は絶対に守るから働かせてくれ」と頭を下げる。

真希子は杏子と再契約することにした。

真希子は杏子のアドバイスで、シングルマザー時代の苦労をインタビューで語る。すると世間から大反響だった。

杏子はクローゼットで希一に手を振り払われ、すり傷を負わされる。希一は申し訳なさそうに家事を手伝ってくれた。

杏子は真希子のクローゼットに13年前の火事当日の監視カメラに映っていたニットカーディガンがあるのを発見。彼女が犯人だと確信した。

第2話 終わり

エピソード2の感想

鈴木京香さん演じる真希子が漫画に比べるとねちっこさや怖さが少ない気がします。まだ2話なので今後どう豹変するか見ものですね!

3話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

クローゼットにカメラを仕掛けていた希一は家政婦の山内しずかが服をあさっている映像を見た。そして彼女が13年前にこの場所に住んでいた杏子だと確信する

希一に問い詰められた杏子は「記憶喪失の母を回復させるために、この家にある母のものを取りにきた」と目的をごまかした。

杏子は真希子にバレたら柚子にまで影響がおよぶと考え、アパートを出てネットカフェで過ごす。

真希子から呼び出されて覚悟して行くが、「TVで披露するから料理を教えて欲しい」と言われただけだった。真希子は杏子の手料理を勝手にインスタにアップし、それが仕事につながったようだ。

希一は杏子の正体を母・真希子に話していなかった。しかし杏子を利用するつもりらしく「奴隷になれ」と言ってきた。

杏子は希一に部屋に呼ばれ、「ネット広告で稼いでいるから記事作成を手伝え」と言われる。

杏子は希一に押さえつけられ、襲われそうになった。ちょうど真二が帰ってきたので何もなかったが、恐怖で逃げるように帰宅した。

杏子は1人では限界があると考え、柚子に助けを求める。

柚子は真二を通じて父・治と病院で会い、書庫のカルテの中にある13年前の監視カメラのSDカード(父が捨てたものを杏子がカルテに隠した)をゲット。しかしその様子を看護師長・市原に見られていた。

杏子、柚子、クレアはSDカードの動画を再生。真希子が持っていたニットは映っていたが、顔は見えなかった

いっぽう希一は、自分が運営するサイトの掲示板に「今日はうな重よ」と真希子からメッセージが入っているのを見て愕然(がくぜん)とし、パソコンを破壊した。

希一は杏子に「火事の手がかりを教えてやる」と言う。

第3話 終わり

エピソード3の感想

動画データはそのまま再生を続ければ真犯人の体くらいは映りそうなのに、すぐ停止してあきらめたのが気になりました。

視界を塞ぐドアの閉まる速度よりも早く犯人が裏手に回ったので見えないということなんでしょうけど、その確認の過程がはしょられて少しわかりにくいと思いました。

4話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

真希子は狂気の表情を浮かべながら、「希一が死ぬまで面倒を見る」と杏子に言う。

13年前の火事の真相が気になる希一は、「手がかりを得られる場所へ行こう」と杏子を誘う。しかし外へ出た瞬間にめまいがして、結局すぐに帰宅した。

杏子は部屋でウジウジする希一に「クソニート!」と罵声を浴びせ、汚部屋を一緒に片付けた。

その様子を見ていた真二は「山内さんが兄を変えてくれた!」と感動する。しかし真二は山内の行動に不信感も感じ、尾行した。

希一からのメールで真二の尾行に気づいた杏子はクレアのアパートへ行き、クレアに母親っぽい声を出させた。それを見た真二は“山内さん”を疑ったことを後悔する。

杏子は希一と一緒に外出。希一は高校の同級生・野本に会い、真希子が再婚したときに周囲の素行の悪い友達に金を渡して希一に近づかないようにさせていたと知る。

希一は杏子に「帝明大の医学部に受かったけど母が関係者に金を渡しており、裏口入学だとネットで叩かれて引きこもりになった」と告白。

クレアは真希子の過去のブログと思われる「Maiの日々ブログ」を発見。

柚子は秘密裏に父・治と会ってニットの件を話し、「真希子が火事の犯人ではないか」と続けた。

柚子は母・皐月が当時mixiのオフ会に行っていたと知る。mixiで母と趣味がまったく一緒の「エリーゼさんの日記」を見つけるが、日記は非公開だった。

希一は杏子と二つ隣の三沢野駅へ。駅近くのボロアパートが真希子、希一、真二の3人が13年前に暮らしていた場所だった。

希一は今は誰も住んでいないボロ部屋の天井裏に隠していた、当時家族で使っていたノートパソコンを取り出す。

そのパソコンからエリーゼの日記に入ることができた。なんと日記を書いていたのは皐月のファッションを真似た真希子だったのだ。

いっぽう、柚子は父・治に呼び出される。なんと真希子も現れた

第4話 終わり

エピソード4の感想

希一が昔住んでたアパートでノートPCを発見するくだりは、原作漫画では隣人から受け取るのですが、屋根裏にずっとあったことになっていましたね。

杏子が昔希一からもらったコンパスを大事に持っている設定もドラマオリジナルです。これは良い脚色だと思いました。

5話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

真希子は「私が持っていたニットは監視カメラに映っていたのとは別のもの。家族を壊すな」と柚子をおどした。

真希子は看護師の市原を使って夫・治の部屋に盗聴器を仕掛け、さらに服にまで忍び込ませていた。柚子と治の会話を盗聴してニットが疑われていると知り、治が探す前にクローゼットから取り出して燃やしていたのだ

柚子から「真希子にすべてバレた…」と聞いた杏子は、父・治のところに乗り込む。

治は火事のあと、自分の評判を気にして捜査を打ち切らせたと杏子に話す。

そこへ市原がやってきて院長室の盗聴器を外し、「13年前の火事のあった時間に、皐月さんは私が倒したカルテ棚を一緒に片付けてくれていた」と杏子に話す。

4カ月後。杏子は真希子のマネージャーになり忙しい日々を送っていた。

エリーゼの日記の当時のオフ会に参加していたメンバーに接触した柚子は、オフ会は撮影厳禁だったと知る。さらにコミュニティの管理人・ムジナがエリーゼの情報を握っていると聞いた。

真二は、葛木七海とデート中に音信不通になった柚子を発見して追いかける。

クレアは、杏子が持ってきたノートパソコンの隠しファイルを見つけた。ファイルを開くと真希子が皐月の悪口を書き込んでいた日記があった。

第5話 終わり

エピソード5の感想

柚子を脅しているときや、病院の関係者に悪態をついているときの鈴木京香さんの演技が最高でしたね。

シネマグ
迫力と凄みが違います!

また真希子が「柚子が放火を疑っている」と話したときに真二の動きが止まっていましたが、これは最終回の伏線です。

あと今回気になったのは、看護師長・市原は「火事になった時刻に皐月と一緒にいた」と、当時なぜ警察に証言しなかったのでしょう?それだけで皐月が犯人扱いされることはなかったのでは?

そもそも、皐月がなぜ当時「自分がやった」と認めてしまったのかがフワフワしています。いくら自分の考えがない人だったとしても行動原理がよくわかりません。

6話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

真二は柚子を追って皐月が入院している病院までついてきた。部屋の外から記憶障害の皐月を見た真二は、自責の念にかられる。

真二は柚子に協力したいと言うが、彼の服に盗聴器が仕込まれているのに気づいた柚子は「真希子が憎くて彼女のせいにしたいだけ」と言って突き放した。

デートをすっぽかされた七海(実はパパ活女子でアカウント名は天使ちゃん)は真二にイラついていた。玉の輿を狙うため、後日風邪で寝込んでいる真二の見舞いに自宅に行く。

七海は真二に招かれて自宅に入り、うどんを作る。帰ってきた真希子が真二に寝室へ行けと言った。

真希子は七海が金目当てだと見抜き、「2度と来るな」と彼女を脅す。

イラついた七海は、真希子が自分に向かって「インスタの情報なんて全部ウソ」と言った時の録音をSNSで公開!音声データは解析できず本人と断定はされなかったが、それでも真希子は炎上した。

杏子は七海のところへ行ってパパ活中の隠し撮り写真を見せ、「録音を取り下げて謝罪しないとこの写真をばらまく」と脅した。

杏子は真希子と同じような行動を取った自分を恥ずかしく思った。久しぶりに会った希一が料理をふるまってくれる。杏子は泣いた。

真希子は、かつてのエリーゼの日記のコミュニティ管理人・ムジナがネットに自分の暴露記事をアップしているのを見て不安になる。

真希子は柚子が昔のコミュニティメンバーに会っているのを知って激怒し、柚子を無理やり家に連れてくる。

柚子は真二や治の前で、「火事があった13年前の12月21日、真希子がクローゼットにいたのを見た」と言う。真希子は証拠がないとごまかした。

そこへ杏子がやってきてわざとみんなの前で「ムジナに会って暴露記事を削除させた」と言う。そして「ムジナは関わっておらず、暴露記事は偽装で、ある人(希一)に相談してウソの炎上をよそおった」と続けた。

「御手洗杏子です」杏子はついに正体を暴露する。

そして13年前12月21日の写真(本物のムジナがファンミーティングで撮影したもの)を見せた。あのニットを着た真希子が映っている。

第6話 終わり

エピソード6の感想

真希子の音声データが解析できないから本人と特定できないという理屈はわかるのですが、実写だと鈴木京香さんの妖艶な声に特徴がありすぎて一発で本人と特定できます(笑)。

希一が杏子の着替えをのぞいてしまう原作のシーンは、服を着ている危なげないシチュエーションになってましたね。

7話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

杏子は「本物のムジナさんから、あの日ファンミーティングが終わったあと真希子を尾行すると自宅でなく御手洗家の最寄駅で降りていたと聞いた」と話す。

真希子は「駅近くのスーパーでバイトをしていた」とごまかす。しかし「その日、杏子と柚子がスーパーにカレールウを買いに来ていた」と付け加えたためにウソが発覚。皐月はカレールウを使わないからだ。

杏子は真希子にせまる。

真希子は階段の上に希一がいるのを見て、「私がやりました」と罪を告白した

杏子は「母に謝罪しろ」と言った。

翌日、真希子は自宅から逃げ出して、勝手に本の出版会見を開いていた。完全に開き直っている。

真希子は「自分がいなければ病院の経営は成り立たない」と治をおどし、メディアの前で「すばらしい妻です」と証言させた。

そんな中 真希子のインスタが乗っ取られ、片付いてない家の中や、家事代行の証拠写真が次々にアップされる

真希子の仮面がはがれ、大炎上した。

真希子は皐月がいる病院へ行く。

皐月は「少し前にネットで13年前の火事をことを見て記憶を取り戻し、看護師の市原に現状を聞いて怒りに震え、撮らせた写真をアップした」と話す。

皐月は「ずっとあなたが嫌いだった」と言う。真希子は「私も」と返した。

炎上して自宅までマスコミに囲まれた真希子は「うるせえ!」と怒鳴り、火に油を注いでしまう。

そして御手洗家は崩壊した。

希一は、母・真希子が自分を地下に隠そうとすることに耐えられず、2階の窓から外へ飛び降りて公園へ走った。

公園に杏子が駆けつける。希一は杏子を抱きしめた

真希子は警察で取り調べを受ける。

刑事から「火事の際に少年が御手洗家から出たという目撃情報があった」と聞かされると、真希子は「自分がやりました」とあっさり自白した。

第7話 終わり

エピソード7の感想

今度は母・皐月が真希子を炎上させた!という展開にすごいカタルシスがありました。13年の時を超え、炎上返しが決まりましたね!

皐月は離婚したあと、それまでの真希子と同じようにシングルマザーとして苦しい生活を送りましたが、2人の人生が本当に入れ替わっているのが興味深いです。本当にうまい設定ですよね。

感想を語る犬
それにしても夫・治は本当にクズです。悪気はないけど杏子と柚子を2回も捨てる最悪な男だと思いました。演じるミッチーの軽い感じが、クズさに説得力を持たせています(笑)。

最終回8話ネタバレ『御手洗家、炎上する』

希一は杏子をさそって山のふもとまでやってきた。そして「俺と一緒に逃げてくれない」と言う。2人は山を登り、星がきれいな場所へ到着して空をながめる。希一はコンパスを杏子に返した。

翌日、なんと希一が13年前の放火で自首。杏子は彼が放火の犯人だったと知っておどろいた

杏子と柚子は真希子の家へ乗り込む。

真希子は「希一が犯人かもしれないと思い、これまでなんとか隠そうとしてきた」と話す。火事の日にクローゼットにいた件については、皐月から盗った物を返していたらしい。

真希子のタバコが酒に引火して火事が起こる。真二がわめきながら火を消し、「火事の犯人は俺です」と告白した

13年前の火事の日、なぜか家にあった皐月のニットを返しに御手洗家へ行った真二は、美味しそうなカレーに火をつけた。そして鍋つかみに引火してパニックになり、逃げたと言う

真二は病院で皐月に土下座する。

皐月は「あなたを許さない。だけど、あなたが今後どんなにバッシングを受けても、私はあなたの存在を真剣に考えている」と言った

真二は警察で取り調べを受ける。しかし当時14歳以下だったため、刑事責任なしで罪に問われなかった

真二は治に土下座し、償いのために病院で働かせてほしいと言う。治は市原に説得されて了承した。

真希子は治と離婚する。真希子はYoutubeをはじめ、それなりに好評だった。

釈放された希一のところに真希子がやってくる。そこへ杏子もやってきた。

杏子は「希一さんを私にください」とプロポーズ。希一はOKする。予想外の展開に真希子はおどろいた

数カ月後。

柚子は派遣会社に就職。

母・皐月は退院し、柚子と暮らしている。

杏子はクレアと一緒にデザインの会社を立ち上げた。

杏子は、仕事から早めに帰ってきた希一と笑い合う

Netflixドラマ『御手洗家、炎上する』終わり

最終回エピソード8の感想

シネマグ
最終回でキレイに鎮火したという感じでしたね。

真希子は過去の窃盗、杏子は身分詐称や炎上工作や不正録音、真二は過去の放火をダンマリと、みんなわりと罪を犯しているので丸く収まるのはちょっと違和感もあります。

しかし「誰かを吊し上げて公開処刑!」というより、どんな過去があっても、どんな間違った生き方をしてもやり直せるというメッセージが根底にあるのでしょう。

杏子が希一にプロポーズするくだりは少女漫画でなく実写で見るとやや唐突な感じはありましたが、復讐女とひきこもりという世間から逸脱した者同士が結ばれるラストには感動がありました

いろいろモヤモヤは残りますが、全体的には楽しめました。

Netflix『御手洗家、炎上する』ネタバレ感想・評価

Netflixオリジナルドラマ『御手洗家、炎上する』の評価は80点
シネマグ
原作漫画を非常に丁寧に実写化した佳作です。制作陣の努力が感じられました。

ただ原作の設定から大きな変更はないため、実写だと違和感がある箇所が少なくありません。

例えば3話で出てきた13年前の火事当時の監視カメラの映像。犯人の服が映っているところで静止し、なぜかそこから先の映像を見ようとしないのが気になりました。

結果的に顔が見えなかったとしても続きを再生しないのは不自然です。

あとは元も子もないですが、そもそも母の皐月が自分のせいで火事が起きたと自白しなければ、いろんな問題が起きずに済んだのでは?という疑問もあります。

シネマグ
当時真犯人が見つかっても少年なので罪に問われず過失で済み、めでたしめでたしだったはずです。

キャストについてはヒロイン・杏子役の永野芽郁さんと希一役の工藤阿須加さんはピッタリ!

真希子役の鈴木京香さんも雰囲気や演技はすばらしくて迫力満点なんですが、原作と年齢設定に10歳以上差があり、特に過去の回想シーンでの年齢が合っていないと感じました。

あとは鈴木京香さんは原作漫画の真希子よりはかなりいい人に見えましたが、独特のカリスマ性みたいなものがあってこれはこれでよかったです。

感想を語る犬
全体的には意外とサラッとしたサスペンス・ヒューマンドラマという印象でした。

2023年のNetflixオリジナル日本ドラマだと、宮藤官九郎脚本、仲里依紗・松坂桃李主演の『離婚しようよ』のほうがおもしろかったです。

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最後のまとめ

Netflixオリジナルの日本ドラマ『御手洗家、炎上する』は原作漫画をなかなかのクオリティで再現したものの、脚色が完璧とはいえずツッコミどころのある展開がやや見受けられました。

全体的に二転三転する展開がおもしろかったですが、もう少し緻密さがあればなお良かったです。

シネマグ
漫画を実写化する際は、リアリティを担保できるように大胆な脚色が必要だと感じました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。ネトフリ『御手洗家、炎上する』レビュー終わり!

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