Netflix『サンクチュアリ-聖域-』全話ネタバレ感想・相関図,最終回あらすじ評価,キャスト,相撲ドラマ解説

  • 2024年4月14日

2023年5月4日から配信されたNetflixオリジナル日本ドラマ『サンクチュアリ-聖域-』。金のために相撲界になぐりこみをかけた一ノ瀬ワタルさん演じるクズ力士がのし上がる痛快劇

シーズン1は全8話です。

CineMag
主人公のクズ男っぷりがクセになり爆笑相撲部屋の地獄の稽古やシゴキはリアリティ抜群まさかのサスペンス要素もアリスポ根の傑作ドラマ爆誕です!

作品情報・相関図キャスト紹介

ネタバレなしの感想

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

全8話ネタバレあらすじ・最終回のラスト結末解説

これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

Netflix『サンクチュアリ-聖域-』おもしろかった!?(投票どうぞ)

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Netflix『サンクチュアリ-聖域-』作品情報・予告

公開:2023/05/04
制作国日本
話数:シーズン1全8話
英題:『Sanctuary』
ジャンル:相撲、スポーツ、ヒューマンドラマ
年齢制限:16+(暴力シーン,お色気シーンあり)
監督:江口カン(『ザ・ファブル』シリーズ)
脚本:金沢知樹(『半沢直樹』)
原作:なし、ドラマオリジナル作品
制作:SLOW TIDE
配給:Netflix

江口カン監督と脚本の金沢知樹さんはローカルドラマ『ガチ星』(2016)以来にタッグを組みました。

『サンクチュアリ聖域』Netflixあらすじ

『サンクチュアリ-聖域-』Netflixオリジナルドラマ

九州に住む高校生の小瀬清(一ノ瀬ワタル)は、親方・猿将(ピエール瀧)にスカウトされて猿将部屋へ入る。猿将から「相撲なら金を稼げる」と聞いたのだ。

小瀬の母・早苗(余貴美子)は男と遊び歩き、借金が膨大になっていた。

小瀬は、たよりない父親・浩二(きたろう)に見送られて一攫千金を夢みて東京へ出発する。

それから半年後。小瀬は兄弟子から毎日イジメのようなシゴキを受けていた。それでも小瀬はめげず、兄弟子に暴言を吐く。

小瀬は兄弟子の猿谷と、ことあるごとに衝突した。

ベテラン記者の時津(田口トモロヲ)に連れられて、態度の悪い帰国子女の飛鳥(忽那汐里)が猿将部屋を担当することになった。飛鳥は相撲に興味がなかったが、問題を起こして政治部から移動させられたのだ。

小瀬は序ノ口では優勝するが、どう頑張っても兄弟子に歯が立たない。

逃げ出そうとして同期の清水(染谷将太)から相撲と真剣に向き合わなければダメだと言われた小瀬は、基本である四股の練習にしっかり取り組みはじめた。

『サンクチュアリ聖域』Netflix 相関図キャスト

『サンクチュアリ聖域』Netflix相関図
『サンクチュアリ聖域』相関図
『サンクチュアリ聖域』力士たちの相関図
『サンクチュアリ聖域』猿将部屋の力士たち・相関図

小瀬清/猿桜|cast 一ノ瀬ワタル

小瀬清/猿桜|cast 一ノ瀬ワタル

期待されていた柔道をやめて、相撲にスカウトされた青年。金のために猿将部屋に入門してのしあがろうとする。主人公の小瀬清(猿桜)にモデルはおらず、制作陣が生み出した架空の人物のようです。

元プロの格闘家・キックボクサーの一ノ瀬ワタルさんは体格が良くてぴったりのキャスティングですね。クズな性格で負けん気も強く、憎たらしい表情を浮かべる感じも最高です。

一ノ瀬ワタルさんは本作がドラマ初主演!近年は映画では『宮本から君へ』(2019)の真淵拓馬役、『新解釈・三國志』(2020)の許褚役で出ていましたね。

2023年は藤井道人監督の映画『ヴィレッジ』にも出演して存在感を見せつけていました。

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映画『ヴィレッジ』2023

一ノ瀬ワタル 出演作:『クローズZERO II』『無限の住人』『キングダム』ダジフ役

清水|cast 染谷将太

清水役のキャスト 染谷将太

小瀬と同期の猿将部屋の力士。大相撲が大好きだが体格が小さく、明らかに向いていない。

染谷将太さんは情けない力士役がぴったりでしたね。妻は女優の菊地凛子さんです。

染谷将太 出演作:『パンドラの匣』『ヒミズ』『悪の教典』『寄生獣』『大怪獣のあとしまつ』,アニメ映画『竜とそばかすの姫』カミシン役,『すずめの戸締り』岡部稔役,『怪物の木こり

国嶋飛鳥|cast 忽那汐里

国嶋飛鳥|cast 忽那汐里

相撲を担当することになったスポーツ記者。コンプラを重視してすぐハラスメントだと声をあらげる帰国子女。

忽那汐里 出演作:『3年B組金八先生 第8シリーズ』『デッドプール2』『マーダー・ミステリー』

キャストその他

役名 キャスト(出演作)
猿将親方(元横綱。猿将部屋の親方)

猿将親方役のピエール瀧

ピエール瀧(『凶悪』『進撃の巨人』『全裸監督』シリーズ)
時津(相撲大好きのスポーツ記者。飛鳥の上司)

時津役のキャスト・田口トモロヲ

田口トモロヲ(『GANTZ』『新聞記者』)
小瀬浩二(主人公の父。苦労人。以前は寿司屋を営んでいた。) きたろう(『マルサの女2』『デビルマン』)
小瀬早苗(主人公の母。多額の借金を抱えている。) 余貴美子(『ノイズ』『シン・ゴジラ』『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』)
猿河(えんが/小瀬の兄弟子) 義江和也(お笑い芸人・ジャズヤ)
猿谷(えんや/小瀬の兄弟子) 澤田賢澄・KENSHO(元力士の千代の眞。現在は俳優)
猿空(えんくう/小瀬の兄弟子,猿谷に憧れている)
石川修平
猿岳(えんがく/小瀬の兄弟子)
小林圭
高橋(小瀬の兄弟子,猿河のいいなり)
めっちゃ
石原(小瀬の同門。みんなにバカにされている)
菊池宇晃
犬嶋親方(猿将親方を目のカタキにしている)
松尾スズキ(『シン・仮面ライダー』)
龍貴(角界を牽引する大関)

龍貴役の佳久創

佳久創(元ラグビー選手の俳優。)
龍谷親方(元横綱。息子の龍貴にダメ出ししかしない厳しい親方。)

龍谷親方役の岸谷五朗

岸谷五朗(『らせん』『ブラザーズ』)
静内(しずうち/謎が多い最強の力士)

静内力士役の住洋樹

住洋樹(元力士の飛翔富士)
女将・花(猿将親方の妻) 小雪(『ラスト・サムライ』『ALWAYS 三丁目の夕日』)
七海(キャバ嬢)

七海のキャスト寺本莉緒

寺本莉緒
村田(投資家) 金子大地(『オッサンずラブ』『腐女子、うっかりゲイに告る。』)
安井(フリーの記者/静内の過去をさぐる)

安井役の毎熊克哉

毎熊克哉(『私の奴隷になりなさい第2章』,『今際の国のアリス 』シーズン2)
相撲協会理事長・熊田 中尾彬

ネタバレなし感想・海外評価

主演の一ノ瀬ワタルさんが勝ち名乗りをあげるシーン

シネマグ
大相撲の迫力、角界の問題点、クズな主人公の成長などたくさんの見どころがある良作!カタルシスのすごいスポ根でイッキ見必至です!

本記事で取ったアンケートでも、実に75%(463人中343人)が「超おもしろい!絶対見て」と回答しています。SNSの口コミ評判も最高です。

主演の一ノ瀬ワタルさんは元格闘家、他にも元力士の飛翔富士、千代の眞などキャスティングも本格的で相撲自体の迫力もすごい。巨体と巨体がぶつかり合うときのバチン!という音も最高!

ところどころでスローモーションになり、迫力と臨場感がありすぎてビビります。

時代錯誤な相撲文化を逆手に取って相撲の良さを浮き彫りにする脚本・ストーリーの完成度も高く、明らかに海外での視聴を意識して作られていると感じました。

感想を語る犬
どことなくハリウッドのスポ根っぽさもあるんですよ。相撲に興味がない人でもぜんぜん楽しめます

ロッキー並みの不遇な生活環境で育った主人公がのしあがっていくカタルシスがすごいロッキーのダメダメな性格にプラスして、こち亀の両津勘吉のクズっぷりも追加されている感じですね。一ノ瀬ワタルさんの憎たらしい笑顔が最高です。

海外レビューサイトRotten Tomatoesでも視聴者の支持率が80%、IMDbは10点中8.3点とかなりの高評価です。

気になっている人はぜひNetflixで迷わず視聴してみてください!

おすすめ度 85%
相撲の迫力・スポ根度 90%
ストーリー 84%
IMDb(海外レビューサイト) 8.3(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家 %
一般の視聴者 96%

※以下、Netflix『サンクチュアリ-聖域-』のストーリーネタバレありなので注意してください!

Netflix『サンクチュアリ-聖域-』ネタバレ感想・評価

Netflixオリジナル日本ドラマ『サンクチュアリ-聖域-』の評価は90点

主人公がのし上がる超絶なスポ根相撲という競技の美しさ世間とのズレがある角界の事情爆笑のシーンの数々と大満足のドラマでした。

シネマグ
地獄の稽古で力士たちがボコボコにされる場面にドキドキ、パワハラ天国におどろきです!でもスポ根エンタメとして超おもしろい!

相撲をよく知らない私ですが、本作は久しぶりに血湧き肉躍りました

一ノ瀬ワタルさん演じる猿桜が調子に乗っていたら静内にボコボコにされて張り手で耳をちぎられるグロテスクで衝撃的な展開

トラウマを背負い、葛藤を超えてふたたび土俵に立つ姿に胸がふるえました

角界は「コンプラ何それ?ごっつあんです!」みたいな排他的な文化ですが、そこにカウンターとして忽那汐里さんが切り込んでいくバランス感覚もすばらしいです。

感想を語る犬
スポ根 VS コンプラという現代的かつ奥深いテーマがあり、考えさせられました。

終盤になると、相撲の様式美はコンプラだけで片付けてはいけないという答えが浮かび上がってきます。

八百長やイジメ問題はもちろん改善すべきですが、1500年の伝統を守って人生を捧げている人たちの文化は守らなければなりません。

こってこてのスポ根にサスペンスを融合したのも斬新でした。無口で顔にやけどのある力士・静内の衝撃的な過去が明らかになっていきます。

主人公の痛快でわかりやすいのし上がりに加え、勝負の世界の厳しさやキッツいトラウマ、サスペンスも入れ込んで飽きさせない脚本は海外でも受けそうだとも思いました。

『全裸監督』みたいな感じで世界で流行ってほしいですね。(っていうか『全裸監督』の要素入ってますねこのドラマ。)

そして相撲の様式美も堪能できます。

相撲部屋の土俵を円を描くように掃除する美しさ…毎日稽古終わりに土俵の中央に砂山を作って祀る儀式、断髪式と、1500年の伝統の重みとその魅力もしっかり伝わってきます。土俵はまさにサンクチュアリ(聖域)です。

私は相撲には詳しくないですが、相撲文化に興味が湧いてきました。

是枝裕和監督のドラマ『舞妓さんちのまかないさん』もそうですが、Netflixは日本文化をフューチャーしたオリジナルコンテンツに注力しているみたいですね。

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Netflixドラマ『舞妓さんちのまかないさん』

本作は日本文化の魅力にくわえてエンタメ性もあるのでいいとこ取りだと思いました!

シーズン1は猿桜が静内にリベンジの取組で、体がぶつかり合う最高潮のところで終わるので、シーズン2も絶対に制作してほしいです。

感想を語る犬
サンクチュアリ聖域 シーズン2お願いします!お願いします!
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『サンクチュアリ聖域』Netflixシーズン2

1話ネタバレ『サンクチュアリ 聖域』

小瀬は兄弟子の猿谷(えんや)にしばかれるが、頭突きや不意打ちのタックルでやり返す。

清水は兄弟子・猿河(えんが)がウ○コをしたあとにケツをふかされ、さらにでっかいウ○コを流しておけと言われた。

記者の飛鳥は周囲にイジメられてもまったくめげない小瀬に共感するが、小瀬から「金も胸もないやつに興味はない」と言われて怒る。

小瀬は父・浩二から汚い5000円札をもらって上京した時のことを思い出した。しかし兄弟子たちのシゴキに耐えられず、夜に家を出ていくことに。

清水が小瀬に「才能あるのにやめるな。相撲と真剣に向き合え」と言う。

小瀬は考え直し、公園で四股の鍛錬をする。清水は自分の才能のなさに見切りをつけ、猿将部屋を去った。

エピソード1の感想

相撲部屋ってシゴキとかキツいんだろうな…と思ってたら、想像以上にボコボコにされていてビビりました。

シネマグ
兄弟子のウ○コの世話までするの!?衝撃的です!!

今の世の中なら許されないパワハラ、イジメ、女性差別(女性は土俵にあがっちゃいけない)などハラスメント天国の相撲界。

もちろん本作はフィクションですが、一時期ニュースでは相撲部屋のイジメ問題が話題になってましたし、相撲部屋とかプロレスの住み込み修行とかって多少はこんな感じなんだと思います。

シゴキの怖さが超リアルに再現できてました。

でも記者の時津が言うように1500年の伝統を簡単に変えてはいけない!というのもよくわかります。難しい問題を表現していますね。

感想を語る犬
小瀬が兄弟子・猿河への仕返しとしてケ○にアロンアルファ塗る展開は爆笑でした。

2話ネタバレ『サンクチュアリ 聖域』

相撲界を牽引するスター力士・龍貴は大関に昇進。マスコミには気丈に振る舞っていたが、裏では伝説の横綱だった父・龍谷親方からのプレッシャーで吐いていた。

小瀬は父から送られてきた段ボールを猿河に勝手に捨てられてしまい、ゴミ箱をあさった。

稽古で猿河に挑んだ小瀬だったが、もう少しのところで倒されてしまった。

小瀬はタニマチの小川に連れられてキャバクラへ。七海という胸の大きな女の子と知り合い、後日浅草でデートする。

そんな中、九州にいる父親が重態だと連絡がきた。小瀬が駆けつけると父・浩二は寝たきりで意識もない状態だった。夜中に交通整理の仕事をしてひき逃げされたらしい。

東京に戻った小瀬は入院費を稼がなければと心機一転し、公園で四股を何度もふんだ。顔に火傷のある若手で最強の力士・静内が公園にやってきてその様子を見守った。

静内は桜を見ながら、少年時代に母親をナイフで殺害したときのことを思い出していた

エピソード2の感想

小瀬が七海とデートのときにずっと胸を見ているのが笑えました。

シネマグ
主人公のクズ男具合が最高です!

そんな小瀬ですが、父の回復を願って父が育てていた植物の芽を植木鉢に入れて病院へ持っていきます。

すなおに気持ちを表現できないけど父のことを大切に思っているのがヒシヒシと伝わってきました。

急に力士・静内の母親殺しのエピソードが入ってくるのもいいですね(もしかすると静内は殺してないかもですが)。スポ根とサスペンスの融合です。

3話ネタバレ『サンクチュアリ 聖域』

小瀬は母・早苗から「入院費50万送って」と言われるが手持ちはない。小瀬は石原と一緒に兄弟子の猿岳のヌード写真を撮って、猿岳のファンに50万円で売りつけた。

その金をすぐに振り込もうとしたが、七海からデートに誘われて入金をキャンセルして高級寿司を食いに行った。

小瀬は七海とデートした帰りにトルコ人学生に財布をすられた。実は財布をすったのは七海だった。

小瀬は猛特訓のすえ、ついに稽古で兄弟子・猿河を倒す

親方・猿将は小瀬の四股名を猿桜(えんおう)に決めた。

(※主人公・小瀬を猿桜と表記します。)

五月場所がはじまった。力士になることをあきらめた清水は、女将の花(小雪)の説得で呼出(よびだし/名前の呼びあげや太鼓を叩く進行係)として戻ってきた

猿桜は初戦で勝利するが、勝ち名乗りのパフォーマンスをしてお客や各界の親方たちから猛非難を受ける。

静内のとてつもない強さを目の当たりにした猿桜はビビりながらも大したことないと言う。

エピソード3の感想

先輩力士のヌードや動画を売りつける小瀬のクズっぷりが最高でした。しかも50万円も実家に送らずにキャバ嬢にすられるという…。両津勘吉みたいなやつですね。

救えない男がどんなふうに成長していくか楽しみです。

4話ネタバレ『サンクチュアリ 聖域』

猿将は各界の重鎮・犬嶋親方から「猿桜をやめさせろ」と言われる。犬嶋親方は現役のときに猿将に勝てずに横綱になれず、いまだに恨みを持っているのだ。

女将の花が過去に犬嶋親方が弟子の体を壊したが揉み消された事件のことを話し、猿桜のクビはなくなった。猿桜は猿将親方に竹刀で殴られる。

五月場所は猿将部屋の力士は、猿河、石原と負け続きで、勝っているのは猿桜と猿空だけだ。

ヒザのケガで長期休場していた猿谷も勝利するが、ケガが再発しそうだった。

犬嶋親方の部下で審判の馬山は、猿桜の決勝の相手の力士に「腕を折れ」と言う。

取組(とりくみ)がはじまり、猿桜は腕を折られそうになって叫ぶ。試合を見ていた飛鳥が心配そうな目で見つめる。

しかしそれは猿桜の演技だった。馬山の指示を聞いていた猿将が事前に猿桜に伝えていたのだ。

猿桜は相手に何度も頭突きを喰らわせ、馬山がいる審判席に投げ飛ばして勝利。序二段で優勝を果たした

猿桜は七海のキャバクラで投資家の村田と知り合う。

4カ月後。安井という男が北海道の羅臼(らうす)に来ていた。静内が少年時代に親殺しを犯した現場の神社にやってきて取材をする

エピソード4の感想

猿桜が頭突きでフラフラになった相手をワザと馬山がいる席にぶん投げて、自分も一緒にダイブしたシーンが痛快で爆笑でした。

シネマグ
スローモーションで力士が宙に舞う!インパクト抜群の場面でしたね!とにかく第4話は最高でした!

静内は龍貴と仲が悪いみたいですが、静内が妾(めかけ)の子供!とか何か因縁がありそうですね。

5話ネタバレ『サンクチュアリ 聖域』

投資家の村田は猿桜に「タニマチになってやる」と言う。金が必要な猿桜はうなづいた。猿桜は村田に酒を飲まされまくる。

猿桜は練習で猿谷を倒してヒザを悪化させてしまう。

猿谷は静内に敗れた。猿桜は責任を感じる。

次の試合は猿桜と静内に決まった。

記者の安井はある人物からメールで「八百長をしかけろ」と持ちかけられていた

安井は静内に「猿桜に負けろ。さもなくば過去のことを暴露する」と言う。

猿桜と静内の取組開始の合図が鳴る。静内は笑った。

エピソード5の感想

猿桜がキャバ嬢七海の家へ行って引き出しを開けてパンツを見て興奮していたシーンが笑えました。

そしてついにやってきた大相撲の八百長問題!静内は応じるのか!?

6話ネタバレ『サンクチュアリ 聖域』

猿桜は静内に張り手で勝利!しかしそれは夢だった。

現実の猿桜は静内の張り手を喰らいまくって耳がちぎれ、ぶっ倒れて無惨に敗れたのだった。

猿桜は意識がない状態で病院に担ぎ込まれる。不幸中の幸いで、ちぎれた耳は縫合してくっついた

何日か入院し怪我から回復した猿桜だったが、静内との勝負のトラウマで、練習に身が入らない。

村田に呼び出されて「シャンパンを飲め」と言われた猿桜は、キレて村田をボコボコに殴った。

弱った猿桜を狙ったように馬山部屋が出稽古を申し込んでくる。

猿桜は馬狩に張り手をされてトラウマで泣きべそをかき、笑われた

猿将部屋のメンバーは馬山部屋の力士たちにボコボコにされる。

猿桜は馬狩に悪口を言われてブチ切れ、桶でぶん殴った。

いっぽう記者の安井は、自分に静内を負かせるための八百長を申し込んできたのが大関の龍貴、もしくは親方の龍谷ではないか?と疑い、記事にしようとする。

安井は龍谷部屋のタニマチ・伊東に呼び出された。伊東は「俺が八百長を申し込んだ」という。安井は娘のことで脅迫され、八百長記事を出すのをあきらめた。

エピソード6の感想

超超超驚愕の展開!猿桜の右耳が静内の張り手でちぎれ落ちるシーンが衝撃でした。

シネマグ
スローモーションで耳がちぎれ飛ぶのを見せつけられてこっちもトラウマです。ガクブル!

猿桜のちぎれた耳を踏み潰すとは…静内怖すぎ。

さすがの猿桜もそりゃトラウマになるって…。完全にPTSDですよ。

感想を語る犬

大相撲の世界の過酷さと怖さがヒシヒシと伝わってくるすごい回でした。

7話ネタバレ『サンクチュアリ 聖域』

静内は場所を休場し、故郷の北海道へ帰った。母・美奈子と弟・和馬が死んだ神社へ行く。そして過去に浸っていた。

静内の母・美奈子はちびっ子相撲で優勝した静内を褒めてくれる優しい人物だった。しかし借金苦の生活で次第にノイローゼになり、神社で弟を刺し殺して、母自身も静内の目の前で包丁で首を切って自殺したのだった。

いっぽう東京では、龍谷親方がタニマチの伊東から妻・弥生が八百長を仕掛けたと聞いて無慈悲に追い出す。弥生は龍貴に「この部屋の子に生んでしまってごめんなさい」と言って出ていく。龍貴は泣いた。

そんな中、猿桜が出稽古にきた馬狩を桶で殴った件が問題になり、解雇通告が出される。

飛鳥は「猿桜の解雇を考え直してください」と犬嶋に土下座した。

花は昔関係があった龍谷親方に連絡して、龍谷から犬嶋に説得してもらい、猿桜の解雇処分を取り下げてもらうことに成功。

猿桜は村田に呼び出された。ベッドにいる村田の横に七海が寝ていた。猿桜はショックを受ける

母・早苗はが九州から猿将部屋にやってきた。早苗は猿桜にビンタをしまくり、「1回負けたくらいでくじけるな」とはっぱをかけた。猿桜は目覚める。

猿桜は猿将親方に頭を下げて、腰を低くする方法を伝授してもらう。清水や飛鳥がランニングにつきあった。

心を入れ替えた猿桜を見て、石原や猿空だけでなく、高橋や猿河も触発された。

猿将部屋の熱気は最高潮に達し、みんな地獄のようなトレーニングを続けた

再び馬山部屋が出稽古にやってくる。猿将部屋の力士たちは馬山の力士に次々と勝利。

猿桜は張り手を仕掛けてくる馬狩相手に、押し出しや投げで何度も勝利した。

エピソード7の感想

ロッキーの修行シーンみたいでしたね!胸高鳴りました!小指を鍛えるシーンはジャッキー・チェンの『酔拳』を思い出しました。

スポ根の本質が詰まっている回だったと思います。

静内はやっぱり母と弟を殺してなかったんですね。ひと安心。目の前で母が自殺する場面を見てしまったからこそ、相撲で狂気的な面を見せているのだと思いました。

『サンクチュアリ 聖域』Netflix 最終回8話ネタバレ

元小結の猿谷の断髪式が執り行われた。清水が唄をよみ、参加した全員が涙する荘厳(そうごん)な幕引きだった。

猿谷は猿空に「もう俺の相撲を真似するな。自分の相撲を見つけろ」と言う。

猿将は猿谷に「これからもお前は自慢の息子だ」と言った。

一月場所がはじまる。

猿桜の初戦の相手はなんと静内だった。

九州では、寝たきりだった父・浩二が相撲のTVに首を傾ける

会場には猿桜のことを忘れられない七海の姿もあった。

土俵際の静内は、相撲する自分を応援してくれた亡き母と弟を思い出していた。

猿桜は父・浩二がくれたクシャクシャの五千円札を思い出していた。

開始が合図され、猿桜と静内は全身全霊でぶつかり合う!

ドラマ『サンクチュアリ 聖域』シーズン1 終わり!

最終話エピソード8の感想

猿谷の断髪式は、日本の様式美の極みという感じで、淡々としてはいましたが見応えバツグンでした。

猿谷のマゲに参加者たちがハサミを入れていき、「おつかれさま」と声をかける。日本文化の良いところが凝縮されていました

シネマグ
そして、最高の瞬間に最終回が終わりましたね。

猿桜の背中にパンっ!と張り手で手形をつけて送り出す猿空。はじめの一歩の鷹村 VS ブライアン・ホーク戦を思い出して興奮。

力士の背中は広いですが、猿桜も静内も背負っているものがハンパないんだなと痛感させられました。体重以上に人間と伝統の重さがあります。

『サンクチュアリ-聖域-』は、日本のスポ根作品の中では過去1くらいおもしろかったです。

感想を語る犬

これでシーズン2なかったら、品が悪かった猿桜みたいにキレてしまいそうです。

最後のまとめ

Netflixオリジナル日本ドラマ『サンクチュアリ 聖域』は爆笑かつアツすぎるすがすがしいほどのスポ根と、時代の変化による角界の異常さ・美しさを描いた傑作ドラマでした。

ライバル力士の幼少期の殺人事件…というサスペンス要素まで絡んでいて、意外性があった点もすばらしい。

シネマグ
最近の日本のドラマの中では1番面白かったです。世界でヒットしてシーズン2が制作されることを祈って四股を踏みます。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『サンクチュアリ-聖域-』(Sanctuary)レビュー終わり!

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