クリストファー・ノーラン監督のバットマン・ビギンズを久し振りに見返してみました。
個人的には次作の『ダークナイト』より面白いんじゃないか?という感想!
そんなバットマン・ビギンズあらすじをネタバレ有りで解説。
クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソンや渡辺謙など豪華キャストや感想、考察などたっぷり紹介していきたいとおもいます。
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映画 バットマン・ビギンズ/キャスト・作品情報
監督 | キャスト | 公開年 製作国 | 興行収入(円) | 受賞歴 |
クリストファー・ノーラン | クリスチャン・ベール リーアム・ニーソン マイケル・ケイン ゲイリー・オールドマン モーガン・フリーマン ケイティ・ホームズ キリアン・マーフィー トム・ウィルキンソン 渡辺謙 | 2005 アメリカ | 409億円 | アカデミー撮影賞ノミネート サターン賞 |
脚本 | 美術 | 音楽 | 主題歌 |
クリストファー・ノーラン デヴィッド・S・ゴイヤー | – | ジェームズ・ニュートン・ハワード ハンス・ジマー | – |
ティムバートン版バットマンの時からなのですが、バットマンは実写化するとめちゃくちゃ興行収入が見込めるので、悪役や共演者などキャストにもすごいお金かけてます!
1人ずつ見ていきましょう。
ブルース・ウェイン/クリスチャン・ベール
ブルース・ウェイン役のクリスチャン・ベールは、『アメリカン・サイコ』、『アメリカン・サイコ』『バイス』などで主演を務めるイケメン俳優。
スマートな外見とは裏腹に、狂気じみた役作りでも有名です。『マシニスト』での激ヤセが有名。役のために体系を大きく変えるデニーロアプローチをする俳優として知られています。
デュカード/リーアム・ニーソン
俳優のリーアム・ニーソンは、影の同盟の武術家・デュカードの役。忍術をブルースに教えます。
リーアム・ニーソンは『スターウォーズ/ファントムメナス』『シンドラーのリスト』、『96時間』、『アンノウン』、『トレイン・ミッション』などで有名な俳優です。
ラーズ・アル・グール/渡辺謙
ラーズ・アル・グールは、ヒマラヤ山脈の雪山にある、謎の組織・影の同盟のボス。あとあと衝撃の事実が発覚。
ちなみに、渡辺謙の出演時間は2〜3分しかありません。
ゴードン警部/ゲイリー・オールドマン
ゲイリー・オールドマンがなんと、ゴードン警部の役。
ゲイリー・オールドマンは、あのブラッド・ピットが神と崇める個性派俳優。『レオン』『フィフス・エレメント』『裏切りのサーカス』などで知られています。
フォックス博士/モーガン・フリーマン
モーガン・フリーマンが、ブルースの会社の研究者役。バット・スーツとかを共同で作ります。
モーガン・フリーマンは、『ショーシャンクの空に』とか『セブン』への出演など、有名作多数。いろんな映画に助演で出まくっている感があります。
レイチェル・ドーズ/ケイティ・ホームズ
バットマン・ビギンズは、ブルース・ウェインの幼馴染で恋人となるレイチェル・ドーズ役のケイティホームズが可愛いことでも知られています。
ケイティ・ホームズはドラマ『ドーゾンズ・クリーク』への出演で有名な女優。
2006年から2012年まで俳優のトムクルーズと結婚していましたが破局して世間をにぎわせました。
映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』(Brahms: The Boy II)は、ケイティ・ホームズ主演の超つまらないホラーです。ある屋敷に移り住んだ親子。息子がおかしな人形ブラームスの声を聞くようになって悲劇が繰り返されます。[…]
スケアクロウ/キリアン・マーフィー
スケアクロウはバットマン・ビギンズの中ボス的な登場キャラクター。ジョナサン・クレインという真面目そうな精神科医が、幻覚を見せる神経毒を使うスケアクロウとなります。
キリアン・マーフィーはクリストファー・ノーラン監督の映画の常連キャストで、『インセプション』や『ダンケルク』『クワイエット・プレイスパート2破られた沈黙』などに出演しています。
アルフレッド・ペニーワース/マイケル・ケイン
ブルース家の執事、アルフレッド・ペニーワースを務めるのは、名優マイケル・ケイン。映画『サイダーハウス・ルール』などでアカデミー賞助演男優賞を2度も受賞している実力派。
ノーラン監督の最新難解映画『テネットTENET』にも出演。
並べてみると、バットマン・ビギンズのキャストはすご過ぎますね。まさに全員主役級ですね。
ダークナイトトリロジーは豪華キャストのせいで、主役の逆にクリスチャン・ベールの影が薄くなってます(笑)。
バットマン・ビギンズの続編はダークナイト
バットマン・ビギンズはダークナイトトリロジー(ノーラン監督の3部作)の記念すべき第1作(ビギニング)で、続編は『ダークナイト』、『ダークナイトライジング』。バットマンの映画シリーズダークナイトトリロジーを始めて観る人はビギンズからで大丈夫です!
1.バットマン・ビギンズ
2.ダークナイト
と順番になります。
バットマン・ビギンズのあらすじネタバレなし
幼い頃に両親をチンピラ(チル)に殺害された青年ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、心身を鍛えるために世界を旅していたが、悪と闘うためには悪の心理を知らねばならないと考え、盗みなどのを重ねるが心が迷走。ヒマラヤ付近の刑務所に収監されているところを、ラーズ・アル・グール(渡辺謙)率いる影の組織の一員デュカード(リーアム・ニーソン)にスカウトされる。
ヒマラヤ中腹にある影の組織の修行場でデュカードに徹底的に鍛えられたブルースだったが、影の組織の悪を徹底的に排除するという思想に疑問を抱き……。
バットマン・ビギンズの見どころ解説
ブルースがバットマンになる過程が楽しめる!
バットマン・ビギンズでは実写映画として初めてブルース・ウェインがバットマンになる過程にフューチャーした物語です。ティム・バートン版のバットマンでも、どのようにしてブルースがバットマンになったかという部分は描かれていないので、そういう意味で本作は必見!
迫力ある映像
バットマンが次々とチンピラをボコボコにして脅していく様子や、タンブラー(車)によるカーチェイスは迫力満点です!
暗がりでいきなりバットマンの顔がアップになるシーンは一瞬ビクッとしてしまいますが、かっこいいです。
ヴィランのスケアクロウによる心理的な恐怖
バットマン・ビギンズでは内面的な恐怖の克服という大きなテーマが一つあり、幼い頃に傷をおったブルース・ウェインの恐怖心や、登場人物が恐怖で怯える様子が魅力的に描かれています。その他に、敵のスケアクロウも薬物と恐怖を上手く使った戦法を取ります。
バットマン・ビギンズが80点評価の理由
バットマン・ビギンズの点数は、
80点 Aランク ☆4つ(5つ中)
映像は綺麗ですが、アクションはノーラン監督らしく、全体的に見ずらいです。時間的にもちょっと間延びしていますが初心者から映画好きまで誰でも楽しめる映画です!
評価の詳細を
各要素と、序盤・中盤・ラストの合計を100点満点とし計算しています。
映画の8項目を採点(10点満点中)
ストーリー | キャスト(ハマり役)(絵を書く) | テンポ (絵を書く) | 演技・シーン (絵を書く) |
8 | 8 | 7 | 9 |
セリフ | 映像の見やすさ(構図など) (絵を書く) | 音楽・音響 (絵を書く) | 印象度(記憶に残る) (絵を書く) |
7 | 8 | 8 | 8 |
序盤・中盤・ラストのワクワク度!(5点満点)
序盤 | 中盤 | ラスト・結末 (絵を書く) | 話の筋が通っているか? (絵を書く) |
4 | 5 | 4 | 4 |
※以後ネタバレになるので、まだこの映画を観てない人は絶対に次の項目には行かないでください!
バットマン・ビギンズの好きなシーン時系列
汚職警官はバンジージャンプでお仕置き!
ゴードンの相棒の汚職警官をお馴染みのワイヤーで捕獲し、建物の上からバンジージャンプのように吊り下げては引っ張る脅しを繰り返します。
この発想はすごく好きでしたし、見応えあるシーンになってます。脅しにバンジーは効果的ですよね!
ケーブ(洞窟)からは滝をタンブラーでジャンプして出入り
タンブラー(車)で洞窟に帰ってくるときも出ていくときも、滝壺をわざわざ勢いつけてジャンプ(車で)しなければならないアジトの構造になっています。
車の速度を間違えたら即事故り崖にクラッシュして死亡!こんなところでギリギリの勝負しなくてもいいのでは?誰も見てないぞ?
でもそこがかっこいいです。きっとノーランは、そのシーンを思い付いて撮りたかったのでしょう。
友達はコウモリだけ!?
洞窟でたくさんのコウモリたちにあり感傷に浸るブルース。
バットマン・ビギンズではなんとコウモリの大群を特定の周波数で操りクレインのアジトを撹乱させるというトリッキーなことまでやってのけます。
コウモリをしっかり見せることで、ブルースがどれだけ寂しいヤツか浮かび上がるのがグッド!
アーカム病棟周りを飛んで恐怖に陥れるバットマン
アーカム精神病棟がある島で、幻覚毒物入りの水が蒸発し近辺がパニック状態になるのですが、幻覚剤を吸ってしまった近隣住民やアーカム収容患者が恐怖に陥るその上を、霧に紛れて飛行するバットマンがかっこいいです!
幻覚毒物を吸い込んでさらに飛んでいるバットマンを見たせいで、周囲が大パニックになるという面白いシーン!
モノレールが退廃的でいい
街の中心を走る、ブルースの父が作ったモノレール!
今はすっかり寂れていて、モノレールなのにボロい地下鉄のような雰囲気を醸し出しています!
退廃的で見応えありますよ!
バットマン・ビギンズの酷評と考察!アクションがダメダメ!
バットマン・ビギンズは細かい点を抜けば、あまり悪いところがなく楽しめる映画なんですが、一つだけ。アクションシーンが何やってるかわからないという点は許せません。
戦闘シーンなどがごちゃごちゃし過ぎてて、何やってるのかわからないのです。
特に肉弾戦で迫力を出すためにアップのシーンが多いですが、殴り合いのときに顔のアップとかばっかり映されると、どういう攻撃をしているのかという全体像が掴めないのです。
ヒーローものでアクションがわかりにくいって致命的だと思うのですが、そこは映像の綺麗さと雰囲気で誤魔化せるのがノーラン監督なのかも。
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