今日は朝からバットマンビギンズを観てレビュー、先週観たダークナイトは飛ばして、『ダークナイト・ライジング』を昼から観るというバットマンな1日でした。
ヒースレジャー演じるジョーカーはもういませんが、ライジングはダークナイトトリロジー(ノーラン監督の3部作)の完結編にして、個人的に3作品の中で一番好な作品です。
そんな『ダークナイト・ライジング』について、あらすじや解説、素晴らしい点やちょっとイマイチな部分などを、徹底考察して行きますよ!
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映画『ダークナイト・ライジング』登場人物・キャスト作品情報
先にダークナイト・ライジングの制作陣や基本情報を押さえておきましょう!今回も例外なく、実写版バットマンおなじみの超豪華キャストです。
監督 | キャスト | 公開年 製作国 |
興行収入(円)![]() |
受賞歴![]() |
クリストファー・ノーラン | クリスチャン・ベール トム・ハーディ アン・ハサウェイ ゲイリー・オールドマン マイケル・ケイン マリオン・コティヤール ジョセフ・ゴードン=レヴィット モーガン・フリーマン |
2012 アメリカ |
1193億 | – |
脚本![]() |
撮影 | 編集 | 音楽![]() |
クリストファー・ノーラン ジョナサン・ノーラン デヴィッド・S・ゴイヤー |
ウォーリー・フィスター | リー・スミス | ハンス・ジマー |
今回も出演者は超豪華!でもちょっと待てよ!トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィットはノーラン監督の大ヒット映画で僕も大好きな『インセプション』組じゃないですか!(ちなみにインセプションにはマイケル・ケインとキリアン・マーフィーも出演してますね。)ノーラン監督は結構役者と仲良くなって使い回す派なんですね!
ちなみにマイケル・ケインは2020年公開のクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』にも出演。
ダークナイトライジングは興行収入がスゴイ!
興行収入は日本円に換算すると1193億円!トータルでみると前作ダークナイトを上回っています!ただ、アメリカではダークナイトの方が高い売り上げだったようです。アメリカ人はジョーカー大好きですからね!
ダークナイト・トリロジーの始まりはビギンズ
ノーラン監督による3部作=ダークナイト・トリロジーの第1作に当たるのがバットマン・ビギンズ!ビギンズについても魅力を細かく徹底解剖してます!
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ライジングの前作はダークナイト
前作はDCコミックス実写化の金字塔とも言われるダークナイトです。関連記事でダークナイトやジョーカーの魅力についてたっぷり語ってますのでこちらも是非!
クリストファー・ノーラン監督のダークナイトトリロジー(バットマン3部作)の2作目『ダークナイト』はアメコミ・ヒーロー映画の枠を超えて大成功した。 ジョーカー役のヒース・レジャー、バットマン役のクリスチャン・ベール、ゴードン警部補役のゲ[…]
ダークナイト・ライジング/あらすじネタバレなし
ベイン(トム・ハーディ)は飛行機を墜落させ、原子物理学のパヴェル博士を誘拐していた。
ハービー・デントが死に、ゴッサム・シティからバットマンが姿を消してから実に8年が経っていた。
ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)はレイチェルを失った悲しみが消えず、誰とも会わずに引き篭もっていたが、部屋へメイドへ扮した泥棒セリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)が侵入し、母の形見であるパールのネックレスを奪われてしまう。
地下のバットケーブ(バットマンの洞窟)で久しぶりにセリーナについて調査をするブルースを、アルフレッド(マイケル・ケイン)が心配そうに見守り、「あなたは7年間姿を消していたが、ゴッサム・シティへ戻ってきて欲しくなかった。毎年のフィレンツェへの休暇でそこで素敵な奥様と第二の人生を歩んでいるあなたを見かけたかった」という発言をする。
ブルースは調査を終え、セリーナがネックレス目当てでなく、自分の指紋を採取していたと知る。
『ダークナイト・ライジング』登場人物・キャスト解説
トム・ハーディのベインが最高!
『ダークナイト・ライジング』の見どころは、トム・ハーディが出す重厚感バツグンの悪役ベインです!
ムキムキで残虐非道!怪力で、素手にも関わらず相当な戦闘力を誇ります。
口元は痛みを緩和するためのマスクで見えませんが、そのぶん表情が見えず怖いです。
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ゲイリー・オールドマン演じるゴードン本部長が渋い!
ゲイリー・オールドマンのゴードンがとにかく渋い!
「長年街の腐敗を目の当たりにしながらも、正義に対する情熱を失わなかった。しかし、自分の無力さも感じ続け、心のどこかが憔悴している。」
そんな難しい役柄を完璧に演じています!
ゴードンはライジングでも大活躍するんですが、キャラクター的に有能すぎると物語がおかしくなりますよね。
よく考えるとすごい働きをしてるんだけども、ちょっとまどろっこしい動きでうまくバランスを保っています。
ブラッド・ピットがゴードンを演じたゲイリー・オールドマンを神だと崇めるのも納得!
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『ダークナイト・ライジング』84点評価の理由
各要素と、序盤・中盤・ラストの合計を100点満点とし計算しています。
の点数は。。。
84点 Aランク ☆4.2
バットマンやヒーローモノを好きでない人でも楽しめる映画です。(ただし、ビギンズから観てください!)
評価の詳細
映画の各要素(10点満点中)
ストーリー | キャスト(ハマり役)(絵を書く) | テンポ (絵を書く) |
演技・シーン (絵を書く) |
8 | 9 | 8 | 9 |
セリフ | 映像の見やすさ(構図など) (絵を書く) |
音楽・音響 (絵を書く) |
印象度(記憶に残る) (絵を書く) |
9 | 8 | 8 | 8 |
序盤・中盤・ラスト(5点満点)
序盤 | 中盤 | ラスト・結末 | 話の筋が通っているか? |
4 | 4 | 5 | 4 |
※以後ダークナイト・ライジングネタバレになるので、まだ観てない人は絶対に次の項目には行かないでください!
ダークナイト・ライジングの感想ぶっちゃけ
ダークナイト・ライジングですが、ダークナイトの次作でありながら、実はバットマン・ビギンズのストーリーから引き継いている部分が多い!物語的にはビギンズの続編という要素が強いです!
ダークナイトがめちゃくちゃヒットしたので、今回もタイトルにダークナイトを入れたかったのでしょう!
3部作が7年かけて完成!そして感無量のエンドだと思いました。3部作全部のシーンを思い出して考えると、ビギンズで死ぬ思いでバットマンになり、ダークナイトでレイチェルを失い、ライジングでは誰からも、アルフレッドからも認められずに最後まで体を張って戦ったバットマンに感動します。
ブルース・ウェインが杖ついてヨロヨロしててしかも引きこもりなのがショックでした(笑)。
アメコミヒーロー的にはありえない登場シーンだけど、スーパーパワーを持たない普通の人間なので、今までの闘いの後遺症が凄かったんだろうな〜。
むしろおじいちゃん執事のアルフレッドの方がピンピンしてる(笑)ダークナイト・トリロジーはその辺リアルを追求していていいですね!
スケアクロウ役の個性派俳優キリアン・マーフィーも好きなのですが、今作では裁判シーンで少し登場しただけ、個人的にはもうちょっと彼のシーンを観たかった!
タリア役のマリオン・コティヤールが綺麗
テイト=タリア(マリオン・コティヤール)もとても綺麗でしたね!
考えたら、彼女はラーズ・アル・グールを殺したバットマンを憎んでいるので、ブルースとチョメチョメした後に、ベインからブルース・ウェインがバットマンだったと聞かされてさぞかしショックだったでしょう(笑)。だからあんなにナイフでグリグリされたのかも!
(マリオン・コティヤール出演映画『コンテイジョン』の解説記事↓)
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映画『ダークナイト・ライジング』ラスト考察
ダークナイト・ライジングのラストで、バットマンは中性子爆弾と一緒に海で爆発するのですが、最後のアルフレッドのフィレンツェでのシーンで、セリーナと一緒に映っています。
しかし、これが単にアルフレッドの妄想か現実かはっきりしないので、観た人が自分で考えてくれ!ということなのでしょう!
- アルフレッドの願望で実際は死んでいる
- ブルースは生きている
皆さんはどっちだと思いますか?
実は劇中にヒントがあります。フォックスが、「ザ・バット」の自動操縦システムがブルース・ウェインによって修正されていると知る場面です。つまり、バットマンは自動操縦システムで原子爆弾を運ぶ事ができたわけです。
自動操縦システムが機能していたということで、バットマンのラストの解釈が一段深くなります。バットマンは、
- もうやり残したことないし、未練も無いから死のう
- 途中で離脱しよ。その方が誰にも追いかけられず静かに暮らせる
のどちら選択できたことがわかります。
僕は2番だったと思いたいですね!
どちらのパターンとも取れるラストはノーラン監督のインセプションの結末と同じですね。この結末は余韻があってとても素敵だと思います。
バットマン・リターンズか原作コミックの影響かわかりませんが、ノーラン監督はバットマンとキャットウーマンの恋を成就させたかったのでしょう。
『ダークナイト・ライジング』の好きなシーン時系列
ブルースとセリーナの仮面舞踏家でのダンスシーン
お互いジッと見つめ合って踊りながら会話をする素敵なシーンです。実は、ティムバートン版のバットマン・リターンズという映画でもブルースとセリーナの仮面舞踏会のダンスシーンがあるので、もしかするとそれも意識しているのかもしれませんね。
アンハサウェイのキャットウーマンがセクシー
ライジングでのキャットウーマンの設定についてはもっと色々叩かれそうなもんですが、なぜかそうはなりません!なぜなら、キャットウーマンの格好したアン・ハサウェイが可愛くてセクシーだから!セクシーさは七難隠すっていいますもんね(色白か)。
↓映画『ダークナイト・ライジング』のあらすじラスト結末解説は2ページ目へ↓
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