Netflix韓国ドラマ『クイーンメーカー』フィクサーとして生きてきた女性が、人の命を踏みにじる大企業に復讐するために人権派弁護士をソウル市長選へ出馬させる政治ショー!世界のネトフリランキングでヒット中です!
『夫婦の世界』キム・ヒエ主演。全11話です。
作品情報・相関図キャスト
ネタバレなしの感想
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
全11話ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
- 1 Netflix韓国ドラマ『クイーンメーカー』作品情報・予告
- 2 Netflix『クイーンメーカー』あらすじ
- 3 韓国ドラマ『クイーンメーカー』相関図キャスト
- 4 ネタバレなし感想・海外評価
- 5 Netflix『クイーンメーカー』ネタバレ感想・評価
- 6 1話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 7 2話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 8 3話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 9 4話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 10 5話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 11 6話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 12 7話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 13 8話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 14 9話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 15 10話ネタバレ『クイーンメーカー』
- 16 『クイーンメーカー』最終回11話ネタバレ
- 17 最後のまとめ
Netflix韓国ドラマ『クイーンメーカー』作品情報・予告
制作国:韓国
話数:シーズン1全11話
韓国語タイトル:『퀸메이커』英題:Queenmaker
ジャンル:政治・権力闘争・復讐・ヒューマンドラマ
年齢制限:16+(汚い言葉使い、自殺シーンあり)
監督・演出:オ・ジンソク(『猟奇的な彼女』『ヨンパリ~君に愛を届けたい~』)
脚本:ムン・ジヨン(『君を守る恋』『I LOVE イ・テリ』)
制作:インサイトフィルム/スタジオフォーカスエックス
配給:Netflix独占
Netflix『クイーンメーカー』あらすじ
ファン・ドヒ(キム・ヒエ)は大企業ウンソングループの戦略室長・フィクサー(裏で動いて罪をもみ消す仕事)だ。
ドヒは庶民のことなどなんとも思わない財閥一族の尻ぬぐいをする日々を送っていた。
会長の娘・チェリョンがヒステリーで部下への暴行事件を起こした際も、彼女のファッションに注目させて炎上を乗り切った。
そんな中、ドヒはチェリョンの夫ペク・ジェミンに呼び出されて、「女性スタッフに脅迫されている」と相談を受ける。
ドヒはジェミンの件を対処しようとするが、女性スタッフから驚きの事実を告げられて…。
いっぽう人権派弁護士のオ・ギョンスク(ムン・ソリ)は、ウンソングループから解雇された500人の非正規雇用者のためにビルの屋上で70日間以上も座り込みの抗議活動をしていた。
ファン・ドヒはウンソン一族の非道な行いに耐えかね、ギョンスクをソウル市長選へ出馬させることを決意するのだが…。
韓国ドラマ『クイーンメーカー』相関図キャスト
ファン・ドヒ役|cast キム・ヒエ
俳優キム・ヒエはヒットドラマ『夫婦の世界』『マイダス』『ミセス・コップ』などで有名です。
オ・ギョンスク役|cast ムン・ソリ
ムン・ソリは、イ・チャンドン監督の映画『ペパーミント・キャンディー』や『オアシス』脳性麻痺を患うヒロイン役で有名です。そのほか映画『ソウルバイブス』などに出演。
その他のキャスト
役名 | キャスト(出演作) |
ペク・ジェミン(ウンソングループの娘婿。ソウル市長選に出馬) |
リュ・スヨン(『ブラッドハウンド』『マイラブリー ブラザーズ』『大韓民国の弁護士』) |
ソン・ヨンシム(ウンソングループ会長) |
ソ・イスク(『シュルプ』『夫婦の世界』『良くも悪くもだって母親』) |
ソ・ミンジョン(議員。ソウル市長選に出馬) |
チン・ギョン(『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『月水金火木土』) |
クク・ジヨン(ウンソングループの戦略室長) | オク・ジャヨン(『マイン/MINE』『シュルプ』『悪霊狩猟団:カウンターズ』) |
カール・ユン(ジェミンの選挙運動を指導) | イ・ギョンヨン(『秘密の森』『甘酸っぱい』) |
ウン・チェリョン(ソン会長の娘。ペク・ジェミンの妻。ヒステリックで部下を暴行する) | キム・セビョク(『はちどり』『ベイビー・ブローカー』) |
ウン・ソジン(ソン会長の娘。チェリョンの姉。口が悪い) | ユン・ジヘ(『上流社会』『ムーブ・トゥ・ヘブン』) |
ユン・ドンジュ(ギョンスク弁護士の部下) | キ・ドフン(『ロマンスは必然に』『アスダル年代記』) |
マ・ジュンソク(ドヒの元夫。ソ・ミンジョンの選挙対策を担当。) | キム・テフン(『キングダム』『ナビレラ』『マイ・デーモン』) |
カン・ムンボク(ギョンスク弁護士の夫) | ヒョン・ボンシク(『D.P. -脱走兵追跡官-』『ナルコの神』) |
カン・ヒョヌ(ギョンスク弁護士の息子) | パク・サンフン(『地獄が呼んでいる』『還魂』) |
キム・ファス(ギョンスクと共に働く女性の権利団体を運営) |
キム・ソニョン(『愛の不時着』『イルタスキャンダル』) |
ネタバレなし感想・海外評価
第1話の段階ではキム・ヒエ演じる主人公もかなりのクズなので、だれに共感すればいいのか困惑してソワソワしてしまいます。
展開もかなり過激でビルから飛び降り、ウ○コネタ、おまけに脇汗での誹謗中傷など、ショッキングな場面や暴言もたっぷり!
海外レビューサイトの評価も非常に高く、世界7カ国で1位を記録しました。
ドロッドロで痛快な逆転劇が見たい人はぜひNetflixでチェックしてみてください!
おすすめ度 | 85% |
ドロドロ度 | 95% |
ストーリー | 84% |
IMDb(海外レビューサイト) | 7.9(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 100% 一般の視聴者 88% |
メタスコア(Metacritic)※随時更新 | (100点中) |
※以下、Netflix韓ドラ『クイーンメーカー』のストーリーネタバレありなので注意してください!
Netflix『クイーンメーカー』ネタバレ感想・評価
ジェミンは女性社員に性的暴行をして、その社員が自殺をしたら「メンタルが弱い」と言ってのけます。私がこれまで見てきた韓ドラの中でもトップクラスのク○野郎です。
ソン会長は話ができる人物かと思いきや、ドヒや他の従業員を野良犬・獣扱いしています。さらにジェミンの妻・チェリョンはすぐに暴力ふるいます…庶民を家畜扱い、怖すぎでしょこの一族。
さらにソ・ミンジョン議員など、ソウル市長選に出馬する候補者たちも人格的に最悪なメンバーがそろっています。基本的にみんなウソをつくのもワイロを渡すのもお構いなし。自分が生き残ればOKなサイコパスたちです。
そんな中、ヒロインのファン・ドヒ(キム・ヒエ)が、これまで最悪な財閥一族の悪事を揉み消してきたスキルを存分に発揮してジェミンやソン会長、他の議員を潰していく過程はカタルシスがものすごい。
ドヒは財閥一族に歯向かった結果、認知症の父親を殺されてしまいます。マクチャン爆発。それでも選挙をあきらめません。
敵のジェミンも婿養子なので選挙に敗れたら人生終了という悲しい立場のヤツです。
敵味方ともお互いにあとがなく、両陣営に特攻隊のような雰囲気すらただよっています。
あと、おもしろいのがジェミンやミンジョンは権力者でありながら、もっと上の会長たちにはペコペコししているところ。
汚い選挙戦だけでなく権力者は、さらなる権力者の犬である。そんな社会の皮肉な構図をこれでもかと突きつけているのがすばらしいです。
庶民と権力者だけでなく、会長の2人の娘など財閥一族内での潰し合いもあり、ドロドロ濃度はかなり高め。
本作は海外でも評判がよく、最終回ラストシーンではファン・ドヒのまえに新たな依頼人が現れたので『クイーンメーカー』シーズン2も作られるかもしれませんね!
1話ネタバレ『クイーンメーカー』
ファン・ドヒは、ウンソン自社ビルの屋上で不当に解雇された500人の非正規雇用者のために78日間座り込みを続けているオ・ギョンスクにやめるよう説得にいくが、排泄物の入ったバケツをかけられてしまう。
オ・ギョンスクは生配信をしており、ビルの下にはデモ参加者たちが集まっていた。
ドヒはペク・ジェミンから呼び出され、「ちょっと親しくした女性社員ハン・イスルから、性的暴行で訴えると脅しのメールがきている」と相談を受ける。ジェミンは体の関係はないと言い張った。
翌日、ドヒはイスルを呼び出して過去に水商売をしていたことを突きつけてクビを宣告。イスルは「ジェミンから性的暴行を受けたのは本当だ」と涙ながらに訴えた。しかしドヒは聞き入れない。
ドヒが乗り込もうとした車に身投げしたイスルが落下してきた。イスルは口をパクパクさせながら死亡。ドヒは驚いてその場に座り込んだ。
イスルはジェミンのカフスボタンを握っていた。彼女が言っていたことが真実だったのだ。
エピソード1の感想
ジェミンはいい奴かと思ってたら最悪なことしてるし、チェリョンは部下をいじめてるし、彼らをかばうキム・ヒエ演じる主人公・ドヒも嫌な女だし、クズ率が高すぎて誰に感情移入して良いかわかりませんでした(良い意味で)。
ムン・ソリ(オ・ギョンスク)はドヒに向かって「便器女」とか言葉使い悪いし、ウ○コ投げてくるし(笑)。かなり過激なドラマですね。
びっくりしていたら屋上から飛び降り自殺。落下のシーンのインパクトがすごかったです。
2話ネタバレ『クイーンメーカー』
飛び降りる前にハン・イソルから送られたメールがドヒに届いていた。「ジェミンの悪事を上手く揉み消しましたね…」と書かれていた。
ドヒはジェミンのスマホのメールが自作自演だったことに気づいた。彼は実際にイソルに性暴行をしていたのだ。
ドヒはイソルの自殺に加担してしまったことに深い罪悪感を覚える。
ドヒは、ビルの屋上で座り込みをしているオ・ギョンスクを立ち退かせるためにチンピラを雇ってしまったことを思い出して急いで屋上へ。
ギョンスクの部下・ドンジュがチンピラと戦っている。
ドヒは殴られそうなギョンスクをかばってよろめき、ギョンスクをビルから突き落としてしまった。
落下したギョンスクは偶然下にあったクッションに守られて軽いケガですんだ。
ギョンスクは労働者の待遇改善のために身投げして訴えた人権派弁護士ということで民衆のヒーローになる。
ジェミンはソン・ヨンシム会長に、土地の再開発をスムーズに進めるためにソウル市長選に出馬する意向を伝え、「パフォーマンスのために解雇された500人を再雇用しよう」と提案した。
ソン会長の指示で現職のサ・ジェゴンのスキャンダルが暴露され、辞職に追い込まれる。
ジェミンはマスコミや雇用者たちの前でギョンスクと握手し、「全員を正規雇用に切り替える」と宣言。
ドヒはソン会長に「ジェミンがやったことは犯罪行為だ」と言う。
ソン会長は平然と「市長選に出るジェミンをサポートしろ」と言い返した。
ドヒは震えながら「従えない」と言い、昔会長からもらったスカーフをその場で捨てた。
エピソード2の感想
ギョンスク弁護士が本当にビルから落ちてしまったことにビックリ。
そしてジェミンが性的暴行して自殺したイソルについて「最近の子はメンタルが弱い」と言っていたのが衝撃的でした。
そして、とうとうドヒが正義に目覚めました。「今までは財閥の飼い犬だったけど全面戦争じゃあ!」って感じですね。白熱してきました。
3話ネタバレ『クイーンメーカー』
ドヒはウンソングループから一方的に解雇された。さらに病院に入院していた認知症で腎臓移植が必要な父も「ドナーがいなくなった」という理由で急に退院させられてしまう。病院がウンソングループから圧力をかけられたのだ。
怒ったドヒはソン会長に「あなたの会社を壊してやる」と宣戦布告。
ソウル市長選への出馬宣言をしたジェミンは、民衆の味方としてあがめられるようになったギョンスク弁護士を応援者として味方に引き込もうとする。
しかしドヒから忠告を受けたギョンスクは、マスコミの前でジェミンの応援を断固拒否。
ギョンスクは、ジェミンがすすめる再開発やローンで利潤を得る予定だったサンア市場の住人たちから裏切り者と非難される。
ジェミンは、ドヒの後任のジヨンにドヒを潰せと指示。ジェミンとジヨンは不倫関係になる。
ドヒはギョンスクに「ジェミンやウンソングループによる支配に対抗するためにソウル市長選に出馬してくれ」と頼んだ。ギョンスクは夫や息子のことを考えて迷う。
帰り道でドヒは車に突っ込まれ、サイドミラーが体にぶつかって倒れた。
エピソード3の感想
飼い犬(ドヒ)が裏切ったら飼い犬の家族もろとも苦しめる。ひどすぎですね。
4話ネタバレ『クイーンメーカー』
車にぶつかられたドヒは入院したが軽症ですんだ。
ウンソングループの汚いやり方を目の当たりにしたギョンスクは出馬を決意。息子・ヒョヌは怒るが、夫・ムンボクは応援してくれた。
ギョンスクは病院にいるドヒに会いに行き出馬の意志を伝える。ドヒは「倍にしてやり返そう!」と言った。
ドヒはギョンスクの選挙対策統括者になる。
ソン会長の指示でジェミンのもとにカール・ユンという人物がやってくる。2人の大統領を生み出したフィクサーだ。カール・ユンは「すべて俺の指示通りにしろ」と言う。横柄な態度にジェミンは不満をもった。
ライバルのソ・ミンジョン議員は服に脇汗べっとり状態で演説するギョンスクの写真を見つけ、ネットに揶揄するコメントや記事を掲載させる。
ドヒはスタイリストを雇い、ギョンスクの身なりを洗練させた。さらにミンジョンが庶民のしもべと言いながらファッションや美容皮膚科で金を散財していることも突き止める。ミンジョンの後援会長も引き抜いた。
ギョンスクとミンジョンはTV番組で討論することになり、スタジオでお互いに見つめあった。
エピソード4の感想
ギョンスクが「脇汗候補」としてネットで誹謗中傷される展開に笑ってしまいました。とことん下品なドラマですね(笑)。
5話ネタバレ『クイーンメーカー』
討論会でギョンスクはドヒの作戦通り、「女性候補者を一本化するための予備選挙を行おう」とミンジョンに提案。
さらにドヒはミンジョンの元恋人をスタジオに呼び、質問させる。ミンジョンの頭の中は真っ白になった。
ミンジョンは討論会で化学工場を撤去するのに賛成と誘導されてしまい、スポンサーのチョン会長からも見放された。
ドヒは海外に拠点を置いているにもかかわらずソウルの再開発許可を得ているリアカンパニーがウンソン系列だと知り、副市長を脅して会社を調査すると会見させた。
ジェミンとチェリョンは、「妻に子宮癌が見つかった」と会見で猿芝居をして同情を得る。
エピソード5の感想
ドヒがミンジョンの秘密の恋人をTVに呼ぶなんて…普通に汚ない手を使ってます(笑)。
6話ネタバレ『クイーンメーカー』
ドヒは、ミンジョンが娘・ジェイのバイオリンレッスン代に政治資金をつかって高額な月謝を払っているとメディアに暴露。
ミンジョンはジェイの髪を切らせて、「娘はアメリカで差別とイジメを受けて音楽しかなかった」と一緒に猿芝居をさせる。
ミンジョン陣営は、ギョンスクと一緒に女性のための団体ブリースを立ち上げてデモをしたキム・ファスが団体の資金を息子の学費にあてたことを突き止めて脅迫。
ファスは仕方なく「ギョンスクが金を横領していた」と会見を開いた。ギョンスク陣営は窮地に追い込まれる。
カール・ユンの指示で、入院していたドヒの父ファン・ジュイルが連れ去られ、遠くの原っぱに置き去りにされた。
認知症のジュイルは道路に飛び出してトラックに轢かれて死亡。病院で死体を見たドヒは絶望で泣き叫んだ。
父ジュイルの葬式が行われ、カール・ユンが線香をあげにやってくる。ドヒはカール・ユンが黒幕だと知り、怒り狂った。
エピソード6の感想
ドヒの父親がトラックにはねられるシーンがえげつなかったです。
7話ネタバレ『クイーンメーカー』
ギョンスクはドヒの父親がウンソングループのせいで死んだと知って葬式へ駆けつけた。
ギョンスクは「自分が真実を暴露したらファスが犯罪者になってしまう」と公表をためらった。
ファスは良心の呵責に耐えかねて自殺未遂をする。
ドヒとギョンスクは「もう選挙を辞退しよう」というところまで精神的に追い込まれた。
ギョンスクは辞退の会見をひらいた。しかしマ・ジュンソク(ドヒの元夫)が、ミンジョン候補がファスの死を願う音声データを流す。ジュンソクはミンジョンの非情さに耐えかねて、ギョンスクの陣営に協力することにしたのだ。
ギョンスクの横領はミンジョン陣営の捏造だと明らかになり、ギョンスクは予備選に無事勝利。
ジヨンはジェミンの子を妊娠していた。
エピソード7の感想
1人も不幸にしたくないというギョンスクの政治理念が美しいですね。現実にもこういう政治家がいれば…。
でも現実にいないから本作のようなドラマができるのでしょう。
8話ネタバレ『クイーンメーカー』
ジェミンは演説中に切りつけられる。容疑者のカンはギョンスクの熱烈な支持者だと報道されたが、すべてカール・ユンが仕組んだ捏造だった。
ユンは対立候補で宗教家のナ・ジングクに手を回し、ジェミンに候補を一本化させることに成功。ジェミンの支持率は揺るぎないものとなった。
ギョンスク側の政治資金がそこをつく。しかしギョンスクは不透明な支援金は一切受け取ろうとしない。
ドヒはイスルが自殺した日に会社の防犯カメラの映像がジヨンによって消されていると知る。
ジヨンはイスルのスマホを最後の武器として金庫に保管していた。
エピソード8の感想
カール・ユンが政治の世界について「人間はおらず思想しかない」と言ったセリフにゾッとしました。ほんと怖い世界ですね(フィクションとはいえ)。
9話ネタバレ『クイーンメーカー』
ギョンスクの息子・ヒョヌは同級生・キョンミンをボコボコにして警察に連行され、起訴されそうになる。
ギョンスクは息子が理由もなくそんなことするわけないと考えた。陣営としても痛手だ。
ジヨンはドヒに「ヒョヌは同級生に物を投げているので殺人未遂だ。選挙を辞退すれば起訴しない」と言い放った。
ドヒ陣営の調べで、カール・ユンが学生にゲームマネーを与え、SNSでヒョヌに母の誹謗中傷を送りつけさせていたと知る。キョンミンは罪を認め、起訴はなくなった。
留置所のヒョヌは「選挙に勝って汚い世界を変えてくれ」とギョンスクに訴える。ギョンスクは涙を流して勝利を誓った。
実は亡き前会長と愛人の子だったチェリョンは、ソン会長が姉・ソジンにグループを引き継がせようとしていることに怒る。チェリョンは「グループの主(あるじ)になるチャンスをくれないと、ジヨンの隠し子のことを暴露する。その子は自分が育てると」ソン会長に言った。
ドヒは裏でソジンに会い、選挙資金200億ウォンを得る。その金で対立候補のユク・スンチョルを抱き込み、ギョンスクに票を一本化させると宣言させた。
エピソード9の感想
ギョンスクのコラ画像を息子に送りつけるカール・ユン。ドラマ的にはおもしろいのですが、よくこんな下品な展開思いつきますね。ある意味感心です(笑)。
10話ネタバレ『クイーンメーカー』
ドヒたちはペク・ジェミンとジヨンの不倫と、ジヨンの妊娠を突きとめてメディアに暴露。支持率は逆転した。
ジェミンは会見を開き、ジヨンに「すべてデマです」と言わせる。しかしネットでジェミンがジヨンの家に行った証拠写真が広まり、場内は騒然となる。ジヨンはショックで倒れて病院に運ばれた。
ジェミンは局面を打開するために、「ウンソングループの一大事業である巨大免税店の持ち分を50%市民に還元する」と、会長の許可を得ないで勝手な宣言をした。
ジヨンはハン・イスルのように自分も使い捨てにされることを恐れ、密かにDNA鑑定を依頼していた。
DNA鑑定の件を知ったジェミンはジヨンを自殺に見せかけて聖女として殺害しようと決断。
ジェミンはチェリョンにジヨンを迎えに行かせる。チェリョンはジヨンを車に乗せ、「あんたはもう終わりよ」と言って去っていった。
ジヨンは眠らされて車で連れ去られる。監視していたドンジュが車であとを追った。
エピソード10の感想
ジェミンも選挙で負けたらソン会長に潰されるので必死ですね。
ジヨン役のオク・ジャヨンさんは『マイン』とか『シュルプ』でもそうですが、最後には捨てられる性悪女役でしかキャスティングされてない気がします(笑)。
『クイーンメーカー』最終回11話ネタバレ
ドヒは車でジヨンが連れ去られた川辺へ向かう。車の中では練炭がたかれていた。ドヒはジヨンを助けようとするが殴られる。ドンジュがやってきて男と戦い、ナイフで腹を刺された。
ドヒはジヨンを助けだして車で逃げた。
市長選の1日前、ギョンスクは動画で生配信をしていた。そこへジヨンがあらわれて「ジェミンと不倫したこと、お腹の子は彼の子だということ、私を自殺に見せかけて殺そうとしたこと」を暴露して謝罪。
さらにジヨンが保管していたイソルのスマホの録音を流す。イソルは屋上でジェミンと口論になり、突き落とされて殺害された事実が判明。
ドヒはイソルの墓にジェミンを呼び出して、「カール・ユンは政治家だったあなたの父を自殺に追い込んだ人物で、罪悪感であなたに協力しただけだ」と言った。ジェミンはその場に崩れ落ちて泣いた。
ついにソウル市長選の選挙日、オ・ギョンスクは圧倒的な支持を集めて勝利。
ジェミンは自宅でソン会長の命令で雇われた暗殺者に首を絞められて殺され、自殺に見せかけられる。ニセの遺書には“全部自分のやったことだ”とウンソングループをかばう内容が書かれていた。
オ・ギョンスク新市長の会見で、記者から「ファン・ドヒがウンソンからワイロをもらったのは事実か?」という質問が出る。ドヒは「事実だ」と語った。
ドヒはソジンにソン会長の海外口座から金を入金させ、ソン会長と免税店の不正について検察が動けるように仕組んでいたのだ。
ドヒはギョンスクに「あなたと出会えて私は変わった。仲間との幸運を守ってほしい」と言う。ギョンスクは涙を流した。
市長になったギョンスクは、免税店の持ち分90%を民間企業に委託して利益をソウル市民に配分することを決定。
ギョンスクはソン会長に会い、「ファン・ドヒが私を作った。あなたの世界を潰す」と宣言。
ドヒの情報もあり、ソン会長は地位を失い刑務所に入ることに。
ソジンはチェリョンに「系列の物流会社の社長をやってほしい」と言って仲直りしようとする。チェリョンは夫・ジェミンが母に殺されたことを知って泣いた。
刑務所で服役中のドヒのところにある男性が面会にやってきて「力を貸してほしい」と言う。
Netflixドラマ『クイーンメーカー』終わり!
最終回の感想
ドヒは自分がずっと会長側で弱い者をしいたげてきたので、その責任を取りたかったのでしょう。
ク◯男・ジェミンも最悪な結末を迎え、見ているこちらとしてはスッキリ。父の仇(かたき)のカール・ユンにずっと操られていたと知ったときの絶望は相当なものだったでしょう。まさに因果応報です。
ファン・ドヒがオ・ギョンスクという新たな女王を作りあげ、物語は無事完結しました!
韓国でも日本でもギョンスクのような正義感だけで動いているような政治家が少しでも増えればいいですね。
全体的には暴露合戦とシーソーゲームのわりとワンパターンな展開が多かったですが、おおむね楽しめました!
最後のまとめ
Netflixオリジナルの韓国ドラマ『クイーンメーカー』は大企業に嫌気がさした女性が人権派弁護士と組んで、あの手この手で市長選を勝ち抜いていく痛快な逆転劇でした。
ヒロイン・ドヒのまえに新たな依頼人の男性が現れたので、もしかすると『クイーンメーカー』シーズン2もあるかもしれませんね。今度はその男性を大統領にする話なら『キングメーカー』かな。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『クイーンメーカー』(Queenmaker)レビュー終わり!
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