ひどい!映画『嘘喰い』ネタバレ感想酷評スリルなき凡作!実写キャストの評価・あらすじにツッコミ

実写映画『嘘喰い』は880万部を超える人気マンガを実写化した、命懸けのギャンブルバトル。しかしクオリティは駄作以上・凡作未満。興行的にも爆死は避けられないでしょう。

ストーリーはしぼんでいく風船のようで、段々とスリルが抜けていく残念な映画でした。ハッキリ言ってつまらないです。

CineMag
ネット上の評判も悪く、白石麻衣演じる蘭子などの違和感に怒りの声が噴出! 原作者・迫稔雄は映画の不出来に激怒しているとの噂も…。

キャストそれぞれの演技・キャラの感想全体の感想・酷評ストーリーのネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに記事をまとめました。ちょっと毒舌も交えています。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです)

実写映画『嘘喰い』は楽しかった?(投票どうぞ)

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映画『嘘喰い』作品情報

公開・制作国:2022/02/11・日本
監督:中田秀夫
脚本:江良至/大石哲也
原作:迫稔雄 マンガ『嘘喰い』シリーズ/ヤングジャンプ連載(2006〜2018)
撮影:今井孝博『洗骨』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
制作:ファインエンターテイメント
製作:映画 嘘喰い製作委員会
主題歌:B’z「リヴ」

中田秀夫監督は『リング』や『仄暗い水の底から』でジャパニーズホラーを牽引した人物。しかし最近は『事故物件 怖い間取り』などで迷走中です。

主人公・斑目貘 役|横浜流星

主人公・斑目貘を演じる俳優の横浜流星

©︎ワーナーブラザースジャパン

斑目貘はギャンブルの天才で、相手の嘘を見抜く通称“嘘喰い”。

決めセリフ「あんたの嘘俺が喰ってやるよ」

横浜流星さん演じる斑目は、迫力や説得力があってよかったです。本作で唯一良かったのは彼の演技。

撮影時にも中田秀夫監督の「ギャンブル中は原作のカリカリ梅を食べるんじゃなくて、ハーモニカを吹こう」との提案を原作マンガ通りカリカリ梅に戻すファインプレー。

俳優・横浜流星は最近はNetflixドラマ『新聞記者』にも出演。青春芸術映画『線は、僕を描く』の演技も素晴らしかった。スターダムを駆け登ってますね。

全登場人物キャスト|演技・キャラ評価

梶隆臣を演じる俳優・佐野勇斗 梶隆臣|佐野勇斗→深みがなくて全く共感できない。ドキドキするから斑目について行く、きわめて薄っぺらい人間。

鞍馬蘭子を演じるアイドルで女優の白石麻衣 鞍馬蘭子|白石麻衣→ドスを効かせた喋り方に違和感ありまくりで冷めた!女ヤクザ賭博師感ゼロ!ネットの酷評の中心。

佐田国一輝|三浦翔平→短歌切り慣れてない。大物感ゼロ。原作ではテロリストだが本作では科学者

ルカ|結城モエ→佐田国の助手。いいなり女すぎでは?

ロデム/マルコ|野村祐希→緊張感ゼロの筋肉バカ。このキャラ正直、映画のストーリーには邪魔では?

目蒲鬼郎|本郷奏多→金髪がなんか違和感

レオ|森崎ウィン→存在感ゼロ。いた?

切間創一/お屋形様|櫻井海音→しゃべったらなんかショボい

草波渉|木村了→影が薄すぎ…都合の良い使われ方してるだけ

小野寺昌弘大臣|鶴見辰吾→賭け事でポーカーフェイスができないアホ

夜行妃古壱|村上弘明→ダンディなおじさま。このキャラは好きでした。

九重太郎|徳井優→頭頂部の3本の髪の毛が気になって仕方ない

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

あらすじ:お屋形様との賭けに負けすべてを失った斑目貘(横浜流星)は、佐田国という人物がお屋形に挑もうとしていると知り、ギャンブラーとしての再起を決意する…。

CineMag
デスゲームのくせに緊張感がなく、ストーリーに全く面白みがないです。

見どころは横浜流星の演技くらい。その他のキャストは、演出のせいかほぼ全員迷走気味です。

おすすめ度50%
キャラ・キャスト40%
ストーリー40%
IMDb(海外レビューサイト)※随時更新(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)※随時更新批評家% 一般%

※以下、実写映画『嘘喰い』のストーリーネタバレありなので注意してください!

実写映画『嘘喰い』ネタバレ感想・評価

映画『嘘喰い』の評価は48点。

スリルなき凡作、緊張感が抜けていく風船というのが正直な感想。

大怪獣のあとしまつ』のような満場一致の駄作とまではいきませんが、全体的にハラハラドキドキがなく、つまらないです。(ただ実写版カイジよりはまだマシだと思いました。いや、同じか…)

同じく2022年公開の原作あり実写化だと『真夜中乙女戦争』や『KAPPEI カッペイ』とかよりも少しマシです。

まず良い点からですが、主人公・斑目貘を演じた横浜流星さんが素晴らしい。

デスゲームが横行する現実離れした世界観で浮世離れしたキャラなのに、現実にいそうだと感じさせてくれるってとんでもなく凄い演技力では?

時々目がいっちゃって、なぜ彼が命懸けの賭け事に燃えているかバックグラウンドは説明されてないにも関わらず、キャラクターに説得力がありました。

原作が好きな人からしたらイメージと違って受け付けないのかもですが、個人的には横浜流星の演技力に引き込まれた序盤は期待に胸が膨らみました。

反面、それ以外のキャラが登場してから心が萎えはじめます。

梶ちゃんからは人間的な深みが感じられず、白石麻衣演じる鞍馬蘭子の登場で一気に気持ちが冷めてしまったのは否めません。

困惑した犬
なんだこの違和感丸出しの女親分は…

梶ちゃんは命を狙っているスナイパーが近くにいるのに大声でしゃべるし、蘭子に至ってはもうコスプレにしか見えず、勘違いヤクザみたいな喋り方。観ていて苦笑でした。

物語が進むに連れ、どんどん緊張感がなくなってコメディ過多へ急旋回します。

実写映画ではリアリティラインの期待値が断然上がってくるので、せめてもう少し違和感を消して欲しかったです。

ロデムもストーリー的に必要なさげだし、笑えも泣けもしないどうしようもないキャラでしたね。

あとは、肝心のゲーム性がイマイチでした。

特に最後の大勝負はババ抜きだとちょっとシンプルすぎるし、2人だと最後の3枚になるまでの行程はカード減らすだけなので緊張感ないし…。

そもそもイカサマを見破ったあとのギャンブルでは斑目が勝つのが当然、という雰囲気も解せません。

佐田国だってギャンブルのハッタリくらい練習しているでしょうし、いくら斑目が強いといってもまだ負ける確率も少しはあるわけで…負けたら首吊りなのでその辺の緊張感どこいっちゃったの?と感じました。

全体的に心理戦とイカサマ見破りのみで、こちらが頭を使う楽しさやスリルがありません

デスゲーム作品として韓国のNetflix『イカゲーム』などのクオリティには及んでおらず、海外輸出も無理でしょう。

本作はラストシーンも1年後で緊張感が持続しておらず、お屋形様との勝負持ち越し展開なんなの?と感じてしまいました。

アイドルキャスティングをやめて!

白石麻衣演じる鞍馬蘭子 実写映画『嘘喰い』

©︎ワーナーブラザースジャパン

白石麻衣さん演じる鞍馬蘭子の登場で、一気に現実に引き戻されました(全然白石麻衣のアンチとかではないです)。

CineMag
「あんた、あの子のなんなのさ、」みたいな喋り方が違和感ありまくり。普通に喋らせた方が良かったと思います。

演出なのか演技力の問題なのか、とにかく残念な気持ちで目の前が真っ暗になります。

白石麻衣さんが悪いというかキャスティングの問題もありますが、姉御肌のギャンブラーの雰囲気が皆無です。

説得力がなく、つまるところ本人がコスプレしているようにしか映っていません。

また、蘭子が斑目を好きな設定は映画オリジナルらしいですが、ストーリーの邪魔でした。

最後のババ抜きの最中での蘭子のアップも、なんのための演出なのでしょう。乃木坂46ファンへのサービスでしょうか?

映画やキャラクターに合わず、結果的に作品のクオリティを下げてしまうような不必要なアイドルキャスティングはやめてください

CineMag
アイドルファンの集客=目先の利益のために邦画界を破壊しないでください!

映画『嘘喰い』ネタバレあらすじ解説

(あらすじを各シーンの感想含めて書いています。)

実写映画『嘘喰い』

©︎ワーナーブラザーズジャパン

3年前、斑目貘は国家を動かす巨大賭博グループ・賭郎(かけろう)の頂点に立つお屋形様・切魔創一と、トップ座と命をかけ、1時間以内に上空を飛行機が飛ぶか飛ばないかで勝負します。

語る犬
お屋形様の部下が飛行機を全部止め、斑目が雇ったパイロットも暗殺する超パワープレイに萎えました。ギャンブルの強さ関係ないじゃん…。

 

敗北した斑目は、制裁として立会人・夜行に撃たれますが、命までは取られず島流しになります。

3年後、島で時間を持て余していた斑目は、島での賭博で磁石による八百長を見抜きます。

語る犬
この斑目という癖だらけのキャラで浮かない演技力。横浜流星さんすげえ。

関係者から、佐田国一輝という人物がお屋形様に挑戦しようとしていると聞き、斑目は新たな決意を胸に東京に戻りました。

斑目は借金取りに追われる青年・梶隆臣と出会い、友達に。ヤクザの女親分・鞍馬蘭子が経営する賭博場でルーレットで勝って、梶に借金返済の金を作ってあげました。

梶はギャンブルの刺激が忘れられず、斑目についていくことに。

蘭子は賭博場で、佐田国一輝という人物に負けました。

語る犬
蘭子のバトルシーンは見ていられなかった。美人のダイコン…

斑目は賭郎の会員資格を持つ老人・九重太郎に梶を近づかせます。九重の敷地の森で、勝ったら会員資格譲渡のギャンブルをすることに。

ゲーム内容は、森の中のスナイパーから身を守って時間以内に梶の足に巻かれた時限装置を解除し、ゴールにたどり着くというもの。

斑目と梶は森でスナイパーたちの狙撃をかいくぐり、彼らを罠にはめて鍵を奪い取って時限装置を解除。

語る犬
これギャンブル?ただの雑すぎるランボーでは?

九重は斑目たちを殺すため、ロデム(洗脳された人間兵器)を放ちます。

九重を盗聴していた斑目は、ロデムが15分しか活動できないことを知り、殴られて怪我を追いながらもなんとか逃げ切って勝利。

斑目は賭郎の会員資格を剥奪されているため、梶が会員になりました。しかし梶は命懸けのギャンブルにビビり、姿を消します。

ロデムとの戦闘で怪我をした斑目は、蘭子の屋敷で療養することに。

斑目はロデムを洗脳から解き放ち、彼も屋敷へ連れて帰ってきました。

斑目はロデムをマルコに改名。梶も戻ってきます。マルコは料理上手で蘭子や梶は喜びました。

語る犬
この食事のくだり、正直いらねえ…

斑目は、富士山付近でお屋形様への挑戦権を賭けて佐田国と戦うことに。

佐田国は以前はメタンハイドレート採掘の研究で画期的な手法を生み出しましたが、政府に潰された悲劇を背負っていました。付き人のルカも元研究員です。

斑目がオンライン観戦者から出資を募り、佐田国が持ってきた20億円と賭け金を揃えます。

語る犬
オンライン観戦もなんか絵的にショボい。ここでも斑目に恋しちゃった蘭子が5億円ポンと出して目立つくだりもいりません!

デスゲーム開始。ルールはハングドマン・ババ抜きです。

ジョーカーには数字が書かれており、ババの合計が決められた数字を超えたら、首吊り台が組み上がって死刑となります。

語る犬
棒立ちでのババ抜きが絵的に地味すぎるんですけど。

佐田国はこちらの手札を読んでいるかのごとくで、斑目は3連続負けて大ピンチ。

しかし斑目は佐田国が監視カメラの映像を仲間にハッキングさせてその映像を見ていると気づきまし。梶が破壊した監視カメラの死角をぬって佐田国のカードをのぞいて落書きをし、ゲームに勝利しました。

語る犬
佐田国が落書きに気づかないのもなんだかなあ。目が見えなくても、気配や足音は感じるでしょ。

佐田国とルカは、負けたペナルティとして首吊りで死亡しました。

語る犬
首吊りのシーンもカットされていて、スリルゼロ…。

1年後、斑目、梶、蘭子、マルコはお屋形様との勝負“館越え”に挑みます。

勝負はハンカチ落とし。斑目がハンカチを落としたところで映画終了です。

語る犬
続編にも期待!みたいなしょーもない終わり方もホント残念でした。

実写映画『嘘喰い』終わり。

最後のまとめ

邦画『嘘喰い』は、横浜流星の好演は見どころだったものの、ゲーム性・ストーリー性に欠けた残念な作品でした。

白石麻衣演じる蘭子を筆頭に、主人公・斑目以外のキャラクターの違和感も作品の中身を空っぽにする一助になっています。

CineMag
もう邦画にデスゲーム系はムリなのか?そんな絶望に襲われました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。実写版『嘘喰い』レビュー終わり!

おまけ:動画で嘘喰いの不満点を語る

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