ひどい駄作『真夜中乙女戦争』ネタバレ考察!感想・ラスト感想,酷評!キャスト印象,クソ映画あらすじ解説

  • 2022年12月14日

映画『真夜中乙女戦争』(まよなかおとめせんそう)は同名人気小説を実写化して爆死した残念な超絶駄作!

CineMag
ファイトクラブの劣化版。ポエムで済ませろレベルのやらかし案件です。1番共感できた人物はババア教授でした。

(全体的に酷評ですいません。他人に厳しい性格なのもので)

作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・酷評ラストシーンのメタ考察大学生というより小学生の物語を読みたい人向けに映画を徹底レビュー!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ)

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映画『真夜中乙女戦争』作品情報・キャストと演技の印象

公開・制作国・上映時間:2022/01/21・日本・113分
英題:『The Midnight Maiden War』
ジャンル:青春・不条理サスペンス
監督:二宮健 
脚本:二宮健 
原作:F 著「真夜中乙女戦争」
主題歌ビリー・アイリッシュ 「Happier Than Ever」

映画 真夜中乙女戦争の登場キャラ・キャスト

私|cast 永瀬廉(King & Prince)→大学生というか厨二みたいなキャラで説得力皆無

先輩|cast 池田エライザ→ミステリアスさがイマイチ…

黒服|cast 柄本佑→おっさんのくせに(30代)大学にいるのがただ違和感

『真夜中乙女戦争』あらすじ・見どころ・海外評価

映画『真夜中乙女戦争』

©︎映画『真夜中乙女戦争』製作委員会

あらすじ:地方から東京の大学に入学した(永瀬廉)は、家庭教師の仕事をクビになって家賃が払えなくて絶望。そんな中、かくれんぼサークルの先輩(池田エライザ)と出会う。学校ではところどころでボヤ騒ぎがおき、私は黒服(柄本佑)が灰皿スタンドにガソリンを入れているのを発見。私は黒服に惹かれ、彼のアジトへ。そこでいろいろな映画を見ながら、この狂った文明社会を終わらせようと語り合うが…。

全編通して狂ったポエムをつぶやかれるかなりの駄作。B級マニア以外にはおすすめできません…。

2022年作品では三木聡監督の『大怪獣のあとしまつ』と同じくらいのクソ映画です…。

感想を語る犬
110分間もの時間を無駄にしてもOKな心に余裕がある人向け
おすすめ度 15%
世界観 40%
ストーリー 30%
IMDb(海外レビューサイト) 4.6(10点中)

※以下、映画『真夜中乙女戦争』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『真夜中乙女戦争』ネタバレ感想・酷評

映画『真夜中乙女戦争』の評価は28点。ポエムで4〜5行にまとめて欲しいレベルでした。

なんか見たことあると思ったら、ファイトクラブの超絶劣化版ですねコレ。社会人を大学生に変え、結末をちょっと変えたみたいなイメージでした。

冒頭の意味不明なポエムから、何もかもがイタいです。青春独特のイタさではなく普通にイタい…。

この映画はあと110分」というメタ的なモノローグもあいたたた。映画自体が超つまらないせいで、このモノローグが視聴後の感想ネタバレみたいになってます。

CineMag
これが構造的な仕掛けだとしたら、なかなか上手いです!作品のクオリティを犠牲にしてギャグをぶちかましに行ってます。

本作を繰り返し見る拷問が成立するレベルのイタさ。2回視聴できる人は日本広しといえどもそうはいないでしょう。

永瀬廉演じる主人公が先輩の未来を言い当てるくだりがありましたが、主人公は視聴者に対しても「つまらな過ぎて110分後にプンプン怒るよ」と予言していたのでしょう。

冒頭から結末まで、展開のすべてに入り込めませんでした。

Netflix批判もダサいし、怒号が飛び交う花出荷工場での集団バイトも滑ってます。

感想を語る犬
そもそも、朝まで働いて6000円ならコンビニでバイトしたほうが稼げるのでは? 主人公はなぜ大学に合格できたのでしょう。知能的には大学進学を諦める側のはずです。

あと黒服も映画大好きなくせに「人類史を石器時代に戻す!」とオラついています。石器時代に映画ないですけどいいんですか?

CineMag
とりあえず社会のシステムを破壊したいのはわかりますが、くだらない疑問がノイズとして次から次へと湧いてきました

くだらない疑問を解消するには、キャストの演技力で少々強引に説得力を持たせるしかありません。正直、永瀬廉さんと池田エライザさんはキャスティングミスかなあ…と思ってしまいました。

ラストシーン考察(ネタバレ)

デヴィッド・フィンチャーの名作『ファイトクラブ』によく似たプロットだと考えれば、東京が爆発して終わるラストは狂った主人公の妄想だった!という解釈もありでしょう。

黒服が主人公のもう1つの人格だったと考えるのもあり。

ただ土台となる物語がとっても面白くないので、正直多様な解釈で意味づけして記憶に刻みたいというポジティブな気持ちは生まれません

話は変わって、終盤の主人公と先輩がラブホテルでタラタラ話すシーンでは、もし立ち止まって生き方を見直せる世界線のヴィジョンとして、みんなマスクをつけていました。

コロナ禍で価値観を問い直すキッカケがなければ、社会は破滅に突っ走っていただろうというメッセージだと思います。

感想を語る犬
この現実の厄災を映画に結びつける手法もありがちだし説教くさいし。そもそもコロナ禍を経てこの作品が生まれたとすれば、僕らはクソ映画大国日本というディストピアから抜け出せてません…

本作のクオリティが残念だったことで、コロナ禍でも人類は変われなかったという真逆のメッセージに変換されました

コロナと駄作邦画の問題に追い詰められた日本の現実を突きつけられ、いろんな意味で胸が締め付けられました。

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