ひどい…映画『マッチング』ネタバレ感想評価「ご都合主義サスペンス」あらすじ解説レビュー

  • 2024年3月15日

サスペンス映画『マッチング』土屋太鳳さんがマッチングアプリで怪しすぎるイケメン・佐久間大介さん(Snow Man)と出会い、連続殺人事件に巻き込まれていきます!

シネマグ
Filmarksで3.9と高評価なのが信じられない…正直ストーリーにご都合主義が多くてガッカリしました。ネタバレ解説しながらツッコミを入れていきます。

あらすじ

物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説

ぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり):ひどい点を説明、ラストの意味を考察

これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

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サスペンス映画『マッチング』面白かった!?(投票どうぞ)

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映画マッチング・物語の徹底考察!

土屋太鳳さんと佐久間大介(Snow Man)出演の映画『マッチング』! シネマグ 判明した人間関係・血縁の相関図、ラストシーンの意味、真犯人がアプリ婚夫婦を殺害した動機、輪花と吐夢の今後とクリオネ、四つ葉のクローバーやクラゲ[…]

映画『マッチング』

映画『マッチング』作品情報

公開2024/02/23
上映時間1時間50分
ジャンル:サスペンススリラー、ホラー
年齢制限:G(年齢制限なし)
監督:内田英治(『ミッドナイトスワン』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』)
脚本:内田英治|宍戸英紀
原作:内田英治の小説「マッチング」(角川ホラー文庫)
撮影:野口健司
音楽:小林洋平
主題歌:Aimer「800」

監督の内田英治さんが自ら書き下ろした原作小説も発売されています。

内田英治監督の作品は映画『サイレントラブ』も2024年1月26日公開されています。

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映画『サイレントラブ』

相関図&キャスト

映画『マッチング』相関図

©︎公式サイト

土屋太鳳|唯島輪花(ただしまりんか)役

土屋太鳳 出演作:『実写 るろうに剣心』『ヒノマルソウル』『大怪獣のあとしまつ』『今際の国のアリスシーズン1』『今際の国のアリスシーズン2


佐久間大介(Snow Man)|永山吐夢(ながやま とむ)役

出演作:『映画 少年たち』『おそ松さん』


金子ノブアキ|影山剛(かげやま つよし)役

出演作:『新宿スワン』『Diner ダイナー』『今際の国のアリス』


片山萌美|伊藤尚美(いとう なおみ)役

出演作:『セフレの品格』


杉本哲太|唯島芳樹(ただしま よしき)役

出演作:『ヴィレッジ』『最後まで行く』アマプラ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士Netflix『君に届け』


真飛聖|西山茜(にしやま あかね)役

出演作:『娼年』『ミッドナイトスワン』


後藤剛範|堀井健太(ほりい けんた)役

出演作:『Gメン』『来世ではちゃんとします』『全裸監督1&2


片岡礼子|美知子(みちこ)役

出演作:『空白』『グッバイ・クルエル・ワールド』『#ミトヤマネ』『ガンニバル


斉藤由貴|節子(せつこ)役

出演作:『記憶にございません!』『変な家

映画『マッチング』あらすじ(ネタバレなし)

映画『マッチング』

ウエディングプラナーの輪花(土屋太鳳)は、以前に恋愛関係にあった高校の頃の教師・片岡の結婚式を担当。元恋人の幸せな姿に複雑な表情を浮かべた。

元恋人と奥さんはマッチングアプリで知り合ったらしい。

同僚で親友の尚美が輪花にウィルウィルというマッチングアプリをすすめる。輪花は前に進むためと思って渋々アプリに登録した。

輪花は吐夢(佐久間大介/Snow Man)という男性とマッチング。水族館で会うことになるが、実際にやってきたのはプロフィール写真からは想像もつかない暗いオーラを放った変人だった。

それ以来、吐夢からしつこくメールが来るようになる。吐夢は輪花の自宅にも現れた。完全にストーカーだ

いっぽう世間では、マッチングアプリで出会って結婚したカップルが殺される連続殺人事件がさわがれていた。

輪花は犯人が吐夢だと考える…。やがて輪花の過去もリンクし、最悪の事件に巻き込まれていくのだった。


シネマグ
どういうスタンスで見るかで賛否がわかれると思います。

雰囲気で見ると「面白い!」となるかもしれませんが、少し論理的に考えると都合主義な部分が多すぎる気が…。

感想を語る犬
良くも悪くも雰囲気や胸糞悪さを楽しむ作品。普段サスペンスを見慣れている人や、論理思考が得意な人には向いていないかも知れません。

※以下、サスペンス映画『マッチング』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『マッチング』ネタバレあらすじ解説

マッチングアプリ連続殺人事件

輪花(土屋太鳳)は居酒屋で父・芳樹(杉本哲太)と酒を飲む。輪花の母・美知子は25年前に失踪して行方知れずだった。

輪花が勤めるウエディング会社は、マッチングアプリ「ウィルウィル」と共同プロジェクトを立ち上げる。

ウィルウィルは、アプリで結婚したカップルが何組も殺害される事件が発生したことでイメージ回復に必死だったのだ。

輪花もそのプロジェクトに参加することになる。ウィルウィルのプログラマー・影山(金子ノブアキ)は、輪花の顔を見てうれしそうな表情をした

シネマグ
輪花がめちゃタイプなの?と思いきや、影山の表情が伏線になっています。登場人物が少ないのでコイツが犯人の1人なのが予想できちゃうのがもったいない

影山は輪花からアプリで出会った吐夢がストーカーになっていると相談を受け、「この人物は他のアプリでも複数のトラブルを起こし、警察にも捕まっている」と話す。

警察・西山(真飛聖)と堀井(後藤剛範)は、孤独死などを片付ける特殊清掃員である吐夢を事情聴取。しかし証拠は見つからなかった。

感想を語る犬
1回逮捕されている吐夢が、なぜマッチングアプリ連続殺人事件の犯人だとバレないのか?警察無能すぎん? 視聴者をミスリードさせるための「過去のトラブルにしか見えない。

影山から誘いを受け、輪花は彼と何度がデートをした。

シネマグ
デートで見た劇中映画『サンセット大通り』と本作の共通点は、斉藤由貴さん演じる節子の表情でしょうか。

映画 マッチング

吐夢が輪花の家に突然やってきて「影山とは会わないほうがいい」と話す。

輪花はドン引きし、警察を呼ぼうとした。吐夢は去る。

やがて輪花が担当して挙式した元彼・片岡と妻が殺害される。輪花が担当した他の夫婦も殺害された。男女がマッチングアプリで知り合ったことが共通点だった。

輪花はメディアから「捜査線上にいる人物」として注目を浴びてしまう。

シネマグ
これ以降、マッチングアプリはあんまり関係なくなってきます(笑)。

関係者が次々に死亡

輪花の家のポストに、若い頃の父・芳樹と母とは別の女性との不倫写真が送られてきた。

父・芳樹に問い正すと、「その頃に流行っていたチャットルームで知り合った節子という女性と不倫関係にあった」と衝撃の事実を語られる。

シネマグ
ネットの黎明期はアプリじゃなくてチャットルームだったんですね。回想でパソコンに表示された節子のハンドルネームは「せっつん」。謎のセンス(笑)。

輪花は親友の尚美に呼ばれる。尚美は吐夢と会って何かを聞き出したようだ。

感想を語る犬
尚美は吐夢から影山の正体を聞いて輪花に忠告しようとしたのでしょう。

彼女のマンションへ行くと、尚美が屋上から落下して死亡。輪花は泣き叫んで気絶し、警察の西山から事情聴取を受ける。

いっぽう父・芳樹は節子から電話を受け、現在の彼女が暮らす田舎へ。その後、節子の家の近くの川で首吊り自殺をした。

警察の車で現場にやって来た輪花が死んだ芳樹を見て泣き叫ぶ。

シネマグ
元恋人も死亡、親友も死亡、父も死亡。輪花の今世の運勢は大大大凶です。来世に乞うご期待!

父・芳樹の葬式のあと、影山は輪花を抱き締め、僕が守ると言った。

土屋太鳳と金子ノブアキ

ラスト結末:真犯人の正体は?

影山は「事件の真相を教える」と言って、ある廃墟アパートへ輪花を連れてきた。

そこは影山が幼い頃に暮らしていた場所だった。天井に輪花や芳樹の写真がたくさん貼ってある。

実は影山の母が節子という名で、輪花の父・芳樹の不倫相手だった。

25年前、節子は芳樹に構ってもらえなくなると、精神に異常をきたして手首を何度も切った。妊娠させられて捨てられそうになると、芳樹の背中を刺した。そして逮捕されたのだ。

影山は母の無念を晴らすため、芳樹と輪花に復讐を誓ったらしい。復讐として輪花が親しい人物、元恋人・片岡や親友・尚美など関係者を殺害したのだ。

シネマグ
なぜ影山が輪花の元恋人や親友まで殺すのか疑問。芳樹はわかるけど、輪花が復讐されるのもとばっちり感があります。
感想を語る犬
吐夢だけでなく、影山も狂人…。高校教師の片岡含め、輪花の男運は0です。
影山は輪花をナイフで刺そうとする。そこへ吐夢が助けに現れ、輪花を外に連れ出した。輪花は外に出てきた影山を殴り、気絶させた。
シネマグ
ちなみに影山と吐夢は父違いの兄弟(異父兄弟)輪花と吐夢は母違いの姉弟(異母姉弟)。人間関係がかなり複雑ですね。

影山は逮捕される。しかし彼は、「片岡と尚美は殺したが、マッチングアプリ殺人事件の真犯人ではない」と主張した。


その後、吐夢は「真相を教える」と言って輪花を節子の家に連れてくる。赤い服を着た車椅子の女性がいた。

輪花は車椅子の女性が節子だと思いこみ、息子の影山と共謀して殺人をさせたことを責めた。

車椅子の女性は正常な状態でなく、何もしゃべらない。

車椅子の女性は、25年前に失踪した輪花の母・美知子(片岡礼子)だった。

美知子と一緒に暮らしており、世話している女性が節子だ。節子は25年前に輪花の母を拉致し、一緒に暮らしていたのだ

シネマグ
予想を裏切るカタチで輪花の母・美知子が節子を監禁しているとかどんでん返しを期待していましたが、予想通り。
感想を語る犬
斉藤由貴さんが節子役だと知っていた人は、輪花が勘違いしているシーンで感情移入できなったのでは?あと、輪花や芳樹はなぜ節子が美知子を拉致したと考えなかったの?

節子がナイフを振りかざす。吐夢が間に入って止めて刺された

吐夢は助かり、節子は逮捕された


その後、輪花が入院した吐夢を見舞う。輪花は吐夢に靴と服をプレゼント。好きになっていた。

吐夢は逮捕された節子に面会し、ペンダントの中に入っている四つ葉のクローバーを見せる。

25年前に節子は芳樹の子を産みペンダントと一緒にコインロッカーに捨てた。それが吐夢だったのだ

再びマッチングアプリ殺人事件が発生。真犯人は影山ではなく別にいる

吐夢は輪花とデートしながら不気味に微笑んだ。

シネマグ
マッチングアプリの真犯人は吐夢でした! 輪花と吐夢は腹違いの姉弟という危険な関係今後、吐夢は輪花を殺してしまうのか?  しかしそもそも、吐夢の動機や行動原理が一切わかんねえ!

吐夢の犯行動機や、2人の今後を考察した記事はコチラ↓

映画マッチング徹底考察!

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映画『マッチング』

映画『マッチング』ネタバレ感想・評価

かなりのご都合主義

土屋太鳳主演のサスペンス映画『マッチング』の評価は45点。

ヒロインの関係者がわりとたくさん死んでいくのですが、死者数と面白さが比例していない良い例ですね。

シネマグ
一見すると複雑ですが、よく考えるとご都合主義とフワッとしている部分が非常に多いです。
感想を語る犬
設定や後半の人間関係の複雑さでサスペンス慣れしていない人たちを煙に巻いたイメージ

吐夢の髪がピンクなのでFukaseさん出演の映画『キャラクター』(2021)を想起しましたが、そちらのほうが完成度はぜんぜん高いです

ストーリーを大雑把にまとめると、ヒロインの輪花が「連続殺人犯かつ異母弟の吐夢」とマッチングアプリで出会う話

この文章を見れば、結末に結構な無理が生じているのがわかるでしょう。

マッチングアプリだから誰とでも出会える可能性はあります。だからって「存在を知らなかった義弟 兼 連続殺人犯」と出会う可能性はどれくらいあるでしょうか?

それだけならまだしも、他にもご都合主義な偶然が山盛りです。

金子ノブアキ演じる影山(プログラマー)が吐夢の異父兄であり、コイツも輪花に復讐するためにマッチングアプリの連続殺人に見せかけて2件の殺人を犯します。

影山が復讐相手の輪花と出会ったのも偶然です。

またサスペンスにサイコな異常者はつきものかもしれませんが、吐夢も影山も節子も狂っています。

相関図にのっている主要キャラクター9人のうち、3人が狂気の異常者…確率はなんと1/3。さすがにやりたい放題が過ぎるのでは?。

真犯人の動機がわからない

一連の事件が終わったあと、マッチングアプリで結婚した夫婦を何組も殺害していた真犯人は吐夢だとわかります。

しかし彼がなぜマッチングアプリで結婚した夫婦を殺害したのかの動機は描かれませんでした

赤ん坊のときに母・節子の手でコインロッカーに捨てられた吐夢。

社会を憎んでいるのもわかりますし、ストーカーだけど根はいい奴と見せかけて本当の異常者だったオチもわかります。

でもなぜマッチングアプリに執着し、そこでカップルになった人たちの顔にバッテン×を書いて手錠でお互いの手を結んで殺害していったのか?

シネマグ
殺人の動機がわからないせいで、マッチングアプリをテーマにした意味がわからないのがイタイ。設定に説得力がありません。

バッテンのキズあとも手錠も意味があるように匂わせておきながら、結局なんの意味があったのか不明です。

吐夢は特殊清掃の仕事で孤独死した人物の家で人間の指を見つけて写真に撮っていましたが、それも何の意味があるのかよくわからないです。(異常性を示したいのか、なんらか関与しているのか?)

ラストシーンでは、吐夢は輪花を殺したいようにも見えますし、輪花が義姉であるとわかったうえで付き合いたいようにも見えます。胸糞バッドエンドです。

吐夢が真犯人だったラストに不満が残るのは、異常者なのはわかるけど、どんなタイプの異常者かわからない点です。たとえば『羊たちの沈黙』のレクター博士と比較すると説得力が違いすぎます。

シネマグ
異常者としてのキャラが定まりきっていない、方向性が提示されていないのが、ラストにカタルシスがない問題の本質でしょう。

よって「吐夢は本当に怖い異常者だった」ラストは、余韻に満ちた結末というよりモヤっとでした

感想を語る犬
いろんな点がフワッとしていたせいで、余白を考える意欲が湧かなかったです。

モヤっとする設定

説明して欲しい部分が説明されていないせいで、モヤっと疑問が湧く部分が多かったです。

まずプログラマーの影山と実母・節子は現在どんな関係なのか? 2人は共謀していたのか?

影山は「輪花を見つけた、母さんのために復讐する!」的な手紙を送っていたので、母・節子の住所は知っています

節子は25年前の不倫相手・芳樹(輪花の父)の家に行ったことがあるので、輪花の家の住所を知っています

なら、影山は復讐相手の輪花や芳樹について節子に直接聞けばよかったのでは?

マッチングアプリのプロフィール写真から四つ葉のクローバーの絵を見つけて輪花を特定する必要などなかったはずです。

影山が母・節子と疎遠で、最近やっと節子の住所を知ったのなら理解できます。しかしこのあたりは説明されていません。モヤっとポイントです。

また、吐夢が輪花が自分を捨てた母(節子)の関係者だといつの時点で気づいたのか、節子のことはいつ知ったのかもハッキリしません。

輪花とアプリでマッチングした時点で彼女のことを調べまくり、初めて輪花に会う前にすでに自分を捨てた母・節子の存在に気づいていたのか?

吐夢がどういう経緯で動いているかわかりませんでした。

あとは輪花の父・芳樹が節子の家に呼び出され、失踪した妻を見てショックを受けて自殺したくだりも、自殺する前に妻を助けるなり警察に通報するなりすればよかったのでは?と考えてしまいます。

それとも芳樹を殺したのは影山なの? この辺も情報が少なすぎです。

全体的に細かい部分について気になるのは、登場人物のキャラ設定がそこまで上手くいっていないせいもあると思いました。

公式サイトで俳優の斉藤由貴さんが節子役だとわかってしまうのですが、これはサラッとネタバレだと思います。

終盤で輪花が車椅子に乗っている女性を父の不倫相手の節子だと勘違いするシーンで、「いや節子は後ろにいる斉藤由貴さんだよ」と冷静にツッコんでしまいました。

公式サイトなんだから、そこはネタバレしないように考慮すべきだったのでは?その辺の設定もゆるゆるです。

ちなみに斉藤由貴さんは舞台挨拶で「自分が節子だ」と言っちゃってましたね。

演出や演技について

演技や演出の好みもあるかもしれませんが、土屋太鳳さんが死体を見てめちゃくちゃ叫んだりするシーンが苦手でした。

シネマグ
だれに向かって叫んでいるのかわからないんですよね。観客に向かって叫んでるの!?

本当に怖いときって恐怖で固まるなどいろんな表現があると思います。

感想を語る犬
邦画にありがちなオーバーリアクションに見えました。
おすすめ度 35%
世界観・設定 38%
ストーリー 45%
IMDb(海外レビューサイト)※随時更新 (10点中)

最後のまとめ

ご都合主義な設定でストーリーを複雑にした映画『マッチング』。

サスペンス映画に慣れていない人たちをターゲットに、それっぽい雰囲気で丸めこんだような作品でした。

ぶっちゃけ本作がサスペンスの良作とされてしまうようであれば、日本の現状がちょっと怖くなります。

好みの問題もありますし、この映画が好きだった人の意見ももちろん尊重されるべきです。

シネマグ
ただし、ツッコミどころ満載なのにツッコまれない風潮だと、邦画に微妙な作品がどんどん増えていくだけ。それは嫌だというお話でした。

ここまで読んでいただきありがとうございます。邦画『マッチング』レビュー終わり!

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