DC映画『バットマン』ティム・バートン版VSノーラン版!監督をネタバレ比較考察!ジョーカーやゴッサムの違い解説

  • 2024年4月10日

ティム・バートン監督vsクリストファー・ノーラン監督

バットマンの映画シリーズにおいて、

ティム・バートンは「バットマン」と「バットマン・リターンズ」、

対してノーランは「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」「ダークナイト・ライジング」の監督をしています。

最近ではSFアクション『TENET』でも有名です。

全く違う作風なので単純な比較はできないですが、

あえて比べてみることでそれぞれの”バットマン像”がより鮮明に浮かび上がってくるのではないでしょうか?!

ゴッサム・シティ比較考察/バートン版・ノーラン版

バットマンの原作のゴッサム・シティの雰囲気についていえば、体現していたのはティム・バートンの方ではないでしょうか?

ティム・バートン監督のゴッサム・シティは現実と接点があるのかないのか微妙なラインの不幸な街。

クリストファー・ノーラン監督の方は、アメリカのでよく見る街並みです。

ちょっとリアリティがありすぎるような気がします。2020年公開の映画『TENETテネット』でも狂気のこだわりを見せていましたし、リアリティ至上主義なのかもしれません。

ダークナイトのゴッサム・シティは現実に存在するアメリカの街といって違和感ありません。

一方、ティム・バートン版では実際にパインウッド・スタジオにゴッサム・シティを作り、現実ではありえない前衛的な建築物、それぞれの部屋によって一方は”モダン”、一方は”クラシック”など様々な調を組み合わせて独自の世界観を作り出しています。

双方完全に方向性が違うので一概に比較はできないですが、幻想的で芸術的な”悪の街ゴッサム・シティ”はティム・バートン版の方だとおもいます。

ブルース・ウェインの苦悩

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ブルース・ウェイン(バットマン)が幼い頃に両親を殺され、今なお悩みながら生きている!という設定は不変ですが、

ティム・バートンのブルース・ウェインは”悲しみや狂気をひたすら内側に包み込む”感じ。

対するノーラン版は”怒りや悲しみ、葛藤を大いに表現し”それをゴッサム市民と共有しています。

ブルース・ウェインを性格や感情表現方法だけでも ”真逆”なのです!

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目的意識のありなし!ジョーカー解説

ティム・バートン版でジャック・ニコルソンが表現しようとしているのは、

「何に対しても希望を持てず、開き直ってゴッサム市民を恐怖に巻き込む派手なパーティーをしてやる!」

という目的意識のなさからくる狂気、対してノーラン版のヒース・レジャージョーカーは、「バットマンや市民の性悪な部分を剥き出しにして社会的秩序や道徳観を崩壊させる!」というハッキリとした目的意識があります。

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どちらが正解!はないですが、いろんな観点でティム・バートン版とノーラン版を観ると、より楽しめるとおもいます!

テーマ比較

ティム・バートン版は”ヒーローの苦悩”

対してダークナイトは”ヒーローの限界と存在意義”

これらが双方の大きなテーマになってます。

やっぱりテーマ全然違いますね!

ティム・バートン版とノーラン版/バットマンのストーリー比較

ティム・バートンはバットマンとジョーカーにスポットを当て、正直市民や警察はどうでもよかった感がありますが、そこがシンプルで良かったです。

ダークナイトは、バットマンの限界、恋愛、ハービーとの友情、市民の倫理観など、要素が多すぎた印象があります。ノーランは全部詰め込まないと気が済まないタイプなんでしょう。

シーン比較と解説

TVジャック比較

TVジャックという言葉が正しいかわかりませんが、TVのハイジャックのことです。ジャックのジョーカーもヒースのジョーカーも市民を先導するためにTVの電波を勝手に利用!

ジャックのTVジャックはユーモアとシニカル、ヒースのジョーカーはシリアスさで市民を攻め立てています!

やっぱ殺せないわ〜

ティムバートン版では、バット・ウィング(飛行機)からジョーカーに銃を乱射するシーン→一発も当たらない。ダークナイトでは、バット・ポッド(バイク)でジョーカーに突っ込む→やっぱひけない。そんなシーンがあります。

双方とも生殺与奪は明らかにバットマンが握ってますが、やっぱ殺せない〜という弱さを見せます。バットマンが殺しをしないという信条を示すための描写だと思いますが、そのせいで多くの人が死ぬことになると考えると、轢いとけよ!って思いますw

ハービーデント

ダークナイトではアーロン・エッカートというイケメンで、ストーリーの重要人物。一方、ティム・バートン版では、これから頑張りま〜す的にちょっと映るだけで、ストーリーには殆ど絡んできません。

バットモービル比較

バットモービルについては歴代No.1と言われるティム・バートン版に軍配が上がるでしょう。

ダークナイトは”ゴツいミニ四駆”みたいな印象を受けてしまいます。

バートン版とノーラン版 考察・感想まとめ

なぜティム・バートンの『バットマン』とノーランの『ダークナイト』を比較するのか?映画史上評価されている2作品であるし、”ジョーカー”がヴィランだからです。

ノーランはティム・バートンの『バットマン』を超えたいと考えていたようで、それは序盤の銀行員が「昔の悪党には仁義があった」という旨の発言に対し、「死ぬような目に遭った奴は狂う」という言い放って爆破殺害するジョーカーのシーンから想像できます。

実際、ティム・バートン版のバットマンを参考にしたようなシーンも多数あります。あなたも二つ見比べて、いろいろ比較してみましょう!

映画『バットマン』シリーズやジョーカーについての関連記事

このサイトCineMagには『バットマン』の映画シリーズや、ジョーカーについて徹底解説した記事がたくさんあるので、いくつか紹介します。

バットマンやヴィランたち、キャストなどの魅力、考察などなど。

情報もっと知りたい!という人は、気になる記事をピックアップしてください。

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