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『VIVANT ヴィヴァン』3話の考察ネタバレ
乃木の別人格「Fエフ」
©︎TBSテレビ
第3話で1話・2話のストーリーがある程度整理されました。
まず、乃木の別人格は憂助自身から「F エフ」と呼ばれています。憂助のほうがメインで「F」がいつもは引っ込んでいる人格です。Fは怖い顔で表に現れたりするので二重人格はほぼ確定でしょう。
今のところ憂助とFはお互いに協力し合っています。観察眼の確かなFが、憂助に論理的にアドバイスする役割を担っているようです。
「F」は砂漠でがむしゃらに薫を救おうとする憂助に向かって「俺たちにはやることがある!」と叫んでいました。
この口調だと2人の目的は「誤送金をどうにかすること!」ではないのでしょう。もっと壮大な目的を2つの人格が共有しているようです。
第2話の乃木の夢で、砂漠で母が殺され、父は捕まり、幼かった乃木自身もテロ組織に連れ去られたシーンがありましたが、この過去が2人の目的に関係しているのでしょう。
乃木は幼少期にテロ組織に連れ去られたトラウマを持っているので、「目的はテロ組織を潰すこと」これが1番すんなりきます。
あとは「乃木自身がテロ組織・テントのリーダーVIVANT!」の可能性もなくはないでしょう。この場合は乃木の父が昔別班だったけど、バルカ国で家族ごと見捨てられ(1話の乃木の回想)、乃木が別班や日本を恨んでいるパターンです。(ちなみにこのケースだと、自爆したザイールとテントの間には溝があることになります)
さらに乃木が二重スパイ、三重スパイという展開も十分ありそうです。
誤送金の実行犯は太田梨歩!
第3話のラストでは警察サイバー課の東条翔太(濱田岳)の協力をへて乃木が丸菱商事のサーバーの記録を盗み出し、システムを改竄(かいざん)したのが丸菱商事の太田梨歩だと判明。
野崎(阿部寛)は自身の推理で、システムを改竄した人物とその目的について2つの可能性を示唆していました。
- テロ組織・テントのモニター(協力者)
- 誤送金でテロ組織・テントの手がかりをつかもうとした別班
野崎の考えが正しければ太田梨歩がテロ組織・テントか、もしくは自衛隊の別班(非公認の特殊諜報部隊)のどちらかに所属していることになります。
ただあくまで野崎の推理なので、例えば太田は乃木や第三者に操られている・おどされている可能性もあるでしょう。
また、乃木は丸菱のサーバー室で警備員が来たときにとっさに床下に隠れましたが、なぜ床が開く構造だと瞬時に見抜けたのでしょうか?気になります。最初からこうなることを想定していたのかもしれません。もしくは、観察眼と危機回避能力に長けた凄腕のスパイのどちらかです。
東条翔太が再生した監視カメラの映像では真犯人のスマホが着信で光り、そのときに窓ガラスに太田梨歩の顔が写りました。もしかすると太田に連絡を入れたのは乃木では!?
丸菱商事の太田梨歩が別班、もしくはテロリストのモニターというのは普通に考えて現実的ではない気がします。華奢な女性ですし、「プログラミング技術を買われて誰かに指示を受けた」のほうがしっくりきます。
あとは野崎の上司が丸菱商事の水上了、宇佐美哲也、長野俊彦、原智彦、太田梨歩の5人の誰かを指差して、「別班の仕業ならコイツ。他の4人ならモニター」と言っていました。
丸菱商事の中に別班とテロリストの協力者の両方がいる可能性もあります。丸菱も巨大組織ですからなくもないでしょう。
乃木の神田神社参り
バルカから日本に帰国した乃木は、丸菱の河合に連れられて自宅に行く前に、近くにある神田神社(神田明神)へお参りに行きました。
そのときに、乃木が歩道のそばにある小さな祠(ほこら)をチラッと見ていたのが気になります。
乃木は毎日のお参りが日課と言っていました。いつも神社の祠を経由して自分が所属する組織に連絡を取っているのではないでしょうか。
ちょっとバチ当たりですが、祠に監視カメラがあり、乃木はそれに向かって何らかのサインを送っているなど考えることができます。
テロ組織・テントの謎、別班との関係
自衛隊の別班が誤送金に絡んでいるとすれば、テロ組織・テントへの資金の流れを追って組織の全貌をつかむことが狙いです。
これが何を意味するのか!?別班は日本を守るための組織なので、テントは日本をターゲットにしていることになります。
ドラマの流れ的にはテントの最終目標が日本なのではないでしょうか。
テントが日本に恨みを持つ組織とすれば、乃木の父(演・林遣都)か役所広司あたりが組織に関わっていそうです。
ここからテントについて深掘りしていきます。VIVANT以外でもっとも謎なのがテロ組織・テントです。
野崎によると「世界でテロを起こしているけど思想や声明を出さず、謎のマークだけを残している」そうです。
イスラム過激派のような思想や政治を広めるタイプの組織ではなさそうですね。
乃木を誘拐した組織はいかにも中東系だったので、この組織ではテントではないのでしょう。
もっというと、ザイールが所属しているのがテントなのかさえも未確定です。
マークを残しているだけ=マークの意味を知っている人物へのメッセージだと思われます。
テントと別班が対立していると考えると、テントのリーダーは乃木の父で、過去に別班に所属していたけど砂漠で見捨てられ、妻は殺され子供は連れ去られ、別班や日本に復讐するために組織を作った。乃木=Fはスパイ組織のVIVANTに所属して父の蛮行を止めようとしている。
乃木はテントへの手がかりをつかむため、丸菱商事の太田梨歩を利用して誤送金をさせた。
この辺が現時点での推測の限界でしょう。
ドラムが別班
私的にはドラムが別班、もしくは別組織のスパイな気がしてなりません。
ドラムは野崎が雇った日本語をしゃべれない超有能なバルカ人です。野崎の司令(むちゃぶり)を120%以上のクオリティで実現します。冷静に考えて怪しさ満点です。
加えて、エピソード3では薫を助けにいく乃木に同行しようとするなど、命までかけていました。
みんなに好かれる愛嬌のあるキャラなので、「そういうもんかな」と思考停止しそうになりますよね(思考停止させるためのキャラ設定だとしたら制作陣は流石としかいえません)。
もちろん単にチートキャラの可能性もあるでしょう。
ただドラムがバルカ人だと偽った別班なら、超有能な部分や日本国民の乃木を命をかけて守ろうとする理由にも説明がつきます。
ドラムは今後のエピソードでジャミーンの警護として来日するようですが、彼が日本語を話すどんでん返しがあるのでは?
怪しすぎる長野専務:第4話の予想
乃木を呼び出して根掘り葉掘り聞こうとした長野専務(演・小日向文世)、言動がかなり怪しいですよね。(長野が別班でもテロリストでも物語的には盛り上がりそう)。
長野は乃木の口から「ザイール」と聞いてあからさまな反応を示し、「ザイールか(酒を飲み)…何か手がかりを残さなかったか?」とたずねました。
長野専務はザイールを知っているようです(逆に長野のあの態度で無関係だったら思わせぶりが過ぎると思います)。
そうなると、彼が別班かテントのモニターの可能性は高いですね。誤送金を太田に仕組ませたのは長野専務なのでしょうか?
ザイールの名を聞いた直後に酒をあおったのは弔いにも見えます。同じ組織のメンバーとして彼が証拠を残していないか心配になったのかもしれません。
また第4話の予告では、乃木や野崎は太田以外の4名にターゲットを絞っているようでした。野崎は「取引現場に現れるのが別班かテロリストのモニターだ!」と言っています。
太田以外の容疑者4名(水上了、宇佐美哲也、長野俊彦、原智彦)の中に、別班とテロリストの両方がいる可能性も捨てきれません。どちらかは捕まっても長野の正体は第4話ではバレず、ドラマの後半で正体が明かされるパターンもあり得ます。
バルカの外務大臣の発言
バルカの外務大臣が西岡駐在大使(檀れい)に向かって「日本とバルカの友好関係は重要だろ?友好でないと日本はアジアでの主権を失うぞ」と発言していました。
強気すぎる発言からバルカ国が日本の弱みを握っていることは確かです。
まだ情報が少なすぎますが、別班が過去に非人道的な作戦をバルカで遂行し、それがバレると国際問題になる!というのがありそうな気がします。
林遣都さん演じる乃木の父がこの作戦に関わっていて、日本に恨みを持つきっかけになったのかもしれません。
日本に戻ってきた柚木薫(二階堂ふみ)が「アディエルと婚約していたのは嘘だった」と暴露しましたが、薫に秘密があるとすれば日本とバルカ国の関係が根底にありそうです。「ラクダからの落下は本当に事故?野崎の連絡先を知りたがるのは理由は?」など怪しい点があります。
また、バルカ警察・チンギスも銭形のとっつぁん並のすごい執念ですが、彼は第3話で「乃木、テントの関係者!徹底的に調べてやる」と言っていました。
ザイールもテントのメンバー?
現時点では誤送金の目的はテロ組織・テントをあぶり出すことのようです。
とすると、第1話で自爆したザイールはテントのメンバーと考えるのが妥当。
ダイヤモンドに変えた大金はGFL社からザイールに送られましたからね。
ザイールは乃木に「おまえがVIVANT(ヴィヴァン)か?」と言っていましたが、乃木の別人格「F」が国際的な諜報機関・VIVANTのメンバーだと考えると自爆した理由もしっくりきます。テントへの情報をシャットアウトするための自爆です。
乃木が自衛隊の別班だという可能性もありますが、それはVIVANT=別班からのミスリードな気がします。もしくは乃木は二重スパイなのかもしれません。