Netflix映画『群がり』ネタバレあらすじ感想/イナゴが血を食べるグロホラーはトラウマ級!評価や考察

  • 2022年12月14日

ネットフリックス映画『群がり』は、シングルマザーがイナゴに血を与え、徐々に狂気に染まっていくフランスのサイコホラー!

狂気的かつ予想不可なストーリーはとても面白いのですが、かなり衝撃的で虫グロ注意

忠告しておきますが、虫が苦手な人は絶対に本作を見ない方がいいです。

虫がそんなに苦手じゃない筆者でも気持ち悪さに打ちのめされました(笑)。

ネタバレあらすじ解説、ぶっちゃけ感想と評価、抽象的な視点やゾッとしたグロシーンを考察していきます!

序盤はわりと淡々と進んでいくけど、 終盤になると見たことを後悔するトラウマ級のゾクゾク感が味わえます。

Netflix映画『群がり』キャスト・作品情報

youtu.be

公開・制作国:2021年8月6日 Netflix・フランス

監督:ジュスト・フィリッポ

脚本:フランク・ビクトール

原題:『La nuée』英題『The Swarm』

主演:スリアン・ブラヒム/母ヴィルジニー役

出演:マリー・ナルボンヌ/姉ローラ役

出演:ラファエル・ロマン/弟ガストン役

出演:ソフィアン・カーメ/カリム役

ヴィルジニー/スリアン・ブラヒム

ヴィルジニー/スリアン・ブラヒム

ヴィルジニーは夫を亡くし、イナゴの養殖で生計を立てているシングルマザー。

取引先が値段を下げてくるため、いつもイライラしています。

女優スリアン・ブラヒムはNetflixのドラマシリーズ『不感地帯』でも知られています。

ローラ/マリー・ナルボンヌ

ローラ/マリー・ナルボンヌ

ローラはヴィルジニーの娘で高校生。

母がイナゴの養殖をしているせいで学校で笑われていますが、負けん気の強さがあり男子に殴りかかったりします。

引っ越しして母には他の職業についてほしいと考えているようです。

ガストン/ラファエル・ロマン

ガストン/ラファエル・ロマン

ガストンはヴィルジニーの息子でローラの弟。

イナゴが嫌いではなく、部屋で自分用のものを数匹飼っています。

飼っているヤギのユゲットを友達のように大切にしています。

『群がり』感想・評価

フランスホラー映画『群がり』

Netflix映画『群がり』の評価は86点!

最初はわりとゆっくりなテンポで進んでいきますが、中盤から後半にかけての怒涛のイナゴラッシュが味わえます。

序盤は、イナゴってよく見るとキモいな〜というほのぼの雰囲気ですが、終盤はこれでもかというほど予想外の展開とイナゴグロシーンの連続

ストーリーの完成度も高くNetflix『真夜中のミサ』キングダムアシンの物語』に並ぶような倫理崩壊でドロドロの内容。

特に、娘ローラがハウスに入って母ヴィルジニーがイナゴに自分を喰わせているのを発見してしまう場面は、近代ホラー映画の中でも名シーンに数えられるでしょう。

イナゴで表現できる恐怖を100%表現し尽くした印象です。

なぜ母親がこんな奇怪な行動に出るのかという点についても、母ヴィルジニーを演じたスリアン・ブラヒムのヒステリックな演技でそれほど不自然に映りません。

登場人物のキャラも上手くマッチしていました。

個人的に『群がり』はアリ・アスター監督の『へレディタリー継承』や『ミッドサマー』などに並ぶと思います。

次の項目では、『群がり』の完成度が高かった理由を詳しく考察していきます。

授乳のメタファー

映画『群がり』は母・ヴィルジニーの狂気がとても印象に残りました。

イナゴに自分の血を吸わせるのが、子供に母乳を与えることのメタファーのようになっているのがその理由でしょう。

イナゴ養殖で生計を立て、子供を食わせていたヴィルジニー。

頭がおかしくなっていく過程でイナゴ養殖と子育てとが意識下で直結してしまい、自分の体をイナゴに食わせる狂気に走ったのだと思います。

女性の狂気ではなく、自分の身を犠牲にしても子供を育てようとする母の狂気が見えたからこそ怖さが倍増したのでしょう。

また授乳のメタファーと考えれば、ローラが母ヴィルジニーが自らをイナゴに喰わせているシーンについても、母が狂った恐怖だけでなくイナゴに母を取られてしまった子供の失望感もプラスされ、より奥深い構造になっているのもわかります。

母の無償の愛が蝗害(イナゴによる農作物危機)で世界を震撼させるイナゴとシンクロし、新たな恐怖を生み出しました。

最近のNetflixホラーでも母子愛をテーマにした『ブラッドレッドスカイ』がありましたが、それと比べても物語のクオリティは高いと思います。

サスペンスドラマ『忽然と』もそうでしたが、ネトフリ配信のフランス作品は完成度が高いものが多い印象です。

『群がり』は設定・ストーリー構造からして巧さが際立っているといえるでしょう。

トラウマ級グロシーンに震えた

映画群がり 血がついて項垂れる主人公ヴィルジニー

多くの人にとって血+大量の虫は最悪の組み合わせでしょう。

ウォーキング・デッド』とかでグロい描写には慣れているつもりでしたが甘かったです。違う種類のゾクゾクです。

ヴィルジニーが腕をイナゴに食わせて、その後でボロボロの皮膚からイナゴの足をピンセットで取るシーンは気持ち悪かったですね。

今文章を書いているだけで冷や汗が止まりません…。

あとは飼っていた羊のユゲットがイナゴの大群に襲われて喰われていたシーンも最悪でした。

血だらけの羊に群がる大量のイナゴ…。

Netflix『群がり』は、個人的にグロカルト映画『イレイザーヘッド』より、数倍気持ち悪かったです。

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