韓国ドラマ『グリッド』全話ネタバレ最終回あらすじ感想!キャスト紹介・ディズニープラス作品評価

韓国ドラマ『グリッド』(ディズニープラス独占配信・スターオリジナル)は 技術発明で世界を救った女性が数十年後に幽霊として現れ、1997年・2021年・2091年と3つの時代が交錯する奇抜な設定のSFサスペンス・スリラー

謎の女性を追う捜査官をソ・ガンジュン、刑事をキム・アジュン、脚本をイ・スヨン(『秘密の森』)が務めています。シーズン1は全10話です。

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地球を太陽フレアから守るSF要素と、ローカル殺人鬼を追うという、2つの設定のダイナミクスが面白いです。

見どころやキャスト、ぶっちゃけ感想・評価最終回10話の感想シーズン1全10話ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに記事をまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです)

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韓国ドラマ『グリッド』作品情報・あらすじ見どころ

公開・制作国・話数:2022/02/16〜04/20・韓国・全10話
原題:『그리드』 英題:『Grid』
監督:リ・ゴン(『鬼手』)/パク・チョルファン
脚本:イ・スヨン(『秘密の森』)
配信:Disney+ディズニープラス・スターオリジナル・毎週水曜日

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

あらすじ:地球を太陽風から救う防御システム“グリッド”を開発した女性が突然姿を消し、24年後に殺人事件の共犯者として現れます。管理局のキム・セハ(ソ・ガンジュン)や刑事のチョン・セビョク(キム・アジュン)が謎を追って見えてきた真実とは…。

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設定が奇抜で、謎にのめり込んでしまいます。

むずかしい用語が出てくるわけではないのですが、設定の説明がなさすぎて後半になると意味がつかめなくなっていきます。考えながら見ないと楽しめないタイプです。

ちなみに本作のGrid(グリッド)は、地球を覆って太陽風から守る防御シールドのこと。もとは鉄格子や数値計算のマス目という意味。

おすすめ度75%
SF設定・世界観87%
ストーリー82%
IMDb(海外レビューサイト)6.6(10点中)

『グリッド』登場人物・キャスト

キム・セハ捜査官|ソ・ガンジュン

キム・セハ捜査官を演じる俳優ソ・ガンジュン

©︎ディズニープラス

セハは管理局の捜査官。過去に女幽霊と関わりを持っている。

ソ・ガンジュンの代表作:『キミはロボット』『ウォッチャー』

チョン・セビョク刑事|キム・アジュン

チョン・セビョク刑事を演じる女優キム・アジュン

©︎ディズニープラス

セビョクは、殺人事件と幽霊を追う刑事。科学捜査隊所属。

キム・アジュンの代表作:映画『カンナさん大成功です』

女幽霊|イ・シヨン

女幽霊を演じる女優イ・シヨン

©︎ディズニープラス+

24年前にグリッドを発明して世界を救って突然消え、幽霊と呼ばれる現在はシリアルキラーのキム・マノクの共犯者であり、捜査対象。

イ・シヨン代表作:『Sweet home 俺と世界の絶望』『花より男子 Boys Over Flowers』。

その他の登場キャラ・キャスト

キム・マノクを演じる俳優キム・ソンギュン キム・マノク(連続殺人鬼)|演 キム・ソンギュン(『D.P.-脱走兵追跡官-』『賢い医師生活』)

ソン ・オジンを演じるキム・ムヨル ソン ・オジン(管理局職員/セビョクの元夫)|演 キム・ムヨル

管理局副局長|チャン・ソヨン 管理局副局長チェ・ソヌル|チャン・ソヨン(『愛の不時着』ミョンスン役、『気象庁の人々』)

チャ・ソヌ(元B1A4・BARO)

※以下、韓国ドラマ『グリッド』のストーリーネタバレありなので注意してください!

韓国ドラマ『グリッド』ネタバレ感想・評価

ディズニープラスオリジナル韓国ドラマ『グリッド』

ディズニープラスオリジナル韓国ドラマ『グリッド』の評価は62点。

地球を太陽フレアから救う防御シールド・グリッドと、連続殺人犯・女性幽霊の謎という、設定のコントラストが特徴です。

時間軸についての話もあったので、SF設定もすごくて哲学性も高いクリストファー・ノーラン作品みたいな雰囲気を期待していました。

クオリティはともかく、難易度はノーラン作品並みに高いと思います(そもそもタイムトラベルなど設定の説明が少なすぎるのが原因ですが…)。

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壮大なSF設定と、ローカルな殺人事件がどのように噛み合っていくのか楽しみ!と思ったら、説明不足で意味不明のままシーズン1は終了。

韓国ドラマにしてはテンポが少し悪く、5話くらいまで話がほとんど進みません。見どころや登場同士の会話も少なく、密度が薄い印象を受けてしました。

と思ったら、7話から主人公が1997年にタイムバック、そこでのタイムループ、現在と未来の改変が連続して起こり、展開詰め込みなわりに説明がないので想像で補完しながら見るしかなくなります。

韓国SFサスペンスドラマはぺ・ドゥナとコン・ユ共演のNetflix『静かなる海』が微妙な感じでしたけど、本作も微妙な感じです。

シーズン1最終回10話の結末と感想

シーズン1は第10話で終了しましたが、

  • 幽霊女が1997年に清掃員を殺したのは、グリッドや未来の自分の誕生に必要なこと
  • 幽霊女の父系はマノク、母系はセビョク
  • グリッドは全ての時間軸から消滅し、太陽風で管理局爆発
  • セハは死んだけど生きてる(謎)
  • セビョクが娘を生きていたセハや何故か一緒にいる幽霊女のもとへ連れていく
  • ユ・ジェミョン演じる謎の人物が登場

と、カオスな状態で謎はほとんど解決されないまま終了

謎解きを視聴者にさせる方向性なのでしょうか?

それは別によいのですが、最低限である本作の基本SFルールの説明すらないため、想像の割合が非常に大きくなり、細かい部分については現時点では解釈不可能です

タイムトラベルの原理やルールも謎、なぜ空間移動できるのかも一切が謎です。

またドラマ内のセリフで出てくる時間軸が、パラレルワールド(並行世界)をさすのか、年代を指すのかも説明がないので混乱します。

幽霊女は、爆発でオジンが吹っ飛んだあとに現在を改変しており、セハ、セビョク、オジンはなんとなく改変前の記憶を保持しているので、パラレルワールドは存在するのだと思いますが…。

ただシンプルに“書き換え”の可能性もあるでしょう。

大きな枠組みで言えば、1997年や2021年に人類存続が関わる出来事があるのは確かです。

加えて最終回では2021年にタイムトラベラーが複数人いたことが判明しました。

パラレルワールド間の争いか、敵対組織かはわかりませんが、それぞれがなるべく自分たちの都合の良い未来に作り替えようとしているのかもしれません。

「こういう考え方ができる!」など意見があればコメントお願いします。

韓国ドラマ『グリッド』1話〜5話ネタバレあらすじ解説

第1話

2004年太陽フレア(太陽で起こる爆発)による太陽風で人類存続が危ぶまれたとき、韓国のある女性が発明した“グリッド(太陽風防御膜)”のシステムによって地球は救われます。

2021年。管理局の捜査官キム・セハ(ソ・ガンジュン)は、偶然入ったコンビニでレジ男性の行動を不審に思い、警察に通報。事務室から店長の死体が見つかります。

刑事のチョン・セビョク(キム・アジュン)はセハから事情聴取。監視カメラの会話をセハが読唇術で解読したことに驚きました。犯人は店長に注意してハサミで刺殺したようです。

セビョクは犯人がキム・マノク(キム・ソンギュン)という男性だと調べ、彼が住んでいる廃歯医者を包囲します。

セビョクは建物の外に逃げたマノクに銃を向けますが共犯者の女性が邪魔をされ、逃げられました。

グリッド第1話 刑事に扮する女優キム・アジュンと殺人共犯者の女性イ・シヨン

©︎ディズニープラス

その女性は目の前で消えていきます

セビョクは女性が落とした帽子から髪の毛を発見。

一方、セハも管理局でその女性の正体を調べていました。

第1話 終わり。

第2話

セハが所属する管理局の副局長チェ・ソヌルは、殺人犯マノク逃走を手伝った犯人の似顔絵を見て自分たちが30年追っている人物だと確信。

セビョクは科捜研で共犯者の女性の髪の毛を調べてもらい、担当から「DNAがズレている(傷ついている)から放っておくとその女性は死ぬ」と聞きます。共犯者に触れられたセビョクの右腕には、傷ができていました。

セビョクの手の傷

©︎ディズニープラス

管理局は警察へ行き、マノクに関する情報をすべて取り上げました。セハはセビョクから髪の毛の鑑定結果を取り上げます。

マノクは通りにいる人のポケットから金の入った封筒を盗んで走り出します。しかしその場面が3回ループし、気づくと封筒は手に握られていませんでした

感想を語る犬
タイムループは幽霊が起こしたのでしょう。ジョジョのボスキャラみたいな能力ですね。

幽霊と呼ばれている女性がマノクの前に現れ、逃げていく彼のスマホを拾います。

その女幽霊はマウスのようなもので時空を移動。ケーキを何個も食べたあと、未来で起こる政治家の賄賂受け渡しの情報を手に入れて、その現場から金を持ち去りました。

ケーキを食べるイ・シヨン演じる幽霊と呼ばれる女性

©︎ディズニープラス

セハはマノクが住んでいた元気歯科医院でセビョクと鉢合わせ。彼女は単独でマノクと幽霊を調べており、指紋を採取していたのです。

幽霊の捜査自体は特殊部隊が担当することになり、事務局は再び関連情報をネットで探すだけの仕事に回されます。

感想を語る犬
セハたちは窓際族だったんですね(笑)。

女性幽霊と因縁のあるセハは水筒の指紋で副局長のPCに侵入。しかし彼女にバレました。

グリッド 第2話ラスト ソ・ガンジュンとチャン・ソヨン

©︎ディズニープラス+

第2話終わり。

第3話

副局長チェ・ソヌルはセハを怪しみますが、机の周りを掃除していただけだということになりました。

セハは副局長ソヌルの水筒の指紋をセビョクに渡し、3Dプリンターで手形を作り、それで管理局の13階へ侵入。1997年当時の動画を手に入れました。監視カメラのデータを副局長の映像にすり替えます。

セハは、1997年に管理局の清掃員が子供がいる前で幽霊女に焼き殺された監視カメラの映像を見ます。

管理局の研究員であった実父も幽霊女に殺されており、復讐こそがセハが幽霊女を追っている理由でした。

セハはセビョクにも動画を見せました。他の動画では幽霊女が1997年のある日アメリカ・香港など世界各国を10分ほどで回り、グリッドを完成させたことがわかります。

感想を語る犬
幽霊女は未来人なのかな?

マノクは警察に囲まれて地下鉄へ逃げます。

第3話 殺人犯マノクと幽霊女

©︎ディズニープラス+

捕まりそうになりますが時間が戻り、幽霊女が彼を地下鉄のさらに地下へ連れ出して監禁しました。マノクはここから出せと叫びます。

第3話終わり。

第4話

第4話 セハと幽霊女

©︎ディズニープラス+

マノクが住んでいた建物の1階にある飲食店のおばさんが負傷したと聞き、セビョクは現場に入ろうとします。しかし管理局に止められて連行され、元夫・オジンたちに捜査の邪魔をするなと言われました。

セビョクは管理局の権力で海洋警察に異動させられることになり、イラだって休暇届を出します。

地下に監禁されている殺人者マノクは格子を破り脱出しますが、幽霊女に時間を戻され、脱出しようとしたことさえ忘れました。

感想を語る犬
幽霊女が時間移動できて、未来からきたっぽいことはわかりますが、それ以外の謎がさっぱり回収されないですね…。

副局長チェ・ソヌルは、1997年に幽霊女の殺された管理局の清掃員イ・ジャンヒョクの側にいた養子がどうしているか気になり調べます。養子は書類上は死亡しているようです。

セハとセビョクは、マノクを追っていた特殊部隊の1人が幽霊女の武器で火傷をさせられていたと知りました。

オジンはセビョクに会い、元夫と元妻の寂しい会話をします。

セハは介護代行サービスを頼んでいました。帰っていくその女性が、幽霊女だということに気づいていません。

第4話終わり。

第5話

グリッド第5話 懸賞金をかけられた幽霊女

©︎ディズニープラス+

セビョクはアパートに帰り、仕事もしないでゲームばかりしている弟を叱ります。

セハたちは駅からマノクが降りてくる映像がないか監視カメラでひたすらチェックしていましたが埒があかず。セハとオジンの案で、管理局は公開捜査で幽霊女とマノクにそれぞれ7億ウォンの懸賞金をかけることを決定

Youtuberなど街中の人々が、幽霊女とマノクを探します。

さらにグリッドが壊れたという誤情報も流し、幽霊女が管理局にくるよう仕向けました

感想を語る犬
やっとちょっと展開が進んできた。

セハはヤクザから銃を買いました。

幽霊女は駅で不良たちに見つかり絡まれます。掃除員のおばさんが助けに入りますが、逆に殴られそうに。セビョクが掃除のおばさんを助けました。

幽霊女は不良たちを追い、消し去ります。

掃除のおばさんは地下にマノクが隠れているのを発見し、セビョクに伝えました。セビョクが仕切りを開け、マノクと取っ組み合いになります。

取っ組み合うセビョクとマノク

©︎ディズニープラス+

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