映画『地獄の花園』あらすじネタバレ解説・感想!バカリズムの傑作か駄作か?OLヤンキーのストーリー評価はひどくつまらん?相関図

  • 2023年7月13日

映画『地獄の花園』は女優・永野芽郁がバリバリのOLヤンキー闘争を繰り広げる異色コメディ!脚本はお笑い芸人のバカリズムで、期待してなかったですが意外と楽しめました

記事では『地獄(じごく)の花園』の相関図ストーリーあらすじをネタバレありで結末まで解説。

また、感想や個人的な評価、良かった点や悪かった点をぶっちゃけレビューもあります。

中だるみ感はあるが、バカリズムのファンならけっこう楽しめるだろう!

登場人物相関図,スタッフ・キャスト

映画 地獄の花園 登場人物の相関図

スタッフ・キャスト

『地獄の花園』スタッフ・キャスト

監督: 関和亮

脚本: バカリズム

撮影:奥平功

制作会社:ソケット/「地獄の花園」製作委員会

主題歌:LiSA「Another Great Day!!」

主演: 永野芽郁/普通OL・田中直子役

出演: 広瀬アリス/カリスマヤンキーOL・北条蘭役

出演: 遠藤憲一/魔王OL・赤城涼子役

出演: 菜々緒/悪魔・OL安藤朱里役

出演: 大島美幸/大怪獣OL・神田役

出演: 川栄李奈/狂犬OL・佐竹紫織役

出演: 小池栄子/地上最強のOL・鬼丸麗奈役

永野芽郁は『キネマの神様』(2021)にも出演して話題に。2023にはNetflixドラマ『御手洗家、炎上する』で主演を務めました。

映画『地獄の花園』感想と評価

『地獄の花園』のOLたち、永野芽郁 広瀬アリス 遠藤憲一 菜々緒

OLがヤンキー抗争する奇抜な設定から“地雷の駄作”の可能性もある…とふんでいましたが、予想外に楽しめました。

個人的な評価は79点くらい。

バカリズムの脚本もあって、普通のOLたちとヤンキーOLたちの コントラストが非常に巧みでした。

直子たちの「最近ジム行ってる〜?」「行ってないw」みたいなOLっぽい面白いか微妙な会話のそばで、ヤンキーたちが殴り合いをしているシュチュエーション自体がクスッと笑えます。

全裸監督』のようなぶっ飛び系ではなく、シュールなお笑いですね。

永野芽郁さんのキャラもハマってます。2022年に湊かなえさんの小説を実写化した映画『母性』でも素晴らしい演技を見せていました。

ただ、中盤に入るとそのシュールなお笑い展開も見飽きてくるのですが、まさかのカリスマヤンキー・蘭があっさり負けるという予想外の展開で持ち返しました。

そこからの“おとなしい直子が強い”という定番の展開は微妙でしたが、蘭が終盤で修行して戻ってくるというのがちょっと斬新。

最後に2人のタイマンとなり、直子はケンカで勝つけど恋愛で負けるというドストレートなオチもしっかりハマっていました(少女漫画の冒頭で主人公が落ち込む展開っぽいですね)。

全体的なストーリー自体に面白みはないですが、それでもストーリー性ゼロで笑いだけを追求して大コケした映画『新解釈三国志』や『翔んで埼玉』とかに比べると全然面白かったです。

次は、 バカリズムの斬新な脚本について考察したいと思います。

バカリズムの脚本の巧みさ!

ひとつ間違えば超つまらなくなる可能性の高いOLヤンキー設定ですが、 バカリズムの脚本の素晴らしさのおかげもあって楽しめたと思います。

先程も言いましたが、 バカリズムお得意のOLのほのぼのした“どうでもよさげな会話”が、うまく機能していました。

殴り合っている横で「〇〇ジムは行かないのにケーキ屋は行っているよね〜」こんな会話されてたらクスッと笑っちゃいます。

あとは意外な展開もうまく機能してました。普通に考えると 広瀬アリス演じる蘭は終盤までは負けなさそうですが、中盤でコロッと負けてしまいます

主人公直子が「漫画ではこんなとき…」のモ ノローグ自体がミ スリードになっていて、意外性が倍増するのです。

さらに、ラストになってから蘭の修行シーンが入るというのも予想外です。映画では修行シーンは中盤までには入れるのがセオリーですからね。どちらかというと少年漫画やヤンキー漫画に近いストーリー展開といえるでしょう。

最後の「直子は勝負に勝って恋愛で負けた」オチも漫画っぽいですね。

また親友・蘭の修行については、OLの仕事の所作(電話やコピーFAXの動作)にケンカの極意があるという、ペンキ塗りして強くなる映画『 ベスト・キッド』のトレースっぽかったのも面白いア イデアだと思いました。

映画『地獄の花園』は、脚本家としての バカリズムのア イデアや魅力が堪能できる作品でした。

アクションが良かった地獄の花園!

『地獄の花園』を見て一番意外だったのが、アクションの完成度が高いところです。

筆者は格闘技を少し嗜んでいたこともあり、殴ったり受けたりかわしたりという一連の流れが理に叶っていないアクションにはげんなりしてしまうのですが、本作はそこのクオリティが徹底されてました。

つまり視聴者が一緒に格闘しているような臨場感が楽しめるアクションだったのです。

広瀬アリスはじめとして女優たちは、格闘の練習を相当積んだのでしょう(主人公の 永野芽郁の動きは正直ちょっと微妙でしたが…)。

アクション監督が誰か調べても出てこないのですが、素晴らしい仕事をしたと思います。

個人的には実写版『るろうに剣心』のような何やってるかわからないチャンバラアクションより『地獄の花園』のアクションの方が全然好みでした。

LiSA / 作曲: 松本孝弘(B’z)の主題歌「Another Great Day!!」も最高

鬼滅の刃』シリーズの主題歌「紅蓮華」でブレイクしたLiSAが、B’zの松本さんが作曲した「Another Great Day!!」が『地獄の花園』の主題歌でした。

ハードロックな サウンドにキャッチーで色彩豊かなメロディが絡み合い、映画の内容とリンクしていて素晴らしかったです。

Youtubeでアップされてるのでぜひ聴いてみてください。

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