Netflix『アンナラスマナラ』感想・全話ネタバレ最終回の意味/リウル正体考察!評価,キャストOST,韓ドラ

2022/05/06全話放送開始のNetflix韓国ドラマ『アンナラスマナラ 魔法の旋律』(The Sound of Magic)

貧乏女子高生・アイが丘の上の遊園地に住むイケメン魔術師・リウルと出会い、幻想的なマジックと歌唱で人生を見つめ直しつつ、女子高生行方不明事件やリウルの正体に迫る物語

チ・チャンウクとチェ・ソンウン主演で、シーズン1は全6話です。

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ファンタジー・ミュージカル・社会派ヒューマンドラマ・殺人サスペンスが高い次元で融合したハイクオリティな作品でした!見る価値ありです。

作品情報・原作漫画・キャスト・OST・見どころぶっちゃけ感想・評価最終回ラスト,魔術師リウルの正体考察シーズン1全6話ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目からどうぞ)

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Netflix『アンナラスマナラ 魔法の旋律』作品情報・キャスト・原作・OST

放送日程・制作国・話数:2022/05/06全話一挙配信・韓国・全6話
原題:『안나라수마나라』英題:『The Sound of Magic』
ジャンル:ファンタジー・ヒューマンドラマ・社会派・サスペンス
監督:キム・ソンユン
脚本:キム・ミンジョン
原作:ハ・イルグォンのウェブトゥーン「アンナラスマナラ 魔法の呪文」
音楽:パク・ソンイル
配給:Netflix独占配信

大ヒットドラマ『梨泰院クラス』のキム・ソンユン監督が演出を務めています!脚本のキム・ミンジョンとは『雲が描いた月明かり』『恋するジェネレーション』以来となる3度目のタッグ!

原作ウェブマンガは日本語で7話まで公開中!(→日本語の原作ウェブトゥーンを読む←)

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ちなみにアンナラスマナラの意味はリウルが魔法の際に唱える呪文です。

魔術師リウル役|cast チ・チャンウク

 

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廃墟となった遊園地に住んでいる謎の魔術師。魔法を使うときに「アンナラスマラナ」と唱える。素性や過去は全て不明。とりあえずイケメン過ぎです。

俳優 チ・チャンウク代表作:『あやしいパートナー』『コンビニのセッピョル』『都会の男女の恋愛法』『あなたの願いを言えば』

ユン・アイ|cast チェ・ソンウン

貧乏だけど数学の成績はトップクラスの高校生。両親が蒸発した不遇の人物。

ガチで不幸で根暗な雰囲気が漂っており、説得力あるキャラだと思いました。

女優 チェ・ソンウン代表作:映画『スタートアップ』『怪物』『SF8 宇宙飛行士ジョアン』

その他の全登場キャラ・キャスト

  • ナ・イルドゥン役|cast ファン・インヨプ
  • ペク・ハナ役|cast チ・ヘウォン
  • キム・ソヒ|cast キム・ボユン
  • ユン・ユイ(アイの妹)|cast ホン・ジョンミン
  • アイの父|cast チョ・ハンチョル(『ヴィンチェンツォ』『海街チャチャチャ』)
  • アイの母|cast コ・エリ
  • キム・ドゥシク(コンビニ店長)|cast ユン・ギョンホ(『マイネーム 偽りの復讐』)
  • イルドゥンの父ジンマン|cast ユ・ジェミョン(『梨泰院クラス』『グリッド』)
  • イルドゥンの母|cast キム・ヘウン(『梨泰院クラス』)
  • 刑事キム|チェ・ヨンジュン(『賢い医師生活』『Mineマイン』『ヴィンチェンツォ』『調査官クギョンイ』)
  • ソ・ハユン|cast オ・ソヒョン
  • ユン・アイの子供時代|cast チュ・イェリム
  • 高校生当時のジス(リウルの同級生)役|cast ホン・ソヒ
  • 少年時代のリ・ウル|cast ナム・ダルム
  • コンビニバイトの先輩|cast リュ・ギョンス(カメオ出演)(『梨泰院クラス』『地獄が呼んでいる』)
  • 梨泰院クラスのメンバーが結構多いですね!

アンナラスマナラOST

いい曲たくさん。全話視聴後に改めて聴くと感動ひとしお!

韓国ドラマ『アンナラスマナラ』ネタバレなし感想・あらすじ・見どころ・海外評価

韓国ドラマ『アンナラスマナラ 魔法の旋律』

©︎Netflix

あらすじ:母は幼い頃に家を出て、父親も借金苦で逃亡…そんな高校生ユン・アイは妹と暮らすためにコンビニでバイトを始めます。風でバイト代の5万ウォンが飛んでしまい、追いかけて丘まで走りました。廃墟と化した遊園地でイケメン魔術師・リウルと出会い、奇跡としか思えないマジックを目の当たりにしますが…。

ファンタジーの映像美+ミュージカルの歌唱で、眼福耳福。見ていて幸せです。

かと思いきや、貧困にあえぐ女子高生を生々しく描く一面もあり、社会派要素も強い。と思ったらサスペンス展開になって…と、さまざまなジャンルを融合させた意欲作です。

2022年公開Netflixオリジナル韓ドラだと『未成年裁判』よりは面白くて、『今私たちの学校は』よりやや下な印象。

感想を語る犬
面白いし考えさせられるし、見る価値は十分あり!オススメです。
おすすめ度87%
ファンタジーの世界観86%
ストーリー85%
IMDb(海外レビューサイト)7.9(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)※随時更新批評家% 一般%

※以下、Netflix韓国ドラマ『アンナラスマナラ 魔法の旋律』のストーリーネタバレありなので注意してください!

ネタバレ感想・評価!

Netflix『アンナラスマナラ 魔法の旋律』の評価は86点
ミュージカル・ファンタジードラマかと思いきや社会派としてのリアリティがありサスペンスとしても成立! 異なるジャンルのハイレベルな融合に驚かされました!
あらゆる要素を詰め込みつつ完成度が非常に高い。韓国がまたすごい作品を作り、世界に向けて発信しましたね。
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ストーリーがすごいバランス感覚で成り立っています。それでいてメッセージ性も深いです。さすが『梨泰院クラス』の監督!
普通なら、「ファンタジーか社会派かサスペンスかどっちかにしろや!どっちつかずなんじゃ!」となりそうですが、各ジャンルは潰しあっているどころか、引きたてあっています
ジャガイモも肉もニンジンも玉ねぎも、どれも超美味い絶品カレーみたいな印象。
感想を語る犬
こんな素晴らしいジャンル融合をしたドラマが完成したこと自体がマジックだと思いました。
ファンタジー要素をベースにしながらリアルな社会問題を突きつけるというのは、幻想と内戦を描いたギレルモ・デル・トロ監督の映画『パンズラビリンス』とよく似た構図です。ドラマ『アンナラスマナラ』はそこにさらにサスペンス要素まで加えられていました。
ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト半地下の家族』などジャンルレスですが、異なるジャンルの融合という技では本作のほうが勝っているかもしれません。
マジックのような幻想と種明かし(リアル)の明暗の対比という、コンセプトに優れたストーリーでした。
CineMag
希望だけでなく、絶望にも目を向けてこそ輝く物語でしょう。

演出について

CGやアニメーションをふんだんに使ったファンタジー映像に没入できました。

楽曲もモダンでエモーショナル。第2話の主人公アイとリウルのデュエットなど、心情吐露的な歌詞と合間って感動ひとしお。

心に隠されたメッセージを歌いあげるミュージカル作品の醍醐味がしっかり堪能できました。

ただ欲を言えば、楽曲が無難すぎるというか、最近流行りのバラードだなという印象はありました…。攻めたアレンジの楽曲もほしかったです。

ミュージカルという点では、みんなで同じ動きをするフラッシュモブ的な演出はあったものの本格的なダンスがなかったのもちょっと残念。

全体的にミュージカル的な満足感がしっかりあるものの、ディズニーやハリウッドのトップレベルのミュージカル映画と比べるとやや劣るかなという印象。まあ、予算の問題などもあるのでしょう。

ラスト考察:リウルの正体!

リウルは本物の魔術師か!?

魔術師リウル

©︎Netflix

結局リウルは社会に適応できない異常者だったのか?それとも本物の魔術師だったのか?疑問が残りますよね。

ヒントは第1話のアイとイルドゥンの会話に隠されています。

アイは「数学は答えがあるから好き。世の中には答えがないものばかりなのに」というセリフのあとで、「マジックは?魔術師は実在すると思う?」とイルドゥンに質問しました。

リウルの正体が、答えがないものだというメッセージです。

  • リウルが本物の魔術師であるのも事実
  • 社会に壊された妄想癖のある人物というのもまた事実

ということになるでしょう。

明確な答えがなく、個人個人がどう考えるかが重要だという結末です。

感想を語る犬
リウルの決めセリフ「あなたはマジックを信じますか?」は視聴者に向けた問いかけだったんですね。

少々ありきたりに思えますが、アイが観覧車に乗った日にドゥシクがハユンを殺害しており、監視カメラの映像に花火の光が映っていてそれが警察でも確認されるという、マジックは確かに存在するという絶妙なニュアンスが残されているのが素晴らしいと思いました。

リウルはアイの妄想説

希望に満ちたようなストーリーですが、怖い考察もアリでしょう。

魔術師リウルは社会的弱者として追い詰められたアイの妄想の産物という解釈もできます。

母は幼い頃に別の男と出ていき、父親は借金で逃亡中です。学校ではいじめられます。頼れる大人だと思った店長ドゥシクからはセクハラされます。

そんな絶望から逃れるために頭の中でイマジナリーフレンドとしてリウルを作り出したとしても不思議ではありません。

秀才のイルドゥンも勉強のストレスで頭がパンクしそうになっています。

この2人に必要な現実逃避がリウルだったのかもしれません。2人とも同じ話を信じるなんておかしいと考えることもできますが、集団ヒステリーの状態と考えることも可能です。

社会の底辺で追い詰められたアイはなんとか現実に踏みとどまり、最後にマジックでリウルを消すことに成功しました。

感想を語る犬
もし頭の中の幻想を消せなければ映画『ビューティフル・マインド』コース…。怖いですね。

幻想マジック VS 社会問題

『アンナラスマナラ 魔法の旋律』も近年の韓ドラの御多分に洩れず多くの社会問題が提示されていました。

美しい幻想マジックと、リアルな社会問題の対比がストーリーの根幹を担っており、全く性質の異なるこの2つを並べることでよりインパクトのある問題提起がなされていたと思います。

金がなく親もいない女子ユン・アイは、その点を店長につけ込まれてセクハラされそうになります。

立場が弱く女子が男性に助けを求めると勘違いされて性的な要求をされるのは古今東西よくあるパターンであり根深い問題です。

大人を頼れず追い詰められるか要求に応えてしまいトラウマを植え付けられるかの最悪な2択になってしまうからです。

まだ高校生のユン・アイは絶望しているからこそ、マジックや幻想への逃避を求める

ファンタジーで表現されていますが、心理描写はリアルですね。

また、韓国は大学受験の厳しさも有名ですが、そのぶんリウルのように精神を壊してしまう人も多いのでしょう。

重圧に耐え切れなかったリウルは幻想を求めました。

未だに幻想の中にいる状態は、リウルの視点からみれば幸せです。

一方、他人から見れば破滅した狂人に映るでしょう。

リウルが本当は魔術師でないという解釈を前提にすると、信じる魔法が解けたときの悲劇が頭に浮かんで恐ろしいですね。

受験や貧困、精神崩壊など韓国社会の闇を、魔法のベールで覆っているようで、とても怖い物語でもあると思いました。

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リウルは、表から見ればイケメン魔術師裏から見れば韓国社会の犠牲者なのです。

リウルと出会ったアイとイルドゥンが、彼のような人生を歩むのを踏みとどまった物語と解釈することもできます。

リウルのような社会のレールに乗れなくても素晴らしい心を持った人物に居場所はあるのでしょうか?

彼に居場所があると信じるのも、ないと思うのもあなた次第です!

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