映画『65 シックスティ・ファイブ』ネタバレ感想・ラスト評価,6500万年前の恐竜パニック解説,キャスト

  • 2023年5月26日

映画『65 シックスティ・ファイブ』大型恐竜がウヨウヨしている白亜紀の地球にアダム・ドライバーが墜落!果たして生還することはできるのか!?

シネマグ
突然出てくる恐竜にビビりまくり!演出的にモンスターパニックというよりは恐竜ホラーです!

作品情報・キャスト

あらすじ

ネタバレなしの感想

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説

これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

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映画『65 シックスティ・ファイブ』おもしろかった!?(投票どうぞ)

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映画『65 シックスティ・ファイブ』作品情報・予告

日本公開:2023/05/26
制作国アメリカ
上映時間:1時間39分
原題:『65』
ジャンル:SFアクション・恐竜・モンスターパニック
監督・脚本:スコット・ベック/ブライアン・ウッズ(『クワイエット・プレイス2 破られた沈黙』の原案)
音楽:ダニー・エルフマン

65は65 millions (6500万)の略で、6500万年前という意味です。

『バットマン』や『チャーリーとチョコレート工場』のテーマソングで有名なダニー・エルフマンが音楽を担当!シリアスな音楽以外にも、テンション上がる系の楽曲もあり楽しかったです。

旧『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミが製作に加わっているのもポイント!そのおかげかジャンプスケア(驚かせる場面)のクオリティは非常に高かったです。

映画『65 シックスティ・ファイブ』キャスト

アダム・ドライバー

アダム・ドライバー

操縦士のミルズを演じたのはアダム・ドライバー。『スターウォーズ』新3部作のカイロ・レン役で有名ですね。『ブラック・クランズマン』や『マリッジストーリー』など評価の高い作品にたくさん出ているイメージ(スターウォーズ以外)。

近年はリドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』や『ハウス・オブ・グッチ』、Netflix『ホワイトノイズ』に出演していました。

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その他のキャスト

役名 キャスト(出演作)
コア(宇宙船の生き残り)。異国語をしゃべり、ミルズとは言葉が通じない。

アリアナ・グリーンブラット

アリアナ・グリーンブラット(Netflix『ラブ&モンスターズ』『AWAKE/アウェイク』)
ミルズの娘 クロエ・コールマン(『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』)

映画『65 シックスティ・ファイブ』あらすじ

映画 65の恐竜

6500万年前。惑星ソマリスで暮らしていたミルズは病気の娘の治療費を稼ぐために、探査船で2年間宇宙を捜索する任務に出る。

出発してしばらく期間がすぎたあと、乗組員全員が冷凍睡眠中に隕石が探査船に衝突

故障した探査船は恐竜がウヨウヨいる白亜紀の地球に墜落した。

生き残ったのはミルズと少女・コアの2人だけだった。

探査船は壊れてしまったが、15キロ先にある救助船に乗れば宇宙に出て救助してもらうことができる。ミルズたちは森の中を恐る恐る進んでいった。

ミルズたちはティラノサウルスなど肉食恐竜に襲われて大ピンチ。さらに地球には巨大隕石の衝突が迫っていた…。果たして2人は生き延びることができるのか?

ネタバレなし感想・海外評価

SFモンスターパニックは当たり外れの多いジャンルで、さらに本作は海外評価もかんばしくないので不安でしたが結果的に楽しめました

細かい設定は気にせず、ハードルを下げればそれなりにおもしろいです。逆にひねりの効いたSFアドベンチャーを期待すると肩透かしを喰らうでしょう。

恐竜が登場するタイミングがとにかく絶妙で、何度も驚かされます。白亜紀の地球の光景にもなかなかリアリティがありました。

シネマグ
迷っている人は映画館にGoです。

ストーリーにめちゃくちゃひねりがあるわけではないのが欠点ですが、それを差し引いても見にいく価値はあると思います。

海外レビューサイトでは一般視聴者の評価はまあまあ、批評家からは低評価を押されています。ご都合主義すぎる物語に難点を示している人が多いのでしょう。

感想を語る犬
好みは分かれるかもしれませんが、個人的には評判を気にせずに見にいってほしい作品です。
おすすめ度 84%
白亜紀の世界観 88%
ストーリー 80%
IMDb(海外レビューサイト) 5.4(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家 35%
一般の視聴者 65%
メタスコア(Metacritic) 40(100点中)

※以下、SFアクション映画『65 シックスティ・ファイブ』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『65 シックスティ・ファイブ』ネタバレ感想・評価

良かった点

SFアクション映画『65 シックスティ・ファイブ』の評価は78点

「アダム・ドライバーが出ているSF版ジュラシックパーク?これは絶対見なければ!」と思って鑑賞。

シネマグ
内容的に駄作かもしれない不安もありましたが、恐怖と迫力のシーン満載!男と少女の感動のヒューマンドラマあり!で期待以上でした。

スピルバーグのジュラシックパークとまでは行きませんが、恐竜映画としては個人的にそれにつぐおもしろさだったと思います。

海外では酷評されていますが、B級ノリのパニック映画として見ればぜんぜん悪くなかったです。

間違っても「6500万年のソマリア星の人間たちがなんで英語使ってるの?」とかツっこんじゃダメです。

オープニングに出てきた惑星ソマリアも完全に地球ですけど、そのズボラさ加減から「これぐらいのリアリティラインか!」と調整して見れました。

ジュラシックパーク並みに多彩かつたくさんの恐竜が出てくると身構えていたり、ラストにすごい展開が待っていると期待した人はガッカリしたかもしれませんが、考えてみると冒頭で細かい設定をすべてはしょっている時点で「察し…」となる親切なつくりだと思います。

感想を語る犬
「別に凝ったことはしないよ!」と示してくれていたんですね。

本作は大ヒットしたホラー『クワイエット・プレイス』のスコット・ベック&ブライアン・ウッズが監督を務めている上に、ホラー映画の巨匠サム・ライミが製作に名を連ねています。

それが理由だと思いますが、とにかく恐竜がいきなり出てくるジャンプスケアのタイミングが絶妙で、映画館で何度もビクッ!と驚いてしまいました。いつ襲われるのか身構えれば身構えるほどびっくりする演出の数々です。

アダム・ドライバーが崖から遠くのほうで肉食恐竜に追いかけられる草食恐竜をながめていたら、いきなり下から小型の肉食恐竜が出てくるシーンは、油断のさせ方が神がかっていると思いました。

感想を語る犬
目線も意識も完全に遠くの恐竜にいっていたものですから、突然近くから恐竜が出てきてびっくり!

あとは、ティラノサウルスがいつ全貌を表すのかドキドキワクワクしていたら、大雨の中、洞窟の外で雷の光でティラノの顔が見えるという…演出的にはモンスターパニックというよりホラーですが最高にかっこいいシーンでした。

ストーリーは6500万年前の地球に他の惑星の住人アダム・ドライバーが不時着する点以外はひねりがそこまでなかったですが、恐竜に襲われて逃げるシーン・戦うシーンがおもしろかったのでまったく退屈しませんでした。

アダム・ドライバー演じるミルズは娘のために任務に出たのに任務中に娘が死んでしまい、少女コアに娘の面影を見て絆を深めていく人間ドラマ部分も感動しました。

ありがちなパターンですけどアダム・ドライバーと少女・コア役のアリアナ・グリーン・ブラットのコンビが素晴らしかったです。キャスティングはバッチリだったと思います(ほとんど2人だけしか出てこないですが)。

クワイエットプレイスにも聴覚障害の少女が出てきましたが、その成功体験が言葉が通じないコアのキャラクターに一役買ったのかもしれませんね。

映画『65』はSFアクション・アドベンチャーの良作といえるでしょう!

ダメだった点

気になったのは小型恐竜がやたら多かったところですね。

感想を語る犬
ジュラシックパークを目指さなくてもいいですが、もう少しいろんなタイプの恐竜を見たかったです。

大まかに分類すれば襲ってきたのは小型の肉食恐竜とティラノサウルスだけでしたもんね。

あとはラストも悪く言えばあっさり終わりすぎというか、猿の惑星ほどのどんでん返しを見せろとは言わないですが、救助船が来なくてまた地球に不時着したでも、アダム・ドライバーのDNAが地球で人類を生み出した!でもなんでもいいですが、もう一捻り欲しかったです。

あとはどういう経緯で探査船に少女・コアが乗っていたのかは気になりました。

映画『65 シックスティ・ファイブ』ネタバレあらすじ解説

6500万年前、白亜紀の恐竜パニック

映画『65 シックスティ・ファイブ』

地球に墜落したミルズは、マシンの情報から乗組員の中で唯一少女・コアが生きていると知り、ポッドの中から彼女を助ける。

しかしコアはミルズと同じ言葉をしゃべれず、コミュニケーションがうまく取れない。

ミルズはコアの両親がすでに死んでいることを知っていたが、身振り手振りで両親が丘の上にいるとコアに伝え、救助船がある山へ一緒にいくことになった。

ミルズは周囲を見渡すために高い木に登った。しかし木から墜落して肩を脱臼してしまう。

なんとか自力で肩をはめたが、気配を察知した小型の肉食恐竜が何体も襲いかかってきた。

ミルズはコアを先に逃がし、レーザー銃や小型爆弾で恐竜たちを倒してなんとか逃げ切った。

大雨が降り、2人は洞窟の中で一夜を共にすることにした。ミルズは宇宙船での任務期間中に娘が病気で死んでしまったことをまだ悔やんでいた

外には巨大なティラノサウルスがいた。ミルズたちに気づいたティラノサウルスは洞窟に頭から突っ込んでくる。

シネマグ
ティラノが登場する場面が殺人鬼っぽくて好きでした。

ミルズとコアは洞窟の奥へと逃げ、落下する。

ミルズとコアはさらに奥に進み、爆弾で通路を確保しようとする。しかし落石が起こり、ミルズとコアは引き離された。

感想を語る犬
そりゃ洞窟で爆弾使ったら落石起こるやろ…

コアはなんとか洞窟から森へ抜け出した。

ミルズは洞窟の中で小型恐竜に襲われたが、なんとか銃で倒した。

ミルズは洞窟から抜け出す。しかしコアを探している途中で底なし沼にハマってしまった。

小型恐竜から逃げていたコアがミルズの叫びを聞いて、沈む直前で枝を渡してなんとか助けた。

シネマグ
白亜紀の脅威はたくさんあるはずなのに底なし沼をチョイスする感性が素敵です(笑)。

ラスト結末:隕石が…

ミルズは小型機器の情報から、近い時間に地球に巨大な隕石が墜落すると知り、先を急ぐ。

ミルズたちは山を登ってなんとか救助船が墜落した場所に到着。コアは両親の睡眠ポットが壊れて死んでいることに気づく。

コアは嘘をついていたミルズに怒りをぶつけた。ミルズがコアをなぐさめる。

救助船を発進させようとしたが、小型の隕石がぶつかり船は下へ落下。そこへ2体のティラノサウルスがやってくる。

コアが立体ホログラムでミルズの娘の映像を流して注意を引きつけ、ミルズは銃でなんとかティラノサウルスを倒した。

そこへティラノサウルスよりも巨大な肉食恐竜が現れる。

感想を語る犬
T-レックスだけでなく第3の恐竜が出てくる驚きがありました!

ミルズは逃げて、温泉が噴き出る場所に肉食恐竜を誘導した。

ミルズは食われそうになるが、コアがミルズを助けるために肉食恐竜を刃物で刺して危機を救う。

肉食恐竜は高温度の温泉の噴出をあびて死んだ。

ミルズとコアは地球に隕石が落下する寸前に救助船で離脱。救助信号を送った

映画『65』終わり!

最後のまとめ

アダム・ドライバー主演の映画『65 シックスティ・ファイブ』は、恐竜が支配する未知の惑星地球を舞台に、ドキドキワクワクのアドベンチャーが繰り広げられたSFアクションの良作

シネマグ
下手したらB級映画…というプロットでしたが、演出のレベルがわりと高く終始退屈することなく楽しめました!

アダム・ドライバーが出てる映画ってハズレが少ないですね!今後も彼の出演作に期待です!

ここまで読んでいただきありがとうございます。『65 シックスティ・ファイブ』レビュー終わり!

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