映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ネタバレ感想:ラスト結末評価, アウトローたちの誇りあらすじ解説

  • 2023年4月1日

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』は人気RPGゲームを実写化した非常にハイクオリティなファンタジーアドベンチャー!クリス・パインが主演です。

シネマグ
期待以上の完成度にハリウッドのすごさを再認識!アクション・笑い・キャラの成長と、いろんな要素が高い次元でシンクロしています!

作品情報・キャスト

ネタバレなしの感想

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

ストーリー考察

物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説

これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

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映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』作品情報・予告

日本公開:2023/03/31
制作国:アメリカ・カナダ
上映時間:2時間14分
原題:『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves』
ジャンル:アクション・ファンタジー
年齢制限:G(年齢制限なし)
監督・脚本ジョナサン・ゴールドスタイン/ジョン・フランシス・デイリー
原作 ハズブロ社のテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』
原案クリス・マッケイ(『レゴバットマン ザ・ムービー』)
音楽: ローン・バルフ
製作費:約200億円

ジョン・フランシス・デイリーとジョナサン・ゴールドスタインは『モンスター上司』の脚本家として有名な人物です。

それにしても製作費が200億円…。ぶったまげですね。ただそれだけ金をかけたのがしっかり完成度につながっているからすごい!

実写映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(2023)キャスト

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』主要キャスト6名

主人公の盗賊エドガン・ダーヴィスを演じたのはダンディなクリス・パイン。『スター・トレック』ジェームズ・T・カーク役で有名。最近はDC映画『ワンダーウーマン』シリーズ、サイコサスペンス『ドント・ウォーリー・ダーリン』に出演していました。

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映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』

相棒のホルガ役はミシェル・ロドリゲス脇毛ボーボーでたくましい女戦士を熱演!やっぱりミシェル・ロドリゲスのアクションシーンはカッコいい!『ワイルドスピード』シリーズのレティ役でお馴染み!ドラマでは『LOST』シーズン2(アナルシア役)にも出てましたね。

頼りない魔法使いサイモン役はジャスティス・スミス。『ジュラシックワールド』シリーズのフランクリン・ウェブ役や『名探偵ピカチュウ』のティム役で知られています。

動物に変身できるドリック役はソフィア・リリス。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の少女・べバリー役が印象深いです。

あとはヴィラン役のフォージはヒュー・グラント。『ラブ・アクチュアリー』など恋愛もので有名な大俳優。最近はガイリッチー監督の『ジェントルメン』、『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』にカメオ出演してましたね。

主人公たちを手助けしてくれる戦士・ゼンク役はレゲ=ジャン・ペイジ。『ブリジャートン家』やNetflix『グレイマン』に出演。

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』あらすじ

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』クリス・パインとミシェル・ロドリゲス

盗みを働いた罪で極寒の刑務所に収監されていたエドガンとホルガ。保釈の会議が開かれ、エドガンはハーパーズという民衆のために戦う集団にいたが妻が魔法使いの集団に殺され、娘のために盗みを働くことになったと話す。

そこへ鳥人間がやってくる。エドガンとホルガは保釈が許可されたことを無視して鳥人間を窓の外に放り投げて飛び乗って脱獄。

エドガンはかつて一緒に盗みを働いた詐欺師・フォージが一国の領主になっていると知り、彼のもとへ。フォージのもとに娘のキーラがいた。キーラはフォージからエドガンに捨てられたと教えられていた。

エドガンはフォージの背後にかつて自分たちをおとしいれた魔法使い・ソフィーナがいると知る。

エドガンたちはフォージの部下に殺されそうになるが、ホルガが敵を全員倒して脱出。

エドガンはフォージとソフィーナを倒して娘を取り戻すため、かつての仲間、魔法使い・サイモンや、何にでも変身できるドリックをパーティに加えた。ちょっとおバカな大冒険が幕を開ける!

ネタバレなし感想・海外評価

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のダンジョンシーン

シネマグ
RPGゲームを原作とする本作ですが、世界観の作り込みがゲーム・オブ・スローンズ並みで、それだけで見る価値があります。

原作のゲームを知っている人も、私のようにまったく知識がない人間でも誰もが楽しめる大冒険。

笑えるシーンばかりでなく、モンスターとのスリルある戦闘、巨大な城やダンジョンの舞台、仲間たちの葛藤と成長と、いろいろな要素がハイレベル

海外レビューサイトの評価も批評家・一般人ともに非常に高いです。ロッテントマトズなんか90%以上の支持率ですから、それだけでクオリティの高さがわかりますね。

感想を語る犬
迷っている人はぜひ劇場に足を運んでその目で目撃してください!どんちゃん騒ぎのペラッペラの映画ではありません。
おすすめ度 90%
世界観 94%
ストーリー 66%
IMDb(海外レビューサイト) 7.6(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家 90%
一般の視聴者 91%
メタスコア(Metacritic) 71(100点中)

※以下、映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』ネタバレ感想・評価

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の評価は85点。

ストーリーはお菓子のオマケ程度ですが、大迫力のアドベンチャーアクションが楽しめる良作!しかも最後はしっかり感動できるところもすごい!

RPGゲーム原作のファンタジーな舞台ですが、世界観の完成度が半端なく、映画館で自分も一緒にクリス・パインのパーティに入っておバカ騒ぎしている錯覚におちいりました。

モンスターの造形や都市、ダンジョンのデザインがパーフェクトで、没入感が半端ないのです。CGのクオリティもぜんぜん気になりません。

ジェームズ・キャメロンのアバター2ほどの作り込みとまではいかないですが、巨大スクリーンで時間を忘れて楽しむには十分!

老若男女だれもが楽しめるお祭りコンテンツですね。

また本作はアクションがちゃんとすごかったのが高ポイントです!

モンスターが襲いかかるシーンは大画面で見るとチビりそうでしたし、戦闘時のカメラアングルもこだわり抜かれていてスタイリッシュなアクションが存分に堪能できました。

ドリックがハエや動物に変身してお城に侵入するシーンでは、小型動物の目線で物語が展開していくので臨場感がすごい!

ホルガの格闘シーンも重厚感のある打撃からアクロバティックなプロレス技まで自由自在で、見ていて本当に楽しかったです。世界のレベルを体感できしました。

さらにクスッと笑えるシーンも盛りだくさん。笑いに関しては予告編のほうが笑えたような気もしますが、特に脳みそ君が素通りするシーンは最高でしたね。

クリス・パイン演じるエドガンがホルガが戦っている最中に実は何もしてないのもクスッときます。思えば刑務所で過酷労働しているときから氷を叩き割っているのはホルガで、エドガンは横で氷を小突いているだけです。

サボるの得意なやつってクラスに必ず1人はいますよね。それが主人公なのですから、キャラ設定からしてネタです。

ラストに感動

ラストでしっかり感動できたのも本作の魅力でした。

主人公・エドガンは死んだ妻を生き返らせるために魔法の石板を取り戻そうとしていたわけですが、最後はホルガを生き返らせます。

娘のキーラにとっても母親代わりだったのはホルガのほうでしたし、エドガン自身も過去を忘れて未来に目を向けようという決意があったのだと思います。

この結末は私にはかなり斬新に映り感動しました。

過去でなく現在に目を向けるテーマと、子供にとっての大切は存在は何なのかのメッセージが絡み合った素晴らしい脚本だと思いました。

コメディシーンを全体に散りばめつつ、迫力満点のアクションとラストの感動にしっかり向き合ったからこそ『ダンジョン&ドラゴンズ』は満足度が高い作品になったのだと思います。

演出・脚本・映像・戦闘シーン、どこにも妥協することなく出来上がった良作です。

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ネタバレあらすじ解説

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のパーティ

ドリックがハエになってフォージの城に忍び込み、厳重な呪文でロックされている金庫を発見。

コロシアム(円形闘技場)ではモンスターから逃げるイベントが開催予定で、当日は賭博のために各大富豪たちの財宝が運び込まれる予定だった。

エドガンはイベントの日に財宝を盗んでフォージとソフィーナを破滅させる作戦を考える。

そのためには金庫の魔法を解除できる兜(かぶと)が必要だった。エドガンたちを兜を求めて旅に出る。

旅途中でホルガは背が彼女の半分くらいしかない元旦那(ブラッドリー・クーパー)の家に寄る。彼は再婚した女性と幸せそうに暮らしていた。

エドガンたちはかつて兜を求めて戦争をしたホルガの一族の墓へ行き、サイモンの魔法で死体を呼び起こして兜の行方を聞く。

兜は最後にゼングという戦士に預けられたようだ。

エドガンたちはゼングのもとへ。ゼングはソフィーナたちを倒すためなら兜のありかを教えると言い、森の下にあるダンジョンにパーティを導いた。

ダンジョンでは飢えた捕食者・脳みそ君が歩き回っているが、脳みそ君は高い知能を持つ生命体にしか反応しないようで、エドガンたちは素通りされた。

マグマのうえにかかる橋を渡ろうとするが、サイモンがトラップを踏んでしまい、橋は跡形もなく崩れ落ちる。

サイモンが魔法の杖をゲットし、空間に穴を2つ作ってとうとう兜を手に入れた。しかしパーティはデブの巨大ドラゴンに襲われて第ピンチ。なんとかダンジョンから脱出した。

ゼングは協力はここまでだと言って去っていく。

サイモンは兜をかぶって超魔法を引き出そうとするが、兜をかぶると老人が現れて邪魔されうまくいかない。

ホルガは代わりの作戦として、サイモンの魔法の杖で運び込まれる財宝自体に扉を仕込み、忍び込む作戦に出る。

エドガンたちは警備兵たちをくぐり抜けて城に忍び込むことに成功。

サイモンも兜を拒否するのが自分自身だとわかり兜の能力を使いこなすことに成功。

しかし金庫には財宝は運ばれていなかった。フォージは貴族たちの財宝を盗もうと船に運び込んでいたのだ。

エドガンたちはソフィーナに捕まり、凶悪な猛獣から逃げるイベントに参加させられることになった。

エドガンはドリックの機転で、なんとか人喰い猛獣がいる迷路から抜け出すことに成功。

娘のキーラを説得してフォージから船を奪い、財宝と共に出港した。

しかし、ソフィーナがコロシアムにいる大量の市民たちに死の呪文をかけようとしているのを見る。

エドガンたちは市民を助けるためコロシアムに戻った。サイモンが魔法の杖で財宝を飛行船からばらまく。街に落ちた財宝を求めて民衆はコロシアムから去り、ソフィーナの計画は失敗した。

怒り狂うソフィーナにエドガンたちが立ち向かう。ホルガは強靭な肉体で、サイモンは成長した魔力で、ドリックは大型の獣に変身して、エドガンは楽器を振りかざして突撃した。

パーティはソフィーナに大ダメージを喰らわせられるが、エドガンの作戦で魔法で消えていた娘・キーラがソフィーナにこっそり魔力を消す腕輪をつけ、ドリックが彼女をボコボコにして勝利。

しかしホルガは短剣で胸を刺されて致命傷を負っていた。ホルガはみんなの前で死亡

ホルガが育ての親だったキーラは泣き叫ぶ。エドガンは亡き妻を生き返らせるための石板でホルガを生き返らせた

エドガンたちはみんな一緒にドリックの故郷に住み、革命軍としてソフィーナのボスであるタムを倒すことを誓う。

ゼングが逃げたフォージを見つけていた。

映画『ダンジョン&ドラゴンズ』(2023)終わり!

最後のまとめ

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』は、大迫力のアドベンチャーアクションに加え、最後には感動と涙があふれ出す良作でした。

こんなにおもしろいとは予想外!海外のレビューサイトでも非常に高い評価を獲得しているので、続編パート2が作られそうな予感!そのときはまた映画館の大画面でおバカではちゃめちゃな大冒険を堪能したいです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves)レビュー終わり!

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