Netflixアニメ『ヤキトリ』全話ネタバレ感想・あらすじ最終回解説!評価レビュー,声優CV,ネットフリックス作品

  • 2024年5月23日

Netflix日本アニメ『ヤキトリ』異星人に侵略された地球の青年・アキラが、使い捨ての傭兵「ヤキトリ」として仲間と共に過酷な戦争に挑むSFアクション

「幼女戦記」で人気の小説家カルロ・ゼンさん(日本人)によるラノベのアニメ化で、 全6話です!

CineMag
むむっ、これはいろんな意味でヤバすぎるチュー。

作品情報・キャスト

ネタバレなしの感想

あらすじ

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

全6話ネタバレあらすじ・最終回ラスト結末解説

これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

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Netflixアニメ『ヤキトリ』おもしろい!?(投票どうぞ)

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Netflixアニメ『ヤキトリ』作品情報・予告

公開:2023/05/18
制作国:日本
話数全6話
英題:『Yakitori: Soldiers of Misfortune』
ジャンル:SF戦争アクション
年齢制限:16+(グロテスクな表現あり)
監督:安保英樹
脚本:堺三保
原作:カルロ・ゼンの小説「ヤキトリ」
キャラクターデザイン:山形厚史
制作会社:アレクト
音楽:ケン・イシイ

アレクトはネットフリックスの『ブライト: サムライソウル』(2021)を制作した会社です。

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『ヤキトリ』Netflixあらすじ

NetflixSFアニメ『ヤキトリ』

数十年前、地球はネコ族を頂点とする商連(動物の異星人集団)に支配された

地球はもっとも文明の発達していない後進国として、人的資源を傭兵として各惑星の戦地へ送り込むことしかできない。

仕事がない青年・アキラは、国連職員のパプキンに傭兵にならないかと打診を受ける。

地球の兵隊は軍人扱いされず、使い捨てにされていたことからヤキトリと呼ばれていた

ヤキトリの任期の数年での死亡確率は7割で、負傷しないで帰って来れることはほぼないという。しかし、任務につけば数年で地球で一生暮らせる金額を稼げる。

アキラはヤキトリになることを決意。アマリヤ、ズーハン、タイロン、エルランドなど同期のメンバーと一緒にK-312部隊に所属され、火星で訓練を積んだ。

そしてついにバルカ星で実戦の舞台に立つのだが、現地のバルカ人反乱軍(ネズミ人間)の圧倒的な数の前に味方の部隊は次々に戦死していく。

果たしてアキラたちの運命は!?

アニメ『ヤキトリ』声優・CV

キャラクター 声優・CV(出演作)
伊保津明(いほつあきら/日本人男性。K-321部隊のメンバー) 坂泰斗(『陽だまりの朝食』『アンダーニンジャ』『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』)
ズーハン(中国人女性。K-321部隊のメンバー) 瀬戸麻沙美(『ちはやふる』『東京喰種トーキョーグール』)
アマリヤ(イギリス人女性。K-321部隊のメンバー) 鬼頭明里(『鬼滅の刃』禰豆子役,『ようこそ実力至上主義の教室へ』)
タイロン・バクスター(アメリカ人男性。K-321部隊のメンバー) 武内駿輔(『ヴィンランド・サガ』『アナと雪の女王』オラフ役)
エルランド・マルトネン(スウェーデン人男性。K-321部隊のメンバー) 河西健吾(『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『3月のライオン』)
ヴァーシャ・パプキン(K-321部隊をスカウトして育てたリクルーター) 津田健次郎(『H2』『ONE PIECE FILM RED』『シン・ウルトラマン』ザラブ星人,Netflix『スーパークルックス』,『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』)
リメル武官(海兵隊の指揮官。犬族) 高木渉(『ゲゲゲの鬼太郎』5期のネズミ男,『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』虹村億泰)

ネタバレなし感想・海外評価

Netflixアニメ『ヤキトリ』

全体としてポテンシャルはあると思うのですが、まずオープニングの戦争シーンからネズミ星人(バルカ星人)が「チューチュー!」しゃべっているシーンが長く続き、困惑しました…。

シネマグ
ネズミがチューチューって…いつの時代のアニメかと思いました(笑)。ネタなのかなんなのか…。

本作は惑星での戦争アクションと、主人公・アキラの部隊が成長する数カ月前の話が交互に繰り返される構成です。

しかしアクションは画面がゆれている感じで見にくかったり、格闘シーンではそもそもフレームレート(1秒あたりのコマ数)が少ないのでは?と感じてしまうような味気ないシーンが多かったです。

SFアクションでアクションが微妙…。ちょっと致命的な気がします。

アキラが所属するヤキトリ(使い捨ての地球人)部隊が反発しながらも絆を深めて成長していく過程が描かれるのですが、こちらもありきたりで少々かったるいです。

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海外レビューサイトIMDbでは2023年5月19日時点で10点中7.9点とわりと高評価なのが信じられません。

でもまあ価値観は人それぞれですし、楽しめる人は楽しめるのかも(それもステキな感性)!

感想を語る犬
気になった人はとりあえずオープニングの「チューチュー!」をクリアできるか視聴してみてください!
おすすめ度 38%
世界観 52%
ストーリー 39%
IMDb(海外レビューサイト) 7.0(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)※随時更新 批評家 %
一般の視聴者 %
メタスコア(Metacritic)※随時更新 (100点中)

※以下、Netflix『ヤキトリ』 のストーリーネタバレありなので注意してください!

Netflix『ヤキトリ』 ネタバレ感想・評価

ネトフリの赤点アニメ…

Netflixオリジナルシリーズの日本アニメ『ヤキトリ』の評価は36点。赤点だチュー!

戦争シーンとチーム訓練の回想で構成されているのに、戦争アクションも回想のストーリーもそこまでおもしろくなかったです(好きだった人には申し訳ないですが)。

アクションに関しては3DCGのクオリティや絵自体はそこまで悪くないんですけど、戦車に横からミサイルがズドンズドン!みたいなヒネリのない構図がけっこう目につきました。

カメラワークにそんなに時間かけてないのでしょうか。

さらにコマ数少ないのかカクカクしてる場面も多かったです。経費削減でしょうか。

あとは時間や経費の都合で仕方ないかもしれませんが、爆発のシーンでは炎と煙でどうにかする!みたいな場面も目につきました。

カメラを動かしたり揺らしたりして尺を稼いでいる感じもあります。

シネマグ
Netflixから経費だけもらってやっつけ仕事で作ったのかな?という疑問が浮かびました。

1匹オオカミ的な主人公・アキラ、明るいアメリカ人・タイロンなどなど、キャラクターも記号的で深みや人間味がありません。

脚本・ストーリー展開も練り込まれている感じはありませんでした。(あとで語りますが)メッセージの伝え方も微妙です。

Netflixは納期が厳しいらしいので、時間が足りなかったのかもしれませんね。

感想を語る犬
もう少し労力をかければ全く違う良作になったと思います。残念です。

全体的に一生懸命作った情熱がこもっているアニメ!というより、どこか流れ作業的でクオリティはそこそこの量産型な印象を受けてしまいます。

結果、設定が奇抜なSF小説をもとにしたけど個性がないアニメに。

Netflixのアニメだと『アーケイン/Arcane』(2021)が世界的に話題になりましたけど、その作品と比較するとストーリー・アクション・デザイン性・オリジナリティに天と地ほどの差があると思いました。

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設定は良いのに…

地球がまるごと後進国とされ、人間たちがアフリカの少年兵みたいな使い捨ての扱いを受ける設定はすごく良いと思いました。

主人公グループには記憶転写ですぐに戦闘知識を植え付けさせずにじっくり訓練し、強くなっていくコンセプトも良かったです。

感想を語る犬
マトリックス的なダウンロードされた知識に対するカウンターですね。
シネマグ
ネコ族が一番えらくて、犬族に命令するシーンも、ネコ好きとしては痛快でした(笑)

虐殺して悪びれない主人公・アキラ

ただストーリーで気になったのが、ネコ族が最上位で犬がその下、さらにネズミ星人がいて、その下のクラスのダチョウ人間とか魚人間、カエル人間は知能がすごい低い感じに描かれている点

主人公グループは、何もできずにパニクって逃げるカエル人間たちをバカにするんですよ。

種族による差別の階層構造の設定は意図的で主人公・アキラたちは地球という後進国の出身なので差別される側なんですけど、よく考えるとバカにする側でもあるのが気になりました

さらに現地のネズミ人間をバカにしまくった挙句、大規模な爆撃を要請して市民ごと皆殺しにさせます。

西洋人が黒人やネイティブアメリカンを人間扱いしていなかった実際の歴史のトレースに見えて切なかったです。

主人公たちが爆撃を要請した決断は最終回で軍法会議になり、貧民が戦争・虐殺などの汚れ仕事を押し付けられる問題点を浮き彫りにしてはいたのですが、なんせ主人公・アキラがまったく悪びれていないのが気になりました。

(他のキャラはちょっとは落ち込んでるんですけどね)

選択肢がないから戦争へ行かされ、命令通り人を殺しまくってしまう是非という倫理的なテーマをメインにすえたいはずが、主人公・アキラの罪悪感がゼロなためにメッセージがスポイルされていました。

例えるなら西洋人の主人公がネイティブアメリカンを虐殺して「仕方ないからやっただけ。何が悪いの?」みたいなあまりに倫理観に欠ける印象でした。

感想を語る犬
虐殺に加担してしまった側の葛藤をもう少し深掘りすべきだったと思います。

Netflixアニメ『ヤキトリ』最終回までネタバレ解説

1話「外交任務」ネタバレ

惑星バルカに到着したヤキトリ312部隊は駐屯基地に到着。しかし商連の支配に反発するバルカ人(ネズミ人間)の反乱軍から猛攻撃を受ける。

アキラたちは死んだバルカ人から弾薬を奪い取ってなんとか生き残った。

2話「反撃」ネタバレ

10カ月前

火星に到着したアキラたち312部隊は訓練を始める。

現在

アキラたちは敵の多脚戦車を撃破し、リメル武官から直々に砲兵陣地を攻撃しろとミッションを受けた。

3話「ハラスメント」ネタバレ

10カ月前

戦闘知識を脳にダウンロードされていないアキラたち312部隊は戦闘訓練で連敗を続け、上官のジョン・ドゥにボコボコにされる。

現在

アキラたちは砲兵陣地へ移動中にバルカの原住民に攻撃される。

4話「凶行」ネタバレ

アキラたちK-321部隊は敵によって自動操縦化された砲兵陣地をAI・初音ミミを使ってコントロール化におき、敵を爆撃。

しかし敵のバルカ星人(ネズミ人間)たちが下水から基地に侵入して攻めてくる。

アキラたちはリメル武官に大規模な軌道爆撃を要請した。リメル武官はためらったが軌道爆撃を許可。

バルカ星人は兵士や市民関係なく爆撃され、街は破壊され、肉片になり、泣き叫ぶ。

5話「しんがり」ネタバレ

アキラは退路を確保するためにさらなる軌道爆撃を要請しようとするが、罪の意識を感じたズーハンやエルランドが止めた。

軍はバルカ星から撤退することになり、アキラたちはバス型の車両で急いで向かう。

途中で多脚戦車があらわれた、アキラがオトリになり、なんとか多脚戦車を倒す。もう1体の多脚戦車があらわれて大ピンチだったが、リメル武官の部下の海兵隊が助けてくれた。

アキラたちは英雄として海兵隊に迎え入れられる。

宇宙船でバルカ星から撤退するが、アキラたちK-321部隊はバルカ星を軌道爆撃で虐殺した罪に問われ、拘束された。

最終回6話「ヤキトリ」ネタバレ

バルカ星での軌道爆撃は大きな問題となり、アキラたちK-321部隊は軍法会議にかけられる。

パプキンが証言台に立つが、アキラたちに不利な証言をして大ピンチ。しかし犬の弁護士が「ヤキトリは兵士ではなく銃火器と同じ備品扱い。バルカ反乱軍を駆逐せよと命令を出したネコの特使やネコ族が悪い」と反論。

アキラたちは無罪となる。ヤキトリが備品扱いだという提言をしたのはパプキンだった。

K-321部隊は火星で倫理や条約などの知識を学んだあと、再びバルカ星での任務に着くことに。

アキラたちは現地に降りたってネズミの大使を救った。

Netflixアニメ『ヤキトリ』終わり!

最後のまとめ

メリル武官

Netflix『ヤキトリ』はアクションもストーリーも微妙なアニメでした。

感想を語る犬
ネットフリックスは量産型のコンテンツを作るのやめてほしいです…。

力を入れずにアニメ化してしまっては原作小説のファンにも失礼だと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ヤキトリ』レビュー終わり!

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