Netflixアニメ『スーパークルックス』全13話ネタバレあらすじ酷評!キャラ相関図・声優,弱小ヴィランの感想・つまらない理由解説

  • 2023年3月9日

Netflixアニメ『スーパークルックス』は、有名ヴィランになれなかったクズたちがヒーローと戦い世知辛さを味わいながら一攫千金を狙う物語!

Crooksの意味はペテン師・泥棒で、弱小ヴィランたちがオーシャンズ11のような完全犯罪を目指します。

原案がマーク・ミラーで、話の内容は大人向け。しかし全体的に緊張感がなく、個人的には面白いとは言えない作品でした。

キャスト・キャラ相関図ぶっちゃけ感想・酷評シーズン1全13話のネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに記事をまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はアリです)

Netflixアニメ『スーパークルックス』の評価 投票結果

Netflix『スーパークルックス』キャスト・キャラ作品情報

公開・制作国・話数:2021/11/25・日本・
英題:Super Crooks
監督:堀元宣
脚本:近藤司・佐藤大(シリーズ構成)
原作:マーク・ミラー
『キングスマン』『キック・アス』の原作者として有名な漫画家マーク・ミラーのグラフィック・ノベル原作をもとに、アニメ『カウボーイビバップ』で知られる佐藤大など日本チームで制作されました。

登場キャラクター相関図

スーパークルックス 登場キャラ相関図

ジョニー・ボルト|津田健次郎

ジョニー・ボルト

ジョニーは本作の主人公で、電撃と電気操作だけが取り柄の小物ヴィラン。

同じくヴィランのフロストバイトたちと、強盗などセコい悪事を働いています。

俳優件声優の津田健次郎は、『テニスの王子様』の乾貞治役、Netflixアニメ『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』主人公ルシウス、『呪術廻戦』七海建人、『極主夫道』主人公・龍、『極工夫道』への出演で有名。

ケイシー・アン|坂本真綾

ケイシー・アン

ケイシーはジョニーの恋人。人の頭の中に入りこんでコントロールしたり、記憶を除く能力を持つ。

声優・坂本真綾はアニメ『鬼滅の刃』珠世や、 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』真希波・マリ・イラストリアスの声で有名。

その他のキャラ・声優

カーマイン(ザ・ヒート)|木村靖司

ジョシュ(ザ・ゴースト)|諏訪部順一

クリストファー・マッツ(ザ・バスタード)|家中宏

プレトリアン|羽多野渉

グラディエーター|ピエール瀧

TK|竹本英史

ロディ・ディーゼル|稲田徹

サミー・ディーゼル|木村昴

フォアキャスト|KENN

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

弱い能力しか持たないヴィラン・ジョニーがチームを組み、強力なパワーを持つヒーローやヴィランに立ち向かいます。

世知辛い大人向けの内容ですが、ストーリーのノリが軽すぎて完成度がイマイチな印象でした。

おすすめ度 72%
世界観 75%
ストーリー 70%
IMDb(海外レビューサイト) 8.6(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 一般視聴者 79%

※以下、『スーパークルックス』のストーリーネタバレありなので注意してください!

アニメ『スーパークルックス』ネタバレ感想・酷評

アニメ『スーパークルックス』

Netflixアニメ『スーパークルックス』の評価は72点。
完成度が低いわけではないですが、社会のクズである落ちぶれヴィランたちの魅力を十分に引き出せていなかったと思います。
CineMag
内容は完全に大人向けなんですが、ノリが軽すぎたり勢いだけだったりとシリアスさがなかったのが残念。
原案者のマーク・ミラーは漫画に社会性を取り入れるのが非常にうまく、Netflixで実写ドラマ化された『ジュピターズ・レガシー』は完全に大人向けのシリアス路線で、それが功を奏してクオリティは非常に高かったです。
本作は、ヴィランやヒーローの要素を抜きにすれば『オーシャンズ11』のようなマフィア・クライムモノの展開です。
笑える要素だけでなくシリアスさが鍵になると思いましたが、アニメだということもあってノリが軽くてイマイチな印象。
強いヒーローやヴィランになり切れなかった落ちこぼれが主人公なので、哀愁がもっと強調されても良かったと思いました。
実写ドラマで再現した方がベターな題材だったと思います。
CineMag
下ネタなどもバンバンあり設定やキャラは大人向け、しかし展開は子供向けっぽいチグハグな印象です。

Netflixオリジナルの日本アニメ『地球外少年少女』(2022)も設定のチグハグ感が結構あり、映画『バブル』も映像と物語が釣り合っておらず、もしかするとこのチグハグは日本の特徴かもしれないですね。

『スーパークルックス』全13話ネタバレあらすじ解説

Netflix『スーパークルックス』の主要登場キャラクター

1話「Electro Boy」

ジョニーの少年時代

ヒーロー連合ユニオン・オブ・ジャスティスユートピアンらによって組織され、いつしかヒーローはアイドルのような存在に。

両親が離婚し、母親が男を連れ込む過程環境で育ったジョニーは、いつかここから抜け出してやると思っていました。

ある日ジョニーは突然、電気を自在に操れるようになり、親友のトムにコスチュームを作ってもらって、市民プールで夢だったヒーローデビューを宣言。

しかし不良たちに正体はジョニーだと暴露されて慌て、空からプールに落ち、プールにいた子供たちは感電して重態に。

ジョニーはヒーローをあきらめ、ATMを電気で捜査して金を集めてヴィランになることを決意しました。

第1話 END!

2話「Kasey」

それから10年以上経過。

大人になったジョニーは軽犯罪を繰り返す小物ヴィランに成り下り、スーパーマックス刑務所で8ヶ月の刑期を終えて出所。

恋人のケイシーとイチャイチャし、フロストバイト、キスメット、トランスミットたち親友のヴィランと酒を飲みます。

フロストバイトは、ネットワーク(ザ・バスタードがボスのヴィラン組織)が考えた、宝石店を10分で10店舗襲って警察の目を分散させる作戦を提案。

ジョニーはケイシーに反対されますが、こっそり決行します。

第2話 END!

3話「Man Mountain」

強盗後で逃げるジョニーたち

ジョニーたちは宝石強盗を終え、フロストバイトの作った氷の道を車で逃走。ラバーボールなど若手ヒーローが追ってきますが、なんとか倒しました。

第3話 END!

4話「The Praetorian」

ジョニーたちは若手実力派ヒーロー・プレトリアンに追いつかれ、ボコボコにされます。

相手の心に入り込む能力を持つケイシーが逮捕寸前でプレトリアンの言動を操作し、ジョニーたちは逃亡に成功

ケイシーは「チンピラと小さな山を繰り返して捕まるより、大きな山を1回成功させて引退した方がいい」と説教し、ジョニーを犯罪の師匠カーマイン(ザ・ヒート)に紹介します。

第4話 END!

5話「The Heat」

ヴィランのカーマイン/ザ・ヒート

老人カーマインはかつてザ・ヒートとして名を轟かせたヴィランで、奪った物品を貧しい人々に配る義賊のような存在でした。

カーマインはジョニーたちの他に、物体をすり抜けられるヴィラン・ジョシュ(ザ・ゴースト)、肉体がすぐに再生するロディサミーのディーゼル兄弟を集め、作戦を話します。

第5話 END!

6話「The Gladoator」

物体を浮かせる能力を持つTKは作戦に必要でしたが、捕まって小型ジェットで刑務所に移動中です。ジョニーたちはセスナを借りて追いつき、ジョシュが機内に忍び込みます。

そのジェット機には戦闘力の高いヒーロー・グラディエーターがおり、ロディが彼と戦って時間を稼ぎました。

ジョシュはTKの周りの警備を倒しますが、TKの拘束プログラムを解除に手間取ります。警備たちはジョシュに脅されますが「もうすぐ刑務所につく…」と口を割りません。

第6話END!

7話「The Supermax」

ジョニーはセスナを操縦してジェット機に体当たり。

ジェット機はコントロールを失い落ちて行きます。警備たちは自分たちが助かるにはTKの能力に頼るしかないと、解除パスワードを教えました。

拘束の解けたTKは地面に激突寸前で、飛行機を宙に浮かします。

カーマインはみんなに本作戦の詳細を話します。作戦はヒーローがたくさんいるユニオン・オブ・ジャスティスにお宝を盗みに入るという無謀なもの。

ルーマニアに潜伏中のカーマインの旧友で元有名ヴィランのカウント・オーロックの依頼で、彼の魔法のヘルメットを盗む作戦でした。

天気を操るヴィラン・フォアキャストも合流し、ジョニーたちはハイリスクハイリターンな作戦の決行を決意。

第7話END!

8話「The Union of Justice」

物体を操れるTKはフォアキャストと共にピッツバーグへ行き、死んだヴィラン・ネクロマンサーや墓地中に埋まっている死体を操って、ネクロマンサーがゾンビの群れで攻撃を仕掛けていると偽装します。

ユニオン・オブ・ジャスティス本部にいたユートピアンたちはピッツバーグへ飛んで行きました。

カーマインたちはその隙に本部に忍び込み、監視カメラを操作して、ケイシーの能力で自分たちの姿を見えないようにして、ヘルメットを探し出します。

しかしプレトリアンが現れ、ケイシーの能力を見破って戦いに突入。

第8話 END!

9話「Count Orlok」

本物のヘルメットは地下にあると聞いたジョシュがそれをゲットして呪文を唱えると、メンバー全員がルーマニアのカウント・オーロックの屋敷にテレポート

作戦成功を祝いますが、そこへネットワークのボス、ザ・バスタード(クリストファー・マッツ)とプレトリアンが現れました。彼らはグルだったのです。

プレトリアンの能力で全員動けなくなり、カウント・オーロックとその部下はザ・バスタードの能力で見せしめに頭を爆破されて死亡

報酬の500万ドルも全て奪われます。

10話「Carmine」

作戦が失敗に終わり、カーマインのチームは解散することに。

ジョニーは悪事から足を洗うと決意し、ケイシーにプロポーズ

しかし結婚式の前日、フロストバイトらと酒を飲んで街中のATMから現金を引き出しまくり、プレトリアンに逮捕されてしまいます。

ケイシーは結婚式のドレスを燃やしました。

5年後

ヴィランとの癒着がバレたプレトリアンは、金の力で裁判で無罪を勝ち取りました。

刑務所から出所したジョニーはファミレスでバイトするケイシーに謝りにいきます。ケイシーは許しておらず、「消えて」と言いました。

そんな中、カーマインはネットワークのサラマンダーが運営するカジノでイカサマがバレ、1億ドル持ってこないと殺すと言われてしまいます。

11話「Casino Grand Granite」

カーマインの命が危ないと知ったジョニーは、引退したザ・バスタードが日本の南の島でカジノを運営しながら悠々自適に暮らしていると知り、作戦を立案。

5年前の仲間、ジョシュ、TK、ロディとサミー、フォアキャストを呼び寄せます。

ヒーロー・グラディエーター(ゲイ)が、旦那に隠れて影で浮気しまくりだと知っていたジョニーは、彼を脅して作戦の仲間に引き入れました。

12話「The Bastard」

ザ・バスタードがいる日本の南島にやってきたジョニーたち。

まずケイシーとロディが研究者になりすまし、ザ・バスタードの屋敷に入ってビジネスを提案。

他人の頭の中を探れるケイシーは警備担当の頭に侵入し、島全体のセキュリティとザ・バスタードの資産が入った4次元ブリーフケースがある地下施設の見取り図を、正確に書き出しました。

夜、ジョニーはケイシーに5年前のことを謝ります。しかし彼女は許さず、明日の作戦決行前に空港へ行くと言いました。

最終回13話「SUPER CROOKS」

ついに作戦決行となり、ジョニーたちは地下へ侵入しますが、ザ・バスタードの部下になっていたプレタリアンに見つかります。

地下は超人の能力が制限されるシステムが働いており、ジョニーたちはプレタリアンにボコボコにされました。しかし肉体的に最強のグラディエーターが、かつての同胞プレタリアンを打ち倒しました

空港で捕まって屋敷に連れてこられていたケイシーは自白剤で作戦内容を吐かされ、ザ・バスタードの能力で頭を吹き飛ばされて死亡。

しかしそれはケイシーがザ・バスタードの脳内に入り込んで見せていた幻影で、ザ・バスタードは自分が洞窟の中にいたことに驚きます。

ジョニーたちは能力制限システムを解除し、ロディとサミーがレーザー飛び交う通路を肉体を切り裂かれながら進んでトラップを解除。大金の入ったケースの奪取に成功します。

ジョニーはケイシーや仲間たちと無事に島から脱出しました。

ラスト結末

ザ・バスタードは、盗みに入ったのがかつての部下サラマンダーの部隊だと思い込み、アメリカに渡って彼を殺害

ジョニーたちはサラマンダーの部隊と同じコスチュームを着てケース強奪して、仲間割れをさせる作戦だったのです。

1年後、大金を手に入れたメンバーはそれぞれ楽しく暮らしています

ジョニーは気球で、ケイシーにプロポーズしました。

Netflixアニメ『スーパークルックス』シーズン1終わり!

最後のまとめ

Netflix『スーパークルックス』は

ここまで読んでいただきありがとうございます。『スーパークルックス』レビュー終わり!

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