『VIVANTヴィヴァン』5話 考察ネタバレFは「First」奇跡の少女ジャミーンと薫正体,テントリーダー,別班新メンバー

  • 2023年9月26日

2023年8月13日放送の日曜劇場『VIVANTヴィヴァン』第5話「ヴィヴァンの真実…明かされる運命の絆」をネタバレありで徹底考察!最終回がどうなりそうか予想もしていきます!

シネマグ
ついにテロ組織・テントのリーダーの正体が発覚!役所広司と二宮和也も再登場!薫や奇跡の少女ジャミーンなど、テントの他のメンバーも考察でほぼ確定できますFはやはり「First」のF!

 

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『VIVANT ヴィヴァン』5話の考察ネタバレ

5話のストーリーまとめ

山本は首を吊って自殺。遺書もある。付近の監視カメラが全て壊されていたことから野崎は自殺に見せかけた他殺だと考える。

太田梨歩は意識不明で病院。

野崎は、中学を卒業した乃木が丹後隼人としてアメリカのロンガリーミリタリースクール(軍の学校)に進学していたと知る。

乃木は3歳の頃にバルカで内乱に巻き込まれ父・卓と母・明美と死別したことになっている。

ジャミーンのクラウドファンディングに1470万円入金された。薫はこの金額を知っているのは乃木、野崎、ドラムのだれかだと考える。乃木が入金していたと判明。

野崎は再びバルカへ。チンギスと合同作戦を決行し、現地での乃木の動向を調べる。

現地の監視カメラの映像により、ドラムが乃木のカバンに盗聴器を仕掛けたあとで、乃木がそれに気づいていたと判明

乃木はサウジアラビアに出張へ行くと嘘をついてバルカに入国。黒須と共に野崎の動向を探る。

野崎はザイールが自爆した付近でそのときに自分が持っていたカメラを回収。野崎だけでなく乃木もザイールを撃っていたことがわかった。

乃木は別班の上司・櫻井里美(キムラ緑子)から「テントの幹部・アリの携帯に仕込んだGPSから、彼がモンゴルのウランバートルにいる」と聞かされて現地へ向かう。(GPSは第1話で乃木がアリの携帯をコピーしてすり替えた時に仕込んだ)

乃木はアリを縛り、モニターの向こうにいるアリの家族を黒須に殺させていく。

アリはテントのリーダーがノーゴン・ベキ(役所広司)だと吐いた。ノーゴン・ベキの正体は乃木の父親・卓だ。(黒須はアリの家族を殺したと見せかけただけだった)

乃木は探し求めていた父親が倒すべきテロ組織のリーダーだと知って困惑する。

テントリーダー・役所広司は元別班

バルカからモンゴルまでアリを追い詰めた乃木が、アリを脅してテントのリーダーの名前を聞きます。

その名はノーゴン・ベキ。

シネマグ
乃木が持っていた写真の人物で間違いないことから乃木の父の乃木卓(役所広司)がテロ組織・テントのリーダーで確定しました。

野崎は島根の実家(伝統的な刀鍛冶の一族)へ行き、乃木憂助の伯父に会います。伯父が見せた刀の家紋がテントのマークと一致していることもわかりました。

乃木の父・卓は元警視庁の刑事だったようです。

警察を辞めてバルカに農業使節団として派遣され、現地で妻と憂助と暮らしているときにバルカの内乱に巻き込まれたようです。

農業使節団は嘘くさいですね。警視庁から別班へ所属をかえ、バルカの内乱で見捨てられたのだと思います。

乃木の父が元別班なら、正体を隠すスペシャリストの別班をザイールなど他のテントのメンバーが知っていることにも納得ができます

もし乃木の父が別班の情報を持ってなければ、公安ですら存在を知らない別班を認知できる確率は低いはずです。

乃木の父が「別班を最重要の敵である!」と宣言し、それを聞いたテントのメンバーはVIVANTの発音で敵と認識しているのかもしれません。

まだ謎なのは、アリの「明美(乃木の母)の写真をベキの部屋で見た」という発言。

明美はずいぶん前に亡くなったようですが、内乱の際に撃たれて死んだ(乃木父は日本で撮った写真を飾っていた)のか、しばらく生きてから死んだのかが不明です。

テントの目的:バルカ内乱の復讐

第5話のラストシーンは乃木卓(役所広司)と二宮和也が率いるテントの会議の場面でした。

「昨年度の収益は7億3870万ドル! 」らしいです。日本円で約107億円。立派な企業ですね。

テントの最終目的は日本のようです。日本転覆を狙っているのかもしれません。

なぜ乃木の父が日本を狙うのか…発端はバルカ内乱でしょう。

乃木の父・卓は元警視庁の刑事でした。彼が別班だったとすると、任務でバルカの内乱に関わっていたのでしょう。

第3話でバルカ外務大臣・ワニズが西岡駐在大使(檀れい)に「日本はアジアで主権を失う」と、日本の弱みを握っているような発言をしていました。

シネマグ
バルカの内乱は、別班がからんだせいで引き起こされたのかもしれません。

乃木の父・卓が本当に農業使節団でバルカへ行っただけなら、内乱に巻き込まれても「テロ組織を作って日本を狙う!」とはならないはずです。

いっぽうでテントは周囲から見るとテロ組織ですが、本人たちは世の中をよくするために動いているのだと思います。

日本を守ると言って人を殺しまくってる別班との対比が、ストーリー終盤のテーマになりそうです。

(ちなみにテントという名称の理由は、アジトがコロコロ変わるからだと思います。)

柚木薫&アディエルはテント

役所広司はテントのリーダーです。さらに第1話の役所広司と二宮和也の会話から、アディエルは仲間だということもわかっています。

シネマグ
つまり、アディエルもテントのメンバーです。

だとすれば、アディエルが乃木をザイールのアジトへ送り届けた後で、近くで見守っていたことにも納得ができます。ザイールは仲間だったんですね。

とするとアディエルと仲の良かった柚木薫もテロ組織・テントのメンバーの可能性が高くなってきました

おそらくリーダーの卓(役所広司)に言われてジャミーンの面倒を見ているのでしょう。

薫はアディエルが婚約者だと嘘をついていましたが「何かあったら婚約者ということにしよう」などと相談していたのかもしれません。

Fが憂助に気づかれずに行動できるとすると、砂漠で薫がラクダから落ちたのもFとの作戦だったのかも…。

ともかく薫がテントのメンバーだとすると、日本に入国してテロを起こそうとしているヤバいやつ…となります。

奇跡の少女・ジャミーン発言

櫻井里美(キムラ緑子)はジャミーンを奇跡の少女と呼んでいました。

砂漠で倒れていた乃木を救ってくれたという意外に、別の意味もあると思います。

ジャミーンは2年前に実母を失っています。この原因もバルカの内乱のせいで、別班や日本政府が絡んでいるのかもしれません。

櫻井はジャミーンがこの内乱で強運にも生き延びたことを知っているのだと思います。(内乱に別班が関わっていたなどの理由で)

テント側もジャミーンが絶体絶命のシチュエーションを奇跡的に切り抜けたというエピソードを知っているからこそ、彼女の存在を大切にしているのでしょう。

ジャミーンは乃木の幼少期と似たような境遇にあり、テントと別班を和解させる鍵になると思います。

別人格「F」はテントのメンバー?「First」説!

乃木憂助は3歳の頃にバルカの内乱に巻き込まれてテロ組織に人身売買され、物乞いをさせられているところを日本のジャーナリストに見つけられて日本に連れ戻されたそうです。

暴力によるストレスとトラウマで記憶を失っており、日本で実家が見つかりませんでした。

そして養護施設・丹後つばさ園に入れられますが、ときどき1人でぶつぶつしゃべっていたそうです別人格・Fはわりと早い段階から形成されていたとわかります。

もはや、憂助とFのどちらが先にあった人格かも定かでないですね。

  • 最初の人格はFのほうで、Fは幼少期の記憶を保持している
  • 憂助はストレス回避のために作られた別人格なので、記憶がない状態

なのかもしれません。

Fの意味は「First」のFなのか…。

また、再びバルカへ渡った野崎の調べで、第1話でドラムが乃木に盗聴器を仕掛けたときに、乃木はそれに気づいていたことがわかります。

シネマグ
ということは第1話でタクシーに荷物を持ち逃げされたのもワザとでしょう。優秀なスパイが盗聴器がつけられたカバンだけ車内に残していたのが怪しすぎます

(ちなみにこのとき乃木がタクシーで見ていたのが、アリに見せた乃木卓の40年後のシミュレーション写真と、卓と明美の結婚式の写真です)

タクシーのくだりもFが憂助をコントロールしたのかもしれません。理由は公安・野崎の監視を逃れてテントのメンバーだと考えられる薫、アディエルに接触するためです。

浮かび上がってくるのは、「Fと憂助は対等なようで、本当はFが憂助を操っている」ということ。

Fは憂助に感知されずに行動できることを、憂助に隠しているのでは?

乃木とFの目的はテロ組織の壊滅と日本の平和なのでしょう。

しかしF自体の目的は違うのでは?

Fはテントのメンバーで、憂助を利用して日本でテロを起こそうとしているのかもしれません。

あとはメタ考察になりますが、Fはテントのメンバーだとすると愛国心に満ち溢れた憂助と、日本を憎むFの二重人格は「日本を愛したいけど国力がどんどん落ちていって誇りに思えない」という現代の日本人…ひいては本ドラマのターゲット層40代〜60代の心情をリアルに表現しているようです。

極端にいうとネトウヨと左翼の関係性を1人の人物で再現した優れたキャラ設計ですね。本作にハマる人が続出する謎がここにあると思います。

VIVANT=別班はミスリード

乃木が「別班はモンゴル語でヴィヴァンだ!」みたいなことを言ってましたのでVIVANT=別班で確定してしまう可能性があります。

ただ個人的にはVIVANTには別班以外に違う意味があると思います。

今回の乃木の幼少期のエピソードから察するに、やはりVIVANTは生き残った人物という意味でしょう(本来のフランス語の意味)。

シネマグ
乃木憂助は自分を別班だと思っており、FはVIVANTの本当の意味を隠している。これが1番近いと思います。

Fの秘密はVIVANTの第6話で明らかになるようです。

新庄浩太郎も別班では?

第5話で乃木と櫻井は深大寺で密会していました。

別班が神社や寺を密会場所によく使うのであれば、第4話で長野専務をおびきよせる待ち合わせ場所に広幡八幡宮を指定した公安の新庄も別班では?と疑いたくなります。

新庄は「監視が容易だから」という理由で広幡八幡宮を指定しましたが、別班の連絡場所としてよく利用しているからというのが本当ではないでしょうか。

長野専務はテントのメンバー

第5話で野崎が長野専務と太田梨歩の密会写真を見ていました。

長野専務が櫻井里美ひきいる別班に関わっている感じは今のところありません。

だとすると、長野専務はテントのモニターでしょう。(流石に本当に不倫していただけはないと思います)

山本は長野がモニターだと知らなかったことから察するに、長野はテントの幹部で、山本が作戦を遂行できるか影で監視していたのかも。

現在意識不明の太田梨歩は、長野専務に狙われるのではないでしょうか。

その他の伏線・謎まとめ

第5話で気になったのは、野崎が乃木を拘束しないこと。

第4話で山本に公安の尾行に気づいた気配があった時点で、作戦を知っていた乃木がほぼ黒だと確定するはずです。公安ならこの時点で尋問しても良いのでは?と思いました。

3話と4話で乃木は神田明神の祠(ほこら)を見ている伏線がありましたが、今回で別班の連絡が神社に「おまんじゅうを置く」などのアナログな手法だったことが判明しました。

感想を語る犬
乃木は祠におまんじゅうが置かれていないか見ていたのでしょう。

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