マーベル『シー・ハルク』全9話ネタバレ感想・女性弁護士ヒロインの法廷ドラマ評価,キャスト

  • 2022年8月26日

マーベル『シー・ハルク:ザ・アトーニー』(She-Hulk: Attorney at Law)が2022/08/18からDisney+で独占配信!シーズン1は全9話です。

CineMag
緑色の怪力マーベルヒロイン+法廷ドラマという異色作に期待大です!

キャスト・作品情報・見どころ、ぶっちゃけ感想・評価中年女性ヒロイン考察全9話ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

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マーベル『シー・ハルク:ザ・アトーニー』作品情報・キャスト

公開・制作国・話数:2022/08/18〜・アメリカ・全9話
原題:『She-Hulk: Attorney at Law』
ジャンル:マーベルヒーロー・SFバトルアクション
監督:カット・コイロ
脚本:ジェシカ・ガオ
原作 スタン・リー/ジョン・ビュッセマ 『シー・ハルク』
制作:マーベル・スタジオ
製作総指揮:ケヴィン・ファイギ
配給:ディズニープラス/Disney+

登場キャラ・キャスト

登場キャラ キャスト・出演作
ジェン(ジェニファー)・ウォルターズ/シー・ハルク
ジェン(ジェニファー)・ウォルターズ/シー・ハルクを演じる俳優タチアナ・マスラニー

弁護士(地方検事補)。ある事故がきっかけでハルクに変身して、さらに世間にも正体がバレてしまう。

タチアナ・マスラニー
ドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』(2013〜2017)でエミー賞を受賞した実力派です。荻上直子監督の日本映画『トイレット』(2010)にも出演。
ブルース・バーナー/ハルク
ブルース・バーナー/ハルクを演じるマーク・ラファロ

ご存じハルク。ジェンのいとこ。ときどきトニー・スタークとの思い出に浸っている。

マーク・ラファロ
(『アベンジャーズ』シリーズ、Netflix映画『アダム&アダム』)
ウォン ベネディクト・ウォン
(『ドクター・ストレンジ マルチバースオブマッドネス』)
ティタニア
ヴィラン・ティタニアを演じる俳優ジャミーラ・ジャミル

シー・ハルクの敵。女性ヴィラン。

ジャミーラ・ジャミル
(シットコムドラマ『グッド・プレイス』)
ニッキー・ラモス
ジェンの補佐をするパラリーガル(法律アシスタント)で、ジェンの親友でもある。
ジンジャー・ゴンザーガ

 

ネタバレなし感想・あらすじ・海外では酷評?

あらすじ:弁護士のジェン・ウォルターズはいとこのブルース・バナーと会いドライブをしていた。そこへサカールのクラスA宇宙船が突然現れる。ジェンはパニックになってハンドルを切ってしまい、車は道から落ちて大事故。ジェンの傷口にブルースの血が垂れる。するとジェンはハルクに変身してしまい…。

ジェンがハルクになって葛藤するというよりは、弁護士としてスーパーパワーを社会にどう活かすかというのがテーマのドラマ。

感想を語る犬
今のところ法廷コメディという趣きなので好みがハッキリ分かれるかもしれません。
海外レビューサイトはIMDbは10点満点中5点台とマーベル作品にしてはかなり底評価な部類に入ります。
Rotten tomatoesの評価は高いですが、このサイトはディズニー系になると急に評価が上がることがあるので正しい数値かわかりません。
おすすめ度 70%
女性の強さ 90%
ストーリー 45%
IMDb(海外レビューサイト) 5.2(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家 87%
一般の視聴者 74%
メタスコア(Metacritic) 67点(100点中)

※以下、マーベル『シー・ハルク:ザ・アトーニー』のストーリーネタバレありなので注意してください!

ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』ネタバレ感想・評価

マーベル新ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』の評価は58点。

(まだ全話放送されていないため、現時点での評価になります。)

ジェンがハルクになる過程があっさりしすぎで、親友・ニッキや家族が彼女がハルクであると受け入れたシーンは省かれています。もしくはあっさり受け入れるかのどちらか。

ハルクというキャラの性質上、苦悩する過程に時間を割いたほうが人間ドラマとして面白いと思いますが、思いっきり端折られていました。

しかもジェンは怒りをコントロールする才能満点で、すぐにハルクを制御できるように。

感想を語る犬
緑の怪物になってもジェンが凹んでいる素振りがほとんどないのが気になります。

コミックでは『モービウス』を弁護したあとに彼の強力で変身を制御できるようになったようですね。

そっちのストーリー的に面白かったと思いますが、どうなんでしょう。(モービウスを演じたジャレッド・レトも出してほしいです。)

まあでもメインは法廷ドラマということで、今後の法廷劇に期待したいです。

ジェンは超人法律部に配属され、アボミネーションであるエミル・ブロンスキーの仮釈放を担当します。

女性ハルクが法廷の弁論でもしっかり見せつける法廷劇がしっかり描けるかどうかで、本作の評価は大きく変わるでしょう。

逆に弁護士という設定に魅力を持たせられなければ、ちょっと残念な感じになってしまうと思います。

少なくとも私はマーベルと法廷ドラマの融合が1番楽しみです。

法廷ドラマ・社会派にするなら『ファルコン&ウィンターソルジャー』くらいシリアスな感じにして欲しいですが、今のところかなりコメディ要素強め。

あとは気になったのは、主人公ジェンは「スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)は童貞だ!」と下ネタ連発しているのでターゲット層は10代でなく大人ですよね?

その割にはストーリーがシンプルすぎるのが気になりました。

考察:マーベルの中年女性ヒロイン

またディズニーポリコレ!?

中年女性が主人公なので「またディズニー傘下のポリコレ設定か」と思う人も多いと思いますが、今のところ中年女性が主役なだけで、残念なポリコレ作品と評価してしまうほどではないと思います。

第1話でジェンがブルースに向かって「女性は日常的に感情のコントロールを強いられている!」とまくし立てるシーンがあり、そこはちょっと説教くさいと思いました。

ただ確かに女性が仮面を被らなければならない社会なのは世界的な事実なので、まあセーフでしょう。

感想を語る犬
「女性の強さ」を強調するのは全然ありですが、マーベル作品っぽくなくなってしまうのは避けて欲しいですね。

社会的なテーマとヒーロー作品のバランス感覚。マーベルは近年その点で若干迷走している気がします。

あとは、原作コミックのジェンは別に30代の中年女性でなく見た目的に20代くらいなので、原作ファンは怒るかもしれませんね。

私としてはストーリーが面白ければ中年女性だろうがおばあさんだろうがOKです。

シネマグ
そろそろマーベルにおばあさんヒロインも登場しそうですね!

弁護士の怪力女性という対比が素晴らしい

シー・ハルクは一番暴力に訴えてはいけない弁護士という職業であるにもかかわらず、地球上で誰よりも高い戦闘力を持ってしまったという対比構造が素晴らしいと思います。

シネマグ
人が生きるうえでの普遍的な課題であるアンガーマネジメントがテーマになるのでしょう。

弁護士のジェンと、ハルクとしてのジェンを上手く使い分け、話し合いで解決できることと、どうしても武力が必要な状況の区別を、実社会に通用するレベルで描いて欲しいです。

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』全9話ネタバレあらすじ解説

第1話「普通レベルの怒り」

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』第1話の瞑想シーン

©︎ディズニープラス/Disney+/マーベル・スタジオ

法律事務所で働くやり手弁護士ジェン・ウォルターズは、いとこのブルース・バナーとドライブしている最中に、宇宙船に遭遇し交通事故に遭う。

ブルースの血が自分の傷に入り込んでしまい、ジェンはハルクに変身してパニックになって走り去る。

ブルースがジェンを迎えにきて、ハルクへの変身を抑制できないと大惨事になるからとメキシコのプライベート研究施設へジェンを連れて行った。

ブルースからヨガや瞑想を習いつつ、もとから感情のコントロールに長けていたジェンはハルクの人格が現れることなく変身状態と人間の状態を制御することに成功。

制御に15年以上かかったブルースは落ち込む。

ブルースが作ったバーで、ジェンは酒を飲みまくった。

ジェンは弁護士の仕事があるから出ていくといってブルースと口論に。二人ともハルク状態で対決し、ジェンはブルースと互角以上の戦闘力を見せつけた。

ジェンは弁護士として法廷に立つ、そこへ赤毛の女性ヴィラン・ティタニアが現れた。

親友でアシスタントのニッキが「やっつけろ!」と促す。

ジェンはハルクに変身して一発でティタニアを倒した。

第1話 終わり

1話感想

第1話はとりあえずブルースとジェンがハルク状態でビーチでのんびり過ごすというやや退屈な回でした。

ジェンは中年女性らしく下ネタにも抵抗がなく。スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)が童貞だと予想。

そしてブルースすがエンドロールで「スティーヴは1943年に慰問婦で童貞を捨てた」と反論。

感想を語る犬
この会話必要ですか?ぶっちゃけそんな面白くもない気が…。

ジェンの性格を表すだけなら車での最初の会話だけでよかったと思います。エンドロールまで引っ張るネタかは疑問でした。

第2話「超人の訴訟」

ジェンはシー・ハルクとして世間で話題に。

しかし、法廷でヴィランのティタニアから陪審員を救ったことにより審理無効となり事務所に解雇されてしまう。

どの事務所もジェンを雇ってくれない。

GLK&H 法律事務所のホリウェイがジェンを雇うと言う。パラリーガルで親友のニッキーも一緒に雇ってくれるらしくジェンは大喜び。

しかし初出勤でホリウェイから、「シー・ハルクとして超人法律部で働いて欲しい」と言われる。話題作りのためだ。

さらに、初仕事はかつてハルクを殺そうとしたエミル・ブロンスキー/通称アボミネーションの仮釈放だった。

ジェンは厳重に警備された刑務所にいるエミルに会い、彼が改心していると考える。

ブルースに電話したが、彼は「エミルから以前俳句と手紙を貰い、今は全く恨んでいない」と言う(ブルースは宇宙船に乗ってどこかへワープ)。

ジェンはエミルの件を引き受けると決めた。しかしニュースを見ると、エミルがファイトクラブに参加して暴れ回っていた映像が流れている。

第2話終わり。

第2話の感想

法廷で隠れもせず変身したにもかかわらず、世間にバレて法律事務所をクビになるという流れがちょっとお粗末に感じました。映像を見る限り、さっとどこかに隠れて変身すれば済む話だったのでは(笑)?

ジェンがアベンジャーズについて聞かれて「医療保険や年金はどうなのか?」と真顔で言っちゃってるところも少しさめました。

シネマグ
マーベル作品に社会保障の話題を入れ込んで喜んでいるのはディスニーだけでは?

あと、シー・ハルクだからもともといた事務所をクビになる流れも変です。

宣伝になるシー・ハルクをクビにする経営者がどこにいるのでしょう。

超人法律部へ加入しエミルを仮釈放させるということでストーリーは面白くなってきました。

ただ法廷モノにも関わらず、大まかな流れがディズニーの子供向け作品みたいなリアリティラインでちょっと違和感です。

第3話

※放送次第更新

第4話

※放送次第更新

第5話

※放送次第更新

第6話

※放送次第更新

第7話

※放送次第更新

第8話

※放送次第更新

シーズン1最終回 第9話

※放送次第更新

最後のまとめ

ディズニープラス/Disney+独占配信の『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は、スーパーヒーローが超人専門で弁護するという設定は面白いです。

しかし、全体的にはコメディ要素が強過ぎてシリアスさがなく、微妙な感じ。

まあまだ序盤なので今後の展開に期待したいですね!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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