ひどい…映画『ソー:ラブ&サンダー』ネタバレ感想・ヴィラン・ゴアやラスト考察!評価,つまらない…

マーベル『ソー:ラブ&サンダー』(ソーラブアンドサンダー)!ジェーンがムジョルニアをぶん回し、ヴァルキリーも大活躍!

しかし物語としては詰め込みすぎな上にコメディ過ぎて超微妙

ぶっちゃけ内容的には結構ひどいです。

CineMag
SFヒーローアクションというより、SFハードロック・ギャグコメディ。正直ストーリーはかなり退屈でした。
感想を語る犬
感想をまとめると「シャナナナナナナナニーズ!」です。バトルシーンがガンズのPVみたい。

作品情報・キャスト・あらすじ・海外評価、ぶっちゃけ感想・評価ヴィランのゴアや物語ラスト考察本編ストーリー・ポストクレジットのネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに徹底レビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

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映画『ソー:ラブ&サンダー』作品情報・キャストと演技の印象

公開・制作国・上映時間:2022/07/08・アメリカ・タイカ・ワイティティ
原題:『thor love and thunder』
ジャンル:ヒーロー・SFアクション
監督:タイカ・ワイティティ
脚本:タイカ・ワイティティ/ジェニファー・ケイティン・ロビンソン
原作:ジャック・カービー 『マイティ・ソー』、スタン・リー
製作:マーベルスタジオ
主題歌:ガンズ・アンド・ローゼズ『Sweet child o’ mine』

監督・脚本(プラスゴーグ役)を務めるタイカ・ワイティティは、『ジョジョ・ラビット』アカデミーショー脚色賞を受賞した人物。

登場キャラ・キャスト

ソー役の俳優クリス・ヘムズワース ソー|cast クリス・ヘムズワース→2022年はNetflix『スパイダーヘッド』などの作品に出演。

ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー(神殺し)を演じるクリスチャン・ベール ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー(神殺し)|cast クリスチャン・ベール→DCの前バットマン俳優がマーベルのメインヴィランに!ダークサイドに落ちた悲しきヴィラン…ハマり役でした。特殊メイクもそうですがクリスチャン・ベールの演技力も凄過ぎ。

ジェーン・フォスター/マイティ・ソーを演じるナタリー・ポートマン ジェーン・フォスター/マイティ・ソー|cast ナタリー・ポートマン→ソーの元カノ。今回はムジョルニアのパワーでスーパーヒーローになるというとんでもない展開に!

ヴァルキリー(アスガルドの王)を演じるテッサ・トンプソン ヴァルキリー(アスガルドの王)|cast テッサ・トンプソン

コーグ/タイカ・ワイティティ コーグ|cast タイカ・ワイティティ→中身は監督のワイティティ。監督・脚本だけじゃなく俳優としても活躍するマルチおじさんですね。

ピーター・クイル/スター・ロード|cast クリス・プラット→出番少ない。もっとソーとの絡みが見たかった!2022年クリス・プラットは『ジュラシック・ワールド新たなる支配者』にも登場!

あらすじ

ソー・ラブ&サンダー

©︎マーベル・スタジオ

ソーはガーディアンズオブギャラクシーのメンバーと、人々を救うため旅とバトルを続けていた。

しかし心の傷はいえず、瞑想ばかりしている。

そなか仲間のシフがから神殺しのゴアが暴れていると救助サインが。

ゴアは新アスガルドにもやってくる。ソーが戦っているとなんとそこにムジョルニアを持ってマイティー・ソーになったかつての恋人・ジェーンが現れて…。

ネタバレなし感想・見どころ・海外評価

映画『ソー:ラブ&サンダー』

©︎マーベル・スタジオ

前作『マイティ・ソー バトルロワイヤル』路線を引き継いで完全にコメディテイスト。

暗い過去を持つゴアがヴィランであるにもかかわらずストーリーにシリアスさがほとんどないので、好みがはっきり分かれると思います。

感想を語る犬
ぶっちゃけ中身がない冒険譚みたいになってしまっていて、個人的にはつまらないと感じてしまいました。

海外の評価もそこまで低くはないものの、かんばしくはないですね。

MCUフェーズ4前作『ドクター・ストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』の方が楽しめました。

おすすめ度65%
ハードロック度97%
ストーリー46%
IMDb(海外レビューサイト)7.2(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)批評家 69%

一般の視聴者 85%

※以下、映画『ソー:ラブ&サンダー』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『ソー:ラブ&サンダー』ネタバレ感想・評価

映画『ソー:ラブ&サンダー』の評価は58点。展開の詰め込み過ぎとコメディテイストがストーリー性をスポイルしていたと思います。

ガンズ・アンド・ローゼズのロック名曲をバックにソーが暴れまくる派手な戦闘シーンはテンション上がりまくりでした。

いっぽうで、愛する者を失い続けて心にポッカリ穴が空いているソー、ガンでステージ4のジェーン、娘を失ったヴィラン・ゴア・ブッチャーなど、テーマは非常に重いのも特徴。

感想を語る犬
ハードロック&ギャグコメディテーマの重さがややミスマッチに感じられました。
シネマグ
緊張感のないSFアクションコメディにするなら、悲しい設定をいくつもブッ込まなくて良かったのでは?
コメディによって哀愁が強烈に浮かび上がってくる場合もありますが、ラブ&サンダーの場合は常にギャグでシリアスさがなさすぎ。
良くも悪くも物語全体が遊園地のアトラクションのようでした。
笑いとワクワクとロックによる力みによって、感動する心の余白がせばめられたイメージですね。
序盤でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーに冷たくされ、置いていかれたソー。
ガーディアンズメンバーがその後物語に全く関与しないのもなんか残念です。
感想を語る犬
ソーとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーの間に真の友情はなかったということでOK?無駄に切ないですね。
あとはジェーンは癌でしたが、何の癌かも言われてませんでしたよね。
シネマグ
いろんな要素を詰め込み過ぎてディティールが適当なのもいただけません。
しかもジェーンもマイティ・ソーになったからって「これ(ムジョルニア)を食いやがれ!」みたいなダサい決め台詞をずっと考えてて、癌で余命わずかという悲壮感が悪い意味で全くないんですよね。

神話っぽさの是非

地球、ゼウスがいる神々の星、影の惑星などなど、舞台を変えてさまざまな場所でバトルする流れは、さながら神話を読んでいるかのよう

移動などはストームブレイカーでなるべく端折り、ソーとジェーン、ヴァルキリーが各地で神話・伝説を作った!という印象の作品に仕上がっています。

コンセプトはすごくいいと思うのですが、結局バトル展開を詰め込んでいるだけなので映画としてはストーリー性が非常に薄いと感じてしまいました。

娘を失ったゴアの悲劇や、ジェーンの病気と死などドラマ要素は多かったのに、各地でのハードロック神話バトルという趣向が強過ぎてドラマ性に浸る余裕があまりなかったです。

ラッセル・クロウ演じるゼウスとの対決シーンも、すっ裸にされたソーの股間を天女たちがガン見する、ストーリーに全く関係ないかわいい小籠包の神様が現れるなど、まるまるコメディ展開。

シネマグ
要所要所でもう少しシリアスな感じを出したほうが物語全体としてギュッとまとまったと思います。

ハードロック好きのための映画

私自身はアルバムを全部持っているくらいガンズ・アンド・ローゼズ超大好き。

冒頭のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーとの「Welcome to the Jungle」を流しての共闘シーンはテンション爆上がりでした。

感想を語る犬
革ジャンを着たソーのやりたい放題の戦闘シーンが最高すぎ!開脚はヴァンダムみたいだしw

ヘイムダルの息子がアクセル(ガンズのボーカル)に勝手に改名するくだりも笑えました。

終盤で「November Rain」のスラッシュのギターソロをバックにソーが子供たちと一緒に戦う場面も、感極まりました。

このギターソロをチョイスするあたり、タイカ・ワイティティ監督はガンズの熱烈なファンなのでしょう。

「November Rain」という楽曲の歌詞の意味をざっくり解説すると「人の気持ちは変わり、絆はいつか終わる。別れもくる。それでも誰もが誰かを必要としている」というもの。

歌詞の内容はソー自身の心の傷・葛藤を表しているようでもあり、ゴアと娘の関係にも重なります。

何よりジェーンに捧げるレクイエムとなっている点も見逃せません。

ラストの展開を象徴する楽曲ですね。ガンズ最高!

挿入歌はほぼガンズ・アンド・ローゼズの曲。

シネマグ
個人的には超大好きですが、冷静に考えるとガンズのゴリ押しすぎでは

暗いテーマとそこまでマッチしていないのも気になります。

ハードロック好きじゃない人はどう思ったのでしょうか?

あとはハードロックテイストにするなら、ヴィランもサノスみたいなハードロック系が良かったのでは?

ゴアは北欧デスメタルという感じでややジャンル違いに思えました。

考察

ソー VS ゴアの二項対立

クリスチャン・ベール演じたブッチャー・ゴア。

ソーと善悪で対峙しながらも、心に大きな穴が空いているという点ではソーと同類です。

感想を語る犬
プラスのベクトルとマイナスのベクトルというだけで、2人とも求めるものは愛だったというコンセプチュアルな帰結はよかった。

対決してお互いの心を重ね合わせ、足してゼロ(心がフラットな状態)になったイメージですね。

ラストでソーはジェーンを失い、ゴアは自ら死亡するものの娘が生き返り、ソーに娘を託します。

お互い大切なものを交換したような印象深い結末です。

心に傷を負っているソーは冒頭からカラ元気で、ジェーンやヴァルキリーからも悲壮感は感じられません。

ゴアは真逆で、彼には悲壮感しかありません。

シネマグ
ソーたちの心の闇までゴアが引き受けているような、明暗の対比の構造は素晴らしいですね。

光と闇は最後には手を結び、ソーとゴアの娘がタッグを組んで宇宙を旅しながら戦うというラストのメッセージ性も素敵です。

最愛のジェーンを失うも、新たな愛=ゴアの娘を手に入れたソー

ラブ&サンダーのタイトル通りの結末ですね。

偽りのポジティブさだけでなく、悲しい真実から目を背けないことも大切で、光と闇がひとつになって新たな道を開いたいうことでしょう。

そういったコンセプトがもっと伝わってこれば良作になっていたと思いました。

心の色を失うことを映像で表現

影の惑星でゴアとソーたちが戦うとき、色がない星だという設定から急にモノクロになるアイデアは面白かったです。

ソー、ジェーン、ヴァルキリーがゴアの攻撃で苦しむのですが、モノクロなので心の色、希望という色を失ったようにも見えました。

子供を戦わせる展開はどうなの?

終盤ではソーが誘拐されたアクセルら子供たちにパワーを与え、みんなで戦います。

誘拐されている子供たちを戦いに巻き込んで危険にさらす矛盾も浮かび上がってきますが、ようは自衛の大切さを訴えているようでしょう。

アメリカは自衛の文化が根付いていますし、ロシアのウクライナ侵攻によって世界的に自分たちの安全は自分たちで守るという機運が強まっています。

本作のストーリーにもそれが表れていると思いました。

あとは単純に、ハードロック的な展開!という面もあります。

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