Netflix映画『アダム&アダム』ネタバレあらすじ感想!中途半端SFコメディ評価,キャスト解説

  • 2023年3月9日

Netflix映画『アダム&アダム』(The Adam Project)は、2050年から現代にタイムワープした40歳のアダム(ライアン・レイノルズ)が、12歳の自分自身と出会って大冒険を繰り広げるSFアクション!

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親子や過去の自分との感動の物語としては楽しめましたが、SFパートがシンプルすぎるのが少し残念でした。

キャスト、ぶっちゃけ感想・評価考察ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに記事をまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです)

Netflix映画『アダム&アダム』は楽しかった?(投票どうぞ)

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映画『アダム&アダム』作品情報・あらすじ見どころ

公開・制作国・上映時間:2022/03/11・アメリカ・106分
原題『The Adam Project』
監督ショーン・レヴィ(『フリーガイ』『ナイト・ミュージアム』)
脚本ジョナサン・トロッパー/TSノーリン
制作:スカイダンス
配給:Netflix

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

Netflix『アダム&アダム』

あらすじ:パイロットのアダム(ライアン・レイノルズ)は、妻ローラの行方を探すため2050年から過去にタイムワープ。しかし、少しずれて2022年に不時着し、12歳の自分自身と出会うのでした…。

誰もが楽しめるであろう、コメディ要素の強いSFです。

たまにちょっと下ネタがあるものの、ストーリー的にはキッズ向け。親子や自分自身との感動の物語もあり家族で見るなら最高でしょう。

CineMag
ただSFパートについては、難易度を下げるためなのかひねりが無さすぎる印象でした…。ストーリー自体を楽しみたい人には向かないかもしれません。
おすすめ度 78%
SF設定 50%
ストーリー 77%
IMDb(海外レビューサイト) 7.8(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家70% 一般92%

アダム&アダム/登場人物・キャストの印象

アダム(大人)|ライアン・レイノルズ

アダム(大人)|ライアン・レイノルズ

©︎Netflix

アダムは妻ローラを救うため過去にタイムスリップした兵士。

今作のライアン・レイノルズも随所での気の抜けたギャグが最高でしたね。彼がいればコメディシーンが成立しちゃう感があります。

代表作:映画『フリーガイ』、マーベル『デッドプール』、Netflix『レッド・ノーティス』など。

アダム少年|ウォーカー・スコーベル

アダム少年|ウォーカー・スコーベル

©︎Netflix

アダムはいじめられっ子の12歳の少年。

演じたウォーカー・スコーベルは子供ながらジョークも軽快だし、感動のシーンもバッチリでしたね。(代表作:『シークレットヘッドクオーターズ』)

その他の登場キャラ・キャストと感想

ルイス・リード(アダムの父)|演 マーク・ラファロ(『アベンジャーズ』シリーズ、『スポットライト世紀のスクープ』)→冴えない天才学者を演じさせたら世界トップクラス!

エリー・リード(アダムの母)|演 ジェニファー・ガーナー(ドラマ『エイリアス』『デアデビル』)

ローラ(アダムの妻)|演 ゾーイ・サルダナ(『アバター』『ガーディアンズオブギャラクシー』『コロンビアーナ』)→タンディ・ニュートンと似てるなあ…。

マヤ・ソリアン(未来を牛耳る人物)|演 キャサリン・キーナー (『マルコヴィッチの穴』『カポーティ』Netflix『ブランニューチェリーフレイバー』)→攻撃的な女性を演じさせたら貫禄がすごい実力派!

※以下、Netflix映画『アダム&アダム』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『アダム&アダム』ネタバレ感想・評価

Netflix映画『アダム&アダム』の評価は78点。SFコメディの佳作です。
CineMag
大人のアダムが少年アダムと出会って憎まれ口を叩き合うのが最高でしたね。

お互いに人間的な成長もあり、さらに父や母との絆もしっかり描いているなど、ヒューマンドラマとしては素晴らしいと思いました。

最後にマーク・ラファロ演じる父と、アダムと少年アダムの3人でキャッチボールをして、父がちょっと目を離したすきに2人とも元の世界へ消えているラストの演出も最高でした。

感想を語る犬
こんな素敵な場面を思いつくなんて!涙!

ただ、やっぱり個人的にはSF設定をもう少し深く説明して欲しかったです。SF要素が中途半端でした。

パラレルワールド設定で、本来自分がいるべき時間軸・フィックスタイムというアイデアは良かったのですが、ストーリーが複雑になるからなのか、途中からSFの説明はどんどん少なくなります。

ライトセイバーのオマージュ武器もあったり、タイムワープできる戦闘機もカッコ良くて本格的なSFにしようと思えばできたと思うのですが、思いっきりコメディに舵を切りましたね。

終盤は、「加速器をいじると周囲160kmが一瞬で消え去るかも…」とか言いながら勢いでやってみる無理やりな展開に…。

そして、未来のヴィラン・マヤが過去の自分を殺してしまい、存在が消えるという、2022年にしてはこすられまくった結末で終了。

感想を語る犬
もう少しSFパートに見応えがあれば文句なしだったんですけどね…。

SFパートが適当になるなら、最初から「フィックスタイムが…」とか専門用語を出さず、ちゃんとSFやるぜ感を出さないで欲しかったです。

2050年の未来の様子は一才見せない(宇宙空間での戦闘機バトルのみ)のも、マイナスの意味で斬新だと感じました。

タイムトラベルモノとしてのどんでん返しや伏線回収も期待していましたが、そちらに重きを置いていなかったようですね。

この手のタイムワープ映画なら本来じっくり考察したいのですが、劇中で提示された情報量が少なすぎて考察する前に疑問が無限に浮かんでしまいます。

感想を語る犬
文句みたいな感想が長くなりましたが、全体的には映画『アダム&アダム』はそつのない佳作とまとめます。やっぱりライアン・レイノルズのひょうきんなキャラはいいなあ。

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