韓国KBS2とNetflixで同日放送になるドラマ『恋慕』。朝鮮王朝時代に皇太子としての生活を強いられた女性が、恋や宮廷のトラブルに振り回される時代劇+ラブロマンスです。
韓国ドラマらしい、切ない運命・悲劇・王室ドロドロ人間ドラマがすべて詰まっています。
男は皇太子が女だと知らず、しかしその魅力に逆らえずに苦悩する話なので、普通に男女が恋愛するストーリーは飽きたという人にもピッタリ。
キャスト紹介、登場人物の相関図
感想・評価、各話ネタバレあらすじ解説・最終回結末、視聴率などをまとめています。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレです)
韓国ドラマ『恋慕』キャスト・作品情報・OST
原題：『연모(恋慕)』 英題『The King’s Affection』
話数：全20話
放送局：KBS2・Netflix同時配信
制作会社：ストーリー・ハンター・プロダクション
制作・演出：ソン・ヒョンウク/イ・ヒョンソク/ハン・ヒジョン
脚本：ハン・ヒジョン
原作：イ・ソヨン作のコミック『恋慕』
ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ
『恋慕』のあらすじは、朝鮮王朝時代に王の後継者である世子が秘密裏に死亡し、混乱を防ぐためその双子の妹が男装して生きて、さまざまな労苦を乗り越えつつ、運命の人への恋心に悩むという内容。
原作が同名の漫画なので、一定のリアリティはありつつファンタジー色が濃い印象を受けます。つまり従来の王朝作品のように、韓ドラファンにドストライクのテイストです。
美人が宮廷でたくましく生きる、わりとよくある設定の時代劇ラブロマンスで、恋愛関係が非常に複雑で、王子としての気持ちと女性としての気持ちが揺れ動く感じにドキドキで見応え抜群。
| おすすめ度 | 80％ |
| 王朝の世界観 | 84% |
| ストーリー | 81% |
| IMDb(海外レビューサイト) | 8.7(10点中) |
| Rotten Tomatoes(海外レビューサイト※結果が出次第更新 | %(100%中) |
イ・フィ役｜パク・ウンビン
©︎KBS2・Netflix
イ・フィは、王位の正当継承者だった双子の兄の死により、女性であることを隠して世子(セジャ/皇太子の意味)として生きることを余儀なくされた人物。
普段は感情を隠して強く振る舞っています。幼い頃に仲が良かったジウンのことが忘れられません。
女優パク・ウンビンは『恋のドキドキ・シェアハウス 青春時代』(2016)のジウォン役や『ブラームスが好きですか?』(2020)のソンア役などで有名。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は日本でも大ヒット！
2023年には『無人島のディーバ』でも主演を務めました。
Netflix配信の韓国ドラマ『無人島のディーバ』パク・ウンビンが無人島で15年過ごしたあとで歌手を目指すヒューマンドラマ！ CineMag すごい挑戦的な設定がおもしろい！いくつになっても夢をあきらめない女性たちに心打たれ[…]
イ・フィの子供時代を演じたのは、『梨泰院クラス』でイソが幼い頃を演じるなど様々なドラマキャラの幼少期を演じ、『幼い依頼人』でダビン役を務めた、子役チェ・ミョンビンです(2021年現在13歳)。
©︎KBS2・Netflix
本作では、双子の兄妹という1人2役プラス時代劇の難易度の高い役柄ですが、チェ・ミョンビンはさすがの上手さでした。
チョン・ジウン(ジフン)役｜キム・ロウン
©︎KBS2・Netflix
チョン・ジウンは、主人公イ・フィ(タミ)に小さい頃に心惹かれた男性。明(中国)に留学し、医療や薬の知識を得て韓国に帰ってきました。
幼い頃無実の宮女を口封じで殺した父チョン・ソクジョとは絶縁状態にあり、三開房で治療院を営んでいましたが、そこで働くヨンジとチルグムを人質に取られ、強制的に世子イ・フィの司書に就任することに。そして徐々に好きになってしまいます。
演じたキム・ロウンは韓国の人気アイドルグループ・SF9のメンバー。『偶然見つけたハル』や『先輩、その口紅塗らないで』(2020)のヒョンスン役などで有名。
ジウンの幼少期を演じたのは子役のコ・ウリン。
シン・ソウン役｜ペ・ユンギョン
©︎KBS2・Netflix
シン・ソウンは周囲から絶世の美女と呼ばれる女性。吏曹判書(イジョパンソ/人事の長官)シン・ヨンスの娘です。
ニキビを治して貰いにジウンが運営する三開房へ行き、薬を取ってこいと彼の弟妹分であるチルグムとヨンジを人質に取る苛烈な性格の持ち主。治療が終わるとジウンに惚れます。
女優ペ・ユンギョンは『とにかくアツく掃除しろ！』などに出演しています。
キム・ガオン役｜チェ・ビョンチャン
©︎KBS2・Netflix
キム・ガオン(本名カン・ウンソ)は、世子イ・フィの護衛を務める武人。あまり感情を表に出しません。イケメン過ぎると宮女たちがいつも騒いでいます。
森でイ・フィが弓矢で狙われた際に隠れていた人物で、謎が多いです。
チェ・ビョンチャンは歌手で、アイドルグループ「VICTON」のメンバーです。
イ・ヒョン役｜ナム・ユンス
©︎KBS2・Netflix
イ・ヒョンは王族の男性で、イ・フィの従兄(いとこ)。
世子イ・フィが女性だと知りませんが好意を抱いており、筆や指輪などをプレゼントします。
演じたナム・ユンスは元モデルで、ドラマ『人間レッスン』のギテ役で有名。
ノ・ハギョン役｜チョン・チェヨン
©︎KBS2・Netflix
ノ・ハギョンは、兵曹判書(ピョンジョパンソ)であるノ・ハクスの娘で、純真な心を持った女性。
ソウンとは友達です。
男装している皇太子イ・フィをそれと知らず好きになってしまいます。
チョン・チェヨンは、アイドルグループI.O.Iのメンバーです。
ボクトン(ホン・ネグァン役)｜コ・ギュピル
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ボクトンは世孫イ・フィに使える下男。
双子の妹タミが世孫になり代わっている秘密を知っており、タミに宮廷のことや関係者の情報などを教えてあげます。
ボクトンを演じたコ・ギュピルは『愛の不時着』への出演などで知られている俳優。
ボクトンの幼少期を演じた子役は調べても誰か出てこないのですが、コ・ギュピルに激似です。親戚？
©︎KBS2・Netflix
キム・サングン宮女頭役｜ペク・ヒョンジュ
©︎KBS2・Netflix
キム・サングンは、イ・フィに使える宮女のまとめ役。イ・フィが生まれたときにそばにおり、女だと秘密も知っています。
女優ペク・ヒョンジュは『君は私の春』『サムダルリへようこそ』などへの出演で知られています。
ハン・ギジェ/サンホン君役｜ムン・ジェムン
©︎KBS2・Netflix
ハン・ギジェ(サンホン君)は、世子イ・フィの祖父(母の父)。非常に冷酷な人物で、イ・フィが生まれた時に殺せと命じた人物です。数々の計略に携わっています。
俳優ムン・ジェムン代表作『アイリス』など。
チョン・ソクジョ役｜ペ・スビン
©︎KBS2・Netflix
チョン・ソクジョ(ソクチョ)はジウンの父。サンホン君の腹心の部下で、暗殺などの汚れ仕事を請け負っています。
俳優ペ・スビンは『トンイ』などに出演。
その他の登場人物｜キャスト
現王(イ・フィの父)｜イ・ピルモ
太王大妃(テビ/現王の母)｜イ・イルファ
ソ・フン王妃(現王の後妻)｜ソン・ヨウン
チルグム(ジウンの弟分。ヨンジの兄)｜チャン・セヒョン
ヨンジ(ジウンの妹分。チルグムの妹)｜イ・スミン
チャンウン(イフィの叔父)｜キム・ソハ
ウォンサン(ヒョンの兄)
※以下、『恋慕』のストーリーネタバレありなので注意してください！
主要登場人物・キャストの相関図
韓国ドラマ『恋慕』ネタバレ感想・評価
『恋慕』全話ストーリーネタバレあらすじ解説
第1話
- クリックで第1話のネタバレあらすじ表示
- 視聴率：6.2%
朝鮮王室の世子イェジョンの世子嬪(セジャビン/妻の意味)が雷が鳴り響く夜に出産。生まれた子は双子で、1人は女です。
朝鮮王は双子を凶兆とし、妹の方は殺害するように命じました。左議政ハン・ギジェ(世子嬪の父)は「女の子は生まれなかったことにする」と言い、腹心の部下チョン・ソクジョ(ソクチョ)に命じて兵士たちに産室庁皆殺しにさせます。
ハン・ギジェとチョン・ソクジョは、赤子を抱く世子嬪と侍女キム・サングンの前に乗り込んできました。世子嬪は「妹の方はすぐに死んだ」と死体を見せます。2人は納得して部屋を出ました。
世子嬪は、医者に命じて妹の首に針を刺して仮死状態にしていたのです。世子嬪は護衛のユン・ヒョンソルに、妹の方を王宮から連れ出すよう頼みました。
数年後、嬪宮の男児・世孫イ・フィは蹴鞠をする聡明で活発な男子に育っていました。そんな折、同年代の世話役ボクトンが世孫イ・フィとまったく同じ顔の宮女タミを見つけて知らせます。
イ・フィは母・世子嬪にそれを伝えると、「決して口外するな」と強い口調で言われました。
そんな中、イ・フィの師匠カン・イクソンがギジェのたくらみにより反逆罪で捕まります。イ・フィは宮女タミに自分の服を着せて身代わりを頼み、こっそり抜け出して師匠カンに会いにいきました。
タミは、隠れ家的な場所・緑雲閣(ノグンガク)で池に落ちたジウン(チョン・ソクジョの息子)を助けて仲良くなり、子供ながらお互い恋心を抱きます。
ジウンはタミにヨンソン(蓮膳)という美しい名前を与えました。
世子嬪はタミに一度会い、首に針の跡が残っているのを見て涙を流しました。世子嬪の父ハン・ギジェはタミの存在に気づいて世子嬪を問い詰めます。
カン師匠の処刑が決まり、広場に人が集まります。息子・ジウンと一緒にいるタミが世孫イ・フィの双子の妹だと気づいたチョン・ソクジョは、広場にいるタミを見つけ追いかけました。
広場にいた出生の秘密を知る護衛ユン・ヒョンソルもタミを発見し、彼女を連れて逃げます。しかし彼女はタミではなく、カン師匠に最後のあいさつをするためにタミに変装して来ていた世孫イ・フィでした。
チョン・ソクジョはユン・ヒョンソルの足を切りつけて倒し、馬から落ちた世孫イ・フィをタミと勘違いして弓で射て殺しました。
第1話終わり。
第2話
- クリックで第2話のネタバレあらすじ表示
- 視聴率：6.7%
世子嬪(母)は、宮女タミの死体を見て、泣き崩れます。しかし、よく見てみると首には針の跡がありません。死んでいるのはタミに変装した息子・世孫の方です。世子嬪は悲しみと、事実がバレてしまえば一族が殺さる恐怖に打ちのめされました。侍女キム・サングンや、下男・ボクトンもパニックになります。
世子嬪はタミに「これからお前は世孫イ・フィとして生きろ」と強く言います。イ・フィ(タミ)にとって、世孫の殺害を命じた祖父ハン・ギジェ(世子嬪の父)と顔を合わせる生活は精神的に地獄でした。
世孫イ・フィ(タミ)は同年代の下男・ボクトンや侍女キム・サングンに王室のしきたりや関係者の名前を叩き込まれ、盛大な式典が開催される自身の誕生日を迎えます。
誕生日の挨拶にジウンもやってきました。ジウンは「タミという宮女から世孫様が立派な人だと聞いた。いつかはあなたに仕えたい。そのために明へ留学に行く」と言います。
イ・フィ(タミ)は本当のことが言えず、姿を隠すベールの裏で泣きます。そしてタミからあずかったと言って、漢字が書かれた2つのサイコロをジウンに渡しました。
ジウンの父チョン・ソクジョは、タミの友達イウォルを見つけ、自分がタミを調べていたという噂が広まらないようにと彼女を裏に呼び出して殺そうとします。それを見ていたジウンが割って入って止めますが、チョン・ソクジョはジウンをどかしてイウォルを斬殺。
遠くからその様子を見ていたイ・フィ(タミ)は耐えられなくなり、世孫殿から逃げます。しかし自分が帰らなければ、世子嬪たちが皆殺しになると思い、戻りました。世子嬪はイ・フィを抱きしめます。
それから間もなく、世子嬪は病床に伏し、イ・フィに苦労を謝り「私の娘」と言って死んでいきました。イ・フィは号泣します。
10年後
イ・フィは女性だということを隠し通し、周囲に厳しく武芸に秀でた世子に成長していました。
狩りの大会でイ・フィは見事に鹿を射止めます。嫉妬した叔父・チャンウンが陰口を叩き、イ・フィは彼に当たるスレスレで矢を放ち、容赦しないと叱責しました。
気分がおさまらない叔父は、イ・フィが森の中に1人でいるときを狙って帽子に矢を放ちます。髪留めが取れて、美しく長い髪がなびき、胸を抑えているサラシも破けてしまいました。隠れていた叔父・チャンウンはイ・フィが実は女ではないかと疑います。
イ・フィはその場所を離れ、池の側でサラシを巻き直しました。そこへ、明から帰国して、偶然森に薬を探しに来ていたジウンが現れます。
第2話終わり。
第3話
- クリックで第3話のネタバレあらすじ表示
- 視聴率：6.5%
イ・フィはジウンに斬りかかりますが、王室の追っ手が迫ってきます。
ジウンは彼女を宮女だと思い、講武場(王家の訓練場)に立ち入ったことがバレたら殺されると考え、手をひいて2人で逃げました。崖に追い詰められ、2人は川に飛び込みます。追っ手たちは引きました。
ジウンは溺れ、イ・フィが助けます。
イ・フィは彼を助けて王たちがいる場所に戻ろうとしますが、森の中で何者かに矢を放たれ殺されかけました。護衛のユン・ヒョンソルが追い、矢を放って暗殺者1人を殺しますが、もう1人いた気配があります。
川岸で目覚めたジウン。一緒に逃げた宮女が無事か確かめるため、夜に知り合いのつてで宮殿の敷地に忍び込みます。イ・フィはジウンを見つけ、矢を放ち隠れました。
ジウンは、薬草を取ってこいと部下たちを人質にしていた権力者の娘シン・ソウンのニキビを治しました。
イ・フィはジウンが自分の正体を知ったのではないかと調べるため、部下のボクトンと彼が人々に医術を施している三開房へ行きます。ジウンは妓楼に出張治療をしに行っているようでした。
イ・フィが妓楼に行くと、叔父・チャンウンが「世子は女みたいだ」と酒を飲みながら噂しています。彼の部下がそれをたしなめますが、怒ったチャンウンは部下を殴りました。横の部屋にいたジウンはイ・フィに被害が及ばないよう、彼女を抱き寄せて部屋の奥からチャンウンの様子を見守ります。
イ・フィはチャンウンの前に出て、彼の行いを叱り、「講武場で弓を放った犯人はお前だろ」と囁いて脅しました。
外へ出たイ・フィはジウンが名前を名乗るのを聞いて、幼い頃に出会った人物だと確信します。しかしトラブルを避けるため「二度と近づくな」と言いました。
司書(イ・フィの勉強の先生)が辞め、新らしい若い人物が雇われます。ジウンでした。イ・フィは驚きます。
サンホン君(左議政ハン・ギジェ)が部下でジウンの父であるチョン・ソクジョに命令して、明との外交戦略のためにかつて礼部侍郎の命を救ったジウンを世子イ・フィの側においたのでした。
チョン・ソクジョ(ソクチョ)は、自分から離れていったジウンを司書にするため、三開房を部下に襲わせヨンジンとチルグムを人質に取っていたのです。
第3話終わり
第4話
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- 視聴率：5.9%
イ・フィはジウンを司書から解任しろと王(父)に言いますが、十分な理由がないと却下されます。
暗殺者を警戒してキム・ガオンという武人がイ・フィの護衛に着くことになりました。彼は絶世のイケメンで宮女たちは舞い上がります。しかしガオンはイ・フィ暗殺未遂の際に森の中にいた人物でした。
イ・フィはジウンを辞めさせるため、大量の本の模写や注釈を命じたり、酒を飲ませまくったり、ドジョウ救いをさせたりといじめ抜きます。しかし仲間のチルグムとヨンジの兄妹を人質に取られているジウンは耐え抜きました。
ジウンは講書をサボって弓の稽古をするイ・フィの前に立ち、「開講(公開のテスト)で私の問題に答えられなければ司書を認めろ」と賭けを持ちかけました。ジウンはある植物の種をわたし、「これが何の種か調べてみろ」と言います。
イ・フィはこれが蓮の種だと考え、ジウンからヨンソン(蓮膳)という名をもらった幼い頃を思い出しました。
開講の日、イ・フィは蓮の種だと答え、込められた意味も話します。しかしジウンは首を縦に振らず、「王宮という泥沼にいても高潔さを失うなという意図です」と返しました。
ある日、宮殿の外に買い物に出たイ・フィは、従兄チャウンから指輪を貰います。
帽子が曲がったのでチャウンは代わりのものを探しに行き、偶然街にいたジウンがやってきました。
第5話
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©︎KBS2・Netflix
視聴率：5.7%
イ・フィに帽子を買ったヒョンが戻ると、ジウンがイ・フィに帽子を渡しています。イ・フィはヒョンとジウンが友達だと知っていて驚きました。
ヒョンは幼い頃、イ・フィが着替えているところを見て、女性だと知っていました。
翌日、イ・フィはジウンに借りた帽子を突き返しました。
ジウンは講書(勉学)で、「王宮をよく知れ」とイ・フィにアドバイスします。イ・フィはその言葉にへそを曲げ、侍講院(シガンウォン)や内医院(ネイウォン)を視察して、書や薬の管理ができてないといって役人たちを怒鳴り散らしました。
ジウンは視界の開けた場所へ行き、王宮の「人々をよく知れという意味だ」とイ・フィを諭します。
ソウンはジウンの医院・三開房が取り壊されているのを見て、役人である父に「ジウンの妹分・ヨンジに謝罪しなければ」と頼みました。
警護のユン・ヒョンソルは王宮の庭で怪しい人間を見つけて後を追いますが見失います。イ・フィと一緒にいるキム・ガオンの靴が汚れているのを見て、彼を疑い始めました。
ジウンの父・ソクジョがユン・ヒョンソルに会いにきて、「10年前に証言をした者が今月2人も自害に見せかけられて殺されている」と話します。
ヒョンソルは、10年前に世孫(イ・フィの双子の兄)を殺したソクジョに冷たい視線を向けました。
チャンウンはイ・フィが女を抱かないのは男色だからだと考え、遊女をイ・フィの浴室へ送り込みます。
キム・ガオンが異変に気づいて浴室で遊女を捕らえ、チャンウンの悪巧みがバレました。
サンホン君はチャンウンを殴り「世子の暗殺のような行為だ。次やったら命はない」と言います。
チャンウンは安置刑(流刑先で軟禁)を受けることになりました。ヒョンもチャンウンを皮肉り、次はないと忠告します。
昨晩のチャンウンの悪巧みのせいでイ・フィは寝不足。自分の机にうっぷして昼寝していました。ジウンがイ・フィを呼びに近づきます。
目を覚まして驚いたイ・フィはジウンを床に押さえつけました。壺が棚上から落ちてきて、ジウンはイ・フィを抱き寄せます。
お互いの鼓動が高鳴るのが感じられました。
第5話終わり。
第6話
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- 視聴率：5.5%
ジウンはイ・フィの机で、昔タミに筆写してあげた「春秋左氏伝」を見つけ、なぜ世子が持っているのか？と問います。
イ・フィはあせり、宮女タミが病気で出宮して死亡したと記録を見せました。
ジウンはタミと出会った宮廷内の古びた寺(緑雲閣(ノグンガク))の前にやってきて、建物や池を掃除して花を植えようとします。
そんな中、ソウンがジウンを助けるために吏曹判書(イジョパンソ)の父に頼んで牢にいる三開房の医院に会わせくれと頼みます。しかし牢に入れられていたのはチルグム(ジウンの弟分)でした。
吏曹判書はジウンが両班(ヤンバン/支配階級)でありながら三開房で医院を運営し、その事実を隠してイ・フィの司書になっていたことで「王室をあざむいた」と王に訴えます。
ジウンは免職されることになりました。牢にいるチルグムとヨンジの命が危ないと、イ・フィになんとかして欲しいと頼みます。
イ・ヒョンも「ジウンが貧しい子供たちを助けるために医院を開き、今は政治利用されている」と彼の無罪をイ・フィに訴えました。
イ・フィは貧しい子供たちを救う願いは、幼い頃私がジウンに話したことだと切ない気持ちになります。
明との政治利用のためにジウンを推薦したサンホン君は、ソクジョ(ソクチョ)に事態の収束を依頼。
このままでは自分の一族全て無事では済まないと考えたソクジョは、チルグムとヨンジを殺そうと夜に牢から連れ出そうとします。
ジウンが駆けつけ、自分が死ねば収まると言って刀を自らに突き刺そうとしました。ソクジョが止めます。
ソクジョはチルグムを森へ連れ出し、“嘘をついていた。自分が三開房の医院だ”と書かせ殺そうとします。そこへイ・フィがキム・ガオンら私兵を連れて乗り込み、ソクジョの悪事を止めました。
翌日王の前でジウンの裁きが下されることになり、棒叩きの刑と流刑を言い渡されますが、そこへイ・フィが乗り込んできます。
第6話終わり！
第7話
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- 視聴率：7.0%
イ・フィは王の前に証人を引っ張り出し、ジウンが三開房で実際には安い薬を処方して庶民の役に立っていたと話して、ジウンの身辺調査ができていなかった王やサンホンの責任もあると言います。
王はジウンを許すことにしました。
チルグムとヨンジも釈放され、ジウンはイ・フィの寛大さに心酔します。ジウンが家に帰ると、母に心配だと小言をいわれました。
ジウンは三開房の運営を続け、世子の司書も続けることに。
ソウンは三開房のために土産を買う途中でジウンにバッタリ出くわします。
イ・フィとヒョンも街に出ており、4人で食事することになりました。イ・フィは、ソウンがジウンを好きなことに気づき嫉妬の感情を覚えます。
そんな中、民国の太監(皇帝の側近)と礼部侍郎がやってきて、イ・フィが迎接することに。
太監は裏でこっそりチョン・ソクジョに会い、賄賂を受け取っています。サンホン君は明国の権力で国境沿いの警備を増やし、私兵にするつもりなのです。
礼部侍郎はかつての命の恩人、ジウンに会い上機嫌でしたが、太監は元々朝鮮出身ですがなぜか朝鮮を憎んでおり、イ・フィや朝鮮の役人に無礼な言葉を投げつけます。
夜の宴会で太監は接待人の言動に怒り、止めに入ったジウンに酒をかけました。
翌日太監はイ・フィに目配せしたキム・サングンに怒り、彼女の髪を切り落とします。
激昂したイ・フィは太監を何度も殴りました。
第8話
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©︎KBS2・Netflix
視聴率：7.6%
イ・フィは朝鮮王(父)に呼び出され、太監を殴った件について失望したと言われます。
太監は酒を飲もうとイ・フィを誘い、殴られた鬱憤を晴らすために明国一の剣客を出してガオンと無理やり勝負させました。イ・フィが止めに入りますが、明の剣客はお構いなしに斬りかかります。ガオンがイ・フィをかばい、背中に傷を追いました。
ジウンが駆けつけて明の剣客を止めます。太監は、苦労せずにのほほんとしている奴らが許せないとイ・フィに言い放ちました。
ガオンはジウンの治療で一命を取り留めました。
このままではまずいと思ったヒョンは、太監の賄賂の証拠をつかむため、ジウンを尾行させます。イ・フィはジウンを見かけ、二重尾行しました。
ジウンは太監を守る兵に囲まれ、顔を隠したイ・フィも加わって2対多の斬り合いに。ジウンが数カ所斬られ、イ・フィは彼と一緒に逃げて手当をしました。
後日、ジウンとイ・フィは太監とこっそり会っていた人物を探して博打場で接触し、ヒョンが官軍として入ってきて逃走したところを捕まえます。
太監と会っていた人物は、昔自分の娘を身売りし、その後娘が中国で後宮に入ったと口を割ります。太監も元々身売りされ、その後宮の娘と禁断の恋をしており、その秘密を握っていたのです。
ジウンは明の剣客らに囲まれ腹を浅く斬られてピンチでしたが、イ・フィとガオンが助太刀。イ・フィはジウンを連れて逃げ、ガオンが明一番の剣客の首に剣を突き付けます。
イ・フィは太監を酒の席に呼び出して賄賂の件で脅し、さらに明国にいる後宮と恋仲だという秘密を握っていると匂わせました。
イ・フィは秘密は守ると誓い、朝鮮政府の怠慢で太監が幼い頃に辛い目にあったことを謝罪します。太監はイ・フィの寛大さに感動し、翌日明国へ去っていきました。
イ・フィ、ジウン、ヒョン、ガオンはみんなで酒を飲みます。宴会が終わり、イ・フィは幼い頃のジウンとの思い出の場所、緑雲閣(ノグンガク)へ足を運びました。
ジウンが1人で飲んでいました。2人は一緒に酒を飲み、イ・フィの笑顔をみて感情が抑えられなくなったジウンは彼女の頬にキスをします。
第8話終わり。
第9話
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- 視聴率：7.8%
©︎KBS2・Netflix
ジウンが目覚めると緑雲閣(ノグンガク)に1人でした。
翌日の講書でジウンは頬にキスをしてしまったことを世子イ・フィに謝ります。イ・フィは酒の席だから気にするなと言いました。
イ・フィはジウンに先日の迎接(中国官吏)のお礼にと菓子をプレゼント。ジウンは大好きなイ・フィから菓子を貰ってウキウキになりますが、他の役人たちも全員もらっていると知って落ち込みます。
ジウンは恋煩いから、いろんな場所でイ・フィの幻を見るようになります。書庫で見たのも幻かと思いきや本物のイ・フィで慌てました。
ハギョンは友達のソウンと王宮へ行き、緑雲閣の隠し門の前で転んだところをイ・フィに受け止められました。ハギョンは世子イ・フィに恋をし、彼の妃になることを夢見ます。
ソウンが帰り道でハギョンと別れた後、下女チャニがチャンウン(イ・フィの叔父)にぶつかったことで彼にイチャモンをつけられ、ジウンが間に入りました。
チャンウンはジウンを殴ろうとしますが、甥のウォンサン君(ヒョンの兄)にいさめられます。
ソウンはジウンのことを本格的に好きになっていました。
イ・フィは太妃(テビ)から「そろそろ妃を娶れ」と言われ、悩みます。
権力のために私兵を増やそうと目論んでいるサンホン君は尚膳(サンソン)を脅迫して、王が義父と密会してこちらを牽制しようとしていることを聞き出しました。
ジウンは具合が悪いと、早朝に王宮にやってきて、イ・フィに抱きしめてもらいました。
ヒョンはイ・フィから初恋の話をして、その相手が友のジウンだと気づきます。
ジウンはサイコロのおもちゃを見て、前日の夜、イ・フィから自分の唇にキスを返してきたことを思い出し、夢じゃなかったとつぶやきました。
ジウンは夜王宮の池の前にいるイ・フィに会い、「お慕いしています。恋心です。」と告白します。
第9話終わり。
第10話
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- 視聴率：7.2%
ヒョンは、タミという宮女と世子が入れ替わったのでは？と勘づきます。外を歩いていると、ジウンが世子イ・フィに告白しているのを目撃しました。
イ・フィはジウンの告白に対し、「このことは忘れてくれ」と言います。
翌日、イ・フィは三開房にお忍びでやってきて、ジウンを連れ出して1日限りのデートします。ジウンは私の前では笑って欲しいと言いました。イ・フィは司書をやめてくれと、他の部署への推薦状を渡しました。
イ・フィは妃を迎えると王に言います。王は「未熟なまま結婚すればお前の母を守れなかった私のようになる」と忠告しますが、イ・フィは妃を迎える意思を崩しません。
揀択(カンテク/世子の妃を太妃らが選ぶ)が行われることになり、ソウンは吏曹判書の父シン・ヨンスに参加したくないと言いますが、国事なので無理だと断られます。
揀択(カンテク)では太妃の前で聡明な受け答えをしたソウンとハギョンが内定しました。
イ・フィはソウンに婚姻の件で会いにいきますが、ソウンは心の準備ができていないと本心を伝えます。
ジウンは最後の講書のあと、イ・フィを丘に連れ出します。
そして「王宮で出世して他の職についても会いたくなってしまう」と、辞職願いを出しました。中には花も入っています。ジウンは去り、イ・フィは涙ぐみました。
第10話終わり！
第11話
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- 視聴率：7.1%
©︎KBS2・Netflix
ジウンは都を離れるため船に乗ろうとします。ソウンがやってきて恋心を伝えました。
それを見ていたチャンウンがサンホン君に告げ口。ソウンは揀択(カンテク)に出るべきではなかったとなり、吏曹判書の父ヨンスと共に故郷に左遷されることに。
ガオンは街でサンホン君を暗殺しようとしましたが、ソクジョ(ジウンの父)にはばまれて捕まりそうになります。そこへ内禁衛将のユン・ヒョンソルがやってきて、ガオンはその隙に逃げました。
王とユン・ヒョンソルは犯人がガオンであることを知っていましたが、理由があり黙認をしています。
ソウンは家の庭で世話係のチャニが死んでいるのを発見して、泣き叫びます。たまたま挨拶に来たイ・フィはチャニが握っている飾りから犯人がチャンウンだと気づきました。
イ・フィはチャンウンの部屋を調べ、凶器である刀を見つけます。
チャンウンはチャニが俺の顔に傷をつけたから殺したと言いますが、イ・フィは罪のない娘を殺したと激怒し、チャニの墓前で膝まづかせました。
後日、チャンウン君は死体で発見され、イ・フィが負わせた恥辱に耐えられなかったと遺書が残されていました。
ウォンサン君(チャンウンの甥でヒョンの兄)の策略で儒教生たちが世子が儒教の教えを乱したと抗議の声を荒げ、イ・フィの立場は危うくなりました。
ヒョンは兄・ウォンサンが、自分が世子になれなかったことで恨みを持ち、裏でこの件を操っていると知って驚きます。
ヒョンはイ・フィに会い、あなたが女で14歳の頃からすり替わったことに気づいていたと話し、赤い靴をプレゼント。
夜、イ・フィは赤い靴を履いているところを王に見られてしまいます。
第11話終わり。
第12話
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視聴率：8.8%
儒生たちの抗議を受け、遂に王が廃世子を宣言。イ・フィは世子の身分を剥奪されることになります。
王はイ・フィに「女だと知っていた、王宮を出ろ」と優しく言いました。
ジウンが王宮に駆けつけて、イ・フィを抱きしめてキスをします。ジウンは温陽(オニャン)に来ないかと誘いますが、イ・フィは断りました。
イ・フィは義弟のギョムに挨拶し、ボクトンやキム宮女らと共に王宮をあとにします。ガオンの姿はありません。ヒョンやソクジョが護衛としてついていました。
ヒョンによる作戦(イ・フィを安全に送り届けるため)で、旅の途中で内禁衛将ユン・ヒョンソルたちが盗賊のフリをしてイ・フィを連れ去ります。
ソクジョは弓でイ・フィたち逃げていく者を狙いました。近くにいたジウンがソクジョを止めます。
イ・フィは内禁衛将ユン・ヒョンソルに連れられて山小屋へ。そこで父王から贈られた手紙と着物を受け取ります。“あの時お前を殺せと選択したことを今でも後悔している。お前は最愛の娘だ”と書いてありました。
翌日、イ・フィは女性の格好で船に乗り込みました。ソクジョの追手が迫りますが、ジウンが抱きしめて顔が見えないようにします。
2人は離れた場所で降りますが、ソクジョたちが追っ手が迫り、イ・フィは弓矢で肩に傷を負いました。
山の泉でイ・フィは着物を脱ぎ、「私の秘密はこれだ」と言います。ジウンは驚きました。
第12話終わり。
第13話
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- 視聴率10%
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内禁衛将ユン・ヒョンソルはイ・フィをにがしたとしてソクジョ(ソクチョ)に捕らえられます。ソクジョは世子イ・フィの正体がタミであることを知っているようでした。
ヒョンソルはヒョンの助けで脱出し、キム・サングンやボクトンがいる隠れ家へ行きますがみんな捕まります。
ジウンはイ・フィと街で楽しく歩いていましたが、目を離したすきにイ・フィはソクジョたちに連れ去られました。
ガオンは王の部屋に忍び込み彼に剣を向けます。王はガオンの父カン・イクソンを処刑から守れなかったことを後悔していると言い、墓の場所をガオンに教えました。
サンホン君に脅された尚膳(サンソン)は、薬に毒を混ぜて王に飲ませます。王は死亡しました。
サンホン君はイ・フィを王の葬式に連れてきます。
サンホン君は現王妃の父チャンチョン君が私兵を持ち反乱を企んでおり、儒生を焚き付けたのも彼だと大妃(テビ)に嘘をつきました。
ヒョンの兄ウォンサン君も儒生の件はチャンチョン君の独断だと裏切ります。
現王妃とチャンチョン君は反逆罪で捕まりました。
サンホン君はイ・フィに王になれと言い、王にならなければキム・サングンら部下が死ぬことになると脅迫。
イ・フィは操りの王になる代わりに義弟ギョム(チェヒョン大君)と部下の安全を保障しろと言うと、サンホン君は「それだけでいいのか」と笑います。
ジウンが王宮にやってきてイ・フィが王になることに反対しますが、彼女は聞きません。ジウンは涙を浮かべ「腕の傷の手当てだけさせてください」と言いました。
壮大な式典が終わり、ついにイ・フィが王座につきます。
第13話終わり。
第14話
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- 視聴率9.6%
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ジウンは内禁衛将となった憎き父・ソクジョに王宮に入れてくれと頼み、承政院(スンジョンウォン/王たちの秘書的な部署)の注書という役職に就きます。
イ・フィに書を持っていくフリをして会い、「2ヶ月だけ治療をしたい」と傷に薬を塗ります。
イ・フィの妻(王妃)にハギョンが選ばれ、床入りの日。イ・フィは布団を2つ持って来させ、ハギョンは自分が気に入られてないのかとショックを受けました。
イ・フィと副護軍になったヒョンソルは、裏で前王に毒をもって首を吊った尚膳の妻・チョ内官の行方を探し、サンホン君失脚の手掛かりを手に入れようとします。兵糧の数が合わないことから、サンホン君は船で国境付近にいる閭延(ヨヨン)に私兵を養っているようです。
ジウンはイ・フィがサンホン失脚を狙っていると知り、自分も手がかりを探します。
ヒョンはジウンと酒を飲み、イ・フィが女だと知っていて好きだったことを告白。しかし一緒になることは叶わないので、ジウンにお前も諦めろと言います。
ジウンは夜道でイ・フィに会います。イ・フィは「王宮に残ってください」と言いました。ジウンは彼女を抱きしめてキスをします。
ソクジョが離れた場所から2人を見ています。イ・フィの首に針の傷にも気づき、彼女がタミだと知って愕然としました。
第14話終わり！
第15話
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- 視聴率9.9%
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ガオンは王を毒殺した尚膳(サンソン/事件直後に自殺)の妻に会い、父カン・ファギルはサンホン君の計略で死刑になったと知ります。
ガオンはヒョンソルと会って共闘することにし、イ・フィにも会って以前命を狙おうとしたことがあると謝罪しました。イ・フィはガオンを許し、サンホンを陥れる機を伺います。
サンホン君へ民の不満が募っていることを利用して、イ・フィはシン・ヨンス(ソウンの父)を呼び戻して、大司憲(テサホン)に任命し味方に引き入れました。
イ・フィは、戸曹判書が武器の密輸や兵糧の流用に関与していると知って問い詰めます。サンホン君は悪事がバレることを恐れ、ソクジョに戸曹判書を暗殺させました。
ジウンたちが書いたサンホン君の告発文書が広まり、彼を陥れる計画は一歩前進。
イ・フィはジウンを緑雲閣(ノグンガク)に呼び出し、「この想いを背負って生きる」と言って熱いキスをしました。
第15話 END
第16話
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- 視聴率8.8%
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ジウンは前王の死の記録を見て、使われたはずの毒草・不消花と症状が違うと気づきます。弟分のチルグムに調べさせ、毒草が不消花ではなく蘇朗草だと知り、死に介入したものが他にもいると考えました。
ソウンがハギョンに呼ばれて王宮にやってきてジウンとお茶をし、イ・フィは少し嫉妬。
ヒョンソルが閭延(ヨヨン)へサンホン君が私兵を養っている証拠の帳簿を取りに行きます。しかし気づいたソクジョが後を追いかけてヒョンソルを見つけ、斬り合いに。
ガオンがヒョンソルを助け、2人は逃げますが崖の上に追い詰められます。
ヒョンソルはガオンに帳簿を託して盾になり、胸に何本もの矢が突き刺さります。ガオンは崖から川へ飛んで逃げました。
ソクジョは死んでいくヒョンソルを抱えながら共に切磋琢磨した昔のことを思い出し、涙を流します。
一方、ウォンサン(ヒョンの兄)は胎室の移動でイ・フィの臍の緒を見て、2つ絡まっているので双子だと確信。世子の時に入れ替わったのだと気づきます。
ウォンサンは実は生きていた叔父・チャンウンを呼び寄せ、王イ・フィが女だと確かめてくれと頼みます。
イ・フィとジウンがヒョンソルの墓参りを終えてススキ畑を歩いていると、チャンウンと部下たちが現れて斬りかかってきます。ソクジョが間に入って2人を助けました。
第16話 END！
第17話
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- 視聴率8.4%
チャンウン君はソクジョに追い詰められて逃げました。
イ・フィは自分が女だという噂を広めないため、ひとまずチャンウン君が生きていることを秘密に。
ウォンサン君は、チャンウン君が生きていると広まらないことから王が女だと確信します。
カン・ウンソ(ガオン)は、王に毒を持った人物がサンホン君の息がかかったソ・スンギュだと考え、イ・フィに報告。
そんな中、王とジウンが恋仲にあるのではという噂が王宮内で広まります。
ソクジョは息子ジウンに「イ・フィが女だと知っている、もしサンホン君にバレたら間違いなく王に殺害命令が下る」と話します。
ソクジョはジウンを守るため、ソウンとの婚儀を進めました。
チャンウン君を見つけたソクジョは、彼が王の秘密を知っていると考えて殺害します。
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イ・フィはジウンの婚礼を知って動揺し、離れていくジウンを王命で止めようとします。しかしジウンは距離を置く以外に王が生きる道はないと言って、イ・フィから離れていきます。
イ・フィは涙を流しました。
第17話終わり！
第18話
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視聴率9.4%
ジウンはソクジョに、「ソウンと結婚するから王イ・フィの秘密を守ってほしい」と頼みます。
ヒョンは、ジウンが王を見捨てたと思って殴りました。ジウンは「王が女人だと父に知られたと」話します。
王妃ハギョンの下女・ユゴンはサンホン君に脅され、床入りの儀式の際に王と布団が別だとしゃべってしまいました。
チルグムは、先王がサンホン君の指示で殺された証拠になる毒草・蘇朗草(ソナンチョ)を得るため薬剤師と取引しますが、サンホン君の命令で取り囲まれて捕まりそうに。
ジウンがチルグムを助けようとしますが、数カ所斬られて大ピンチ。そこへソクジョがやってきてサンホン君の兵士を下がらせました。
ジウンは切り傷のせいで気を失います。ソウンが看病しますが、寝言で「王様、会いたい」と言っていたのを聞いて動揺しました。
ヒョンは林の中に埋まっている叔父チャンウンの死体を見つけ、兄・ウォンサン君が王位剥奪を目論んでいると知り、やめるように言います。
サンホン君は、裏で動いていたウォンサン君を連れて来させました。ウォンサン君は王が女人だという秘密をしゃべり取引しようとしますが牢獄に入れられます。
王が生きていた双子の妹だと確信したサンホン君は、イ・フィのもとへ行き正体が女だと知っていると匂わせたあと、「双子だったと秘密を知っているものは全員殺す」と言い放ちました。
イ・フィはキム・サングンとボクトンが殺されると考え、ヒョンに頼んで彼らを安全な場所へ送ってもらうことに。
キム・サングンはジウンのところに寄り、王の正体がタミだと伝えます。
ジウンは王宮へ走って緑雲閣(ノグンガク)にいる王の前にくると、「タミ…」と呼びかけました。王は涙を流します。
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第18話終わり！
第19話
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- 視聴率9.3%
ジウンは、ずっとタミを探し続けていたとイ・フィの前で涙します。
ジウンが王を好きだと悟ったソウンは、気遣って自分から縁談を破談にすると言いました。
ジウンは父・ソクジョと腹を割って話し、「秘密を守ために王を殺すなら、まず私を斬れ」と言います。
イ・フィはソ・スンギュを捕え、サンホン君の命令で王を毒殺したチョ内官(尚膳/サンソン)を口封じのために殺したことを聞き出しました。
ソクジョは、尾行していたサンホン君の部下を斬り殺します。サンホン君は兵士にソクジョの家を襲わせました。
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ソクジョが家に帰ると、小間使いが殺され、妻に剣が向けられています。ジウンが駆けつけて兵士を倒し、ソクジョも兵士を斬り、3人はなんとか三開房へ逃げました。
ヒョンはキム・サングンとボクトンを安全な場所へ連れていく途中で、サンホン君と取引した兄・ウォンサン君の兵士に斬られます。
ウォンサン君は、ヒョンを斬りつけますが殺さず、「遠くへ行け」と言いました。
ソクジョはサンホン君の前にやってきて、周囲の兵士を斬り彼を人質に。
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サンホン君の書斎に忍び込んで先王殺害の証拠品・蘇朗草を手に入れたジウンが兵士に囲まれています。ソクジョはサンホン君に刀を向け、兵士に下がれと言いました。
しかしウォンサン君の兵がソクジョの腕に矢を放ち、その隙に形成逆転。キム・サングンとボクトンも連れてこられます。
ジウンが斬り殺されようというその時、王イ・フィがやってきてサンホン君とその兵士を反逆の罪で捕らえました。
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ウォンサン君は傷を受けつつも、こっそり逃げます。
翌日、イ・フィはサンホン君とその協力者に死刑を宣告。
イ・フィは、太王大妃(テビ)に自分が双子の妹・タミだと話し、義弟・チェヒョン大君(ギョム)に王位を譲ると話します。
イ・フィは王妃ハギョンに、サンホン君に与していた彼女の父ノ・ハクスの死刑は回避するよう努めるから王宮を離れて暮らせと言い、自分が女だと真実を話します。
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ソクジョは自分も罪を受ける覚悟を決めてジウンに母を頼むと言い、王に会います。
イ・フィは「宮女や双子の兄を殺したお前を許さない」としながら、閭延(ヨヨン)へ行きサンホン君の私兵を摘発しろと命じました。
ヒョンは消えた兄の行方を探します。残された手紙でよからぬことを計画していると気づきます。
そんな中、王イ・フィに、サンホン君が牢獄から逃げたと一報が入ります。
私兵を使い脱獄したサンホン君は、ウォンサン君が閭延から連れてきた軍勢を見て笑いました。
第19話 END！
エピソード20話 最終回
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- 視聴率12.1%
ヒョンがイ・フィの前に現れ、すぐに兵を集めろと言います。
イ・フィやジウン、兵士たちは、王宮に侵入したサンホン君の兵と熾烈な戦いを繰り広げました。
ヒョンは、イ・フィの命令でギョムを安全な場所へ連れ出そうとしますが、ウォンサン君と兵士に囲まれます。
大妃(テビ)が弓でウォンサン君を止めようとしますが、捕まってしまいました。
ギョムはヒョンの目の前でウォンサン君に斬られて死亡。
ガオンがやってきて兵たちを斬り、ウォンサン君に致命傷を与えます。
ソクジョと兵士たちがイ・フィたちの助太刀に入りますが、劣勢になり、ひとまず宮殿内に避難することに。
外に残ったソクジョは、サンホン君に向かっていきますが、刃は届かず。ソクジョはサンホン君に腹を刺されて致命傷を負います。
ソクジョは息子ジウンの腕に抱かれ「お前の長所は父に似なかったこと。絶対に父を許すな」と言って死んでいきました。ジウンは涙を流します。
イ・フィが王室に戻るとギョムの死体が横たわっており、イ・フィは泣きました。
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王宮の周囲はサンホン君の兵に囲まれ、ヒョンはイ・フィに「ここから逃げなければ」と言います。
しかしイ・フィはサンホン君の前に出て、ウォンサン君に王位を譲ると交渉。
サンホン君は了承し、イ・フィと2人で向かい合って茶を飲みます。サンホン君は毒入りの茶を用意させ、イ・フィに飲ませるつもりでした。
しかしイ・フィはキム・サングンに命じ、最初に置いてあった茶にすでに先王を殺した毒草を入れさせていたのです。
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イ・フィは「2人で死にましょう」と言います。サンホン君は怒り狂いますが、血を吐いて倒れ、死にました。
危機を察知したジウンがその部屋に入ると、イ・フィが血を吐いて倒れています。
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意識不明の中、イ・フィは世子の妹として殺されずに育ち、ジウンと結婚する夢を見ていました。
どれくらい時間が経ったか、イ・フィは目を覚まします。ジウンやキム・サングンが胸を撫でおろして喜びました。
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ヒョンが王座につくことになり、イ・フィが女でありながら王座についていたケジメとして烹刑(ペンヒョン/死んだことにして存在を抹消する刑)を言い渡します。
これによりイ・フィは、タミとして新しい人生を歩むことになりました。
ガオンは内禁衛将となり、三開房で暮らしヨンジとお互いを意識するように。
ハギョンは街で今まで通り暮らし、流刑になった父にたまに会いに行っていました。
王ヒョンの周りにガオンや、キム・サングン、ボクトンがやってきて、王宮を離れたタミとジウンがどう暮らしているか話します。
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ジウンとタミは結婚し、かつての約束通り海にやってきました。2人は熱いキスを交わします。
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王ヒョン、キム・サングン、ボクトン、ガオンがやってきて、みんな笑顔で再会を果たしました。
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韓国ドラマ『恋慕』最終回20話終わり！
各話の視聴率一覧
| 第1話 | 6.2% |
| 第2話 | 6.7% |
| 第3話 | 6.5% |
| 第4話 | 5.9% |
| 第5話 | 5.7% |
| 第6話 | 5.5% |
| 第7話 | 7.0% |
| 第8話 | 7.6% |
| 第9話 | 7.8% |
| 第10話 | 7.2% |
| 第11話 | 7.1% |
| 第12話 | 8.8% |
| 第13話 | 10% |
| 第14話 | 9.6% |
| 第15話 | 9.9% |
| 第16話 | 8.8% |
| 第17話 | 8.4% |
| 第18話 | 9.4% |
| 第19話 | 9.3% |
| 第20話 | 12.1% |
韓国ドラマネタバレ/レビュー記事
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