Netflix映画『レッドノーティス』ネタバレあらすじ感想!オチの伏線解説と評価,アクションとギャグ考察

  • 2023年8月12日

Netflix映画『レッドノーティス』は、ドウェイン・ジョンソンとライアン・レイノルズ・ガル・ガドットが世界7ヵ国を駆け巡る超ゴージャスなアクションコメディ!

なんとNetflix史上最高額の約200億円の製作費が投じられています。

美女泥棒を追いつつ、他の美女に追い詰められる、男のロマンをパーフェクトに叶えた作品です。

ストーリーはお宝を巡って泥棒同士が争うバディモノでシンプルなのですが、さまざまなロケーションでのアクションとシュールなギャグが楽しめます。

記事では本作のぶっちゃけ感想・評価伏線の解説テーマ考察ストーリーネタバレあらすじ解説をしています。

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ちなみにレッドノーティスとはインターポール発令の国際指名手配の意味。

Netflix映画『レッド・ノーティス』は楽しかった!?

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Netflix映画『レッドノーティス』キャスト・作品情報

公開・制作国・上映時間:2021/11/12・Netflixアメリカ・118分
原題:『Red Notice』
監督・脚本:ローソン・マーシャル・サーバー(『なんちゃって家族』)
制作会社:SEBEN BUCKS/Flynn Picture Company
ローソン・マーシャル・サーバー監督と俳優ドウェイン・ジョンソンは、映画『セントラル・インテリジェンス』『スカイスクレイパー』でもタッグを組んでいます。

ジョン・ハートリー|ドウェイン・ジョンソン

ジョン・ハートリーを演じる俳優ドウェイン・ジョンソン

ジョン・ハートリーはFBI行動分析課に所属する特別捜査官。

美術品盗難のプロファイラーで、国際的な犯罪者ビショップを追っています。

演じるのはロック様ことドウェイン・ジョンソン。2021年は主演した『ジャングル・クルーズ』も公開されました。

ノーラン・ブース|ライアン・レイノルズ

ノーラン・ブースを演じる俳優ライアン・レイノルズ

ノーラン・ブースは元世界一の大泥棒。毎度ビショップに出し抜かれて悔しがっています。

警察官だった父親は愛を持って接してくれず、反発して泥棒になりました。

ライアン・レイノルズは『フリー・ガイ』やマーベル映画『デッドプール』シリーズなどで知られています。2022年にはNetflixSFコメディ『アダム&アダム』で主演。

ビショップ|ガル・ガドット

ビショップを演じた女優ガル・ガドット

ビショップは美しい容姿を持った世界一の美術品泥棒です。本名はサラ・ブラック。

頭脳明晰で身体能力も高く、いつもハートリーとブースの先を越します。

女優ガル・ガドットは映画『ワンダーウーマン』シリーズなどで有名。『ナイル殺人事件』(2022)ではヒロインとして画面を美しく彩りました。

2023年にはガル・ガドット主演のスパイアクション『ハート・オブ・ストーン』もNetflixで配信開始。

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Netflix映画『ハート・オブ・ストーン』

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

あらすじ:FBIのハートリー(ドウェイン・ジョンソン)は、古代エジプトの宝クレオパトラの卵を盗みに入ったブース(ライアン・レイノルズ)を追いかけます。しかし、ハートリーは世界一の大泥棒ビショップ(ガル・ガドット)の共犯者だと思われて逮捕され、ビショップへの復讐を誓うのでした。

何も考えずにポテチ片手に見られるアクションよし、爆笑ありのハイクオリティな映画です。

個人的には期待していた以上に面白くて満足でした。暇つぶしにはぴったりでしょう。

ただ、ストーリー・テーマ性の強い映画が好きな人には向きません。

おすすめ度 87%
アクション 86%
ストーリー 84%
IMDb(海外レビューサイト) 7.1(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト 批評家40% 一般視聴者92%

※以下、映画『レッドノーティス』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『レッドノーティス』ネタバレ感想・評価

映画『レッド・ノーティス』の主要人物3人

Netflixオリジナル映画『レッドノーティス』の評価は85点。
『007』『ミッション・インポッシブル』『オーシャンズ11』『インディージョーンズ』などを混ぜたような完成度の高いアクションコメディ!
クレオパトラの卵という宝物をどうにか盗もうとするだけのオールドタイプな物語ですが、美女を追いながら美女に追い詰められるコンセプトが良かったです。
女優ガル・ガドットとリトゥ・アーヤの2人の美女のハサミうち!というシュチュエーションがゴージャスですね。
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泥棒ビショップ、インターポール・ダスの2人とも美人。「美女を追いかけたい。追われたい。冒険もしたい!」という男のロマンが全て詰まっていますね。
考えてみたら、『ルパン三世』の銭形警部を美女にすり替えると『レッドノーティス』になりますね(笑)。
話は変わって、ロケーションがどんどん変わっていく展開も良かったです。
イタリアのローマから始まり、インドネシアのバリ、ロシア、ロンドン、スペイン、アルゼンチン、エジプトときて、最後にまたイタリア・サルデーニャに戻ってきます。
世界七ヵ国にまたがり、世界中を旅行しているようなゴージャスな気分に浸れました。
あと本作でもっとも特筆すべきはライアン・レイノルズ演じるブースと、ロック様演じるハートリーの掛け合い。
コメディシーンのクオリティが高くて楽しめました。特にライアン・レイノルズはとぼけた表情でキレ味鋭いジョークを終始連発して本領発揮。とっても笑えました。
ドウェイン・ジョンソンとガル・ガドットの配役もピッタリでしたが、ライアン・レイノルズがいてこそ『レッドノーティス』だったと思います。
ブースがハートリーを助けるために卵を置いて泉の中に飛び込もうとするシーンは感動してしまいました。直後にハートリーとビショップがグルで恋人同士だと分かるオチでのブースの表情がまた最高!
また、終盤の結婚式のシーンでは世界的歌手エド・シーランが登場して名曲「Perfect」を歌っている最中にインターポール突入。「俺はゲーム・オブ・スローンズに出てるんだぞ!」と捨て台詞を吐いて捕まるオチも笑えました。
アクションについても、ロシア刑務所脱獄での橋爆破など見応えがあるシーンが多かったです。
大迫力の橋の爆破シーン
アイデアとして斬新だったのは終盤で炭鉱でのカーチェイス展開
インディージョーンズはトロッコでしたけど、炭鉱でのカーチェイスは初めて見ました。
ラストシーンは3人でルーブル美術館におり続編をにおわせていましたし、『レッドノーティス』はレビューサイトの評判もまあまあ良いので、パート2が作られるでしょう。

伏線の解説

ビショップの伏線

ビショップという名前はチェスから来ており駒が2つあることから、チェスを知っている人なら序盤でビショップが2人組だと気づいたかもしれませんね。

シンプルですが、なかなか効果的な伏線だったと思います。

アントニーとクレオパトラ

オープニングで説明された「アントニーとクレオパトラ」の物語はシェイクスピアの戯曲。

古代ローマで国や種族をこえて大恋愛をしたアントニー(アントニウス)とクレオパトラの悲劇のストーリーです。

映画『レッドノーティス』を見ていくと「FBIのハートリーと泥棒のビショップの関係はアントニーとクレオパトラと同じだ!」と思い込んでしまい、2人がグルのオチからミスリードさせられます。

ちょっと踏み込んだ解釈だと、一方のブースは第3の卵よりハートリーを選んだので、この2人が本当のアントニーとクレオパトラの関係なのかもしれません。

考察:ファザコンと泥棒の関係

アクションコメディなのであまり気にする人はいないかもしれませんが、『レッドノーティス』はファザコン映画という側面を持っています。

ブースは子供の頃に父親に時計を盗んだ犯人にされて無視された過去があり、他社の評価を得るために泥棒をしています。

一方ハートリーの父親は詐欺師で、最悪なヤツだったと言っていました。

ヒロイン・ビショップも父親に鍛えられて勝つことにしか興味がなく、いつも大きなストレスを抱えていると言っています。

レッドノーティスの3人ともバリバリのファザー・コンプレックス持ちです。

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3人は盗品にそこまで興味を持っていません。父親の愛という本当に欲しいものが手に入らなかったから、盗み続けて承認欲求を満たしているのでしょう(この結論もなんか笑えてきますが…)。

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