映画『オペレーション・フォーチュン』盗まれた兵器を奪還するために、MI6の即席チームが立ち上がる!
作品情報・キャスト
ネタバレなしの感想
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
作品情報・予告
制作国:アメリカ
上映時間:114分
原題:『Operation Fortune: Ruse de guerre』
ジャンル:スパイアクション、格闘、コメディ
年齢制限:G(制限なし)
監督:ガイ・リッチー(『ジェントルメン』『ロックストック&トゥースモーキングバレルズ』『スナッチ』)
脚本:ガイ・リッチー|イヴァン・アトキンソン|マーン・デイヴィス
キャスト紹介
ジェイソン・ステイサム
アクションはいつも通り最高!笑えるシーンでも笑わない無表情さも最高!
ステイサムの魅力マシマシの作品でした。
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その他のキャスト
役名 | キャスト(『出演作』) |
サラ・フィデル(フォーチュンのサポート役のスパイ) | オーブリー・プラザ(ドラマ『パークス・アンド・レクリエーション』『ブラック・ベア』) |
グレッグ・シモンズ(闇の武器商人。ダニーのファン) | ヒュー・グラント(『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』『コードネーム U.N.C.L.E.』) |
ダニー・フランチェスコ(映画スター) | ジョシュ・ハートネット(『パール・ハーバー』『ブラックホーク・ダウン』『ブラック・ダリア』『オッペンハイマー』『キャッシュトラック』) |
ネイサン・ジャスミン(フォーチュンの上司) | ケイリー・エルウィス(『ソウ』『ホットショット』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』) |
JJ・デイヴィス(フォーチュンのサポート役のスパイ) | バグジー・マローン |
ナイトン(ネイサンの上司) | エディ・マーサン(Netflix『フェアプレー』『チューズ・オア・ダイ 恐怖のサバイバルゲーム』『ジェントルメン』『キャッシュトラック』) |
マイク(フォーチュンの手柄を横取りしようとするスパイ) | ピーター・フェルディナンド |
ベン・ハリス(グレッグの部下) | マックス・ビーズリー |
あらすじ
MI6のスパイ オーソン・フォーチュン(ジェイソン・ステイサム)は、上官のネイサンから「ウクライナの軍事施設から“ハンドル”と呼ばれる世界を変えるほどの重要な兵器が盗まれたから取り返せ」と指令を受ける。
ハンドルが具体的にどんな兵器かはわからないらしい。
フォーチュンはいつも通りジョンと組みたかったが、彼はマイク率いる同じ英国の別組織の任務についているようだ。
フォーチュンのサポートにはサラ(オーブリー・プラザ)とJJがつくことになる。
盗まれた“ハンドル”が100億ドルで売買されると情報が入ってきた。仲介者は武器商人・グレッグ・シモンズ(ヒュー・グラント)だ。
フォーチュンは、グレッグが映画スターのダニー・フランチェスコ(ジョシュ・ハートネット)の大ファンだと知る。
そこでダニーが義理の妹と不倫しているという情報をつかんで彼を脅迫。フォーチュンは彼のマネージャー。サラは恋人ということにしてパーティーでグレッグに近づくのだが…。
ネタバレなし感想・海外評価
個人的には最高に楽しめましたが、コンセプトが独特すぎるので賛否わかれるかもしれません。
ジェイソン・ステイサムらスパイが真剣な表情を浮かべながらミッションに取り組み、「ゴッドファーザーのパクリ」っぽいシリアスな音楽が流れます。
格闘シーンも超本格派! リアリティ抜群でカタルシスがすごいです!。
しかしストーリーは同じ英国の別部隊と任務を競ったり、映画スターを脅迫してヒュー・グラント演じる武器商人に接近させたりと、考えるとめちゃくちゃで笑える展開。
セリフも明らかにおかしいのですが、登場人物たちは笑わずにミッションを続けます。
真剣なスパイアクションに笑える要素が入っているのではなく、真剣なスパイアクションのフリをして登場人物全員がボケ続け、誰もツッコまない…。そんな作品です。それは頭に入れて鑑賞したほうがいいかもしれません。
ジャンルやテイストがよくわからん!という意味では『アメリカン・ビューティー』に通底するものがありますね。
おすすめ度 | 90% |
独特の雰囲気 | 95% |
ストーリー | 70% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.3(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 51% 一般の視聴者 82% |
メタスコア(Metacritic) | 51(100点中) |
※以下、映画『オペレーション・フォーチュン』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『オペレーション・フォーチュン』ネタバレ,ラスト結末の解説
グレッグとの駆け引き
グレッグは自分が主催するチャリティパーティーにやってきた映画スターのダニーを見てテンション爆あがり。
グレッグはダニーの恋人だというサラのことも気に入った。彼には自分が気に入った男の恋人を寝とりたい性癖があるのだ。
フォーチュンは侵入していたマイクの部下を倒した。サラはグレッグの会話がモニタリングできるよう仕込む。
ダニーとサラはグレッグに気に入られ、後日トルコの邸宅に遊びに行く。サラはグレッグのコンピューターに侵入してデータを集めた。
いっぽうフォーチュンはトルコでグレッグの部下ベン・ハリスを追う。彼に“ハンドル”や取引相手についてを聞こうと思ったが、はずみで殺してしまった。
フォーチュンがベンのフリをしてハンドルの取引現場に潜入。銃撃戦になったうえにヘリでマイクの部隊もやってきた。
フォーチュンは仕方なくマイクに“ハンドル”を渡す。
正体がバレたダニーとサラは、グレッグの家から車で逃走。
ラスト結末
フォーチュンたちは再びグレッグに会いに行き「手を組めば取引で受け取れなかった仲介料を取れる!」と交渉する。グレッグはダニーに対しては怒っていなかった。
グレッグはマイクからハンドルを受け取ったアーノルドのところへ行き、窓から見える建物をピンポイントで爆撃。「仲介手数料を払わないと家族を殺す」と脅した。
次の映画の役作りのために同行していたダニーは、グレッグのそばで彼の一挙手一投足を見て感激。
マイクの部隊は契約相手の部下と仲間割れして全滅。フォーチューンはマイクを倒してハンドルを奪還した。
ハンドルは、世界の金融取引を混乱させて資本主義を終わらせるAIだったのだ。
フォーチューンたちは、途中から事情を知っており、1人だけ責任を逃れようとしたネイサンのところへ。
ネイサンは新たな任務を押し付けようとするが、フォーチューンは休暇を取ると言って去って行った。
終わり
映画『オペレーション・フォーチュン』感想・評価(ネタバレ)
ガイ・リッチーのセンスがすごい!
取引相手を脅迫する武器商人のヒュー・グラントを見て演技の勉強をする映画スターのジョシュ・ハートネット!
この場面が最高にシュールで笑えました。メタ構造的な表現がなされたすばらしい名シーンだと思います。
落下している死体を見た部下のJJ「これはベン・ハリスではない!」→ジェイソン・ステイサムがベン・ハリスを突き落とす→JJ「OK、これがベン・ハリスだ」の一連のコンボにも大爆笑!
しかし登場人物たちはだれも笑っていない。
ガイ・リッチーのセンスすごすぎでしょう。ここにきて円熟味を増してきているような気がします。
劇中曲もセンス抜群。笑えるシーンでも淡々と「ゴッドファーザーのテーマ」に似た悲しいメロディを流すシュールさがクセになりました。
音楽やっている人ならわかるかもですが、劇中曲のメロディラインが「ゴッドファーザーのテーマ」を崩しただけなので、たぶんワザとやってるのでしょう。ガイ・リッチーら製作陣がワザとやって、クスクス笑っているのだと思います。
海外では一般視聴者からの評価が高く、批評家からは微妙な点数をつけられている本作ですが、批評家の人はガイ・リッチーのセンスについていけなかったのでは?と思ってしまいました。
大迫力のアクション!
まず、相手を殴るときの打撃音がリアル。鋭い打撃のあとにゴツンゴツンと鈍い音が聞こえ、相手は鼻をへし折られます。
一連の打撃のやり取りも本格的で見せ方もうまかったので、アクションシーンだけでもずっと見ていられると思いました。
タマタマを握りつぶすのも痛い!!怖すぎです。絶対に戦いたくありません。
最後のまとめ
映画『オペレーション・フォーチュン』は、リアリティのあるアクションと笑えるシーンのバランスが絶妙で、ちょっとおバカなミッションの中で登場人物が笑ってはいけない雰囲気がある秀作でした。
ガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムのコンビも相変わら相性バツグンですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。レビュー終わり!
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