2022/06/12放送の日曜劇場『マイファミリー』最終回が終了！東堂(濱田岳)がとにかくかわいそうだった！真犯人がなんとアイツだったとは…。
※記事は全編ネタバレありです。
↓真犯人に関しては事前に集めていたマイファミリー黒幕・真犯人予想のランキング投票通りの結果。しかし内容は複雑でした。 『マイファミリー』の黒幕・真犯人は誰だと思う？(投票受付終了！) Total Voters: 1,375
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©︎TBSテレビ
マイファミリー 最終回10話ネタバレあらすじ解説
梅木巡査は家の前で真犯人に気絶させられている。
犯人から温人に電話があり、東堂の身柄とミチルを交換すると言う。犯人は「終わったら全て話すと言った」。
温人は三輪に電話し、車を借りてきてもらう。東堂にハルカナのゲームチャットで連絡し、厚木ハイツへ呼び出した。
翌朝、東堂がやってくる。
犯人から電話があり、川辺に呼び出される。河原で犯人の指示通り、東堂に黒いゴミ袋を被せて結束バンドで縛り、スタンガンで気絶させる。
温人は犯人から未知留の居場所を聞き出し、三輪とそこへ向かう。
建物内へ入るが未知留はおらず、「探さないでください」という置き手紙だけがあった。
真犯人は電話で「私は東堂亜希だ。5年前、東堂と未知留が不倫していた。心春はそれを知って美咲と相談して狂言誘拐を仕組み、夫婦仲を元に戻す計画だった。私は心春と一緒に暮らしている」と告白。
未知留は全ての事情を知ってどこかへ消えたようだ。
実際は未知留は真犯人に連れ去られ、東堂と同じ場所に監禁されていた。東堂は温人がたくしたナイフを右足から出そうとするが犯人に蹴られる。
真犯人の正体は捜査一課長・吉乃だった。
吉乃は東堂と未知留を殺し、全てを隠蔽するつもりだった。
そこへ温人が入ってくる。
真犯人の吉乃が指定した場所に行ったのは三輪だけで、温人は別行動していたのだ。
葛城ら警察が踏み込んでくる。葛城は温人に協力を依頼し、NEXホールディングの操作網で吉乃の位置情報を特定していた。
葛城は事前に日下部にも相談し、秘密裏に動いていた。先日、吉乃が「タブレット」だけに反応したのが大きな決め手となったのだ。
逮捕される吉乃。東堂は「心春ちゃんは！？」と叫んだ。
数週間後、葛城が温人に全ての事情を説明。
吉乃は東堂亜希と不倫をしており、心春はそれを相談するために2人が車に乗っている写真を実咲に送っていたのだった。
心春は吉乃を街角に呼び出し、両親の夫婦仲を元に戻すために自分を誘拐してほしいと頼む。
吉乃が心春のスマホを取ろうとした拍子に、押された心春が階段から落ちて死亡。
吉乃はその証拠を隠すために誘拐事件をでっち上げた。
この時、亜季は吉乃が犯人だと知らず、吉乃から証言内容を指定され、結果警察から怪しまれた。
報道規制が引かれこのまま事件は闇に葬り去られるはずだった。
しかし心春を忘れられない東堂樹生が模倣犯となり状況は一変。暴露本を読んで東堂に連絡し、優月を誘拐させて罪を全て擦りつけるつもりだった。
実咲は吉乃が家に来たときに心春から送られてきた亜希と一緒に映っている人物だと思い出して直接本人に連絡。
吉乃は実咲に会い、そのまま誘拐した。実咲はのちのち解放するつもりだったらしい。
しかし実咲が監禁現場から逃げだす過程で落下したのを発見した。
エピローグ
温人と未知留に男の子が生まれる。
阿久津実咲は意識を取り戻し、歩けるように。
日下部が幹事となり、葛城や梅木も入れて、ハルカナの香菜子らメンバーと合コンを開催。
刑務所にいる東堂樹生の前に広島で働いていた亜希が現れる。
東堂は「心春ちゃんに会えたか？」と聞く。
亜季は涙を流しながら「うん」と答えた。
ドラマ マイファミリー最終回第10話終わり！
マイファミリー最終回10話 忖度なし感想・評価・考察
クオリティは素晴らしいの一言
東堂亜希がすべてを仕組んでいると匂わせてからの吉乃一課長犯人という怒涛の流れ。
細かい部分はさておき、最終回含めマイファミリーは全体的に非常にハイクオリティなドラマだったと思います。
俳優たちの演技も素晴らしく、身内で誘拐が5回も繰り返されるやや突飛なストーリーを支えていたと思います。
マイファミリーくらいのクオリティのドラマばかりなら、日本が韓ドラに溝を開けられることはないでしょう。
東堂がかわいそすぎる「心春ちゃん…」
個人的に『マイファミリー』の主役は濱田岳さん演じる東堂樹生だったと思います。
自分の家庭を壊され、親友の家庭を壊し、そして心春が戻ってこないと悟って半狂乱になっています。
最終回の東堂を見て、正直ハッピーエンドには全然思えません。東堂かわいそすぎです。
刑務所の東堂を三輪たちが支えてくれるのでしょうか？
ただ最愛の子供を誘拐されて非常に怖い目に合わせている事実からすると、友情が続くかどうかは楽観視できないですよね…。
表向きは、温人と未知留の鳴沢家が幸せを取り戻していく物語です。
しかしその裏には家庭を崩壊させられた東堂が誘拐という卑劣な犯罪を繰り返してしまい、自我を崩壊させる壮絶なストーリーがあります。
葛城と抱き合って「心春ちゃんは！？」と子供のような声で泣く東堂。
亜希と再会して最初に口にした言葉も「心春ちゃんは？」でした。
心春ちゃんの遺体を発見した？という意味もあるでしょう（秀逸な脚本ですね）。
一方で、同時に東堂の中の心春ちゃんが概念的・抽象的なものにもなっており、「亜季はそれに会えたか？救われたか？」と問いかけているようでもありました。
濱田岳さんの迫真の演技も相まって、胸が抉られるラストでした。
マイファミリーは誘拐エンターテインメントでしたが、同時にサスペンス・ヒューマンドラマとしても傑作だったと思います。
考察:真犯人吉乃の動機などひどい点(ネタバレ)
全体的に素晴らしいドラマだったのは一旦置いておいて、吉乃が真犯人の最終回ではストーリー・脚本上の強引な点も明らかになったので、ちょっとひどいと感じた部分を考察していきたいと思います。
行動が大人すぎる心春ちゃん
1番微妙な点は、小学1年生の心春ちゃんが亜希と吉乃の浮気を知って夫婦仲を元に戻すために「自分を誘拐して」と頼む流れ。
小さな女の子が、「母と会っている知らん男を外に呼び出して直接会って交渉してみよう」と思うでしょうか？
そして両親を仲直りさせたいからって得体の知れない男に自分の誘拐を頼むでしょうか。
あとは、そもそも小学1年生が狂言誘拐を思いつくのはかなり違和感です。
誘拐という言葉を知ってるか知らないかくらいの年齢では？
親に相談しなかった阿久津実咲
実咲は吉乃を見て、「心春ちゃんが5年前に送ってきた男の人だ」と気づいたあと、なぜ両親にまず相談しなかったのでしょうか？
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