2023年9月3日放送の『VIVANTヴィヴァン』第8話「真実への序章…父と二人の息子の宿命」の考察まとめ!ネタバレありで深掘り解説をしていきます!
2023年9月10日の第9話の直前に7時からキャストによる2時間半の生放送があると発表もあったVIVANT!
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『VIVANT』8話の考察ネタバレ
VIVANT エピソード8 人物相関図
別班4人は明らかに生きてそう
テントのスパイがバルカで野崎の行動をマークし、別班4名の入った棺が飛行機に運ばれたところを撮影していました。
棺があるからって中身は死体とは限らないですね。ドラムが棺を運んでいるのも変です。
チンギスもいるので、どうにでも工作できるでしょう。
第7話で野崎がスマホを見て驚いていましたが、乃木から別班4人を救助せよとのメッセージだったのかもしれません。
やはり乃木は別班を裏切ったのではなく裏切りを演じ、父・ベキに会う目的とテント解体の両方を達成しようとしているのでしょう。
テント:①テロ請負②孤児支援③土地購入→侵略への備え
これまで当ブログの考察で書いた①テントはテロ代行組織で、②孤児支援。児童養護施設の運営というのが当たりました。
バトラカ(演-林泰文、ベキの腹心の部下)が代表を務める民間軍事会社でバルカ政府や他国のテロ、暗殺依頼を受け、莫大な資金を手に入れていたようです。
児童については19年前は内乱で大量発生した孤児を集め、現在は貧困にあえぐ子供たちを支援しているもよう。
テントの第3の目的と謎はこの土地購入に隠されています。
テントが3年前からテロ活動と土地購入をはじめたこと、ベキの「この半年が勝負」というセリフに謎が隠されています。
国の建国が目的なのでしょうか。だとしたら「半年」の期限付きの意味は?
バルカ政府転覆のために、ロシアや他の国の反政府組織と連動して同時多発的なテロや内乱を計画しているのか?
3年前から急にテロ活動と土地購入、加えてあと半年の時間制限。
タイムリミット=外的な要因が迫っているということでしょう。
バルカは資源国なのでロシアなどの周辺国に狙われるパターンがありそうです。
戦争もしくは内乱の危機を感知しているから土地を集中して保有し、あらかじめ避難施設をたくさん作って防御の拠点を整えているのだと思います。民間軍事会社も保有していますしね。
戦争でなくてもバルカの資源が大きく流出する外交的な取り決めが締結される計画があり、それを防ぐために土地を買っている可能性もあるでしょう。
あとは9話の予告で乃木が「急落したらもう止まらない!」と言っていたので、期限付きの不動産売買で莫大な利益を得る算段があり、その利益でバルカ政府転覆・クーデターなど他の目的を達成しようとしているのかもしれません。
ノゴーン・ベキ=緑の魔術師だけに、草原を増やしたい、自然を守りたいなどの側面もありそう。
「ノコルに犯罪歴をつけさせるな」という発言から、ノコルの大統領立候補なども考えられます。半年後に選挙なのかもしれませんね。
3年前からテロで資金を得てきた理由については、バルカ国内でテントと対立するテロ組織が現れ、その組織を潰すためかもしれません。
テント&ノゴーン・ベキの矛盾
テントは児童養護施設を運営しているいっぽうで、テロで新たな孤児を生み出しています。
第6話の映像ではテロの爆破のあとに頭にガラスが突き刺さった少女が「ママ…」と泣いていましたね。(ドラマとはいえ胸が締め付けられます)
一見、テントの活動は矛盾しているように見えますが、これはノゴーン・ベキの考えかた次第でしょう。
テロ請負の目的は金です。テロで善良な市民が犠牲になり、孤児が増えますが、その金でそれ以上の人数を救う!という冷酷な判断もできます。
数万人を救うために数百人の犠牲は仕方ないという考え方です(功利主義)。
日曜劇場がどこまでシビアでシリアスな設定を考えているか不明ですが、組織のボスとして大義の達成のために冷酷な方針を貫いていても不思議ではありません。そこに矛盾はないです。
乃木が黒須を撃ったシーン
第8話の冒頭で、ノゴーン・ベキは乃木憂助に黒須を撃てと銃を渡します。
しかしノコルがこの銃を使えと交換しました。
乃木は黒須を狙って銃を撃ち1発目を外します。2回目に引き金を引きますが、弾がなく発射されませんでした。
乃木はグラム単位で重さを感知する特殊能力を持っているので、銃に弾が1発しか入っていないと気づいていたとほぼ確定です。
また黒須は黒須で、銃のスペシャリストである乃木が1発目を外したことで、「乃木は作戦で裏切ったフリをしている」と気づいたはずです!
(乃木が本気で撃ったら至近距離で黒須がよけるのは無理でしょう。)
乃木と黒須が共闘する流れがまた見られるような気がします。
あとは拳銃に詳しい方からコメントを頂いたところによると、ハンドガンは残弾が0になるとスライドが後方に下がった「ホールドオープン状態」になるとのこと。
よって乃木が撃ったシーンを正確に検証するなら、「弾は2発入っていたが2発目が不発弾だった」ということになるそうです。
ノコルが黒須を生かした理由
ノコルが1発しか入っていない銃を乃木に渡した理由は、別班にフル装填の銃を渡すと一瞬で制圧される可能性があるからという理屈の通ったものでした。
結局、黒須は殺されず、ノコルの指示で病院に運ばれます。
乃木はマタに経過を聞き、生きていると聞いて安心しました。
黒須が普通に生かされているのが不思議ですね。
ノコルは黒須を生かしておきたかったと考えるのが自然です。
乃木が裏切ったときに黒須を切り札に使うか、もしくは黒須がもともとノコルの仲間なのか?
ちなみにノゴーン・ベキとノコルに血のつながりがないことが判明しました。ノコルはベキの養子ということになります。
ベキと乃木の共同戦線!
ベキは乃木が児童養護施設で職員の米の量のちょろまかしを手で測って言い当てたのを目の当たりにします。(半沢直樹の演出!)
「1kgで誤差10gですと!」いう乃木のセリフを聞いて、ベキは「そうか」と険しい表情を浮かべました。
「その精度なら、黒須に向けた銃に弾が1発しか入っていなかったとわかる」ベキはそう考え、乃木憂助がまだ別班の任務の最中だと気づいたのでしょう。
ベキがDNA鑑定で乃木憂助が息子だとわかっても表面上は冷たいのは、裏切り者が嫌いだからです。
このブログで何度か言及したように、ベキ自身も公安の任務でバルカに来た際に、身近な人物から裏切られたのでしょう。
急にベキの態度が変わったのは、銃に弾が入っていなかったと憂助が知っていたことで、別班を裏切ったわけではないと確信したのだと思います。
ベキにとって、憂助がテントにウソをついているよりも、我が子が裏切り者じゃないことが救いだったわけです。
ベキが途中で黒須を殺させるのを止めたのも、息子が仲間を裏切って射殺をするところをそもそも見たくなかったのだと思います。(でもノコルが銃を交換して話がややこしくなっちゃった)
ベキは部下のバトラカに、ノコルの会社・ムルーデル(MURUUDUL)の損益計算書のデータを憂助に渡すよう言いました。
計算書にノコルの裏切りの証拠などがありそうですよね。
もしくはベキは憂助にテントの目的を推測させ、共闘できると考えているのかもしれません。
最初にテントの収支報告を見せたのも、目的を伝える意図がありそうです。
テントの目的が別班や公安狙いなら憂助を使ったほうがやりやすいでしょうから。
テントはテロ活動のいっぽうで児童保護施設を運営しています。
日本政府がバルカの内乱などに絡んでいたとすれば、別班や公安の組織を1度クリーンにするなど憂助と利害が一致するポイントがあるはずです。
VIVANTの意味
VIVANT=別班で確定かと思われてましたが、私は違う意味がまだあると思っています。
エピソード8の流れから、乃木(堺雅人)、野崎(阿部寛)、ノゴーン・ベキ(役所広司)の共同戦線が動き出しそうな気がします。ここに黒須(松坂桃李)、薫(二階堂ふみ)を入れたこの5人で日本とバルカの正義を守る!みたいな胸熱半沢直樹展開があっても良いのでは?
ポスターに違う意味が出てきますね。
戦場ジャーナリスト飯田役は和田聰宏
乃木がノコルにこれまでの人生を語るシーンで、戦場ジャーナリスト飯田さんが回想で映り、俳優は和田聰宏(わだそうこう)さんでした。
飯田の正体は長野専務だと思っていました。飯田=長野の線もまだ十分あると思いますが、顔が似ているような似てないような微妙な感じですね。
長野専務の年齢設定は60歳で、彼が40年くらい前にバルカに行ったとすると、20代でないと年齢が合わないです。
回想に出てきた戦場ジャーナリスト飯田が何歳の設定かわからないですが、俳優の和田聰宏さんは46歳。20代には見えませんでした。
長野専務は別班メンバー?
乃木がノコルに別班の実態を話すシーンで「別班のメンバーについては直属の上司と数名しか知らない」と話したことから、長野が別班メンバーである可能性も復活しました。
長野が別班ならさすがに同じ丸菱にいる乃木はそれを知らされるはずだと思いましたが、別班が「他のメンバーにしては認知させない」を徹底しているならありそうです。
ウソ発見機・ポリグラフのシーン
乃木がウソ発見機・ポリグラフにかけられるシーンがありました。
ノコルが言ったように、別班の乃木ならウソをついてもポリグラフに反応しない訓練も受けているのでしょう。
ノコルの「おまえは父に会いに来ただけか?」という質問に乃木はイエスと答えます。
その直後にノコルが「ふざけんな!」とキレて、そのときにポリグラフが反応しているんですよね。
ノコルが怒ってナイフを指の間に突き立てたことに乃木が驚いたのだとすれば不自然じゃないんですが、実は乃木は質問で動揺していて生体反応がギリギリ隠しきれなくなったタイミングでノコルが怒鳴ったようにも見えます。
ノコルは怒ることで乃木をかばっているようにも見えますね。
乃木に1発しか入っていない銃を渡したのもノコルですし、敵か味方か?どっちなんでしょう。
ジャミーンが野崎になつかない理由
ジャミーンは野崎にあからさまな塩対応をとります。
2年前にジャミーンは母を事故で失っています。実は事故ではなくテロで、そのとき現場付近で野崎を見かけて犯人だと疑っているのかもしれません。
もしくは野崎はアディエルが死ぬまえに彼に接触していたのかも。
さすがに野崎がテロリスト側!のパターンはないでしょう。
バルカで潜入捜査などをしていた野崎を目撃し、怪しんでいる!ということでは?
VIVANT 第9話の内容考察
9話の予告で乃木とノコルは、壁にバルカ共和国の紋章が大きく描かれた館でスーツ姿の男2人と対談しようとしている様子が映っています。
テントとバルカ国の間で何らかの交渉が行われるのは明らかです。
バトラカが代表を務める民間軍事会社・PMSC Y2K(Private Military & Security Company Y2K)に依頼があるのかもしれません。
個人的には国の上層部と領土や資源、孤児救済について話し合いがなされるのではと思っています。
バルカ政府を親テント政権にするなどもありそうですよね。
乃木が別班の任務で潜入しているとベキとノコルにバレたっぽいですね。乃木と黒須が縛られているシーンがあります。
ベキは息子・憂助が仲間を裏切るような人間でないとわかってテントの当初の目的を考え直す→ノコルが反発する。
テント内部が2つに割れて争うと同時に、日本の公安や別班の闇も暴かれていく流れになると思います。
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