『Tekken: Bloodline』全6話ネタバレあらすじ解説
第1話
母・準と田舎で暮らしていた仁。勉強のかたわら、準から風間流の稽古をつけられていた。
仁は地域住民にいじめられてやり返すが、母・準に「真の強者ではない」と叱られる。
そんなある日、夜に緑色の怪物エンシェント・オーガが家にやってきた。
準は必死に戦うが劣勢。仁は加勢しようとするが全く歯が立たずに倒される。
準はオーガにサブミッションを仕掛け、ガス爆発に巻き込んで死亡。
生き残った仁は、生前の準に言われた通り祖父の三島平八を訪ねる。
平八は仁をボコボコにし、修行をつけることにした。
第2話
平八は三島流喧嘩空手を仁に伝授すべく、日夜厳しい修行を課す。組手で仁はいつもボコボコにされた。
4年の月日が流れ、成長した仁はついに平八を倒す。
平八はオーガを呼び寄せるペンダントを手に入れ、The King of Iron Fist Tournament(格闘技トーナメント)の開催を決定。
平八はトーナメントでオーガを引き寄せるつもりだった。
第3話
仁はトーナメントの開催地、ペルーのインカ帝国の遺跡・マチュピチュそばの闘技場へ到着。
花郎(ファラン)やフェニックス、ニーナ・ウィリアムズなど世界の猛者が揃っている。
仁は父・三島一八が祖父・平八と過去のトーナメントで死闘を繰り広げ、最後には平八に殺されたと知る。
平八は「一八はデビル因子を覚醒させて邪悪に染まってしまった。お前にもデビル因子が備わっていて、それがオーガを呼び寄せる」と仁に言った。
第4話
©︎Netflix
ついにトーナメント一回戦。
仁は高速カンフーの使い手リロイ・スミスと対戦。三島平八に家族を殺されたリロイ・スミスは執念を燃やすが、仁はローキックで彼の脚を折り勝利。
仁の友達シャオユウはニーナ・ウィリアムズを疲弊させ、脳天チョップで作戦勝ち。
仁はライバルの花郎と対戦して、彼に勝利した。
平八は花郎を気遣って冷徹になりきれない仁に怒りを覚えた。
第5話
シャオユウとレスラーのキングが対戦。キングは実は2代目で、初代はオーガに殺されたようだ。
シャオユウは検討するもキングに敗れる。
キングは過去に一八を苦しめた実力者のフェニックスをも圧倒。
仁は、オーガを解き放ったのが祖父・平八だと聞き、愕然とする。
仁はキングと戦い、勝利。
しかしオーガは降臨せず、平八は仁に戦いを挑んだ。
仁は風間流を使って平八を倒す。平八への怒りでデビル因子が目覚めかけていた。
シーズン1最終回 第6話
デビル因子を嗅ぎつけたエンシェント・オーガが降臨。
仁はオーガに圧倒させるが、デビル因子の力を徐々に解き放ち、オーガを倒す。
オーガは爆発し、右手に大蛇を備えた悪魔・トゥルーオーガに変身。
仁でも歯が立たず、花郎やシャオユウ、フェニックスも加勢する。しかし次々に倒されていった。
シャオユウがトゥルーオーガに持ち上げられた姿に仁はかつての母・準を重ね、さらに覚醒。
ついに頭突きでトゥルーオーガを倒す。オーガの肉体は消え去った。
しかしその直後、平八が仁を銃で撃つ。デビル因子を完全に消滅させるためだ。
仁は深い意識の中で母・準に謝る。そして怒りで翼の生えた悪魔のような姿に変身。
仁は平八を殺す勢いで何度も殴った。
そしてペンダントを放り投げ、赤い月へ向かって飛び去って行った。
Netflixアニメ『鉄拳:ブラッドライン』シーズン1終わり。
ラスト考察
最終回で平八が仁を射殺する展開は唖然としましたね。
突然の平八の行動原理が読めず、物語に入り込めませんでした。
「デビル因子を憎んでいて、デビル因子を消滅させるためなら孫も殺す!」みたいな心情なのでしょう。
(鉄拳のゲームは昔ちょっとしかやったことがないので、ゲームに詳しい人なら背景や答えを知っているのかもしれないですが)
ラストシーンは仁がデーモン姿になって飛び立っていくというある種のバッドエンド。
母・準の教えと平八の教えの間で揺れた結果、平八に裏切られた怒りが勝り修羅になってしまいます。
仁が次のオーガになってしまったということでしょうか。
もしかすると仁が倒したオーガの中に父・一八の魂が入っているのかもしれませんね。
いずれにしろ、強大なパワーに振り回された仁が闇堕ちするというダース・ベイダー的なオチでした。
シーズン2があれば仁がどうなったかがもっとはっきり描かれるでしょう。
最後のまとめ
Netflix『Tekken: Bloodline』(鉄拳:ブラッドライン)は2Dと3Dの良さ、そしてアニメと格ゲーの良さを凝縮させた優美な格闘シーンが最高でした。
続編シーズン2があるなら、ストーリー性をもう少しプラスしてくれると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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