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Netflix『模範家族』全10話ネタバレ感想・ラスト考察!キャスト解説,韓国ドラマあらすじや最終回評価

Netflix韓国ドラマ『模範家族』の特徴をまとめたマインドマップ

Netflixオリジナル韓国ドラマ『模範家族』。息子の治療費のために金が必要な大学講師が、麻薬組織の金を盗んで犯罪に手を染めていくクライムサスペンス

シーズン1は全部で10話です。

CineMag
すべての要素がイマイチ噛み合っておらず。韓国版『ブレイキング・バッド』にはなりませんでした…。

作品情報、登場人物・キャストぶっちゃけ感想・評価全10話ネタバレあらすじ,最終回解説3つの家族の崩壊と再生の考察を読みたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

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Netflix韓国ドラマ『模範家族』作品情報・キャスト紹介

公開・制作国・話数:2022/08/12・韓国・全10話
原題:『모범가족』英題:『A Model Family』
ジャンル:クライム・サスペンス
監督・演出キム・ジヌ(『推理の女王』『恋するアプリ Love Alarmシーズン2』)/パク・ユヨン
脚本:イ・ジェゴン
配給:Netflix

登場人物・キャスト

登場キャラキャスト・出演作
パク・ドンハ

主人公を演じるチョン・ウ

賄賂で教授になろうと思ったが失敗した英文学講師。

妻・ウンジュ。長女・ヨヌ。長男・ヒョヌの4人暮らし。

2体の死体がある車を発見し、金を盗んでしまう。

チョン・ウ

いちいち動きが面白いんですよねこの俳優。

このエリアのクレイジーX』が大好きだったのでチョン・ウの主役抜擢は嬉しかったです。『応答せよ1994』でも有名。

ウンジュ

ウンジュを演じるユン・ジンソ

ドンハの妻。

ユン・ジンソ

(『オールド・ボーイ』『私に乾杯 ~ヨジュの酒』)

グァンチョル

麻薬組織のグァンチョルを演じるパク・ヒスン

麻薬密売の下部組織の幹部。

パク・ヒスン

取り敢えずマフィア役が似合いすぎ。

サングラスがダンディすぎます。

(『マイネーム 偽りと復讐』『The Witch/魔女』『警官の血』)

ジュヒョン刑事

ジュヒョン刑事を演じるパク・ジヨン

グァンチョルを追い詰める刑事。

パク・ジヨン

(『賢い医師生活2』『秘密の森2』)

チェ・カンジュン

グァンチョルと同じ組織の幹部。

キム・ソンオ

(『ペーパーハウスコリア』)

ムン課長

ジュヒョン刑事の上司。

キム・シンロク

(『地獄が呼んでいる』『ある日 真実のベール』『怪物』)

ネタバレなし感想・あらすじ・海外評価

Netflix『模範家族』

©︎Netflix

あらすじ:大学の非常勤講師・ドンハは賄賂で教授になることに失敗。息子・ヒョヌは心臓病ですが治療費も払えそうになく、妻・ウンジュからは離婚を切り出されます。そんなとき、後ろに停車した車に血だらけの2人の男性の死体と大量の札束があるのを発見。ドンハは出来心でその金を盗みますが麻薬組織に追われることになり…。

衝撃の展開が続くクライムエンタメというよりは、やや淡々としたノワール作品で人を選ぶと思います。

傑作海外ドラマ『ブレイキング・バッド』をモチーフにしている節がありますが、その作品ほどのカタルシスはないです。

2022年夏のNetflixオリジナル韓ドラだと、『再婚ゲーム』は詰め込み過ぎでちょっと微妙だったけど、逆に本作は物足りない感じ。

クライムサスペンスなら『ペーパーハウスコリア』のほうが面白いです。

おすすめ度42%
世界観55%
ストーリー58%
IMDb(海外レビューサイト)※随時更新(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)※随時更新批評家 %

一般の視聴者 %

※以下、Netflix韓ドラ『模範家族』のストーリーネタバレありなので注意してください!

Netflix『模範家族』ネタバレ感想・評価

Netflixオリジナル韓国ドラマ『模範家族』の評価は55点。
シネマグ
エンタメとしても、渋いノワールとしてもヒューマンドラマとしても中途半端でした。

何がメインかよくわからず、ストーリーにぜんぜんのれませんでした。

ドンハが金を盗んで、死体を庭に埋めるまではワクワク。

「ドンハが『ブレイキング・バッド』のウォルター・ホワイトに変貌するのか!?」と期待に胸が膨らんでいました。

しかしそういう犯罪エンタメ系の作品ではありませんでした。

しかも第1話で金を盗んでから中盤まで、大きな展開といえばドンハがマフィアに埋められそうになるところくらい…。

淡々かつ中だるみ状態で物語が進行していきます。

かといってノワールやマフィアドラマとして面白いかというとそうでもない

独特の美学もグロい殺しのシーンもあるにはあるんですが、それがメインという感じもしないんですよね。

模範家族というタイトルなので「家族で麻薬密売をする羽目になるのか!?」と考えたりしましたがそれも違う。

確かに家族の話ではあるのですが、基本主人公・ドンハしか事件に絡んでおらず、家族で協力して何かをするわけではありません

中盤で娘が父の麻薬密輸を知って半グレに絡まれたり、後半に妻が事情を知って同行したり、突然第6話から出てきたドンハの父が死体を隣に埋め直すくらいです。

犯罪エンタメとしても、マフィアモノとしても、家族団結の話としても、どの角度から見てもぶっちゃけ微妙なドラマでした。

登場人物についてはバックストーリーが少ししか描かれておらず、各キャラクターに感情移入がしずらかったです。

心臓病を患う息子ヒョヌはお利口さん。娘のヨヌは問題児と、非常に表面的な性質しか伝わってきません。

グァンチョルは孤児で家族に憧れている節があると分かりますが、それが物語に上手く繋がっているかは微妙。

麻薬組織の幹部、ヨンスやカンジュンについてもほぼ何も分かりません。

刑事のジュヒョンと死んだハンチョルは恋愛関係だったのか、信頼できる上司と部下だったのか?最初は恋愛関係かと思いきや、回想を見るとどちらか判断がつきずらいです。

ハンチョルはウンジュとも不倫関係でしたが、ウンジュとジュヒョンは一切絡みません。絡んだほうが良かった気がします。

というか物語の核であるドンハとグァンチョルの絡みも思ったほどなく物足りない。

警察の重要人物ジュヒョンに至っては麻薬組織の人間とほぼ絡みなしなのも勿体ないです。

基本的に、それぞれの人物が自分たちの領域で縄張り争いや捜査をする話で、がっつりクロスオーバーしないんですよね。

あとは登場人物については、セリフでその人物の心理をうまく描写できていなかったようにも思えます。

主人公・ドンハは英文学の講師で「ジキル博士はハイドを制御できていなかった」と、自分の心理描写と重なるような発言をするのですが、人間の二面性うんぬんの話をしたいのは分かりつつ、なんかぴったりハマった表現という気がしないのです。

マフィアの下部組織と上層部の争いについても、上層部の実態がまったく見えないのが不満でした。

細かい点では警察がドンハの庭を調べた際に、隣の家の庭に死体が埋まっているのに気づかないのもありえない気がします。

土に死体の成分や臭いが残っているはずなので、警察犬とかが気づきそうなもんですが。

酷評ばかり書いてしまいましたが良かったところもあって、特にジュヒョンが警察署内で裏切り者のムン課長を射殺するシーンなんかはセンセーショナルで素晴らしかったです。

こういう意外性プラスショッキングなシーンがもっとあれば良かったと思います。

殺しのシーンの凄みなど良いところもあるものの、まとめると『模範家族』は何をメインにしたいのかわからず、登場人物の描き込みも浅く、それぞれのパートがリンクせず、ぜんぜん見応えない作品になってしまったと感じました。

『模範家族』全10話ネタバレあらすじ解説

第1話

パク・ドンハは賄賂を渡して非常勤講師から大学教授になろうとする。しかし懇意にしていた教授が逮捕され、その話はなかったことに。

金がなくては病気を患う息子・ヒョヌの心臓移植手術ができない。ヒョヌの治療費の金を賄賂に使ってしまったのだ。

妻・ウンジュとの中は冷え切っており、前々から離婚を切り出されていた。

車を止めて絶望に暮れていたドンハ。衝撃があり、後ろから別の車にぶつけられる。

ドンハは車を降りてぶつかった車の中を見る。2人の男性が死んでいる。そして大量の札束が。

ドンハは金を盗んで家に隠し、死体は庭に埋め、車はある池の付近に放置した。

娘・ヨヌが「庭で誰かの携帯が鳴っている」と騒ぐ。埋めた死体の携帯だった。

夜、ドンハは慌てて裏庭を掘り起こし、携帯を手にとった。

第1話 終わり

第2話

ドンハはハンチョルという死体の男性の携帯に、自分の妻・ウンジュから何通もメールが入っているのを発見。

車内で死んでいたハンチョルと妻は不倫をしていたのだ。

一方、麻薬密売組織(マフィア)のヨンスは、手下のハンチョルたちが行方不明になり、取引の金がなくなったことに憤慨。

義弟のグァンチョルに金を探せと依頼した。

刑事のカン・ジュヒョンは、マフィア組織へ先輩のハンチョルを潜入捜査員として送り込んでいた。そのハンチョルと連絡が取れない。

ドンハはネットで調べたビルで資金洗浄を依頼するが、マフィアの情報が出回っていたため男たちに捕まりそうになり逃亡。

第2話 終わり

第3話

マフィアのグァンチョルは携帯の追跡履歴が途絶えた地域を特定し、そこに家を借りる。ドンハの家のすぐ近所だった。

グァンチョルはドンハの隣人の大麻製造人が怪しいと考えて拷問する。しかしその男は何も知らず、グァンチョルの暴行で死亡した。

ドンハは危機を感じ取り、警察にグァンチョルのことを通報。しかしグァンチョルに金を持って逃げた男だとバレてしまった。

グァンチョルは部下にドンハを埋めるよう命令するが、取り消した。

そしてお堅い仕事についているドンハを運び屋にすると決めた。今現在警察の捜査の手が厳しいため、怪しまれない運び屋が必要だったのだ。

第3話 終わり

第4話

ドンハはグァンチョルの命令で釜山にメタンフェタミン(覚醒剤)の原液を運んだ。

娘のヨヌはウンジュと大喧嘩。ヨヌは車庫に大量の金があるのを発見して彼氏と持ち逃げする。

ドンハは必死でヨヌを探す。

兄貴分のヨンスやカンジュンに裏切られそうだと知ったグァンチョルは組織から独立することを計画。

第4話 終わり

第5話

ヨヌたちはモーテルで半グレの男たちに金目当てで殺されそうになるが、グァンチョルやドンハによって助けられた。

ジュヒョン刑事はグァンチョルを監視するためにドンハの近所に家を借り、部下のユンソクとその場所で捜査を進めていた。

ジュヒョンは、警察の内部情報がマフィアに事前にバレていると知る。警察にマフィアの内通者が潜んでいるようだ。

ドンハはグァンチョルの依頼で麻薬をとあるホテルへ運ぶが、警察の捜査が入り捕まってしまう。

ドンハは「買春しようとしていた」とシラを切って釈放された。しかし尾行していた妻・ウンジュに問い詰められる。

ドンハは運び屋になった経緯を話し、激昂するウンジュに「お前も浮気しただろ」と言い放った。

第5話 終わり

第6話

ジュヒョン刑事は、ドンハの父親で詐欺師のパク・ドクスを見つけ、ドンハ一家を監視するよう依頼。

ドクスは若い頃に金遣いが荒く、ドンハが小さい頃に出ていった過去を持っていた。

家族に死んだと伝えていた父・ドクスがいきなり家に現れ、ドンハは激怒した。

しかしドクスから行く場所がないと言われ、しかたなく1週間だけ家におくことに。

第6話 終わり

第7話

グァンチョルはマフィアの事務所へ行き、裏切ろうとしていたカンジュンを殴りまくる。

ドクスはウンジュ携帯の中身を見て、彼女が浮気をしているらしいことを知った。

ドクスは裏庭で犬が土を掘り返しているのを見て、死体が埋まっていることに気づいた

ジュヒョンはドクスに何か情報を手に入れたか尋ねる。

しかしドクスは、ドンハたちをかばうために何も知らないフリをした。

第7話 終わり

第8話

夫ドンハが麻薬組織に利用されていることを知ったウンジュ。彼女はグァンチョルと直接会い、ゆう通りにするから金をくれと交渉した。

ドンハとウンジュはグァンチョルの指示で、警察やカンジュンの目を引くために金を運ぶ。

ジュヒョン刑事は、警察内部の裏切り者・2名の「ハンチョルが潜入捜査官だから殺せ」という音声を入手。

ジュヒョンは親しい先輩の命を奪った悪人の存在を知って怒りに打ち震えた。

ドンハの金を奪うためにカンジュンや警察たちが車で追ってきて、釜山で大掛かりなカーチェイスが起こった。

ドンハとウンジュはなんとか逃げ出すが、自分たちが持たされていたのが偽札だと知り愕然とする。

第8話 終わり

第9話

警察内部の裏切り者の1人は特捜班の麻薬捜査員の男性だった。

ヒョヌは病院で心臓の移植手術を受けることに。ドクスがヒョヌを励ます。

カンジュンとヨンスは麻薬組織の上層部に捕まる。カンジュンはヨンスを射殺し、殺害を免れた。

カンジュンは「グァンチョルを裏切れば助けてやる」とドンハに持ちかける。

ドンハはカンジュンの言うことを聞くと見せかけてグァンチョルに情報を流した。

グァンチョルの部下が裏切り者のカンジュンを絞殺する。

第9話 終わり

シーズン1最終回 第10話

ドンハの家の庭に警察ハンチョルの死体が埋まっていると考えたジュヒョン。

チームを呼んで庭を掘り起こすが死体は出てこない。

ドクスがこっそり隣の庭に死体を埋め直していたのだ。

ドンハはハンチョルの電話でジュヒョンに連絡。

ドンハから隣の家の庭に死体が埋まっていると聞かされたジュヒョン。土を掘り返し、先輩ハンチョルの腕時計を見つけて涙する。

グァンチョルは警察内部にいた組織の上層部の男を殺害した。

ジュヒョンと部下のユンソクは音声データからムン課長が麻薬組織の内通者であると知る。

事実を知ったユンソクはムン課長に撃たれて死亡。

ユンソクの死にショックを受けたジュヒョンは銃を片手に警察署に乗り込んだ。

ジュヒョンは奥の部屋にいたムン課長を射殺した。周りの警官がジュヒョンを取り押さえる。

ヒョヌの心臓の手術は終わったが、臓器は不適合で病気は治らなかった。

ドクスはドンハに過去に家族をかえりみなかったことを謝罪。

ウンジュは「結婚して私が何者でもなくなったから離婚したかった」と話す。

ドンハは「もう1度楽しくホームパーティーをした日々を取り戻したい」と言う。

後日、ドンハは真実を話すために警察署へ向かう。しかし足が進まず横断歩道で立ち止まった。

電話の着信が鳴る。聞き覚えのない声が「この電話がお前と家族の命綱だ」と言った。

最終回 第10話 終わり

考察

3つの家族の崩壊と再生

本作で面白いと思ったのは「問題になるのはいつだって金か家族のこと」というメッセージ。

確かに現実社会でも、人を悩ませる大きな問題はこの2つのどちらかのことが多いですよね。

本作では、

  1. 実際に家族であるドンハ一家
  2. 麻薬組織:義兄弟であるグァンチョルとカンジュンとヨンス
  3. 警察:ジュヒョン刑事・ムン課長・死んだハンチョル

大きくこの3つの視点で物語が動いていきます。いわば3つの家族です。

その中でドンハ一家はどんどん絆を深めていき、麻薬組織と警察という“疑似家族”の人々はお互いに裏切り合い殺し合うという対称的な結末を迎えるのが構造的な面白さです。

最小単位の家族には壊れやすくも再生できる反脆弱性(何かあっても柔軟に対応できる)があります。

一方、警察やマフィアなど大きな組織には普段は頑強でも一旦誰かが裏切ってしまえばその連鎖で全てが崩壊してしまう脆弱さがあります。

『模範家族』はこの対比に気づかせてくれた作品でした。

ラストの意味

ラストは知らない人物からドンハにまた脅しの電話がかかってくるという衝撃の展開。

グァンチョルではない麻薬組織の別の誰かなのか?

それとも警察内部にまだいる裏切り者か?

ハッキリとした答えは分かりません。

電話をかけてきた人物の正体はわかりませんが、一旦裏の世界に足を踏み入れてしまったドンハの負の連鎖は終わらないという意味なのでしょう。

最後のまとめ

Netflix『模範家族』は、個人的に期待していたものが見れなかったので残念でした。

Netflixらしく、ストーリーの長さと脚本の濃度が噛み合ってなかった。

シネマグ
全10話とまあまあ長い割に大きな展開が少なかったのが残念でした。

このクオリティだと続編のシーズン2が制作されるかはかなり微妙だと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『模範家族』レビュー終わり!

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