藤原竜也と竹内涼真出演の映画『太陽は動かない』 を鑑賞。
期待以上に完成度の高い邦画スパイアクションで、とっても楽しめた。詰め込みすぎという意見も多いが、そうは感じない。
率直な感想レビュー評価を書き、あらすじネタバレやストーリーのわかりやすい解説をしていく。
めちゃ楽しめた。期待以上だった点を徹底解説!
映画『太陽は動かない』情報・登場人物・キャスト
原作と監督
映画の原作は、吉田修一著の小説『太陽は動かない』と『森は知っている』。
監督は羽住英一郎で、『MOZU』シリーズ、『海猿』シリーズ、『暗殺教室』シリーズで有名な人。アクションの見せ方が上手い。
Netflixオリジナルアニメ『バイオハザード:インフィニットダークネス』の監督も務めています。
登場人物/キャスト俳優
鷹野一彦/藤原竜也
田岡亮一/竹内涼真
AYAKO/ハン・ヒョジュ
デイビッド・キム/ピョン・ヨハン
風間武/佐藤浩市
山下竜二/市原隼人
俳優・藤原竜也は『Diner ダイナー』『カイジ』『るろうに剣心 京都大火編 伝説の最期』『人間失格 太宰治と三人の女たち』などで有名。
竹内涼真は俳優としてだけでなくアニメ映画『鹿の王 ユナと約束の旅』(2022)で声優も務めています。2022年はドラマ『六本木クラス』で主演!
映画『太陽は動かない』ネタバレ感想・評価・考察
個人的な評価は86点くらい。期待を遥かに超えてきた。劇場に観に行く価値は十分だ。
邦画アクションサスペンスとしては、『踊る大捜査線』シリーズに匹敵する素晴らしい作品だったと思う。
2021年公開邦画だと『マスカレード・ナイト』と並ぶかちょっと劣るくらいの完成度だと思いました。
アクションがすごい!!攻めてる!
まず、アクションが本当に素晴らしかった。トラックでの格闘、爆発の撮り方、高層ビルでの戦闘などなど、迫力満点で、派手で絵になる!ブルガリアで1ヶ月にわたりアクションを撮影したようで、その成果が実っていた。
映画『ジョン・ウィック』のような、戦闘のアイデアもとても豊富だった(詳しくはネタバレになるので避けるが…)。
美しいカットも多い!
そして、ため息が出るほど美しい構図のカットも多く、見応えある海外の街のカットなどあって、見ていて2時間飽きることはなかった。
羽住英一郎監督やスタッフは本当に素晴らしい仕事をしたと思う。
吉田修一の原作小説の良さもあると思うが、ストーリーも藤原竜也が演じる鷹野の凄惨な過去がしっかり描かれていて入り込めたし、全体としてもまとまっていたしラストのオチも良かった。
つまらないと酷評される理由と反論
ダメな点として酷評されている理由で多いのが、鷹野の過去を描いた小説『森は知っている』のストーリーまで入れて、内容が詰め込みすぎになっているという部分。
確かに、事態をしっかり把握しながら見ていかないと誰が何をしてるのか意味がよくわからなくなるだろう。しかし、WOWOWのドラマ版を見ていなくても理解できるように適宜説明は入れて、ちゃんと作られていたと思う。
海外ドラマでは(LOSTとか)キャラの過去シーンとか差し込まれることが多いし、個人的に詰め込みすぎとまでは感じなかった。静かな島の風景とせわしいアクションとの緩急が付いていてむしろ良かったと思う。
邦画のスパイアクションサスペンスとしては、とても完成度の高い部類に入るだろう。
(次の項目から完全ネタバレなので、映画を未鑑賞の人は注意してね。)
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