ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』は、白川道のハードボイルド原作小説をドラマ化した話題作。主演は、玉木宏と高橋一生。
本作のネタバレあらすじを紹介して、感想や考察などをそえていく。
(※兄の竜一は名前が和田猛という名前になっているが、竜一のまま記載。)
1話から9月15日放送の最終回第8話まで掲載!最新話から見たい人は参考にしてもらえればうれしい。
竜の道 二つの顔の復讐者 登場人物/キャスト相関図
引用元:https://www.ktv.jp/ryu-no-michi/
矢端竜一/玉木宏
矢端竜一(やばたりゅういち)は、竜二の双子の兄、美佐の義兄。育ての親を自殺に追い込んだ霧島源平に復讐を誓う。火事で死んだと見せかけて整形。偽名・斉藤一成(さいとうかずなり)と名乗り、出版社に務め、ある事情からブラジルに8年隠遁。2020年にUDコーポレーションを立ち上げ、和田猛(わだたけし)の偽名で戻ってくる。
俳優玉木宏は2021年公開の映画『HOKUSAI/北斎』で歌麿役を演じて話題に。2022年はドラマ『マイファミリー』にも出演
2024年にはアマプラでドラマ『沈黙の艦隊』も全世界配信されました。
Amazon Prime Videoの実写ドラマ『沈黙の艦隊』(The Silent Service) のドラマ版が2024/02/09から配信開始! CineMag 映画版の内容が1〜4話まで、5〜8話までがドラマ追加スト[…]
矢端竜二/高橋一生
矢端竜二(やばたりゅうじ)は、竜一の双子の弟。国土交通省のエリート官僚。兄と協力して霧島源平を破滅させようとしている。抜け目ない性格で、上司への根回しなどもうまい。義妹・美佐のことが好き。
俳優・高橋一生は映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で桂小五郎役で出演。
吉江美佐/松本穂香
吉江美佐(よしえみさ)は、吉江夫婦の娘。竜一と竜二は義理の兄。2012年では大学生、2020年時点では、地元の北九州で教員を務めている。竜一が生きていると知らない。思いやりのある性格。
松本穂香は2022年公開の映画ネットフリックス『桜のような僕の恋人』で主演を務めました。
霧島源平/遠藤憲一
霧島源平(きりしまげんぺい)は、キリシマ急便の社長。地方の運送会社に偽りの業務提携を呼びかけ、事業を吸収する悪人。政治家やヤクザへの挨拶も欠かさない。顧問弁護士と不倫関係にある。
俳優:遠藤憲一は、2021年5月公開の映画『地獄の花園』でコミカルな美脚OL役を演じて話題に。
霧島晃/細田善彦
霧島晃(きりしまあきら)は、源平の跡取り息子。東大出身で正義感が強く、父・源平の事業拡大のやり方に反発している。竜二とは飲み友だち。
霧島まゆみ/松本まりか
霧島まゆみは、源平の長女で晃の姉。料理研究家。ホストクラブなどで遊び歩いている。貧乏人や格下を見下す。竜二のことを見かけて気にいった。
女優・松本まりかは日テレドラマ『名探偵ステイホームズ』に刑事役で出演。
砂川林太郎/今野浩喜
砂川林太郎(すながわりんたろう)は、トッキービーンズの重役。偶然竜一と竜二の話を立ち聞きしてしまい、竜一に憧れてUDコーポレーションに入れてもらう。
三栗谷仁志/尾上寛之
三栗谷仁志(みくりやひとし)は、霧島源平が娘まゆみの婿養子にと迎えた人物。国土交通省の経済政策局に勤めていて、父親は有名な政治家。晃の代わりにキリシマ急便の2代目社長になる予定。
沖和紀/落合モトキ
沖和紀(おきかずのり)は、UDコーポレーションの和田猛(竜一)に興味を持つフリーのジャーナリスト。飲み屋で竜一のかつての上司に出くわし、竜一が以前斉藤一成(さいとうかずなり)という名前だったと知る。
曽根村始/西郷輝彦
曽根村始(そねむらはじめ)は関東の裏社会を牛耳るヤクザの組長。人を見る目があり、竜一が出版社に勤めていたときから目をかけていた。
竜の道 第1話 前編 ネタバレあらすじ
第1話 前編あらすじネタバレ
皆さん4月から大変長らくお待たせしました‼️
ついに初回2時間SPが始まります🔥
あなたの感じたことを「#竜の道」と共にツイートしてください✨#玉木宏 #高橋一生 #松本穂香 #細田善彦 #奈緒 #今野浩喜 #渡辺邦斗 #西郷輝彦 #松本まりか #斉藤由貴 #遠藤憲一 #竜の道 #SEKAINOOWARI #ビッケブランカ pic.twitter.com/eqpMAbFOXz— 8/4第2話『竜の道』火9ドラマ (@ryunomichi_ktv) 2020年7月28日
視聴率9.1%
オープニング
矢端竜一(玉木宏)は、双子の弟の竜二(高橋一生)にひどい暴行を加え、瞳孔を見開いて銃の引き金を引いた。
過去 1997年
実の親に捨てられた竜一と竜二。少年時代、吉江夫婦に引き取られて幸せに暮らしていた。吉江夫婦には娘の美佐(松本穂香)もいて、竜一と竜二によくなついていた。
しかしある日、夫婦はキリシマ急便の社長・霧島源平(遠藤憲一)に騙され、営んでいた吉江運送を吸収された挙句、従業員まで引き抜かれてしまう。
吉江夫婦は絶望してガス自殺。小さい美佐が帰宅しガスを吸ってしまったが、助かった。
その後、少年・竜一は霧島源平がビルから出たところをナイフで襲う。しかし逆に部下たちに殴られ、左頰に傷を負ってしまった。
竜一と竜二は霧島源平を破滅させることを固く決意。
2004年
竜一と竜二は、義妹の美佐と3人で仲良く暮らしていたが、ある日竜一が自宅で火事に巻き込まれ死んでしまう。
数ヶ月後、竜二は国土交通省に入省。見知らぬ男がやってきて、おめでとうと言うが、それは顔を整形した竜一だった。
2012年
竜一は火事の時に死んだ人間である「斉藤一成(さいとうかずなり)」と名乗り、ゴシップネタを扱うグレーな出版社に勤務しながら、霧島源平の周囲を探っていた。そして、顧問弁護士と愛人関係にあることを突き止める。
大学生の美佐を連れ、竜二は両親の墓参りに。美佐は竜一が生きていると知らない。
竜二はキリシマ急便で過労死した男性がいると聞き遺族の家へ行くが、多額の口止め料をもらっているらしく、過労について話さない。
竜一は、過労死した男性の妻がキリシマ急便へ出向くところを狙って彼女を脅し、過労死の証言を録音。
それらの情報をもとに、キリシマ急便に国交省の監査を入れた竜二。霧島源平の息子・晃(細田善彦)も、過労問題を証言した。
キリシマ急便の業務停止は確実かと思われたが、源平が大臣に裏で手を回し、30日の業務停止処分で済むことになった。
そんなこともあろうかと、竜一は料亭で会う源平と大臣の写真を撮っていた。そして国交省の部長を脅し、証言させる。しかし竜一は何者かに拉致され、ボコボコにされてヤクザの組長・曽根村始(西郷輝彦)の前に出された。
竜一は、源平への復讐について話した。曽根村は、証拠を大臣に渡して恩を売ると言い、金も権力もないなら復讐など忘れろと言い放った。
竜の道 第1話 後編 ネタバレあらすじ
第1話 後編あらすじネタバレ
2012年
勤める出版社の局長の家に呼び出された竜一。殴られそうになるが、局長は心臓病で急に苦しみだす。竜一は心臓病の治療薬のニトロを届かない場所に転がして局長を押さえつけると、彼はそのまま死んだ。
竜一は局長の首にかかっている鍵を取り、家を出る。ちょうど彼の息子が帰宅するところだった。竜一は、会社の金庫に不正に溜め込んでいた10億円を奪取。
2020年
8年後、竜一はブラジルから帰国。UDコーポレーションというITクレーム対策会社を立ち上げた。竜二も国土交通省で出世していて、二人でまたキリシマ急便を潰す計画を練り始める。竜一は出国で世話になったヤクザの組長・曽根村に挨拶に行った。
竜一がブラジルから連れてきた、部下で天才ハッカーの遠山凛子(奈緒)は、キリシマ急便の得意先の食品メーカートッキー・ビーンズの異物混入をでっち上げ、顧客情報を盗み取った。そして会社の砂川林太郎(今野浩喜)に、コンサルティングを持ちかける。
竜二は霧島源平の息子・晃と信頼関係を築いており、源平が大手通販会社Anywaysとの提携を目論んでると情報を聞き出した。
竜一は人を殺した過去に悩まされ、夜の街を歩く。大きな花火を眺めながら、兄妹3人で昔眺めたことを思い出し、一筋の涙を流した。
北九州で教員を務めていた美佐は、花火大会があるからと竜二に呼び出され、東京に来ていた。偶然、涙を流す竜一を見つけ声を掛けるが、お互い気づかない。
美佐は1冊のノートを落とし、竜二のもとへ急いだ。
竜の道 二つの顔の復讐者 第1話 完
竜の道 第1話 感想と考察・解説
竜の道は第1話から予想以上に面白かった!
玉木宏が渋くてかっこいいし、高橋一生のエリート官僚という役柄もピッタリ。全体的に重厚感があって小洒落ている。ハードボイルド+サスペンスな感じ。ストーリーもとてもわかりやすい。
そして、竜一と竜二が吉江夫婦の養子で、美佐とは直接血が繋がっていないという設定も切なくて、感慨深い。
なんと言っても、第1話の後編で花火と竜一の涙が重なるシーンが最高だった!
ってゆうか、オープニングでもうドラマの結末部分を流している!竜二は竜一に撃たれて死んだのだろうか?竜二は美佐のことを好きで計画に支障が出たのか?いきなりマジか!となる始まり方だった。
竜の道 第2話の予告
✨第一話ありがとうございました✨#竜の道 の世界を堪能して
いただけましたでしょうか?🐉🐉物語はまだまだこれから🔥
来週は、秘密がバレて
いきなり最大のピンチ⁉️復讐という生き方を選んだ双子が
どういう運命をたどるのか。是非、最後までご一緒に
見届けて下さい。#玉木宏#高橋一生 pic.twitter.com/dfS6lFba7J— 8/4第2話『竜の道』火9ドラマ (@ryunomichi_ktv) 2020年7月28日
竜の道 第2話 ネタバレあらすじ
第2話あらすじネタバレ
視聴率6.9%
竜一は遠山に命令し、SNSに広がるトッキービーンズのクレームを削除。さらに、必死で地域に謝罪して回る砂川の姿を拡散し、トッキービーンズの株価を元に戻した。
竜一は美佐が東京に出てくると知り、竜二にそれを止めるよう言うが、無理だと言われる。そのとき音がして、立ち聞きしていた砂川が逃げ出した。
次の日、竜一は砂川を捕まえようとするが、見つからない。
相談しようと竜二がいるホテルに着くと、上京してきた美佐に遭遇。慌てて竜二が竜一をUDコーポレーションの社長だと紹介した。竜二と美佐は部屋探しをするという。
キリシマ急便の祝賀会が開かれ、トッキービーンズの社長に紹介された竜一は、霧島源平に挨拶をしていた。しかしそのとき、砂川が現れる。竜二が砂川にワインをこぼすと、彼は「和田さんには本当にお世話になった」と言ってその場を後に。
竜二と竜一は、トイレで砂川を脅す。すると彼は、霧島源平を潰すと聞いて協力したいと語った。さらにUDコーポレーションに入れて欲しいと言う。
竜一は美佐に連絡を取り、会社にきた彼女にノートを返す。兄みたいだと言われ動揺し、嫌味を言って美佐を突き放した。
仕掛けたGPSで、砂川が源平の行きつけのキャバクラに行くと察知し、竜一は現地へ。源平に情報を売る気かと砂川を殴り、ナイフを突きつける。すると砂川は、源平の弱みを探していて、新サービスのために部下を脅してトラックの台数を無理に増やしたと愛人から聞いたと語る。
その情報を竜二に伝えると、国交相の大河内が書類を不正に通していた可能性があると繋がった。竜二は、キリシマ急便に今在籍していない運行管理者を書類で提出していることを突き止める。
源平の息子・晃は、その件で竜一に相談し、会社を改革するチャンスだとアドバイスを受ける。晃は源平に書類の不正の責任と、新サービスの中止を求めた。源平は晃のやり口を褒めて、了承。
そのあと源平は、不正な書類を作った部下をあっさり左遷。息子の晃のことも見限り、娘・まゆみの婿養子兼跡取りとして、みくりやという男性を招き入れた(三栗谷仁志/尾上寛之)。
一方、竜二はまゆみに連絡を取り、ディナーをともにしていた。
竜の道 二つの顔の復讐者 第2話 完
竜の道 第2話の感想と考察・解説
今回も面白かったけど、砂川(今野浩喜)が目立ち過ぎた感じがする。キャラは悪くはないけど、いきなり道端で復讐話を耳にして、竜一に憧れてUDコーポレーションに入ったという展開が唐突だった。リアリティが少し欠けたような気がする。
あとあとで「砂川も一人の復讐者だった!」という布石なのか?だったらいいけど。
✨第二話ありがとうございました✨
晃( #細田善彦 )を
取り込んだと思ったら
すぐさま互いに次の手の応酬😱次回は仇の娘を巡って
見合い相手と竜二のバトル勃発🔥まゆみお嬢様( #松本まりか )
いよいよ本領発揮です‼️必見🤩#竜の道#8月11日火曜よる9時#玉木宏#高橋一生 pic.twitter.com/HuggTkcVIS
— 8/11(火)第3話『竜の道』火9ドラマ (@ryunomichi_ktv) 2020年8月4日
竜の道 第3話 ネタバレあらすじ/三栗谷VS竜二
第3話あらすじネタバレ
竜二は源平の娘・まゆみと夕食をとっていた。まゆみのわがままを大概は聞き入れながらも、少し説教をして彼女の気を惹くことに成功。付き合うことになった。
源平の息子・晃は取締役に昇進したものの、飼い殺しにされているとわかり竜一と苦い酒を飲む。
源平によって見合いの席が設けられ、三栗谷とまゆみは食事のあと2人で散歩していた。まゆみは三栗谷にまったく興味を示さず、その後のディナーでも好きじゃないとキッパリと言い放つ。しかし三栗谷は、キリシマ急便がほしいから好き嫌いはどうでもいいと言った。
竜二は、巡回バスの自動運転プロジェクトを、むろや大臣に説明する重要なプレゼンを任される。そんな中、まゆみと交際をはじめたことを聞きつけて、同じ国交相に務めている三栗谷がやって来る。彼は、正々堂々と勝負しようと言った。
数日後のこれからプレゼンというとき、竜二は分厚ファイルの中の資料がすべて白紙になっていることに気づく。三栗谷の仕業だ。しかし竜二はプレゼンの内容をすべて記憶していた。大臣に内容を完璧に説明し、課長への昇進が内定した。
竜二は三栗谷を呼び止め、あらかじめ会議室に仕掛けていたカメラを見せた。そこには、竜二のクリアファイルを交換する三栗谷の姿が映っている。彼は議員である父に助けを求めて電話をするが、企業からの違法献金がマスコミにリークされたと、父親側も破滅。竜一や遠山が美人局を使って仕組んだことだった。
三栗谷は源平にすがるが、あっさりと見捨てられる。
竜一のもとへ、美佐が学校のSNS問題に相談にくる。竜一は丁寧に説明したものの、会社が手を入れるべき問題じゃないと言った。
竜二は仕事帰りに美佐とレストランに入る。すると、あとをつけてまゆみが入ってきた。妹だと説明すると、まゆみは安心して竜二の隣に座る。
まゆみは美佐がつけているキリシマ急便のキリンの人形をみて懐かしがった。竜二は、それが過去に源平から手渡しでもらったものだと気づいて怒りを内に溜めた。
ジャーナリストの沖和紀(おきかずのり)は、飲み屋で竜一の写真を眺めていた。横に座っていたガラの悪い男性がその写真を見て、出版社から10億円盗んで消えた人物だとまくし立てる。彼は竜一のかつての上司だった。
竜の道 二つの顔の復讐者 第3話 完
竜の道 第3話 感想と考察
竜二が三栗谷をコテンパにやっつける展開が半沢直樹みたいで面白かった。竜二の明晰な頭脳、カメラという策略、さらに竜一の美人局作戦と3つの要素が絡み合って見応え十分。半沢直樹2みたいな、怒涛の結末だった(ハードボイルドなので、見せ方は半沢よりサラっとしてはいるが)。
あとは、まゆみの憎らしさが半端ないw彼女はどう破滅するのか?それとも更生するのか?それが4話からの見どころだ。
ここからさらに怒涛の展開を期待したい!
竜の道 第4話 ネタバレあらすじ/美VSまゆみ
第4話あらすじネタバレ
2020年8月18日放送分!
竜一は晃を呼び、キリシマ急便を変えるには、源平を追い出すしかないと焚きつけた。晃は悩むが、従業員の過労死を厭わず母をお手伝い扱いする父・源平の人間性に怒り、会社からの追放を決意。
フリーライターの沖和紀(おきかずのり/落合モトキ)は、和田猛が斉藤一成であると知ったが、それを隠しながらUDコーポレーションの特集を組むと竜一を取材した。
源平は、大手ネット通販会社Anyways(エニウェイズ)から仮契約条件の書類を見せられる。かなり無理のある内容だったが、本契約のためにこの1.5倍の実績を出すと宣言した。
美沙はまゆみに呼ばれて、彼女が開催するホームパーティーに参加。まゆみに格好がダサいとディスられてしまう。
まゆみは、美沙と竜二の血が繋がっていないと知り、嫉妬。行きつけの店のホスト2人に金を払い、美沙に嫌がらせをしろと命令する。
美沙は下校中に見知らぬ2人に絡まれて逃げる。彼らの顔を覚えてネットで調べ、働いているホストクラブに出向くと、そこにはまゆみの姿が。「なぜ兄があなたと付き合っているかわからない」と言うと、まゆみは「田舎へ帰れば?」と言い返した。
美沙は、両親の死後家に住まわせてくれた親戚のおばさんに話を聞き、キリシマ急便のせいで両親が自殺したと知る。
美沙は竜一のもとに相談へ行き、親の仇のキリシマ急便のグッズ(キリン)をずっと大事に持っていたと悔しそうに語る。竜一は、もうまゆみに関わるなと言った。
後日、竜一は美沙を見張っていると、また2人のホストが出現。美沙が逃げたところで、竜一は2人をボコボコにした。
竜一は竜二を呼び出し、美沙が首を突っ込めば計画が潰える可能性があると声を荒げ、「美沙のことを妹以上に思ってるんだろ!?」と怒鳴りつけた。
夜、美沙はまゆみに呼び出せれて外に出ると、半グレの人間たちに拉致され、建物に連れ込まれた。そこにはまゆみもいる。半グレたちが美沙を襲い始める。まゆみは、もうその辺で離してやれというが、半グレたちは聞かず、まゆみまで襲おうとする。
そこへヤクザの人間たちが殴り込み、美沙とまゆみは助かった。美沙を見張っていた竜一がヤクザの曽根村に頼んで人を手配したのだ。
まゆみの元へ竜二がやってくる。すべてバレたと知っているまゆみは、竜二に消えてと言う。しかし竜二は「あなたを見てたら苦しくなった」と言って抱きしめた。まゆみは「愛なんかいらない」と目を潤ませる。
源平は部下に、矢幡竜二について調べておけと命令。
竜の道 第4話 感想と考察
相変わらず玉木宏や高橋一生は渋くてかっこよかったんだけど、ストーリーはちょっと退屈だった。美沙とまゆみの決着がなんかモヤモヤしていたからだ。まゆみは一旦泣きを見てほしかったが、竜二に最後諭されるという展開に。彼女も復讐に巻き込むのだろう。
あと細かいけど、親戚のおばさんなど、美沙の知り合いで 両親の自殺について知っている人物は、竜一と竜二で口止めしておくべきだったと思う。
竜の道 第5話 ネタバレあらすじ/源平が竜二の過去を知
第5話あらすじネタバレ
高橋一生、『竜の道』で演じる役は「とても魅力的で愛おしい人」#高橋一生 #竜の道 https://t.co/aVo6X7Cuf4
— マイナビニュース・エンタメ【公式】 (@mn_enta) 2020年8月24日
遠山は、竜一が最初からキリシマ急便を狙っていることを知り、複雑な表情に。
フリーライターの沖和紀(おきかずのり/落合モトキ)は、斉藤一成(さいとうかずなり/竜一の偽名)が過去に殺した出版社の社長の息子・大野木健斗(おおのぎけんと/二宮慶多)に会う。そして父親が死んだあと、彼の母親まで苦労して病気になって死んだと聞き出した。
竜一は取締役員の小田嶋聡介(おだじまそうすけ)の弱みを握り、源平を取締役会で社長から引きずり降ろす足掛かりにしろと言う。小田嶋がキリシマ急便との提携継続を約束する代わりに、損害保険会社から金を貰っていると竜一から聞き、晃はその情報で小田嶋を脅す。
小田嶋は泣き崩れ、味方になると言った。しかし彼が難病の娘のために金を必要としてると知った晃は、竜一の容赦ない作戦に疑問を持ち、悩んだ。
源平は竜二の報告書を読んでいた。彼を呼び出し、「美江急便の息子だろ、復讐は無理だ」と言う。竜二は「両親のような負犬にならない。強い方につく」と返し、源平をうまく騙した。
家に帰った源平は、妻の芙有子(ふゆこ/斉藤由貴)から相談があると言われる。
竜一は美佐からの電話をずっと拒否。ある日美佐が現れ「兄の復讐を手伝って、もし兄が危険な目にあったらあなたを許さない」と言われる。
それから竜二と会った竜一は、「お前はもう復讐の道から外れろ、俺は人を殺しているから後戻りできない」と言い、建物の外へ出た。
竜二は港で茫然自失としている竜一に追いつき、「それでも俺はお前と一緒に行くぞ」と言う。2人は涙を流して抱き合った。
竜の道 第5話 感想と考察
第5話は、気迫と感動の回だった。一段とハードボイルド的な渋さが増している!
竜二が源平の前で敵じゃないことを示すために、「両親のような負犬にはなりたくない」と言ったシーンが印象的だった。もう普通の人間の精神構造じゃないな!という凄みがある。
ラストの竜一と竜二が抱き合って泣くシーンもとても感動した。玉木宏の大粒涙がかっこよすぎ!
竜の道 第6話ネタバレあらすじ/源平と芙有子の儚い愛
第6話あらすじネタバレ
霧島芙有子(ふゆこ/斉藤由貴)は夫・源平に晃と仕事で協力して欲しいと頼む。しかし源平は、「お前は金のために嫁にきたから家族の力になれない。俺を軽蔑するならしろ」と言い放った。
次の日、源平が竜二と会社で話をしながら歩いていると、向こうから晃と竜一がやってきた。源平は、竜二が美江急便の息子で昔兄の竜一が昔乗り込んできたと笑って話した。
まゆみは美佐にあやまりたいが素直になれず、2人は一緒に夕食を食べることに。
次の日、芙有子は源平に手紙を書くが、源平の前で急性心筋梗塞で倒れ、病院に運ばれる。源平は妻の突然の病気にパニックになり、夜通しで付き添った。晃は「そんな大事ならなぜ今まで大切にしなかった」と父を責める。まゆみや美佐も病院へ到着する。芙有子の手術が行われるが、意識は回復しない。
竜一は「いいときに倒れてくれた」と言って、源平を引きずり下ろす役員会を2日後に早めることに。
その日以降、源平は会社にほとんど顔を出さず、芙有子のそばに居続けた。
まゆみは気を紛らわすため、家に美佐と竜二を呼ぶ。取締役会の作戦を立てている晃と竜一もやってきて、食事の席に加わった。竜一が「竜二さんのお兄さんが昔キリシマ急便に乗り込んだんでしょ」とわざと喋り、竜二は笑う。その場にいた美佐に、竜二に復讐の意志がないことを示唆するためだった。
晃に加担する役員たちを集め役員会の算段を話していると、竜二がやってきて、社長がいないときに何を企んでいるのか?と大きな声で言った。2人の予想通り、晃に寝返る約束をしていた二見敏明(ふたみとしあき/演・小市慢太郎)という役員が、竜二に社内クーデターを密告する。
しかし竜二は「裏切り者はいなかった」と竜一に報告。そして二見を違法カジノへ誘い、通報して逮捕させた。
寝返りそうな二見を部下の凛子に見張らせていた竜一は、なぜ二見のことを話さず、1人で処理したのかと、竜二にまくし立てた。竜二は「お前が殺すかもしれないからだ」と言う。
芙有子の意識が戻り、源平は笑顔で会社に戻る。晃は病院で芙有子に「自分の道を行け、源平への手紙をお願い」と言われ、家の引き出しに入っていた手紙を見つけて読んだ。
ついに取締役会が始まった。竜一も危機管理コンサルタントとして同席している。晃は審議を言いかけて席を立ったものの、何も言わずに座ってしまった。そのとき芙有子死亡の電話が源平に入り、会議は中止。竜一の作戦は失敗した。
源平は芙有子からの“心を開くことができなかった。これからはあなたと二人で生きていきたい”という手紙を読んだ。
通夜になり、源平は気持ちを紛らわすためにキャバクラで女性と踊るが、目に涙を浮かべている。まゆみは竜二を抱きしめ、「よかった。あなたがいて」と涙をこぼした。
後日、会社をクビになった元役員の二見が、キリシマ急便のドライバーでまた過労死者が出たと国交省に密告。その情報を聞いた竜一は、「まだチャンスはある」と嬉しそうに隆二に喋った。
源平は、役員たちのクーデターを不問にすると言ったが、コンサルの竜一は出入り禁止となった。
竜二は源平に会い、「過労死の件はもみ消しておきました」と告げる。
竜の道6話 感想と考察
第6話は、これまでの話で一番完成度が高くて、格段に面白かった。政略結婚させられた源平と芙有子の間にあった真実の愛。それがお互い素直になれそうな瞬間に終わってしまった。この展開はハードボイルド好きにはたまらないだろう。お互いずっとそばにいて、相手を想っていたはずなのに、すれ違ってきたのだ。源平が芙有子の手紙を読むシーンは本当に泣けた。さらに、まゆみが竜二の前で流す涙も素晴らしい。
憎いから相手を破滅させる竜一と、憎しみの中に何かを感じ取り、キリシマ急便を内側から変えようとする竜二。ここからは、二人の直接対決だ!ドラマ竜の道の今後はますます期待できそう!
竜の道 第7話ネタバレあらすじ/源平が曽根村始に殺しを依頼、竜一の正体が沖にバレる
第7話あらすじネタバレ
竜二は源平に、元役員の二見敏明(ふたみとしあき/演・小市慢太郎)が告発したキリシマ急便の過労死事件を、運輸局担当の部下に言って揉み消したと話す。
竜一は、役員会での件を謝罪に来た晃を見捨てた。そして凛子や砂川にも通常業務に戻れと冷たく話す。
まゆみは美沙を呼び、竜二が自分と本気で付き合っていると聞き出して安心した。それから和田猛が兄の竜一に似ていると聞き、「和田と付き合えば?」と言う。
次の日まゆみは竜二を家に呼び、「あなたが私を変えた。母・芙有子のように孤独に死にたくない」と涙する。竜二は、源平が破ってゴミ箱に捨てた芙有子の手紙を見せ、「お母さんは孤独じゃなかった」と言った。
エニウェイズとの仮契約中に配送数が伸びず、源平は追い詰められていた。キャバクラで酒を飲んでいると、竜一に焚きつけられた二見が内部の情報をSNSで拡散すると脅してきて、金を要求される。
次の日、竜一は源平に会い、ある社員に何度も金をせびられていると嘘の忠告ををした。源平は秘書の大友由伸(おおともよしのぶ/ 演 渡辺邦斗)は竜一のあとをつけさせ、彼が二見に金を渡しているところを目撃。
竜二は源平に芙有子からの手紙をみせ、エニウェイズとの契約を死んだ奥さんも喜ぶはずだと焚きつける。源平は家に帰り、芙有子の骨壷を抱きしめた。
そのときエニウェイズの社員から電話があり、キリシマ急便に関するクレームのメールを受けたと話す。源平は二見が危険だと判断した。
竜一の読み通り、源平はヤクザの会長・曽根村に「ゴミ処理をお願いしたい」と言って二見の殺害を依頼。その様子はスマホで録画されていた。竜一は曽根村のところに録画データを取りに行くが、なかなか来ないので怪しんで二見に電話する(竜一は二見の海外逃亡を曽根村に依頼し、殺すつもりはなかった)。
二見は源平に呼び出されて工事現場に来ていると言う。竜一は急いでその場所へ向かうと、別の車が現れる。二見を逃すが、竜一は男性3人にボコボコにされ、連れていかれた場所は曽根村の屋敷だった。曽根村は源平から金をもらったから殺しの依頼を遂行するといい、お前が二見を殺せば録画データを渡すと笑って拳銃を差し出した。
竜二と竜一はいつものホテルで今後どうするか深刻な面持ちで話す。竜二は二見を殺すなと言い、「俺がまゆみと結婚して内部から源平のすべてを奪う。まゆみを犠牲にしない。美沙が好きなのはお前だ」と続けた。
美沙のもとに北九州の叔母から電話があり、沖和紀(おきかずのり/落合モトキ)が家に来て、竜一が死んだときのことを聞いてきたと話した。それを聞いた美沙は和田猛が兄だと直感的に確信。
美沙が竜一の会社にやってきて、双子の義兄と暮らしていた話をし、上の兄が他人のフリをしているかもしれないと言った。竜一はどうしていいかわからず、美沙が部屋を出たあと、目に涙を浮かべる。
沖は、斉藤一成の故郷の東北を訪ねてある真実をつかんだ後、竜一に殺された出版社社長の息子・大野木健斗(おおのぎけんと/二宮慶多)に会った。そして彼に真犯人への復讐を誓う。そして竜一に会いに行き「こんにちは。矢端竜一さん」と挨拶した。
竜の道7話の感想と考察
ヤクザの会長・曽根村がいきなり裏切ってて、なんだか拍子抜けした。ダンディで中立なキャラが崩れてしまい、展開的にちょっと残念。
あとは二見役の俳優・小市慢太郎がいい味出してるなあ。いかにもクズっぽくてグッド!
来週が第8話で最終回の2時間スペシャル!この復讐劇はどうなるのだろうか?!竜一も竜二も源平も、3人とも死ぬような気がする。それとも、大どんでん返しでハッピーエンドになるのか?楽しみだ!
竜の道最終回第8話ネタバレあらすじ/復讐の決着
最終回第8話あらすじネタバレ
最終回前半 竜二死す?
竜一は、二見敏明(ふたみとしあき/演・小市慢太郎)を海外へ逃した。
沖和紀(おきかずのり/落合モトキ)は、竜一の出版社時代の上司・田沼から、写真の人物が斉藤一成だと聞き、さらに東北にいる本物の斉藤の知人から、写真の人物は斉藤ではないという事実を照合させ、竜一に突きつける。竜一はシラを切った。
竜一は沖の家に侵入し、彼が過去の不正を記事にしないでもみ消していることから、金目当てだとわかり、会社に来た沖を嘲笑った。
沖は、凛子に竜一が竜二と復讐を企んでいるという記事を送りつけた。そして竜一が過去に殺害した出版社の社長の息子・大野木健斗(おおのぎけんと/二宮慶多)に、斉藤はやっぱり死んでいたと嘘をつく。しかし健斗は沖のノートを盗み見して真実を知った。
凛子は竜一に復讐はやめろといい、涙を流す。竜一は「お前は別の道を行けと」言った。砂川は沖を尾行するが、逆にボコボコにされてしまった。
竜一は美沙に会い、北九州の兄妹の話をしてほっぺたをつねった。
竜一は沖の家で彼の首を締めて殺害。廃墟にやってきた竜二をボコボコに殴り、邪魔するなら殺すと言って引き金を引いた。
最終回後半 竜一死す?
竜一は竜二を撃っていなかった。駆けつけた美佐に介抱され回復した竜二は、大臣を使い、ある計画を進める。
沖は、ヤクザの組長・曽根村始(西郷輝彦)の実の息子だった。竜一はケジメと称され拉致されて廃墟に連れて行かれる。
凛子はGPSを頼りに廃墟までは突き詰めるが、その後、竜一がどこへ行ったかわからない。美沙は曽根村のところへ行き、竜一が生きていることを知った。
凛子は竜一を介抱し、彼がいつも竜二と会っているホテルのベッドに寝かせた。
起きた竜一は、本名を名乗って源平をホテルの部屋に呼び出して復讐の話をする。源平は「何をしても勝てばいい。子ども当然の会社を取られた人間は負け犬だから死んで詫びるしかない」と言い放った。さらに沖から送られてきた記事も持っている。竜一は拳銃を抜くが、撃てなかった。
まゆみは、家で酒を飲みながら復讐を企てていた竜二を切り捨てると言う源平に「わたしはあんたに似ているとわかった。あんたは愛を信じてないから」と返し、家を出ていくことに。
竜一と竜二、美沙の3人は港で落ち合う。そして復讐を分かち合って生きようと決心した。
竜一と竜二はキリシマ急便の本社へ行き、源平に会う。竜二はAnywaysがキリシマ急便を吸収合併すると話した。さらに竜一が、ホテルでの源平の会話を見せ、ネット上に拡散したと言った。竜一は自殺するなら使えと、拳銃を置いていく。
絶望した源平は妻・芙有子の位牌の前で拳銃の引き金を引くが、弾は入っていなかった。
竜二は記事が出回る可能性を考慮して、国交相を辞職。まゆみと別れたが、彼女はこれから幸せになると宣言した。
美沙は竜二とスーパーで鍋の材料を買い込んでいる。今夜は久しぶりに3人で鍋を囲むのだ。
美沙から電話が掛かってきて、竜一はすぐ行くと答える。しかしその直後、ナイフで健斗に刺されて倒れた。3人で鍋を囲む想像をしながら、竜一は血を流して死んでいった。
竜の道最終回8話の感想と考察・解説
竜一死亡のラストは切なかったし、とても綺麗な終わり方だったと思う。竜の道は人間の業と儚さを強く描き切った。玉木宏が演じた激情型の竜一と、高橋一生が演じた感情を殺して官僚のコネを使いまくる竜二の相性が抜群で、どこまでも家族に素直になれない源平のキャラクターも最高だった。
そして、中曽根組長の息子がライターの沖和紀だったとは!しかも最終回で沖は金目当てのクズに変貌w変わり方が急すぎて、ここはちょっと笑えた。
不満をいえば、コロナの影響で話数が少なくなったのか、8話で最終回だったので急ぎ足感が否めない。冷徹な凛子、アホな砂川、本当はクズな沖など魅力的な登場人物が揃っていたので、もう少し彼らを描く時間があったら、と残念でならない。
まあ総評すると80点くらいで面白いハードボイルドなドラマだった!
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