Netflix映画『グレイマン』(The Gray Man)。CIAの凄腕暗殺者がソシオパスの殺し屋と戦う純度100%のアクションスリラー!
キャストはライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマスと超豪華!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で世界最高の歴代興行収入を叩き出したルッソ兄弟が監督を務めます。
作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・忖度なし評価、考察:主人公シックスとクレアの絆を知りたい人向けに徹底レビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
作品についての視聴者・口コミアンケートも投票お願いします↓

Netflix映画『グレイマン』作品情報・キャストと演技の印象
原題:『The Gray Man』
ジャンル:アクション
監督:アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)
脚本:ジョー・ルッソ/クリストファー・マルクス/スティーヴン・マクフィーリー
原作:マーク・グリーニー「暗殺者グレイマン/The Gray Man」(2009年出版)
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
音楽:ヘンリー・ジャックマン
登場人物・キャスト紹介
登場人物 | キャスト |
シックス CIAの暗殺部隊シエラに所属する凄腕の暗殺者 | ライアン・ゴズリング 面長イケメンだけど体はムキムキ。無表情でド派手なアクションを切り抜けるさまが爽快でした。 |
ロイド・ハンセン CIAの命令でシックスの命を狙う殺し屋。人の痛みをなんとも思わないソシオパス。 | クリス・エヴァンス クリス・エヴァンスは悪人役も最高!拷問している最中に画面にヌッと顔が出てくる登場時の表情がもろに“異常者”という感じ。狂気が垣間見えました。 |
ダニ・ミランダ CIA所属。高官の悪事に気づいてシックスに協力する。 | アナ・デ・アルマス 相変わらずキュートでしたね。肉弾戦やロケットランチャーを使っての豪快なアクションにもしびれました。 出演作『ノック・ノック』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』『ナイト・ウォッチャー』『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『底知れぬ愛の闇/ディープウォーター』 |
スザンヌ・ブリューワー CIAの上級職員。ロイドの行動を監視する。 | ジェシカ・ヘンウィック |
カーマイケル(CIAの本部長) | レジ=ジーン・ペイジ |
フィッツ(シックスの元上司) | ビリー・ボブ・ソーントン |
クレア(フィッツの姪)。シックスと仲良し。 | ジュリア・バターズ どこかで見たと思ったら『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の子役ですね。 |
あらすじ
©︎Netflix
2003年。兄と自分を虐待していた父親を殺して刑務所に入っていたシックス(ライアン・ゴズリング)は、CIAのフィッツによって出所させられ、暗殺チームに加わることに。
それから18年後。
シックスはタイで暗殺しようとしていた標的が、同じCIA・シエラ部隊に所属するフォーだと知り愕然とします。
シックスはフォーから、CIA高官カーマイケルの悪事の証拠を収めたマイクロチップを入れたペンダントを託されました。
事態を知ったカーマイケルはシックスを消すことに。
カーマイケルは元CIAで過激な性格からクビになり、今は民間で殺しの会社を立ち上げているロイド(クリス・エヴァンス)にシックスの暗殺を命じるのでした。
シックスは元上司のフィッツのコネで逃亡用の飛行機に乗りますが、ロイドの手が迫り…。
ネタバレなし感想・見どころ・海外評価
ライアン・ゴズリング主演でエクスペンダブルズをやったみたいな作品。
内容は「組織に裏切られた暗殺者が殺し屋を迎え撃つ!」という『ジョン・ウィック』シリーズ的なこれまで何度もこすられまくったものです。
しかしアクションは一級品!
計算し尽くされた演出・アングルの銃撃・爆撃・格闘・アクションの連続。まさに最先端のスタイリッシュアクション詰め合わせたような映画です。
アクション映画好きは絶対見るべきでしょう。お酒で頭空っぽにするのも忘れずに!
ちなみに海外レビューサイトは評価が高いわけではなく、Rotten Tomatoesの批評家たちはむしろ低評価です。
これはストーリー性のなさが影響しているのでしょう。
おすすめ度 | 85% |
アクション | 95% |
ストーリー | 47% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.8(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 50% 一般の視聴者 90% |
※以下、Netflix『グレイマン』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『グレイマン』ネタバレ感想・評価
最先端アクション大作
狙われる暗殺者、狙うソシオパスの殺し屋というあるあるストーリーですが、アクションのクオリティ・密度が凄まじかったので満足できました。
- 徒手格闘は何が起こっているかわかりやすく臨場感抜群
- 飛行機爆発からの落下など、完全に把握できなくても何度も見たいシーンが盛り沢山
- 爆発、クラッシュ、墜落など視覚的に派手
と、スリリングな映像自体に没頭できた幸せな2時間でした。眼福です。
人間ドラマ・ストーリー性を重視する人には向かないかもしれません。
いっぽうでアクション映画には良質なアクションだけがあればいいと再認識させてくれる作品でした。
アクション演出について
中途半端なマシンガンはそこそこに、ロケットランチャーやガトリングガンなど対人の究極兵器をポンポン出していく感じがエンタメとして潔いと思いました。
ルッソ兄弟は「とりあえず派手なほうがいいっしょ!」と考えているようですね。
ドローンで遠くからグワっと近づいて近くのカメラに切り替わる斬新かつスタイリッシュなカットも見応え抜群でした。
ローアングルから弧を描くように回り込んだり、一気に俯瞰レベルまで離れたり実に多彩。
本作でアクションシーンの見せ方の勉強ができると思いました。
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