映画『コンテイジョン』ネタバレ考察・ラスト感想/キャストあらすじ評価:ウィルス原因は蝙蝠と豚,レンギョウ解説

映画『コンテイジョン』、コロナで世界が大変なこのご時世、 パンデミックを題材にしたこの映画は他人事とは思えない。

『コンテイジョン』は、感染拡大を群像劇風で追っているので、ストーリーが若干わかりにくかったと思う。

そこであらすじを、登場人物ごとにわかりやすく解説してみた。

あとは、今のコロナ問題と絡めた考察とかを補足でやってみます。

完全ネタバレ有りなので、観てない人は注意してね。

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映画『コンテイジョン』作品情報

  • 公開2011年/ アメリカ制作
  • 監督: スティーブン・ソダーバーグ
  • 脚本: スコット・Z・バーンズ
  • 世界での 興行収入/円換算で約140億円

スティーブン・ソダーバーグは『 オーシャンズ11』とか『 チェ 28歳の革命』の監督で有名な人。現実にある社会問題を、リアルに描くのが上手い人。

スコット・Z・バーンズは『 不都合な真実』や、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の脚本家。ソダーバーグ監督とは、 抗うつ剤の副作用をテーマにした2013年の映画『 サイド・エフェクト』でもタッグを組んでいる。

監督と脚本の2人とも作風から考える限り、製薬会社の陰謀というか、社会の不当な利益構造をあばきたい系の人なのだろう。

主な出演者はあらすじの次の項目で詳しく解説。

映画『コンテイジョン』登場人物・キャスト解説

 

有名ハリウッドスターが勢揃いしているのも、映画『コンテイジョン』の特徴だ。

ウィルスの パンデミックというテーマで140億円のヒットを飛ばせたのは、キャストが豪華だからだろう。

ここでは、『コンテイジョン』の内容を理解してもらうために、登場人物/キャストをささっと説明する。

ベス・エムホフ(企業の重役)/ グウィネス・パルトロー

ベス・エムホフ/グウィネス・パルトロー

ベス・エムホフは、アルダーソン社という複合企業の重役。香港へ出張に行った帰りに元彼と浮気後、ウィルによる症状が出た。

グウィネス・パルトローは、映画『セブン』や、マーベルの『アベンジャーズ』シリーズ(アイアンマンの嫁・ペッパー・ポッツ役)への出演で有名な女優。

ミッチ・エムホフ(一般人)/ マット・デイモン

ミッチ・エムホフ マット・デイモン

ミッチは、ベスの夫で一般人(主夫?)。 ミネソタ州に住んでいる。

ベスとは再婚同士でお互い連れ子がいる。

演じた マット・デイモンは『 ボーン・アイデンティティー』や『 オーシャンズ11』、『オデッセイ』で有名な俳優。

エリス・チーヴァー(研究者)/ ローレンス・フィッシュバーン

エリス・チーヴァー(研究者)/ローレンス・フィッシュバーン

エリス・チーヴァーは、 アトランタのCDC研究センターのお偉いさん。

俳優の ローレンス・フィッシュバーンは、『 マトリックス』のモーフィアス役で有名。近年は、『ジョン・ウィック』シリーズにも出演している。

エリン・ミアーズ(研究者)/ ケイト・ウィンスレット

エリン・ミアーズ(研究者)/ケイト・ウィンスレット

エリン・ミアーズはCDC研究センターの調査員。

エリスの指令を受け ミネソタ州 ミネアポリスに調査に出向くが、感染が発覚。

ケイト・ウィンスレットは、みんな大好きな『 タイタニック』のローズ役の女優。映画『ライフ・オブ・デヴィッドゲイル』など有名作に多数出演。

アリー・ヘクストール(研究者)/ ジェニファー・イーリー

アリーは、CDC研究センターの研究員。コウモリのウィルスと豚の遺伝子の 接触によって新種のウィルスが生まれたと突き止めた人物。

ワクチンMEV-1を発明し世界を救った。

ジェニーファー・イーリーは『 高慢と偏見』や、『 英国王のスピーチ』などに出てる女優。

レオノーラ・オランテス(学者)/ マリオン・コティヤール

レオノーラ・オランテス(学者)/マリオン・コティヤール

レオノーラはWHOに所属する疫学者。スイスから香港に出向き調査をするが、中国人研究員に拉致される。

マリオン・コティヤールは、『エディットピアフ 愛の讃歌』でアカデミー主演女優賞を獲得した女優。

『TAXI』シリーズや、 バットマンの『ダークナイトライジング』でも有名。

アラン・ク ラムウィディ(ブロガー)/ ジュード・ロウ

アラン・クラムウィディ(ブロガー)/ジュード・ロウ

アランはブログのアクセスで稼ぐブロガー。サンフランシスコ住み。 パンデミックに乗じてアクセスを伸ばす。

ジュード・ロウは『 ガタカ』や、ソダーバーグ監督の『 サイド・エフェクト』で有名な俳優。

ライル・ハガティ海軍少将/ ブライアン・クランストン

ライル・ハガティ海軍少将/ブライアン・クランストン

ライル・ハガティは、 パンデミックの責任をどうしようか検討する軍のお偉いさん。

重要人物ではないが、演じている ブライアン・クランストンは、超人気海外ドラマ『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルター・ホワイト役で有名な俳優。

2020年のシリアスドラマ『Your Honor/追い詰められた判事』で7年ぶりの主演を務めて話題になった。

映画『コンテイジョン』ラスト考察(ネタバレ)/感染源はコウモリと豚

 

映画『コンテイジョン』のストーリーの結末は以下。

  1. 中国で森林開発をしている、アルダーソン社の重機が倒した木にぶら下がっていたコウモリが住処を追われバナナ園へ。
  2. コウモリのバナナの食べカスが豚小屋に落ち、それを食べたがウィルスを発現。
  3. その豚は出荷され、香港の一流シェフに調理される。そしてがシェフと握手したベスが感染。

 

『コンテイジョン』という映画は、ウィルスの パンデミックを環境問題と絡めて訴えているのだ。

人間が生活範囲を広げ森林破壊をしていくと、住処をなくした動物と人間が 接触する機会が増える。

今まで森の奥にいたウィルスが、行き場を無くした動物を媒介として、豚などの家畜と 接触してしまうのが問題なのだ。

それが原因で新種のウィルスが生まれてしまい、 パンデミックを引き起こすという結論は素晴らしいと思った。

ちなみにオオコウモリを近くで見たことがある人ならわかると思うけど、あいつら食べてる グアバの実とかめっちゃこぼす。食べ方がめちゃくちゃ下手なのだ。

 

エボラ出血熱とかも原因はコウモリではないか?といわれている。

人類がウィルスによる パンデミックの危機にさらされないためには、コウモリがマナー良く食事をすることが大切なのかもしれない。

あらゆる職業からパンデミックを解説(ネタバレ)

映画『コンテイジョン』が素晴らしかったのは、あらゆる職業のあらゆる年齢の人たちが パンデミックにどう対処するか描かれていたことだ。

  • 研究者はサルを何匹も犠牲にして必死にワクチン作る
  • 医療関係者は必死に看病する人もいれば、 ストライキする人も
  • 医療関係者が感染しちゃう
  • 市民は暴動起こして街は荒れ放題
  • 若者たちは恋すらできなくてストレス溜めてる

大なり小なり、それぞれの立場にいる人々が様々な問題が描かれていた。

誤情報をブログに掲載するアランなど、コロナの件で起こった ツイッターのデマみたいな問題を、9年前の2011年にすでに取り上げていたのも素晴らしい。

2000年代の SARSの問題とかもしっかり情報を集めて、映画の脚本に取り入れたのだろう。

 

監督の スティーブン・ソダーバーグや脚本の スコット・Z・バーンズはウィルス対策の専門家の意見を聞いてこの映画を作ったらしい。通りで細かい分までリアルなわけだ!

コロナ問題と絡めて何か使えそうな視点があるとすれば、女学者・レオノーラが遭遇した中国編の誘拐事件についてかもしれない。

日本では起こらないかもしれないが、ワクチンの優先順位を巡って政府関係者を脅すといった出来事が、途上国で起こる可能性は、ないとはいえない。

また、どこの国のどこの会社が開発したワクチンを世界で流用するかというのがキーポイントになるだろう。

どの企業が得をするのかという視点は持っていたほうがいいかもしれない。

ワクチンの問題について(2020/5/11追記)

ワクチンの問題について調べてみたら、コロナの場合は、ワクチンができる頃には感染者数が収束している可能性が高いので、ワクチンによる利益はとても低いと考えられているようだ。

製薬会社も資金が潤沢な超巨大企業以外は、ワクチンの製造に積極的ではないらしい。

つまり、上記で考察したような、ワクチンの企業間競争にはならない

コンテイジョンのレオノーラみたいに、誘拐されるとかはないだろう。

レンギョウ(連翹)はどんな薬?

映画『コンテイジョン』ではブロガーのアランが、「新種のウィルスに レンギョウ」が効く!という嘘を広めていたというオチだったんだけど、 レンギョウって何?と思った人も多いだろう。ちなみに漢字で書くと連翹。

レンギョウはモクセイ科の植物で中国原産。

映画『コンテイジョン』に登場したレンギョウ

漢方医学では「連翹」と呼ばれ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、腫瘍・皮膚病などの鎮痛薬に用いる。成分にトリテルペン、モノテルペン グリコシド、リグナンを含み、強い抗菌作用がある。

レンギョウは抗菌作用がある植物だと考えればよいだろう。

漢方薬として使われることが多く、日本では「 ツムラ漢方荊芥連翹湯エキス顆粒」(ケイガイ レンギョウトウ)が特に有名。この薬は鼻炎や肌の炎症を緩和させる効果を謳っている。

ウィルスが中国発祥ということで、中国の薬が効くというのはいかにも信じてしまいそう。コロナでも、薬に関していろんなデマが飛び交っているし、映画『コンテイジョン』の教訓を得て、十分注意しよう!

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