Netflixオリジナル韓国映画『バレリーナ』チョン・ジョンソとキム・ジフンが過激な殺し合いを繰り広げるスタイリッシュアクション!
作品情報・キャスト
ネタバレなしの感想
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
ストーリー考察
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
韓国映画『バレリーナ』作品情報・予告
制作国:韓国
上映時間:93分
韓国語タイトル:『발레리나』 英題:『Ballerina 』
ジャンル:殺人アクション、ノワール、アート
年齢制限:16歳以上(過激な暴力シーンあり)
監督・脚本:イ・チュンヒョン
イ・チュンヒョン監督はパク・シネと今作のヒロイン チョン・ジョンソ出演の『ザ・コール』などで有名な人物。今作でも主演を務めたチョン・ジョンソと熱愛中のようです。
韓国映画『バレリーナ』キャスト
オクジュ|cast チョン・ジョンソ
ヒロイン・オクジュを演じるのはチョン・ジョンソ。傑作『バーニング劇場版』やNetflixだと『ペーパーハウスコリア』のトーキョー役で有名です。
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チョイ役|cast キム・ジフン
最低最悪な変態ヴィラン・チョイを演じるのはイケメンのキム・ジフン。『悪の花』の強烈なキャラクターが印象的でした。
ネトフリオリジナル作品だと『その恋、断固お断りします』や、『ペーパーハウスコリア』に出演。
ヒロインもヴィランも『ペーパーハウスコリア』メンバーですね。
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バレリーナ・ミニ役|cast パク・ユリム
オクジュの親友のバレリーナ・ミニを演じるのはパク・ユリム。
アカデミー賞外国語映画賞を受賞した邦画『ドライブ・マイ・カー』の聴覚障害者の役が記憶に新しいですね。
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映画『バレリーナ』あらすじ Netflix
警備会社で要人警護の仕事をしていたオクジュ(チョン・ジョンソ)は、中学校の頃の同級生チェ・ミニ(パク・ユリム)とバッタリ再会する。
ミニはバレリーナとして活動していると言った。
オクジュとミニは親友になり、海に行ったり写真を撮ったりと楽しい時期を過ごす。
しばらくして要人警護の仕事をやめたオクジュは、しばらくミニに連絡を取っていなかった。
ある日ミニから電話を受け、彼女の部屋に行く。なんとミンは浴槽で手首を切って自殺していた。
ベッドの上にはバレエシューズが置かれている。“シェフ・チョイに復讐しろ”とメッセージがそえられていた。
オクジュはチョイ(キム・ジフン)の正体を探り始める。
家に侵入して調べたところ、チョイはマフィアでドラッグ売買や女性への性的虐待動画の販売をしている最低な人物だった。
オクジュはチョイに騙されたフリをしてラブホテルに入り、そこで彼を殺そうとするが…。
ネタバレなし感想・海外評価
フィルムノワールの要素もあり、単なるエンタメアクションではないので見る人を選ぶでしょう。
アクションシーンもそこまで多くありません。
ネットフリックスの韓国映画だと『キル・ボクスン』の方がエンタメアクションに振り切っていて好みでした。
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おすすめ度 | 70% |
アクション | 85% |
ストーリー | 56% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.3(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 100% 一般の視聴者 100% |
メタスコア(Metacritic)※随時更新 | (100点中) |
※以下、ネトフリオリジナル韓国映画『バレリーナ』のストーリーネタバレありなので注意してください!
韓国映画『バレリーナ』ネタバレあらすじ解説
ラブホの少女
ラブホテルでオクジュはナイフでチョイを殺そうとする。しかしチョイはナイフを素手でつかんで反撃してきた。激しい争いになる。
オクジュはナイフでチョイの口を切り裂く。しかし仲間が部屋に入ってきて、オクジュは仕方なく逃亡した。
部屋の外にチェーンソーを持った男がいる。別の部屋から性的虐待を受けていた女子高生が飛び出してきた。オクジュはその女の子と逃げる。
女の子は性奴隷のような仕打ちを受け、逃げたかったが逃げたら動画をばら撒かれると思うとできなかったと話す。
後日、オクジュが部屋に戻ると女の子がいない。チョイが襲いかかってきた。オクジュは窓から逃げる。
ラスト結末
オクジュは女の子を助けるためにチョイが所属しているマフィアのアジトがある牧場へ。
オクジュは地下で大麻を栽培しているマフィアたちを次々に殺害していく。ボスも射殺した。
オクジュは地上に出ると、車の荷台に乗ってぐったりしている女の子を発見。
運転している男を殺そうとするが、離れた場所からチョイに腕を撃たれてしまう。
オクジュは小さな銃でチョイを撃ち、動けない状態にした。オクジュは彼を車に乗せる。
ミニが好きだった砂浜にやってきた。
オクジュは火炎放射器でチョイを燃やした。女の子もそれをみていた。
韓国映画『バレリーナ』終わり。
Netflix韓国『バレリーナ』ネタバレ感想・評価
良い点
カラフルで幻想的な照明をバックに、ヒロインが屈強な男性を次々に殺害していくさまが痛快です。
アクションと一緒にカメラも移動し、アングルもテンポよく切り替わるので、戦闘シーンは見ていて飽きません。
ジョン・ウィックのようなキリングアクションに芸術性を持たせようとする挑戦的なコンセプトが伝わってきますし、その点は高く評価できます。
また口が裂けたキム・ジフンはDCのジョーカーみたいでクール!
アクションの生々しさもすごかったです。
コンビニ店員が強盗に殴られる冒頭のシーンのリアルかつ重厚な打撃音からしてこだわり抜かれています。
映画でこんなにリアルで痛々しい打撃音はじめてです。見ている自分が殴られたようで度肝を抜かれました。
ヒロイン・オクジュがマフィアの口にガラスを詰め込んで殴るシーンや、キム・ジフンの口をナイフで切り裂くシーンも痛い!!!
めちゃくちゃグロテスクな表現ではないですが、リアリティがあるので目を背けたくなります。
ダメな点
キリングアクションを芸術的に仕上げるコンセプト自体はすごく良いと思うのですが、特に前半はセリフもなく淡々と進行していくのでやや退屈でした。
ストーリーも親友のためにマフィアに復讐するだけで、特に凝ったところはありません。
チョン・ジョンソのアーティスティックで美しい映像をながめるにはいいですが、もっとアクションシーンを増やすかストーリーを面白くするかしてほしかったです。
韓国映画『バレリーナ』考察
ヒロインはレズビアン?
ヒロインのオクジュが「ミニに会って人生が変わった。生きる希望が持てた」的なことを言っていたので、単なる親友以上の存在のような気がしました。
2人が砂浜を走っている幻想的な光景を見ると、恋人同士だといっても不思議ではないです。
もしかすると2人は恋人同士だった。もしくはオクジュがミニを好きだったのかもしれません。
恋人同士だけど別れたなら、オクジュとミニが連絡を取らなくなったことにも納得できます。
バレリーナの友人を憑依させたヒロイン
ミニは復讐してという遺言と共に、オクジュにバレエの靴を贈ります。
オクジュがその靴を履いて復讐をしたわけではないですが、ミニの無念を受け継いでいることは確かです。
親友という関係性だけでなく、オクジュとミニのアイデンティティが一体化していくような印象も受けました。
バレエダンサーという女性の象徴のような親友から、悪い男たちを殺害するたくましいヒロインへと受け継がれた意志。
フェミニズム的な女性解放のメッセージもあるのでしょう。
最後のまとめ
Netflixオリジナルの韓国映画『バレリーナ』は殺人アクションを芸術的に磨きあげるコンセプトが斬新で、アクションにも一定の見応えがあったいっぽう、ストーリーがシンプルすぎて退屈する部分もあった佳作でした。
エンタメアクションに振り切るか、ノワールの要素を強くするか、さらに芸術的な方向に振り切るかした方が良かったかもしれないです。
ただ作り手はノワールやアート系にしたかったとしても、Netflixに「もっとエンタメよりにしろ」と言われたかもしれないですし、アート色が強い作品は一般視聴者から敬遠される傾向がありますし、バランスが難しいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。韓国映画『バレリーナ』レビュー終わり!
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