Netflix『スパイダーヘッド』ネタバレ感想・クソ映画オチ考察!ひどいラスト酷評,キャスト解説

  • 2023年6月17日

Netflix映画『スパイダーヘッド』孤島の刑務所が舞台。体内に直接ドラッグが分泌される治験に参加する受刑者たちが徐々に異変に気づいていくサスペンス・スリラー。正直、駄作でした…。

クリヘムとマイルズ・テラー主演、『トップガン・マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督のサスペンスということでかなり期待していましたが、ぶっちゃけ超つまらなかったです。

CineMag
言葉は悪いですがクソ映画でした。駄作という意味だけでなく視聴するとなぜクソなのか本当の意味がわかる仕掛けです(笑)

作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・酷評考察を知りたい人向けに徹底レビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ)

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映画『スパイダーヘッド』作品情報・キャスト紹介

公開・制作国・上映時間:2022/06/17・アメリカ・107分
原題:『Spiderhead』
ジャンル:サスペンス・スリラー・SF
監督:ジョセフ・コシンスキー
脚本:レット・リース/ポール・ワーニック
原作:ジョージ・ソーンダース「Escap from Spiderhead」

ジョセフ・コシンスキーさんは『トップガン マーヴェリック』(2022)を監督した人物。

ただ本作『スパイダーヘッド』の残念な出来栄え的には同一人物とは思えないです(笑)。

スティーヴ・アブネスティ|cast クリス・ヘムズワース

スティーヴ・アブネスティを演じる俳優クリス・ヘムズワース

©︎Netflix

スティーヴは刑務所兼治験施設で受刑者にドラッグを与えて観察する人物。

演じるのはアベンジャーズ/マイティー・ソーでお馴染みのクリヘムです。

今作では肉体美を披露する機会は少なかったですが、ソシオパス研究者役が似合ってました。

目を見開いてまつ毛が長い感じに狂気を感じるんですよね(笑)。

2022年は奥さんエルサ・パタキーが主演し、クリヘムも出演したNetflixアクション脳筋映画『インターセプター INTERCEPTOR』が公開されましたけど、そっちのほうが全然好みでした。

2022年はクリヘム主演の『ソー・ラブアンドサンダー』マイティソーの第四作目も公開されました。

2023年はアクション大作『タイラーレイク 命の奪還2』もネトフリで配信!

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映画『タイラーレイク2 命の奪還』

ジェフ|cast マイルズ・テラー

ジェフはドラッグの治験を受ける被験者。

マイルズ・テラーは『トップガンマーヴェリック』(2022)のルースター役もハマっていました。

映画『セッション』(2014)の主人公ドラマー役のイメージも強いです。

その他の登場キャラ・キャスト

リジー(ジェフと同じ受刑者)|cast ジャーニー・スモレット=ベル

ヘザー|cast テス・ハウブリック

サラ|cast アンジー・ミリケン

マーク|cast マーク・パグイオ

あらすじ

映画 スパイダーヘッド

©︎Netflix

ジェフ(マイルズ・テラー)は孤島にある刑務所で、体内に新薬を注入する治験を受けていました。

ラブアクチンを注入されると世界の全てが美しく輝いて見えます。

ボキャブラスを分泌すると言語化の能力がいちじるしく向上します。

観察官はこの治験刑務所を作ったスティーヴ(クリス・ヘムズワース)です。

被験者たちはドラッグの効能で観察部屋でいきなり性行為を始めるなど、恐ろしい内情を目の当たりにしていき…。

『スパイダーヘッド』ネタバレなし感想・海外評価

サスペンスとしては全く面白くないです。海外レビューサイトの評価もかなり低いですね。

孤島でドラッグの治験をやるシュチュエーションは素晴らしいので、非日常的なリゾート治験気分を味わいたい人にはオススメ。

おすすめ度 40%
世界観・設定 80%
ストーリー 45%
IMDb(海外レビューサイト) 5.4(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家46% 一般36%

※以下、映画『スパイダーヘッド』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『スパイダーヘッド』ネタバレ感想・評価

映画『スパイダーヘッド』の評価は39点。
  • 孤島の研究施設での危険な治験。
  • 被験者の背中に取りつけたケースをスマホで操作しドラッグ分量を操作

サスペンス好きにはたまらない舞台とアイデアです。

恋愛や高揚感が高まる薬・ラブアクチンN-40を被験者に投入すると、目の前にいるどんな相手とでも性行為をしてしまうぶっ飛んだ治験も面白かった。

考察系ネコ
しかしワクワクしたのは最初だけ

中盤から後半にかけて尻すぼみ的にストーリーがつまらなくなっていきました

中盤はマイルズ・テラー演じるジェフが、治験に疑問を抱いてクリヘムにちょっと反抗するシーンで中だるみ。

まあダークフロックスという気分が最悪になる薬をヘザーという女性に投入しすぎて、彼女が自殺してしまう展開は良かったです。

ただラストのオチには正直がっかり。

  1. クリヘムはいい奴と見せかけて、誰もが言うことを聞くようになるドラッグ・B-6の効果を試していた
  2. マイルズ・テラー演じるジェフは治験刑務所の製薬会社がクリヘムの所有だと知って怒り、彼の薬の分泌を操作して混乱に乗じて逃げる

という結末。

感想を語る犬
サスペンスとしてもヒューマンドラマとしてもカタルシスがなかったです。

伏線回収・シットフィンガー

サスペンス的な伏線回収で面白かったのはシットフィンガーのくだりくらいでしょう。

ちょっと汚い話になってしまいますが、シットフィンガーというのは日本語で“ウ○コ指”という意味。

掃除係のレイはウ○コで落書きする受刑者を「シットフィンガー」と呼び、正体が誰か探していました。

ラストでジェフとリジーが施設から逃げるとき、壁にウ○コで落書きしているサラに会います。

シットフィンガーの正体はサラだったのです。

サラはウ○コでベチョベチョの手でジェフに襲いかかってきます。

感想を語る犬
う〜ん。これは恐ろしい。ホラーです。
『スパイダーヘッド』が名実ともにクソ映画になった瞬間ですね。
中盤の治験でジェフとサラが性行為をしているとき、クリヘムが「サラってもしかして…」と同僚のマークに言います。
これもシットフィンガーの伏線だったんですね(笑)。
シットフィンガーのくだり以外については、ジェフは飲酒運転で事故って隣に乗っていた親友を殺してしまい実刑。
かつての恋人エマはその事件に耐えられず離れて行ったと思わせて、実はエマもその車に乗っていて死んでいたというどんでん返しもありました。
考察系ネコ
ただこれはサスペンス映画でよくあるパターン。正直そんなことだろうとは思っていたので意外性を感じませんでした。

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