Netflix映画『Lift/リフト』ケヴィン・ハート演じる強盗集団が500億ドルの金塊を飛行機から奪うために奮闘します。
作品情報・キャスト
ネタバレなしの感想
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Netflix映画『Lift/リフト』作品情報
制作国:アメリカ
上映時間:106分
原題:『LIft』
ジャンル:クライム・コメディ・アクション・アドベンチャー
年齢制限:13歳以上
監督:F・ゲイリー・グレイ(『ワイルドスピード ICE BREAK』)
脚本:ダニエル・クンカ
監督のF・ゲイリー・グレイは『ワイルドスピード』シリーズで有名な人物です。
映画『Lift/リフト』キャスト
サイラス|cast ケヴィン・ハート(『ファザーフッド』『ミー・タイム』)
アビー|cast ググ・バサ=ロー(『Loki/ロキ』)
カミラ|cast ウルスラ・コルベロ(『ペーパーハウス』)
デントン|cast ヴィンセント・ドノフリオ (マーベル『ホークアイ』)
キム・ユンジ|cast (韓国ドラマ『Mine/マイン』)
マグナス|cast ビリー・マグヌッセン
N8|cast ジェイコブ・バタロン(『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』)
ハクスリー|cast サム・ワーシントン(『アバター2:ウェイ・オブ・ウォーター』)
ラーズ・ヨルゲンセン|cast ジャン・レノ
コーマック|cast バーン・ゴーマン(『ゲーム・オブ・スローンズ』)
映画『Lift/リフト』あらすじ
サイラス(ケヴィン・ハート)率いる芸術品の強盗集団は、ベネチアとロンドンで同時開催されたオークションに入り込み、NFTアート作品をアーティストごと強奪。
NFTアートの値段を釣り上げることに成功し、アーティストのN8本人にも金を払うことで共犯関係を結んだ。
しかしサイラスの元カノでインターポールのアビーが他のメンバーを逮捕。余罪が発覚してしまう。
インターポールは、「水道管システムをハッキングして洪水を起こして株で大儲けしようとするラーズ・ヨルゲンセンの悪事を未然に防ぐため、ハッカー集団への報酬500億ドルの金塊を盗み出せ」と言った。
刑務所に入りたくないなら引き受けなくてはならない。
サイラスは「アビーがチームに入ることが条件だ」と言う。
サイラスたちは上空を移動する500億円をどう強奪するか綿密な計画を立てる。
サイラスは、「自家用ジェットをレーダーに移らないようにして飛行機に接近させ、レーダー情報を交換して位置を偽装して他の空港に着陸させて金塊を奪う」とぶっ飛んだ計画を提案した。
映画『Lift/リフト』ネタバレなし感想・海外評価
ケヴィン・ハートのキャラクターが好きなので彼が出ている映画はついつい見てしまうのですが、満足感を得ることはあまりありません。
本作はそんなケヴィン・ハート作品の中ではなかなか面白いほうだったと思います。
『Lift/リフト』をひとことで言うとケヴィン・ハートと『ペーパー・ハウス』のウルスラ・コルベロが『オーシャンズ11』をやりました!みたいな作品です。
何も考えずに見る分には悪くない作品だと思います。
おすすめ度 | 50% |
アクション | 58% |
ストーリー | 45% |
IMDb(海外レビューサイト) | 5.4(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 26% 一般の視聴者 47% |
メタスコア(Metacritic) | 40(100点中) |
※以下、映画『Lift/リフト』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『Lift/リフト』ネタバレ感想・評価
冒頭はベネチアでカーチェイスならぬボートチェイスを繰り広げるなど、視覚的な面白さをしっかり提供してくれました。
NFTアートから話が展開するなど、新しめの話題を取り入れていたのも興味深いです(効果的だったかは微妙ですが)。
裏の作戦があったと最後にわかるオチもナイスでした。
ケヴィン・ハートとググ・バサ=ロー(インターポールの元カノ)の恋愛模様と、金塊強奪作戦が同時に進行していくあたりがすごく『オーシャンズ12』のブラッド・ピットとキャサリン・ゼタ=ジョーンズっぽかったです。
しかし脚本の緻密さはオーシャンズのほうが上かな〜と言う感じ。
500億ドルの金塊を強奪するために、移送する飛行機に別の飛行機を近づけてレーダー情報を交換して管制塔を騙し、金塊が乗った飛行機を別の空港に着陸させる作戦はアイデアとしては面白いと思います。
いっぽうで単なる映画映えさせるための作戦だとも感じました。
「そんな面倒な作戦以外にも方法があるのでは?」という考えが頭から離れないんですよね。
正確にいうとシンプルに金塊を奪うだけでなく、ケヴィン・ハートが元カノといい感じでヨリを戻すことができ、かつインターポールも悪役も騙すための作戦だったわけですが、その辺の複雑さや妙味がうまく伝わってこなかったです。
ラストで判明する金塊すり替えの裏の作戦についても、「実は仲間の1人が裏切っていなかった」というところまではクールなんですが、「金塊に偽装した鉄の塊をどうやって機内に運び込んでいるのか?」など細部が説明されず、ふわっとしていました。
また、個人的にはちょうど去年デイヴィッド・ホックニー展を観に行ったので、ホックニーの絵画がヒロインの過去の話とラスト結末に絡んでくるあたりはちょっと興奮しましたが、何の作品かはわからないのがモヤっとしました。
クライム作品でアートの素晴らしさを表現しようとしている点はすばらしいですが、クライム×アートの融合と呼べるレベルまでになっていたかというと微妙。
最後のまとめ
映画『Lift/リフト』は、個性的なキャストが勢揃いした惜しい作品でした。
ケヴィン・ハートのアクション・コメディとしては悪くないクオリティだったと思いますが、突き抜けた部分がないのが残念でした。
ペーパーハウスのウルスラ・コルベロさんなどキャストは個性的で良かったと思うので、なんか惜しいという感想が強かったです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。映画『Lift/リフト』レビュー終わり!
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