Netflix映画『ファザーフッド』は人気コメディアンの ケヴィン・ハートがシングルファーザーとして子育てに奮闘するヒューマンドラマ・コメディ!
心温まる本作のあらすじネタバレ解説や、率直な感想・評価を書いています。
ちなみにタイトルのfatherhoodは“父性,父である資格”の意味。
Netflix『ファザーフッド』作品情報
監督: ポール・ワイツ
脚本:ダナ・ス ティーヴンス, ポール・ワイツ
主演: ケヴィン・ハート/父マット役
出演:メロディ・ハード/娘マディ役
ファザーフッドの感想・評価69点
映画『ファザーフッド』の評価は69点。
妻との絆、父と娘の絆に終始感動させられました。自分流儀で子育てするパパはカッコ良かったです。
しかし、ストーリーの起伏に乏しく物語としての見応えは少なかったと思います。
ロバート・デ・ニーロと アン・ハサウェイの『 マイ・インターン』みたいな感じですね(好きな人はスイマセン)。大きなトラブルが1つもなく、温かい雰囲気に終始した印象でした。
展開も普通でのような大きな感動もないです。
ケヴィン・ハート主演ならもっと突き抜けているNetflix『ミー・タイム/Me Time』のほうが面白いと思います。
子育てに奮闘する以外は、娘・マディが怪我してリ ジーと別れるくらいの日常的な問題しか起こらなかったので、見ていてドキドキ・ハラハラが得られませんでした。
会社でも主人公・マットのやり方は受け入れられますし、楽しい友人たちも支えてくれます。映画としてはちょっと順風満帆すぎですね。
父子の物語としては映画『パパVS新しいパパ』とかの方が面白いし感動もあると思いました。
ただ『ファザーフッド』は、シングルマザーに比べると圧倒的に少ないシングルファーザーの子育てにスポットを当てた点は評価できると思います。
主演の ケヴィン・ハートについて
主人公・マットを演じた人気コメディアンの ケヴィン・ハートは、 ドウェイン・ジョンソンと『 ジュマンジ』シリーズに出演するなど、俳優としても大活躍ですね。
今作では演技上手いなあ!と思いました。
最初の出産や妻が亡くなってしまった時の表情とかが素晴らしかったです。
コメディアンなのもあって、もちろんジョークなどのシーンもバッチリ。
ウィル・フェレルや ジム・キャリーなど、 アメリカにはコメディアン兼俳優で覇権を取っている人物が多いですね。考えみたら日本にも 北野武とか芸人兼俳優・監督ってたくさんいます。お笑いも演技ですし、共通点が多いのでしょう。
ファザーフッドの秀逸シーン解説
本作で1番良かったのが赤ちゃんを抱っこしてプレゼンするシーン。微笑ましく、仕事と子育てを両立させる究極の形態だと思いました。本作のベストシーンだと思います。
日本でもキッズルームを備えている会社はあるようですが、赤ちゃんを抱えてプレゼンは聞いたことがないです。そんなことが当たり前になる社会が来るといいと感じました。男性も女性も、子供を連れて会社に行ってもいいと思います(もちろん子供のストレスにならなければですが)。
部屋にバスケのリングを作ってオムツをシュートするア イデアも良かったですね。ウ○チが漏れてしまうお約束もありました。
あとは、掃除機の音が赤ちゃんの睡眠を促進すると初めて知りました。胎内にいたときに聞いていた音と似ているらしいです。主人公・マットがマディがいなくて寂しくて、掃除機の音をかけて眠るシーンは、笑えるけど同時に感動しました。
エンディングで、マットがスカートをはいてるシーンも面白かったです。男女平等を痛烈に皮肉っているように見えます。
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