Netflix映画『DEEP:覚醒ゲーム』はタイの医学生たちが、寝たらアウトのクソバイトに参加するサスペンス。
60秒寝てしまったら心肺停止状態になって死亡する縛りの中で、アホな学生たちの友情やバイトの謎が解き明かされる駄作です(好きな人はすいません…)。
ネタバレあらすじ、感想・酷評、考察などをしてみました!
Netflix『DEEP:覚醒ゲーム』作品情報・キャスト
公開・制作国:2021年7月16日 Netflix タイ
原題:『DEEP』
監督:シータ・リキトワンニチクーン
脚本:ウィシット・サーサナティアン
主演:パーニサラ・リクンスラカーン/ジェン役
出演:ケイ・ラットシティチャイ/ウィン役
60秒寝たら死ぬクソバイト解説
60秒寝ると心肺停止
DEEPのバイト中は、60寝たら心肺停止で死ぬクソ設定が笑えました。
睡眠状態で60秒経つと首に埋め込まれたチップが壊れてその影響で心肺が停止するというのは普通に考えて意味不明。
作品に緊張感を与えたいがための完全なご都合主義です。
いくら金のためとはいえ、そんなDEEPのバイトに普通は絶対参加しないですよね。
普通の人より睡眠に関して知識のあるはずの医大性がこのバイトに参加する『DEEP:覚醒ゲーム』のアホっぽさが、ある意味面白かったです。
あとは60秒で死ぬなら、逆に50秒くらいは寝れるわけです。
それをうまく利用すれば、みんなもっと楽にゲームをクリアできたと思います。
みんなで向かい合って1人だけ寝て、30秒過ぎたらみんなで叩き起こすとか他にやりようがあったのではないでしょうか?
ジェンは最後になぜ復活した?
なぜジェンが最後に復活できたのか気になったので考えてみました。
おそらく60秒経ってチップが壊れても心配停止するだけなので心臓マッサージをすれば普通にまた動き出す可能性が高いのかもしれません。
もしくは60秒経った瞬間にAEDで電気ショックを与えたのでチップ破損による心肺停止の機能が作動しなかった可能性もあります。
いずれにしろ、Netflix映画『アウェイク/Awake』のようにSFサスペンスとしてはかなり微妙なラストだったと思います。
あとちなみに、ニッチチャー教授が注射した目が覚める薬、EXERALL-XRを調べてみましたが出てこないので、実在しないようです。
ゲーム性が弱い
『DEEP:覚醒ゲーム』は、ドラマ『今際の国のアリス』と同じようなデスゲーム展開なのですが、ゲーム性が弱くて楽しめませんでした。
不眠状態を維持する具体的な方法としては、興奮剤カクテルやドラッグ注射を打つしかありませんでした。
あとは4人でプールでパーティーをしてお互い寝ないように見張るくらいです。
せっかくDEEPの難易度がレベル1からレベル3まであるので、コーヒーがぶ飲み、手に針を刺す、時計仕掛けのオレンジのように目を閉じれなくする、殺し合い展開など、もっとバリエーション豊かにゲーム性を提示して欲しかったです。
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