映画『ブラック・クローラー』(Black Water: Abyss)若者たちが洞窟の中の地底湖でワニに襲われる。しかも雨で洞窟が浸水して溺れてしまう危険も!という、優れたシュチュエーションの作品。
作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・評価、物語ネタバレあらすじ結末を知りたい人向けに徹底レビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
作品についてのアンケートもどうぞ↓
映画『ブラック・クローラー』作品情報・キャスト
原題:『Black Water: Abyss』
ジャンル:モンスターパニック・ワニ映画
監督:アンドリュー・トラウキ
脚本:ジョン・リドリー/サラ・スミス
撮影:ダミアン・ビービ
音楽:マイケル・リラ
全世界興行収入:1億2000万円前後
アンドリュー・トラウキ監督が2008年に制作したワニ映画『ブラック・ウォーター』の続編という位置付けですが、話の繋がりはありません。ちなみに映画としては前作の方が面白いです。
登場人物・キャスト紹介
登場人物 | キャスト・出演作 |
ジェニファー 彼氏エリックに洞窟探検に誘われた女性。 |
ジェシカ・マクナミー (『MEG ザ・モンスター』『モータル・コンバット』) |
エリック(ジェニファーの彼氏) | ルーク・ミッチェル (『エージェント・オブ・シールド』) |
ヨランダ(ジェニファーの親友) | アマリ・ゴールデン (『ラブ&モンスターズ』『透明人間』) |
ヴィクター(ヨランダの彼氏) | ベンジャミン・ホエチェス (『10×10/テンバイテン』) |
キャッシュ(エリックの友達) | アンソニー・J・シャープ (『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』) |
※以下、『ブラック・クローラー』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『ブラック・クローラー』ネタバレ感想・評価
ワンシチュエーションの凡作
クロコダイルを洞窟の地底湖に登場させるという、サメ映画『海底47m 古代マヤの死の迷宮』的なアイデアは素晴らしいと思います。
この設定にはワクワクです。
ただ正直、演出が平凡というか…。全体的につまらない。
暗い水の中に入って探索しないといけないけど、ワニがいるという恐怖感は良かったのですが、わりと普通にガブっと食われちゃう感じがもったいなかったです。
大雨が降って洞窟がだんだん浸水してピンチ!という設定も秀逸でした。
ただ、浸水でみんなが洞窟から抜け出せなくなってからどれくらいの時間が経っていてあと何分で水没するのかしっかり明示したほうが絶対に良かったと思います。
タイマー表記のない時限爆弾みたいなイメージで、抜け出せない洞窟が浸水するというのに、水によるスリルがスポイルされていました。
あとちなみに場所が洞窟の地底湖になった以外は、
- 主要キャラの妊娠
- ずっと同じ場所に居続けるワンシチュエーション
- ラストはヒロインが銃でワニを倒す
などなどプロットが前作『ブラック・ウォーター』(2008)に似ていたのが気になりました。
アンドリュー・トラウキ監督は12年前に作った前作がそこそこ評価されたので、同じ展開を採用したのでしょう。
でも前作を見てる人からすれば「超ワンパターン」です…。
モンスターパニック史上もっともおバカなラスト
『ブラック・クローラー』の見どころはなんといっても超おバカなラスト。
生き残ったジェニファーとヨランダはワニがいる洞窟から抜け出して川からも脱出。
車に乗り込むもよそ見運転で事故り、またさっきのワニがいる川へ車ごと突っ込んでしまいます。
結局ジェニファーが銃でワニを倒すのですが、川から上がって車に乗るという絶対的安全圏からの川へダイブが笑えました。
B級モンスター映画をすべて見たわけじゃないですが、このラストは衝撃的。
思い出として残ると思います。
シネマグの評価 | 45点 |
設定 | 80点 |
ストーリー | 40点 |
IMDb(海外レビューサイト) | 4.5(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 43% 一般の視聴者 20% |
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