『ブラック・デーモン 絶体絶命』結末ネタバレ・ラストシーン考察!バッドエンド?

  • 2024年8月20日

『ブラック・デーモン 絶体絶命』舞台は会場の油田基地。神に操られしメガロドンが幻覚を見せてくるB級映画!

シネマグ
ラストで改心するパパや、意味深なラストは良かったけども…

物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説

考察:意味深なラストの意味

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!

映画『ブラック・デーモン 絶体絶命』作品情報

公開:2023年6月2日
制作国:アメリカ
上映時間:101分
原題:『The Black Demon』
ジャンル:サメ映画・パニックホラー
年齢制限:なし
監督:エイドリアン・グランバーグ
脚本:ボイセ・エスケラ

エイドリアン・グランバーグ監督は『ランボー・ラストブラッド』でメガホンを取った人物…察し…。

※以下、『ブラック・デーモン 絶体絶命』のストーリーネタバレありなので注意してください!

『ブラック・デーモン 絶体絶命』ネタバレラスト結末

ポールと妻・イネス、そして娘・オードリーと息子・トミーは、メキシコの港町に観光にやってくる。ポールは海上基地のチェックに行く。イネスたちもチンピラに追われてボートで海に逃げてきた。

家族はボロボロになったディアマンテ海上油田基地に取り残された。基地に油田の管理に来て取り残された現地人のチャトとジュニアもいた。

海には巨大なメガロドンがいる。油田からオイルが漏れ、あたりは真っ黒だ。

ポールはチャトとジュニアと作戦を練り、無線設備を復旧させるためにチャトたちをベル(海底に行くための鋼鉄の塊)に入れてパイプの補修をしてもらうことに。

チャトは海中の柱に爆弾が仕掛けられているのを発見。さらにジュニアがメガロドンに食われて死亡。

トミーはおもちゃの船にメキシコの人形をのせ、海に浮かべる。メガロドンが基地を攻撃し、トミーは海に落ちた。イネスとポールがなんとか助け出す。

イネスは、夫のポールがディアマンテ基地が安全基準を満たしていないながら運用させた元凶だと知って怒る。

娘のオードリーは穴の空いた救命ボートを見つけ、発泡スチロールを溶かして穴を塞いでいく。

反省したポールはチャトに作戦を話し、海に潜る。そして柱についていた爆弾を取り外した。

その隙にイネスたちはボートを海に浮かべて脱出する。

ポールが無線でイネスや子供達に別れを告げる。チャトにはリュックの中に不正書類があるからしかるべきところに渡してほしいと言う。

ポールは爆弾を持ったままメガロドンに食われる。大爆発が起き、メガロドンもポールも死亡。ディアマンテ基地も崩れる。

現地人たちが船で助けに来た。

少し前にトミーが浮かべたオモチャの船が沈む。

ブラックデーモン 絶体絶命 終わり

『ブラック・デーモン 絶体絶命』考察

意味深なラストの意味

最後に雨が降った。これは雨の神であるトラロックが人間たちを許した意味に見える。

しかしその直後に、トミーが浮かべたおもちゃの船が沈んでいたので、もしかするとトラロックはまだ人間たちを許していないのかもしれない。2体目のメガロドンがいて、トミーたち全員が乗ったボートが破壊されるバッドエンドも考えられる

ストーリーの細かい部分を解説

ちょっと分かりにくい部分を解説しておく。

まず、オープニングで爆弾を仕掛けたナチョたちはポールの会社(ニクソン石油会社)から依頼を受けた人物。

全体の流れとして、ニクソン石油会社は、ポールをディアマンテ基地で爆死させ、すべての責任を彼になすりつけるつもりだった。だから早く行けと上層部から急かされていたのだ。

船を手配係がポールの写真を引き裂いていたが、彼もニクソン石油会社から予定通りにボートに乗せて1人で行かせろと依頼を受けていたのだろう。

『ブラック・デーモン 絶体絶命』ネタバレ感想・評価

『ブラック・デーモン 絶体絶命』の評価は35点。

ラストでパパのポールが爆弾を持ったままサメに喰われて自爆するシーンが少し良かっただけのB級映画だ。最後にちゃんと反省するヤツで、シャイニングのジャック・ニコルソンみたいにクズなまま終わるかと思いきや、改心して終わるのが面白かった。

1番残念だったのは、メガロドンが人を襲うシーンが3回しかなかったこと(ナチョ、ジュニア、ポール)。

襲ってくるシーンもイマイチ臨場感がなく、スリルが味わえなかった。体はでかいはずなのに恐怖は少なめ。

ブラックデーモンは神に操られたメガロドンだから幻覚を見せる!という設定も、オープニングと序盤でちょこっと使ったっきりであまり活きていなかった。

あと油田基地でサメに襲われる設定はとっても面白いのに、基地の機械でサメを攻撃する!などの展開がないのもいただけない。ジュニアが喰われる以外は、誰かが海に落ちて急いで上がるだけのシーンしかなくて残念だった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ブラック・デーモン 絶体絶命』レビュー終わり!

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