真犯人フラグアフターストーリー後編ネタバレ感想,河村の涙と小説魔界考察,Hulu

ドラマ『真犯人フラグ』の最終回の後のアフターストーリー後編がついにHuluで配信。日野が河村に面会し、河村が書いたノンフィクション小説「魔界」を読んだ相良凌介のダメ出しを伝えるという内容でした。

今回で長かった『真犯人フラグ』も完全に終幕を迎えます。一体どんな内容なのか!?

アフターストーリー後編の内容ネタバレ河村の犯行動を機掘り下げ考察回収されない伏線と不満を述べます。

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ドラマ 真犯人フラグ

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真犯人フラグアフターストーリー後編:ネタバレ解説

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河村の独白後編

真犯人フラグアフターストーリー後編 週刊追求の表紙

©︎日本テレビ

週間追求の雑誌によると、河村は週刊誌編集としてこれまで取材をしながら、被害者たちに寄り添う一方で、事件が大きければエンタメ化できるという二律背反な感情に悩んできたという。

炊飯器失踪事件のあとで凌介に寄り添いたい気持ちもあり、同時に世間を騒がせてすごいノンフィクション小説を書きたいとも考えていた。かつての夢、小説家になりたいという野心を達成したかったのだ。

河村は真帆を殺害したあとに、真帆よりも凌介に固執していたと気づく。

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日野が河村に面会、凌介のダメ出しを伝える

日野は、河村から送られてきた「魔界」というタイトルの小説原稿を凌介に渡す。

1年後、日野は凌介のダメ出しを伝えるために刑務所にいる河村のところに面会にやってくる。

情景と妄想描写が地続きで川端康成のオマージュがあからさま。昔の文体を使っている。タイトルが「魔界」でノンフィクションっぽくない。などの凌介のダメ出しが日野の口を通して河村に伝えられ、河村は悔しがる。

小説の原稿には凌介がチェックした付箋がいくつも貼られていた。凌介は自分には書けないと言ったようだ。学生時代は河村と日野に小説のダメ出しをして泣かせた凌介自身も、コンクールではまったく引っ掛からずに小説家の夢を諦めたのだという。

河村は、「凌介にありがとう、ごめんと伝えてくれ」と言った。

河村は2023年4月12日、故人・真帆の誕生日に死刑が確定した。

河村の小説「魔界」が出版されることはなかった

『真犯人フラグ』アフターストーリー後編終わり。

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アフターストーリー感想!文学の夢破れた凡人たちの悲劇考察!

アフターストーリー後編では文学の夢に破れた真犯人・河村の心情、特に凌介に固執していたことが判明しました。

学生時代河村や日野は、凌介が小説家としてすごいと思っていましたが、凌介も小説家になる夢をあきらめた、いわゆる凡人だったわけです。

CineMag
『真犯人フラグ』は人間ドラマとしては、小説家の夢破れた男たちによる悲劇とまとめられるでしょう。

ただ、ストーリー上の疑問も浮かびます。最終回であれほど有能だと判明した河村が、凌介も凡人だと見抜けなかったのがなんかしっくりきません。キャラの能力と心の闇が一致していない印象を受けます。

凌介がどの程度のレベルかわからずに30年くらいずっとネチネチ妬み続けて今回の事件に発展したのだとしたらもはや喜劇です。

真犯人・河村の能力をまとめてみると、

  1. 小説を読むのが大好きで黝(あおぐろ)いのような難読漢字などにこだわりがあるにもかかわらず、文章の良し悪しを批評する能力は異様に低い
  2. 一方で編集者として成功し、捜査能力は警察よりはるかに高く、人を裏で操る計画能力や実行能力はピカイチ。

いまいちリアリティがない若干チグハグな人物ですね…。

さらにいえば、河村や日野、凌介3人まとめて小説を書く才能がそもそもあったか微妙な終わり方なので、小説家を志した者同士が夢破れた悲劇というより、スタートすらしてない中二病患者が数十年後に感情爆発しちゃってやらかしたみたいな話ですね。

あとはそもそも人間ドラマとしての文学オチについて。河村は文学超大好きの読み手であることはわかるのですが、小説家になりたくて固執していたとはドラマ本編ではそこまで伝わってきませんでした。

その点も河村の異常者・サイコ野郎設定と同じで、動機の後出しみたいに見えてしまいました。

また、ドラマ本編では文学バーが舞台ながらも、文学っぽい雰囲気がそこまでなかったので、アフターストーリーで最後違うジャンルになって終わったような違和感もあります。

CineMag
わりと軽快な犯人当てミステリーだったのが、文学への執着心みたいな重い雰囲気へと最後の最後で方向転換しましたね。

真犯人フラグ:回収されない伏線の不満!

感想を語る犬
アフターストーリー後編では伏線が1つも回収されず、『真犯人フラグ』の伏線は投げっぱなしのモノがいくつも残る結果になりました。

もうどうでもいいような細かいものを排除すると、

  • 強羅が凌介のアパートに引っ越してきた理由は?
  • 強羅が蹴っていたゴミ箱の中の人は誰なのか?
  • 等々力建設の林の上司・井上が殺された理由は?

これらが、未回収の大きな伏線であり、回収されずに終わることが確定しました。

見ている私たちからしたら不満ですよね…。

『真犯人フラグ』の脚本家・高野水登さんはインタビュー動画↓で、伏線は回収されるまで伏線ではないと仰っています。

ただの怪しい行動や細かいものを勝手に伏線認定するな!という主張ですね。

言い分はもちろんわかりますが、しかし私の考えは違います。

投げっぱなしの伏線というのは、いわゆる“チェーホフの銃”です。

チェーホフの銃とはロシアの巨匠作家アントン・チェーホフによる超有名な物語の執筆テクニックの一つ。

「最後まで発射されない銃を描写すべきでない」というもので、簡単にいうと「ストーリーに意味のない要素を入れてはならない」というもの。

チェーホフが言わなかったとしても、考えてみると当たり前のことです。

例えば極端な話、推理小説で包丁を持った女性が道の監視カメラに映っていたとして、あとあとその女性が出てこないまま事件が解決したら、「なぜその女性を出した!?」という不満が溜まるだけだからです。

絶対ではないにしろ、こんな事実があった(伏線回収)、もしくは関係があると思われたがミスリードだったという形にしないと、読み手の不満が溜まります。

『真犯人フラグ』の思わせぶりで投げっぱなしの伏線の多さは、この“チェーホフの銃”に何回も違反していることになります。

つまり言ってしまえば、あえて穴だらけの脚本にして考察させないという反則技を使っているわけです。

まあ、ドラマには尺の問題があり、脚本家が考えていたものが時間都合でカットされたなどということが起こってしまうのかもしれません。

ただ、視聴者側は制作陣に不満を伝えないと、視聴者を混乱させたいがために常識を無視する本末転倒なドラマが作られ続けてしまうと思いました。

最後に

『真犯人フラグ』の記事はこれで最後になりますが、本格的なミステリーと見せかけて考察を煽りまくって視聴者を稼ぐ方法は、宣伝として賢いではありますが、個人的にはひっかかりました。

考察不可能なストーリーで考察ドラマと宣伝しているからです。強めに言ってしまえば、良くある宣伝の嘘ですね。

犯人想像ドラマ!ならわかりますが、犯人考察ドラマとして宣伝したのはモラル的にどうかと感じました。

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