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『るろうに剣心 最終章 The Final』

酷評レビュー『るろうに剣心 最終章 The Final』あらすじネタバレ感想×考察と解説/演技が大根でひどい?原作漫画と比較

『るろうに剣心 最終章 The Final』(ザ・ファイナル)のあらすじえネタバレ解説・感想です!

新田真剣佑演じる敵キャラ・縁(えにし)は演技もアクションもすごくて、とても迫力がありました。

しかし、人間ドラマを描いたシーンが多かったため、佐藤健演じる剣心にはぎこちなさが目立って、全体としては微妙な印象になってしまった感じ。

記事では、

  • 完全ネタバレであらすじを解説
  • キャストの演技
  • 作品のネタバレ感想・評価
  • 原作コミックとの違い
  • 何がダメだったかの考察

を書いていきます。

縁や巴の話があり、ヒューマンドラマ要素が見どころになっていたが、肝心の剣心(佐藤健)が大根でイマイチ感情移入できなかった。

(次作『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の記事はこちら↓。)

cinemag.hatenablog.com

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るろうに剣心 最終章 The Final/ネタバレストーリーあらすじ解説

最終章 The Finalあらすじネタバレ

1:復讐の鬼・縁、来日

上海から来日した雪代縁(新田真剣佑)

上海からきた要注意人物・雪代縁(新田真剣佑)が乗る列車に、斎藤一(江口洋介)ら警官が駆けつける。縁は好き勝手暴れたあと、自ら身柄を拘束させ、すぐに日本の警察から中国領事館に引き渡されて釈放された。

一方、剣心(佐藤健)は薫(武井咲)や左之助たちと、祭りを楽しんでいた。

牛鍋屋でたくさん料理を食べたあと、夜の街を道場に戻ろうとすると、牛鍋屋が向かいの山から爆撃を受ける。

かつて剣心に姉・巴を斬殺された縁は、山から街を見下ろしていた。仲間の鯨波兵庫(くじらなみひょうご)が大砲を撃ったのだ。

さらに、近くの剣術道場が戌亥番神(いぬいばんじん)に襲われていた。剣心は警察署長の家を襲撃した乙和瓢湖(おとわひょうこ)と戦い、これを倒す。

翌日、剣心は街で縁と会い、彼は上海でマフィアのボスに上り詰めて力と権力を手に入れ、自分に復讐を果たすつもりだと聞き、愕然とする。

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2:14年前の巴斬殺事件

14年前に剣心が巴を斬殺したシーン

14年前。縁の姉・巴(有村架純)は、婚約者を剣心に斬殺されたことを恨んでいた。そして剣心を倒そうとする幕府側の辰巳(北村一輝)の一派の手先となり、剣心の前へ現れて一緒に暮らし始めて隙を伺う。しかし、平和な世をのぞみ、純粋な気持ちで行動する剣心に次第に心惹かれていった。

ある雪の日、辰巳の一派が巴をさらったように装い、剣心が助けに向かう。しかし敵にかなりのダメージを負わされてしまった。

目に入った血で周りがよく見えなくなり、敵のボス・辰巳と一緒に飛び出してきた巴の背中を切ってしまった。

剣心に抱かれながら巴は微笑み、「もう人を殺さないように」と、小刀で頬に傷をつける。駆けつけた縁はその光景を見て愕然とした。

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3:東京襲撃

縁が現れたことで、剣心は過去に苦しみ葛藤する。そして薫たちに14年前の話をした。

そんな中、東京の街が縁配下の集団に爆撃される。

八ツ目無名異(やつめむみょうい)が現れ、四乃森蒼紫(伊勢谷友介)が迎え撃つが、蒼紫は爆撃から住民をかばって瀕死のケガを負ってしまう。

剣心は、ガトリングガンを撃ってくる鯨波を倒し、道場へと向かった。しかし、左之助や門下生たちが縁にボコボコにされており、薫はさらわれていた。

志々雄真実の元十本刀で、今は政府の諜報員の張(三浦涼介)の死体が置かれており、口の中のメモに薫の居場所が書いてある。

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4:孤島で縁と決戦

縁と剣心の最終決戦

薫はある館で目覚めて外へ逃げ出すが、断崖絶壁に阻まれた孤島だった。縁がやってきて薫の首を絞める。しかし彼は巴と同じくらいの年齢の薫を殺せず、トラウマで吐く。

剣心、斎藤一と警察、操(土屋太鳳)と隠密御庭番衆が島にやってきた。

上海マフィアの手下たちが大勢で襲ってくる。剣心が敵を次々と倒し先へ進むと、マフィアに雇われた宗次郎(神木隆之介)が現れる。しかし宗次郎はマフィアを裏切り、剣心と敵を撃破していった。

斎藤一は戌亥番神を戦闘不能にし、操は八ツ目無名異を倒す。

剣心は先に進み縁と戦う。縁は怒りに打ち震え、剣心はボロボロになるまで苦戦するが、「お前の中の巴は笑っているか?」と呼びかけ、縁を抜刀術で倒した。

もがく縁は、かつて巴が持っていた短刀で剣心に向かっていく。剣心はよけずに刺され、縁に「すまなかった」と謝った。

上海マフィアのウーが剣心を撃つ。撃たれそうだった薫をかばった縁にも弾丸が撃ち込まれた。縁はウーをボコボコに殴って薫に止められる。

剣心が「薫を助けてくれてありがとう」と言い、縁は崩れて泣き叫ぶ。

数ヶ月後、牢獄にいる縁に、薫から巴の日記が送られてきた。

剣心と薫は巴の墓参りをして微笑みあう。

『るろうに剣心 最終章 The Final』END!

登場人物・キャスト・演技について解説

緋村剣心/佐藤健

緋村剣心/佐藤健

実写版るろ剣前作『京都大火編』『伝説の最期編』でもそうだが、佐藤健は、ビジュアルこそ剣心に合っているものの、「ござる」「オロロ」などのセリフ回しにやはり違和感があった。セリフの抑揚や緩急のバリエーションが少ない。

今作は、縁と剣心の因縁のストーリーで前作と比較してもヒューマンドラマ要素が強く、佐藤健のセリフや演技力がキャラに追いついていないのが余計に露呈した。

酷評になってしまうが、今作は剣心の演技がイマイチだったことで、大分完成度が下がってしまったと思う。

落ち込んでいるときのトボトボした歩き方など、違和感のある動作も多かった。

現実とかけ離れた達人剣士役で、“ござる”のしばりまであって役柄的に難しいのはわかるが、もっと表情とかセリフとかに重みがあれば、感情移入して作品に感動できただろう。

雪代縁/新田真剣佑

雪代縁/新田真剣佑

雪代縁役には、千葉真一の息子で最近では『ブレイブ群青戦記』などで主演を務めた新田真剣佑(あらたまっけんゆう)。

完成度としては、佐藤健の剣心より数段上だった。

肩の筋肉がムキムキで、その点は原作漫画に近くて素晴らしい。

さらに瞬きをほとんどせず、目がイっちゃてる感じも出せていて、迫力がすごい。

冒頭の斜め上から撮ったアングルでは、ダークナイトのヒースジョーカーみたいな狂気が滲み出ていた。

サイコパスなキャラクターは、実は俳優的には普通の役より演じやすいと聞くが、真剣佑はそれを差し引いてもめっちゃかっこよかった!

7歳上の年上女性と略奪愛が騒がれている新田真剣佑だが、それで俳優としての重みや凄みが出てきたのだろうか?

何はともあれ彼の次回作が楽しみだ!

雪代巴/有村架純

有村架純演じる雪代巴 るろうに剣心 最終章 ザ・ファイナル

原作漫画の巴のキャラと有村架純は全然顔が違うし、巴が持つミステリアスさと妖艶さを出せるのか?と思っていたが、髪型も似ていて雰囲気は出せていたし、悪くはなかった。

今回は回想シーンのみの登場だったが、次作の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ではもっと出番が多くなるので、どんな風に演じるのかが楽しみ。

『るろうに剣心 最終章 The Final』ネタバレ感想・酷評・考察まとめ

点数をつけるとすれば76点

前作よりヒューマンドラマ要素が増していて映画として楽しめたが、キャストの演技に入り込めなかった。

アクションがファンタジー

『るろうに剣心 最終章 The Final』酷評のリアリティに欠けるアクションシーン

縁が列車に一瞬で回転して登ったり、あと蹴り技など、素晴らしいアクションもたくさんあった。

アクション全体としては、今作は特に、ダメージを受けた側が吹っ飛び物が壊れるという演出で重厚感を出していたように感じる。

しかし、剣心が最後に孤島に乗り込んで大勢の敵に囲まれて戦うシーンは、やっぱり緊張感がなくチャンバラ感が強かった

まあ、別に制作陣は剣技にリアリティを出そうと思ってないのだろうけど、鉄砲部隊に一斉に撃たれても走って避けてかすり傷ひとつ負わず、何名もの剣士に囲まれても倒していく感じは、アクションというよりもはやSFファンタジーに近い

剣での戦いというよりは、金属の重さがまったく感じられないチャンバラみたいな印象。

ストーリーはよかったのに、キャストの演技が微妙

演技が微妙だった『るろうに剣心 最終章 The Final』の登場人物/キャストたち

今回は、剣心の過去にまつわる雪代巴と復讐者・縁のストーリー軸がしっかりしていた。ラストはヒューマンドラマとして、剣心や縁の葛藤と相互の理解がしっかり描かれていたのも素晴らしい。

しかし、ヒューマンドラマとしてみたときに、佐藤健演じる剣心がぎこちなく見えて、深く感情移入できなかったのが残念。良作まであと一歩だった。

次作の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は同時期撮影なので、演技が微妙という欠点は治っていないだろう…。

ビジュアルで考えれば佐藤健の剣心は完全なハマリ役にもかかわらず、感情移入できないというか、キャラとして心に残らないのが残念。

『るろうに剣心 最終章 The Final』レビュー動画からのネット評価や感想分析まとめ

youtu.be『るろうに剣心 最終章 The Final』のレビュー動画をYoutubeにアップし、たくさんの人に見ていただいて、多くの賛否コメントや映画に対しての感想をいただいたので、コメントをまとめてみます。

まず、『るろうに剣心 最終章 The Final』については、評価している人が8割〜9割という印象。ほとんどの人が本作を「楽しめた!」という感想だ。

作品についての高評価をまとめると、アクションがとても素晴らしく、ストーリーも違和感がない。となるだろう。

一方で否定的な意見で多かったのが「キャラの扱いがひどい」というもの。

これはまったく同感で、四乃森蒼紫は序盤で速攻戦闘不能になるし、左之助は最後モブキャラと戦っておしまいである。

蒼紫はまさか、伊勢谷友介のマリファナ問題で出演シーンカットされたわけではないだろうし、原作ファンであれば、推しキャラの出番の少なさにちょっとがっかりするだろう。

視聴者の結論は、「最終章 The Final」は実写るろ剣ファンが楽しめる完成度の高い作品だったとなるだろう。

次作の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』についても、期待している人がとても多い印象。

原作改悪?薫死亡と人形はなし!

るろ剣原作コミックの薫死亡シーン

©︎和月伸宏/集英社

原作コミックでは、縁の部下・外印(げいん)が薫そっくりの肉人形を作る。

そして、縁が薫人形に刀を突き刺して道場に放置し、薫が死んだと思った剣心が感情をなくすほど絶望するというくだりがあるのだけど、『The Final』では薫が普通にさらわれただけだった。

原作でも印象深い話だし、リアリティや緊張感も出るだろうから、個人的にはぜひ薫人形死亡シーンをやって欲しかったので残念。

R指定やPGがなく全年齢対象なので、薫が死んでいるシーンは却下されたのだろう。

The Final・The Beginningの2部にする必要なくね?

『るろうに剣心 最終章 The Final』で縁も倒しちゃったし、巴のくだりも回想シーンでほとんど説明してた。

なので、2021年6月4日公開予定の『The Beginning』で、また剣心と巴の話をやらなくてもよくない?と感じた。

最終章を1作にまとめた方が、絶対に完成度は高い気がする。

まあ、アクションの撮れ高も悪くないし、2作目『京都大火編』3作目『伝説の最期編』と同じように2編に分けて公開した方が興行収入が増えると見込んだのだろう。

(記事の画像引用元:映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』公式サイト)

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