Netflix映画『オキシジェン』(原題:oxygen)は、閉じ込められた女性+SFサスペンスの良作サスペンスだった。
ワンシチュエーションものとしてはかなりよかった。サスペンス好きなら楽しめるだろう!
記事ではストーリーのあらすじネタバレ、ラストのオチを時系列でわかりやすく解説。
さらにぶっちゃけ感想や評価、サスペンスとしての優れた点を考察していきます。
最初はテンポが遅くてかったるいと思ったけど、後半は驚きの連続!まだ観てない人はまずNetflixで視聴しよう!
『オキシジェン』基本情報/キャスト
『オキシジェン/Oxygen』アメリカ・フランス合作。
監督:アレクサンドル・アジャ
脚本:クリスティ・ルブラン
撮影:マキシム・アレクサンドル
主演女優:リズ役/メラニー・ロラン
メラニーは、タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』のユダヤ人役などで有名。フランス出身。
レオ役/マチュー・アマルリック
マチューは、スピルバーグの『ミュンヘン』や007『007慰めの報酬』の悪役で有名。『さすらいの女神たち』では監督を務める。フランス出身。
映画『オキシジェン/Oxygen』感想・評価・ネタバレ考察
個人的な評価は83点くらい。序盤で閉所恐怖による心臓がバクバクを楽しめ、後半は驚きの事実が次々に判明する良作SFサスペンスだ。
最初はちょっとかったるいワンシチュエーション映画だと感じたが、後半にいくに連れてストーリーの全貌が明らかになっていくところが素晴らしい。
展開が非常に緻密である。
見る側からすると
- ポッドが地球にあるものと思っていた
- いきなり6万5000km離れた場所!とわかり、まだ地球の近くなのか!と思い込まされた
- 主人公の女性・リズも記憶を移植されたクローンだと判明
- 実は種の保存のために14光年も離れた惑星にいく!
と驚きの連続。
大きなオチが何回もありサスペンスとして構造が優れていると思った。さらに昨今のコロナ問題も上手に取り入れている。
Netflix作品で言うとジョージ・クルーニー主演の『ミッド・ナイトスカイ』のように限られたシュチュエーションから、一気に物語の世界観が広がるところにカタルシスが感じられた。
他のワンシチュエーション映画と比較
Netflix映画『オキシジェン/Oxygen』は、序盤は消化不良で終わった地下に閉じ込められる系のワンシチュエーション映画『リミット』に似ていると感じたが、意外性がすごくて『リミット』よりは全然楽しめた。
トム・ハーディ主演で車の中で電話するだけの『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分/Locke』と比べるとヒューマンドラマ要素はないものの、サスペンスとしては非常に優れているでしょう。
ジェイク・ギレンホール主演のNetflixのサスペンス映画『ギルティ』以上の良作だと思います。
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