ドラマ『ガンニバル』全話ネタバレ最終回感想:相関図/シーズン1あらすじ解説

  • 2024年2月15日

ディズニープラスオリジナルドラマ『ガンニバル』(Gannibal)は、人喰い村とウワサされる集落にやってきた駐在員(柳楽優弥)が狂気的な集団に襲われるサスペンスホラー!

シーズン1は全7話です。

CineMag
圧倒的な世界観に脱帽!現実を忘れて人喰い村の狂気を堪能できる作品です!
  • 作品情報・キャスト相関図
  • ぶっちゃけ感想・評価
  • ドラマのロケ地
  • 最終回まで全7話ネタバレあらすじ解説、各エピソードの感想
  • シーズン2の情報
  • 原作漫画のラスト結末

これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

ドラマ『ガンニバル』はおもしろい?(投票どうぞ)

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ドラマ『ガンニバル』作品情報・予告

公開・話数:2022/12/28・シーズン1全7話
英題:『Gannibal』
ジャンル:サスペンス・ホラー・サイコスリラー
年齢制限:15+(グロい場面あり、15歳以上推奨)
監督:片山慎三(映画『さがす』)、川井隼人
脚本:大江崇允(映画『ドライブ・マイ・カー』)
原作:二宮正明の漫画「ガンニバル」
プロデュース:山本晃久、岩倉達哉
配給:ディズニープラス独占

『ガンニバル』は原作漫画もとっても面白いのでぜひそちらも読んでみてください。

ドラマ『ガンニバル』相関図

ディズニープラス『ガンニバル』相関図

ドラマ『ガンニバル』キャスト

阿川大悟役|cast 柳楽優弥

阿川大悟(あがわだいご)は供花村に新しく赴任してきた駐在。

気性はやや荒っぽい。過去に大きな秘密を抱えている。

Netflixの『浅草キッド』も素晴らしかったですが、今作の柳楽優弥さんも最高!

人間味あふれる表情、怒ったときの迫力がすごくて画面に引き込まれます。

↓柳楽優弥出演作↓

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阿川有希|cast 吉岡里帆

大悟の妻。失語症の娘・ましろがいる。

吉岡里帆さんは田舎に来て違和感を感じる妻役を完璧に演じていました。2022年は『ハケンアニメ』や実写映画『ホリック xxxHOLiC』に出てました。

2024年にはNetflixドラマ『忍びの家』に出演!

後藤恵介|cast 笠松将

供花村を牛耳る後藤家の若者。村長・後藤清の息子。弟は洋介。

笠松翔さんは荒くれ者をまとめる後藤家の若頭役が似合いすぎです。

その他キャスト

阿川ましろ(大悟と有希の娘。失語症)|cast 志水心音

狩野治(後藤家を調べて失踪)|cast  矢柴俊博

狩野すみれ(失踪した前駐在・狩野治の娘)|cast 北香那

後藤銀(死体で見つかった後藤家の当主)|cast 倍賞美津子

後藤清(供花村の村長。恵介の父)|cast 六角精児

後藤洋介(恵介の弟)|cast 杉田雷麟

後藤睦夫|cast 酒向芳

後藤岩男|cast 吉原光夫

後藤龍二|cast 中村祐太郎

さぶ|cast 中村梅雀

加奈子|cast 山下リオ

『ガンニバル』あらすじ

田舎の供花村の新駐在員に任命された阿川大悟は、妻・有希と娘・ましろを連れて村に引っ越してきた。

村人たちは歓迎してくれるが、まもなく山で後藤銀という老婆の死体が見つかる。

死体の腕はとれており、クマに喰われたようだった。

大悟は前任の駐在員で失踪した狩野の娘・すみれから「ここの村人は人を喰っている。父の失踪にも関わっているはずだ」と言われ、後藤家を調べることに。

しかし後藤家は常軌を逸した秘密を抱えていた。

ネタバレなし感想・海外評価

山や川など大自然に囲まれた美しい供花村…。そこにいきなり現れたグロテスクな死体。行方不明の元駐在員…。

シネマグ
サスペンスホラー好きが求めるすべての要素がつまっています。

ディズニープラスオリジナルドラマのなかで個人的に本作が1番好きです。

映像は美しさと気持ち悪さを兼ね備えており、視聴中はまるで供花村に迷い込んでしまったかのような錯覚におちいりました。

感想を語る犬
『ガンニバル』は現実逃避したい人にはうってつけのドラマです!ぜひ日常のひとときを供花村で過ごしましょう!
おすすめ度 90%
世界観 94%
ストーリー 85%
IMDb(海外レビューサイト) 7.0(10点中)

※以下、ディズニープラスドラマ『ガンニバル』のストーリーネタバレありなので注意してください!

ドラマ『ガンニバル』ネタバレ感想・評価

Disney+オリジナルドラマ『ガンニバル』の評価は90点。

期待はしていましたが、ここまで完成度高いと思いませんでした。

不気味な雰囲気、集落の奇妙な風習、グロテスクかつスタイリッシュなシーンの3つがバランスよく融合した傑作です。

フォークホラーは視聴者が実際に体験している気になれる臨場感がどれだけあるかが勝負ですが、100点に近いと思います。

見ていると画面の向こうの供花村に吸い込まれてしまった気がして、気がつくと時間があっという間に経っているのです。

感想を語る犬
欲をいえば「続きが気になりすぎるから一気見させてくれえ!!」と思いました。

すごく勢いがあるストーリーなので、Netflixのように全話一挙配信にしたほうが視聴者をつかめるのでは?

ディズニープラスのオリジナルドラマは地上波のように毎週1話ずつ公開ですが、それでほんとにいいのでしょうか。

ガンニバルのロケ地

ドラマ ガンニバルのロケ地 三重県熊野市の木津呂集落
ドラマ『ガンニバル』のロケ地 三重県熊野市の木津呂集落

©︎https://www.jalan.net/news/article/102172/

ガンニバルの供花村のロケ地は三重県熊野市にある木津呂集落のようです。

円形の川に囲まれる上空からのシーンはドラマにも出てきましたね。

ガンニバルは村の風景が本当に美しいのでぜひ行ってみたいです。

1話「供花」ネタバレ『ガンニバル』

供花村の駐在員・狩野治は後藤家の本家へ行き「あんたら人を喰ってるんだろう」と叫ぶ。

狩野は洞窟である証拠を発見するが、何者かに鎌で首を切られる

その後、狩野は行方不明となった。


大悟は山で発見された後藤家の当主・銀(恵介の祖母)の死体の腕にかみ傷があるのを発見。

村を支配する後藤家の恵介や睦夫たちは、クマの仕業だと決めつけて翌日にクマ狩りを決行すると言う。

大悟は恵介に飲み会に誘われて打ち解けるが、後藤家の人間は気性が荒く、喧嘩がぼっぱつして解散。


夜、有希は借家の柱に「ニゲロ」と書かれているのを発見。

ましろは猫を追いかけて山の沢へ。沢(さわ)でゾンビのような大柄な老人が何かをむさぼり喰っている

大柄な老人がましろのまえに立つ。ましろはフルーツキューブ(お菓子)をあげた。

老人は口から人間の指を出してましろに渡す

有希は家からいなくなったましろを沢で見つけてほっとした。

家に帰った大悟は、ましろのお菓子ケースから人間の指が出てきたのを見ておどろく。

大悟はその指を鑑識の中村に渡した。


翌日、クマ狩りがはじまった。参加した大悟は大きなクマに襲われるが、恵介の弟・洋介がクマを撃ち、助かった。

恵介ら後藤家の人間たちはクマの生肉を食べていた。

恵介は「ばあさんの肉を喰ったクマを食べることで、ばあさんは俺たちの体の中で生き続ける」と説明。

大悟にも肉を渡すが、大悟は肉をこっそり吐いて捨てた。

夜になり、謎の女性が村へやってきた。

『ガンニバル』エピソード1 終わり

エピソード1の感想

お菓子の箱から人間の指が出てくるとは!!

第1話から予想以上にぶっとんでいました。

仕留めたクマの胃袋をナイフで切る場面はベア・グリルス(冒険家)並みにグロテスク。

老婆・銀さんの死体も気持ち悪く、ショッキングなシーンのオンパレードでしたが、独特の世界観に引き込まれて時間があっという間に過ぎました。

2話「襲撃」ネタバレ『ガンニバル』

大悟と有希はましろを小学校へ送る。小学生や先生たちは失語症のましろをあたたかく迎えてくれた。

山道を見ると、恵介ら後藤家の人間たちが顔まで隠れる白装束をきて当主・銀の葬式をおこなっていた。

列の先頭にいた恵介は人数が多いことに気づく。失踪した狩野の娘・すみれが紛れ込んでいたのだった。

恵介たちはすみれを取り押さえる。騒ぎを見た大悟がやってきた。

すみれは棺桶を蹴り飛ばした。中に死体が入っていない

すみれは「コイツら人間を喰っている!」とさけんだ。

そのとき、あの人(ゾンビのような巨大な老人)が暴れ出し、数人に取り押さえられた。


大悟は車ですみれを駅まで送る。

すみれは、後藤家の人たちは食葬(死んだ人間の肉を食べ、自分たちの中で生かす葬儀方法)をしていると話した。

すみれの父で駐在員だった狩野治は2週間まえに後藤家の本家に調査に行き、そのあとで行方不明になったらしい。


大悟はパトカーで後藤家へ向かう。

山道を走っていたところ、岩尾と真が大きな木を切り倒して脅してきた。

大悟は後藤の本家に到着する。

睦夫や太一が大悟を取り囲む。睦夫はショットガンで脅したと思ったら本当に撃ってきた。

乱闘になり、大悟は睦夫や太一をボコボコにして縄をかける

そのとき“あの人”が現れて鎌で大悟のひたいをばっくりと引き裂いた

大悟は気絶してあの人に引きずられていく

鑑識の中村は大悟に“指は失踪した狩野治のものだった”とメールをうっていた。

いっぽう、有希とましろは自宅兼駐在所で恵介たちに囲まれていた

エピソード2 終わり

エピソード2の感想

感想を語る犬
ゾンビの老人=あの人が鎌を振りおろすスローモーションのシーンがかっこよすぎでした。

第2話で早くも大ピンチ!どうやってこの状況を切り抜けるのでしょうか?

3話「凶弾」ネタバレ『ガンニバル』

大悟は病院で目覚める。村人の仁たちが頭に切り傷があり気絶している大悟を川で発見したようだ。

有希がそばにいる。恵介たちは、後藤家の睦夫たちがしたことを謝った。

恵介たちは有希とましろに危害がおよばないようにように駐在所に来て守ってくれたらしい。

しかし、後藤陽二の双子の兄が鎌で大悟を切ったと明らかなウソをついている。

大悟は長髪のジジイに襲われたというが、恵介たちはそんなやつ後藤家にいないとしらばっくれた

大悟は有希とましろを連れて駐在所へ。

すみれが来ていて、狩野治が失踪するまえに衛星電話と通話していたと履歴を渡してくれた。

すみれは、恵介だけは後藤家の他の人間と違うと言う。

有希は一連の騒動で大悟が何も説明しないことに怒り、何が起こっているのか問いただした。

大悟は、ましろから人間の指を渡されたことを話す。

有希とましろは警察署で保護されることになった。

大悟は鑑識の中村から連絡を受け、病院に呼び出される。

しかし実際は大悟の携帯を拾った睦夫が、中村から“狩野治の指であることと付着した唾液について”のメールが来ているのを見て中村を呼びだして指を折っておどし、電話で大悟を呼び寄せるよう命令したのだった。

大悟は後輩・高柳の運転で病院へ向かう途中、トンネルで前方のゴミ収集車から出てきた睦夫に散弾銃でフロントガラスを撃たれる。

大悟たちのパトカーは後続の車にクラッシュされて止まった。

大悟は撃ち合いで後藤家の人間2人の足を撃つ。

睦夫にパトカーで突っ込み、彼を何度も殴った。

至近距離で拳銃を向けられた血だらけの睦夫は、「わしが狩野を殺した」と笑う。

睦夫たちは逮捕された。

大悟とましろの過去

大悟の管轄内にましろのことを気に入っている今野翼という若い小児性愛者がいた。

大悟は強制わいせつ罪で執行猶予中の今野を見かけ、ましろに近づいたら殺すと言って何度も殴った。

近所でふたたび幼女へのわいせつ事件が勃発。

大悟は今野の家にましろがいると連絡を受けて窓ガラスを破って侵入。

今野を何度も殴った。

そばにいたましろは「今野がみんなから見放されたらかわいそう」と言った。

ましろに異常な愛情を持つ今野は一緒に死のうと言ってましろを抱き寄せ、カッターナイフを向ける。

大悟は拳銃で今野を射殺した

ましろは大量の血を浴びて気絶し、しゃべれなくなった

エピソード3感想・考察

第3話も素晴らしかったです!

まずゴミ収集車から散弾銃を構えて出てくる酒向芳さん演じる睦夫が最高

血だらけで笑う睦夫が怖すぎます。

撃ち合いも迫力満点でした。

そして過去で大悟が今野を撃ち殺したとき、ましろが「血の味がする…」と言って気絶したシーンはもはや狂気です

感想を語る犬
単にグロテスクなだけではない、倫理的に攻めた名場面でした。

4話「視線」ネタバレ『ガンニバル』

逮捕された睦夫の証言通り、山の川ぞいで狩野治の遺体が見つかる。

恵介たちがやってきた。

大悟が何をするかと思って見ていると、恵介たちは狩野の死体を囲んで拝み、死を尊んだ

大悟は狩野すみれに父の死を告げる。

大悟はすみれからもらった衛星電話の番号にかけてみるがだれも出ない。

署長は大悟が言う“あの人”の存在を信じておらず、大悟に他の村への転任をすすめた。

大悟と有希はどうするかましろに聞いてみる。供花村がいい?と言うと、ましろはうなずいた。

すみれは母・幸子(ゆきこ)が入院している精神病院へ。

幸子は父・治が失踪してから精神を病んでいた。みんなに“ニゲロ”と言い、施設中を走り回る


供花村の飲み会があり、大悟の家族も参加。

年長者のさぶが「狩野前巡査について村が何もできなかった。後藤家の人間と一緒にしないでほしい」とあやまった。

そして大悟たち阿川家を供花村の一員として迎え入れると言って陽気にはしゃぐ。

翌日の朝、大悟と有希が抱き合い服を脱がせあっていると、後藤龍二が外からのぞいている。

大悟が外へ出ると龍二が走って逃げていく。外の壁にペンキで“人殺し!”と書かれていた

大悟は後藤家に乗り込むと、状況を聞いた恵介が龍二をボコボコにしていた。しかし龍二は落書きはしていないと言う。

恵介は村の人間を信用しすぎないほうがいいと言う。

さぶは駐在所の落書きを消す手伝いをしたあと、大悟たちの住居部分に盗聴器を仕掛け、望遠鏡で阿川家を監視していた。

大悟が家のまわりにフェンスを立てていると、さぶがやってきて「村人たちを信用してないことになるからフェンスはやめろ」と言う。

大悟は小さな声で「めんどくせえ」と言ってしまった。

大悟や有希は街の人にケンカはよくないと言われるのだった。大悟がさぶの胸ぐらをつかんだことになっていたのだ。

さぶが駐在所にやってくる。

有希にうながされ、大悟は仕方なくさぶに謝罪した。

さぶは笑顔になり、次の日に奉納祭の準備があるから手伝ってくれと言う。

翌日、大悟は3人で公民館へ。すると大悟の携帯に衛星電話の番号から電話がかかってきた。

電話の主は「最後に狩野に電話をかけたのは俺じゃない」と言い、明日指定の場所に来てほしいと地図を送ってくる。


大悟は翌日、指定された廃墟ホテルへ。

屋内に寺山京介という男がいた。

彼が面を取る。顔の左半分と鼻がなかった。村人の誰かに喰われたと言う。

エピソード4感想・考察

恵介たちが狩野の白骨死体を拝むと光が射します。映像も超綺麗ですげえ名シーンです。

吉岡里帆さんのセクシーな濡れ場もありました(原作漫画と違ってブラジャーだったけど)。

そして今回は村人の狂気が堪能できて最高でした。

いい奴と見せかけて盗聴器を仕掛けるおっさん・さぶ…。ク○ジジ○です(笑)。

ちょっと刃向かうとすぐに村八分にされます。大悟が商店街を通ったときにカーテンを閉められるシーンに背筋がゾクッとしました。

感想を語る犬
田舎の村のイヤ〜な部分が5倍濃縮された供花村の雰囲気…強烈すぎますね!

柱に“ニゲロ”と書いたのは狩野治ではなく妻だったんですね。

精神病棟で「ニゲロ!」と暴れているシーンが怖すぎでした。

そして顔面が半壊した寺山京介登場!本当に怖いのは後藤家でなく村人たちなのか…。面白くなってきました!

5話「視線」ネタバレ『ガンニバル』

寺山京介は18年前の奉納祭で顔面を喰われ、母に助けられたこと。母と一緒に供花村から離れた場所に住んでいたが、母は最近亡くなったこと。自分には戸籍がないこと。母は供花村のことを何も話さなかったことを大悟に伝えて、去っていった。

大悟は村の神を祭る来乃神神社の跡取り・宗近に紹介される。宗近は「この村は排他的だから逃げたほうがいい」と大悟に言った。農地に適さず飢餓が多かった供花村では、昔は奉納祭で子供を生贄にしていたらしい。

京介から携帯にメッセージがあり、大悟は村の飲み会を抜け出して街のモーテルへ向かう。

待ち合わせの部屋にいたのは宇多田学。彼はクロニクルというオカルトサイトの運営者で、京介にカニバリズム(食人)についての記事を書いてもらったことで親交を深め、供花村に興味を持ち狩野に協力していたという。

しかし狩野に最後に電話をかけたのは宇多田ではないらしい。

宇多田は村に他にも狩野の協力者がいることと、村の死産率が高すぎるので、死産ということにして戸籍のない喰われるための子供が飼われているのではないかという仮説を大悟に話した。


飲み会ではさぶの娘・加奈子がましろに抱きつき、尋常じゃない様子だった。

さぶは、加奈子が3年前に死産を経験して少しおかしくなってしまったと話す。

有希は加奈子の服の下にアザがあるのを見つけ、戻ってきた大悟に相談した。

翌日、大悟はDVの捜査のためにさぶの家へ。しかしさぶは玄関のドアを開けようとしない。大悟は窓際にいた加奈子に子供の失踪についていつでも相談に乗ると言った。

大悟は宗近に加奈子の死産のことを相談。

宗近は、村唯一の産婆だった銀が子供を連れて行ったと騒ぐ女性が数名いたと話した。

夜の雨の中、加奈子が駐在所にやってくる。

後藤家

恵介はある神聖な場所に肉を供えた。

恵介ら後藤家の人々は銀の仏壇の前で奉納祭の成功と後藤家の繁栄を誓う。

岩男は神聖な場所で肉を食べる“あの人”を眺めていた

エピソード5感想・ドラマオリジナル要素の考察

ガラスの汚れ越しに対面する大悟と京介の絵面が最高にクールでした。

京介の母とは原作漫画と同じく藍(あい)のことでしょうか。

とにかく母と呼ばれる人物がすでに死んでいるのは原作漫画との大きな違いで、今後の展開が大きく異なる可能性が出てきました。

さらに恵介が肉を供えていた洞窟にある神聖な場所も原作には出てきません

“あの人”がいるので原作漫画の地下牢のような場所だと思いますが、地下牢に陽の光が当たる岩棚はありません。ここもドラマオリジナル要素ですね。

あとはさぶの家の瓦屋根の綺麗なこと。おそろしい供花村ですが日本の伝統文化がヴィジュアルで堪能できます。

6話「予感」ネタバレ『ガンニバル』

大悟は車のなかで加奈子から、彼女が3年前に産婆の銀に子供を取り上げられたとき、手が動いているのに死んでいることにされ、銀は笑っていたと聞かされた。

家に帰るとさぶたちが加奈子を勝手に連れ出したと怒りをあらわにしている。大悟はつかみかかってきた仁をぶん投げて首をしめた。

仁は後藤家へ行き、恵介や岩男に大悟を殺してしまえばいいと話す。

翌日、大悟は恵介に誘われて猟へ。恵介が後藤家のことをかぎまわっとるのか?と聞いてきた。

大悟は調べてたら何なんだ?と強気で言葉を返す。恵介はとつぜん銃を構え、仔鹿を仕留めた。

家に帰るとましろがおらず、有希が慌てていた。さぶや邦寿たちもましろを探す。

ましろは相原友樹という少年と川でホタルを見て遊んでいた。友樹の母・美千代が有希に連れだしてごめんと謝る。


大悟は医者の中村と会い、以前に狩野が病気の後藤銀を連れてきて、そのときの症状がクールー病(パプアニューギニアで食人の習慣があったフォレ族の間で広まった病気)に似ていたと話す。

歩けなくなり、理性がなくなって狂ったように笑うことから、村では狂い病(くるいやまい)と呼ばれているらしい。

そのあとから狩野は村人たちに村八分にされたという。

中村はさらに、1951年に6歳の戸籍のない少年が同じ症状で来院したカルテが残っていると話した。

大悟は、その少年が狂い病を克服して現在75歳くらいの“あの人”だと確信する。

奉納祭をあさってに控え、村では供花と呼ばれる大きなわら人形の試し焚きと踊りの最後の練習が行われ盛り上がった。


恵介は地下牢に洋介を案内し、奉納祭で生け贄にされる子供たちを見せ、世話をさせる

洋介は子供たちが人間にしか見えず、葛藤していた。

恵介はすみれから「あなたとの子供を妊娠した」と連絡を受け、動揺して電話を切った。

恵介が後藤家の当主になる就任式があり、全員が集まって写真を撮る。

恵介は銀が「後藤家以外は人間でなく肉片だ」と言っていたことを思い出していた。


大悟は有希とましろを村から逃がすことにした。車にGPSが付けられているのを見つける。

車を走らせていると、後ろから後藤完がつけてくる。大悟は車を飛ばし、完の車は対向車を避けようとして横転した。

大悟は街まで車を走らせ、警察の先輩・山伏剛に有希とましろを守ってほしいと頼んだ。

有希は一緒にいてほしいと言うが、大悟は加奈子の子どもたちが監禁されているなら助けてあげたいと言って村へ戻った。

大悟は村に戻り後藤家を監視。しかし岩男に見つかる。

大悟は岩男を投げようとするがびくともしない。大悟はボコボコにされながら笑い、岩男の顔に血を吐いた。大悟は気絶する

エピソード6の感想・考察

柳楽優弥さんが血だらけで笑うシーンは狂気そのものでしたね。やばい村とやばい警官の対決です。

恵介とすみれの関係も判明します。これは原作漫画でも驚きの事実でした。

あとは村の祭の雰囲気が太鼓と笛の音楽で漫画より格段にそれっぽくて見応えがありました。これぞフォークホラー!大きな人形を燃やすのは映画『ウィッカーマン』っぽいですね。

狩野が村人にいじめられるようになったのは、病気の銀を何とかしようとしたからだと判明。

後藤家だけでなく、村人も狂い病について知られたくないようです

ということは村人も人を食っているということになります。結局、みんな怪しい!

恵介が仔鹿を仕留めたのはましろが危険だと暗に伝えているような素晴らしい表現でした。(ちなみに原作漫画だとイノシシの子供でした。)

シーズン1最終回7話「約束」ネタバレ『ガンニバル』

大悟が目覚めると椅子に縛られており、恵介ら後藤家の人間に囲まれていた。

大悟は「子供を食う儀式をすべて銀のせいにすればおまえらは減刑できる」と言った。直矢が大悟を殴る。

大悟は石で拘束をとき、直矢を盾にして彼の首に鎌を向ける。

そのとき、村長・清が警察署長を連れてやってきた。

署長が間に入り、その場のいざこざはいったんおさまった。


署長は大悟を警察署の屋上に出る階段の踊り場に集まる県警刑事、金丸、千堂らに紹介する。

狩野の指に唾液がふちゃくしていたことで、警察も秘密裏に捜査を進めていたのだ。

後藤家を張り込んでいた宇多田は岩男を追って、子供たちが監禁されている地下牢を見つけていた

宇多田から大悟に位置情報が送られてくる。

署長は祭り当日、つまり明日の朝に踏み込もうという。

しかし後藤家の人間はみんな猟銃を持っているため、作戦には機動隊(SIT)の出動が必要だった。

大悟は機動隊を動かす証拠を得るために寺山京介に電話。

京介は自分を助けてくれた後藤藍がまだ生きていることを明かす。大悟は後藤藍の証言が欲しいと言った。

京介は藍に後藤家のことを話して欲しいというが、藍は顔を青ざめさせて拒絶した。

後藤藍の回想

十数年前。藍は銀から息子の恵介と洋介に関わるなと言われる。

今後どうやって生きていけばいいかとたずねると、銀から死ねばいいと言われた。

祭りの儀式の最中、藍は“あの人”に顔面を食われている男の子を助けて抱き上げ、走って逃げる

しかしつかまって銀に銃を向けられた。

恵介が自分に銃を向け「母を殺したら俺も死ぬ。母が外で秘密をバラしたら俺は死んでやる」と言う。

藍が外へ出ることを許された。

現在

大悟は再度京介に電話をかけるが繋がらない。

大悟は有希に電話。有希はあんたならやり遂げて帰ってくると言う。

大悟は1人で供花村へ向かった。金丸刑事がそれを見ている。

有希とましろを保護するためにホテルに千堂と山下刑事がやってきた。

山下は「自分は後藤です」と言って銃を発砲。だれかの血が流れる


岩男たちは裏切り者を見つけるのに必死だった。

岩男は洋介を疑い、地下牢に閉じ込める。

後藤家の人間は怪しい身内を痛めつけた。岩尾がその男の耳を食いちぎって大きな石で撲殺する。


大悟は単身で供花村の後藤家の地下牢へ向かった。

子供たちは移動させられておりもう地下牢にはいなかったが、子供のものと思われる髪の毛があった。

地下牢にひそんでいた“あの人”が大悟めがけて鎌を振りおろす

エンドクレジット後

奉納祭が始まり、大悟は縛り付けられていた。

岩に女の子(ましろ?)が縛り付けられ“あの人”に喰われている。

恵介が大悟に人肉を差し出した。

『ガンニバル』シーズン1最終回終わり

ドラマ『ガンニバル』シーズン1最終回の感想,シーズン2は?

シネマグ
シーズン1の最終回はめちゃくちゃいいところで終わりましたね!

後藤家と大悟ら警察の争いが激しくなりそうなところでシーズン1は終わり。

原作コミックでいうと6巻あたりで、漫画の内容の半分くらい

最終回の第7話に関しては、大悟が地下牢で遭遇したのが“あの人”だった点が大きく異なります。(漫画では恵介が地下牢にいました。)

あとは山下刑事がホテルで発砲するシーンもコミックと違いました。このあとどうなるのかすげえ気になります!

過去の奉納祭のシーンも映像だと地下空間で覆面をかぶった後藤家が集団で変な歌をうたっており、すごい迫力がありました。

ちょくちょく展開や演出が違っていて、ドラマも見応え抜群です。

シーズン2も超楽しみですが、2023/02/02時点でまだシーズン2の情報がないのが怖いですね。

シーズン2がシーズン1と同時に制作されているのか、これから撮影なのかも不明。

このクオリティなら絶対にシーズン2は制作・配信されるべきです。

しかし日本ではディズニープラス自体があまり広まってないのでどうなることやら心配…。

感想を語る犬
シーズン1で打ち切り!とかは絶対やめてください。お願いします。お願いしまっす!

↓漫画『ガンニバル』の全13巻のあらすじとラスト結末まとめはコチラ↓

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漫画 ガンニバル 完結13巻

ガンニバル原作漫画の最終回ネタバレ

原作コミックはかなり人物同士の相関関係や過去の因縁が複雑になっていきます。

要約すると↓

  1. 現在の後藤家は、後藤家の血筋でなく性的虐待をされていた銀と、流れ着いた食人族が70年前に後藤家を滅ぼして作ったもの
  2. “あの人=白銀”は銀の息子で、恵介は白銀の息子
  3. 恵介は大悟に協力し、後藤家の風習を終わらせるために白銀を撃ち殺す
  4. 食人族の息子である岩男が暴走。大悟が食い止める。岩男は撃たれて死亡
  5. 村人が後藤家のほとんどを殺戮し、事件終了
  6. 後藤家だけでなく村全体に食人の風習が広がっていた

その他の細かい点では↓

  • 恵介の実母・藍は逃亡しており、恵介は藍のために後藤家を裏切れなかった
  • 藍が救った子供が京介
  • 白銀による子供の食人の儀式は、銀が村人たちを支配するために作った風習
  • 恵介とすみれは恋愛関係にあり、子供ができた

まあかなり複雑なので実際に漫画を読んだほうが楽しめると思います。

最後のまとめ

ディズニープラスオリジナルドラマ『ガンニバル』はハイクオリティかつスタイリッシュで完成度の高いドラマ。

柳楽優弥の演技、生々しいグロテスクな表現、フォークホラーの雰囲気とどれをとっても一級品でした!

世界でヒットすることを願っています!

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ガンニバル』レビュー終わり!

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