Netflix実写『シティーハンター』鈴木亮平×ネトフリで名作が現代によみがえりました。
なんと日本で初の実写化ということで期待はふくらみます!
あらすじ
ネタバレなしの感想
視聴後の正直な感想・酷評(ネタバレあり)
原作の魅力をカットしたコスプレ作品
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Netflix実写映画『シティーハンター』作品情報
制作国:日本
上映時間:1時間44分
英題:『CITY HUNTER』
ジャンル:アクション、ハードボイルド、コメディ
年齢制限:16歳以上
監督:佐藤祐市
脚本:三嶋龍朗
原作:北条司「シティーハンター」
主題歌:TM NETWORK「Get Wild Continual」
Netflix実写『シティーハンター』キャスト
冴羽獠|cast 鈴木亮平
槇村香|cast 森田望智(『全裸監督』シリーズ)
槇村秀幸|cast 安藤政信(実写『金魚妻』、実写『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』)
野上冴子|cast 木村文乃( 実写『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』)
くるみ(ミルク)|cast 華村あすか
伊東昭孝|cast 杉本哲太(『ヴィレッジ』『マッチング』、アマプラ『エンジェルフライト』)
瀬田月乃|cast 水崎綾女(『今際の国のアリスシーズン1』)
今野國雄|cast 迫田孝也(『真犯人フラグ』『マイファミリー』『ノイズ』)
阿久津|cast 橋爪功(実写ドラマ『沈黙の艦隊』)
実写『シティーハンター』あらすじ,Netflix
表の顔はもっこり男、裏の顔はシティーハンターの冴羽獠。
パートナーの槇村秀幸(安藤政信)が、人間の肉体を強化するエンジェルダストを注射した男性に殺害されてしまう。
槇村の妹・香は獠に事件の真相を調べるように依頼。
獠と香はエンジェルダストと関わりのあるコスプレイヤーのくるみ(華村あすか)を探すが…。
実写『シティーハンター』ネタバレなし感想
キャストはいいですが、これがシティーハンターか?と言われれば微妙。
鈴木亮平さんの冴羽獠っぷりはすばらしく、もっこりダンスもなかなか良かったです。
映画としてのクオリティ、ストーリーやアクションも高いとはいえません。
正直、おすすめはできないです。
しかしなぜかFilmarksでは5点中4.4の高評価。正気か日本?それともサクラがたくさんいるの?
エンディングでTM NETWORKの「Get Wild Continual」というアニメ主題歌のセルフカバーが流れるのですが、これも微妙でした。
おすすめ度 | 30% |
世界観 | 80点 |
ストーリー | 20点 |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.9(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 60% 一般の視聴者 83% |
※以下、Netflixの実写『シティーハンター』のストーリーネタバレありなので注意してください!
Netflix実写『シティーハンター』ネタバレ感想・酷評
魂が抜けた駄作
正直な感想がウリのブログなので、正直に熱く語りますね。
配役はすばらしいし、キャストの皆さんは頑張っていると思います。
ただ、シティーハンターの肝(かなめ)である人間ドラマがめちゃくちゃ薄っぺらいです。
シティーハンターの原作漫画はハードボイルドな人間ドラマや恋愛がめちゃくちゃカッコいいんですけど、本作からはそれらが抜け落ちていました。
また冴羽獠の裏の顔や哀愁の描きかたが浅く、スケ◯で強いだけのおじさんになっていました。ギャップ萌えがないのです。
ネットでは「原作愛がすごい!」とか「シティーハンター愛がすごい!」っていう感想コメントが多いですが、その人たちは本当に原作読んだことあるのでしょうか?
ノリで言っているだけの気がします。
鈴木亮平の冴羽リョウはいいですが、悪くいえば、中身のないコスプレ映画です。(ヒロインがコスプレイヤーなのも皮肉ですね。)
フランス版の『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』(2018年)ほうが原作愛が強くてよかったと思います。
フランス版はコメディ全振りながら原作の雰囲気をよく理解しているなあと感心しましたが、日本版は原作の空気感を再現できていません(再現しようとしてないのかな)。
ストーリーが超つまらん…
エンジェルダストの謎を追いかけるというより、コスプレイヤーを探し、コスプレイベントで闘うのがメイン。
めちゃくちゃつまらないストーリーに脱帽です。
アマプラの実写『次元大介』もつまんなかったけど、それに肩を並べるつまらなさ。
そして尺が足りないせいもあってか、槇村秀幸や香のキャラクターに深みがゼロです。
香との恋愛要素もなし。
くわえてコスプレイヤー・くるみが獠を好きになるなどの恋愛もなし。
木村文乃演じる冴子のスカートも長い…。ちょっとは脚を見せてくれよ!
お色気はどうでもいいキャラ・脇役に任せているのもイタイですね。だったらシティーハンター実写化すんなよ。
アクションも微妙
アクションで良かったのは獠が最後に黒幕の迫田孝也をガラス越しに撃つシーンくらいでしょうか。
それ以外の銃撃戦や格闘は退屈でした。
基本的にカットを割りすぎていて、臨場感やスリルが抜け落ちています。
一連の流れで見せてくれるのではなく、決めの部分だけをテンポよくつないでいた印象。
派手なことやろうとしてぜんぜんリアリティがない感じです。
そういう意味ではジャッキー・チェンの香港版『シティーハンター』(1993)のほうがまだ楽しめたかな。
ネトフリは安易に実写化すんな
ネットフリックスは、話題性があるからと有名漫画を実写化するのはもうやめてほしいです。
ストーリー性がなくてうわべだけなのは、ネトフリのせいでもある気がします。
ネトフリは『幽遊白書』も実写化していましたが、そちらもストーリーはク◯でした。
『ワンピース』もダイジェスト版みたいで微妙でした。
今回の実写版は、ビジュアルだけ真似して中身はぜんぜんシティーハンターではありません。
有名店のケーキと見た目は一緒だけど、味はぜんぜん違う。ネトフリの実写版はこれに近いと思います。本当にそれでいいの?
それで面白いならまだしも、ストーリーもつまらない。アクションも微妙。
一体だれに向けて作ったのでしょうか?
ただ話題性で会員数を増やしたいだけでは?
原作が好きだっただけにショックも倍増でした…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。レビュー終わり!
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